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ギルド
第175話 宿に戻りますが・・・・
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2人して落ち着いて過ごし、そろそろ寝ようと思ったのですが、そうだ!宿を取っていたのをすっかり忘れていた!
あ、でも僕だけだし。
「デルクどうした?」
セシルが僕の慌て様に聞いてきます。
「その、宿を取っていたのを忘れていたんだ。」
「そうか、仕方ない。それならば私は修道院へ戻ればいいのか?」
うわ、どうしよう。
セシルと2人きりって別にレイナウトとロースが来るまでは当たり前だったから今更だけど、だけど鎧を外したセシルと2人っきり・・・・意識してしまう。
セシルはきっと僕の事を仲間と思っているから大丈夫だとは思うけれど、僕の方が大丈夫じゃない。
「一度宿へ行こうかな。もしかしたらセシルの分も空きがあるかもしれない。」
「よくわからないけどわかった。」
ここで泊っていけばいいのだけど、何故か駄目な気がして・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「お!デルクじゃないか。前金で貰っているからな。で、そっちの女性も泊まるのかい?」
宿のおやっさんが出迎えてくれたんだけど、部屋って空いているのかな?
「おやっさん、セシルの分も部屋があればお願いしたいんだけど。」
すると奥からおやっさんの奥さんが。
「あらデルク大活躍だったんだってね!あら_そちらのお嬢さんがデルクの恋人さん?噂になっているわよ?」
え?噂?何がどうして噂が?
「私が恋人・・・・」
また固まってしまいました。
ごめんね。不快にさせたよね。
「デルクがこの女性と泊まりたいんだと。」
「まあそういう事ならいい部屋が空いているよ!街を救ってくれた英雄様だし、追加料金はいらないよ!」
え?いいのかな?セシルの分まで。
「じゃあお言葉に甘えて。」
「じゃあ今までの部屋は・・・・荷物置いているか?」
「いえ、置いてないです。」
「よし、じゃあ今から案内してやっから、2人共ついてきな!」
そう言われ大人しくついていきます。
そして案内された部屋が・・・・今まで無縁だったので、一度も入った事の無いお部屋。
「この宿で一番の部屋さ!」
普通の宿と思っていたのですが、最上階の部屋は豪華でした。
「まあ楽しんでな!」
そう言っておやっさんは引き返します。
そして残された僕とセシル。
あれ?もしかして勘違いしていない?別々に泊まろうと思ったのですが・・・・どうしよう?
「せ、折角だし入ろう。」
セシルは鍵を受け取り奥へ入っていきます。
色んな意味で豪華なのですが、ここで困った問題が。
「で・・・・デルク・大きなベッドがある・・・・しかも1つだけ。」
4人ぐらいで寝られそうなほど巨大なベッドが存在感抜群なんです。
そして・・・・この部屋にはベッドが1つしかありません。
つまり僕は床に寝るという事ですね。
僕が床で寝ようとするとセシルが大慌てで止めに入ります。
「折角なんだから、一緒に寝ればいい。」
ダンジョンでもベッドは別だったんです。
それが広いとはいえ同じベッド・・・・いやいや駄目でしょ?
「デルク、眠い。」
セシルは僕の手を取り、ベッドへ誘導してきます。
あ、理性が・・・・でも我慢!
「うん、寝よう・・・・」
僕はベッドの端で寝ようと思いましたが、セシルがすぐ傍に居ます。
「デルク・・・・好き・・・・」
僕は固まりました。
どうしたら?
僕は意を決してセシルに向き合うと・・・・
彼女は寝ていました。
そうだよね。僕の勘違いだよね。
僕は心臓が破裂しそうなのを何とか落ち着かせ・・・・気が付けば朝でした。
あ、でも僕だけだし。
「デルクどうした?」
セシルが僕の慌て様に聞いてきます。
「その、宿を取っていたのを忘れていたんだ。」
「そうか、仕方ない。それならば私は修道院へ戻ればいいのか?」
うわ、どうしよう。
セシルと2人きりって別にレイナウトとロースが来るまでは当たり前だったから今更だけど、だけど鎧を外したセシルと2人っきり・・・・意識してしまう。
セシルはきっと僕の事を仲間と思っているから大丈夫だとは思うけれど、僕の方が大丈夫じゃない。
「一度宿へ行こうかな。もしかしたらセシルの分も空きがあるかもしれない。」
「よくわからないけどわかった。」
ここで泊っていけばいいのだけど、何故か駄目な気がして・・・・
・・・・
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「お!デルクじゃないか。前金で貰っているからな。で、そっちの女性も泊まるのかい?」
宿のおやっさんが出迎えてくれたんだけど、部屋って空いているのかな?
「おやっさん、セシルの分も部屋があればお願いしたいんだけど。」
すると奥からおやっさんの奥さんが。
「あらデルク大活躍だったんだってね!あら_そちらのお嬢さんがデルクの恋人さん?噂になっているわよ?」
え?噂?何がどうして噂が?
「私が恋人・・・・」
また固まってしまいました。
ごめんね。不快にさせたよね。
「デルクがこの女性と泊まりたいんだと。」
「まあそういう事ならいい部屋が空いているよ!街を救ってくれた英雄様だし、追加料金はいらないよ!」
え?いいのかな?セシルの分まで。
「じゃあお言葉に甘えて。」
「じゃあ今までの部屋は・・・・荷物置いているか?」
「いえ、置いてないです。」
「よし、じゃあ今から案内してやっから、2人共ついてきな!」
そう言われ大人しくついていきます。
そして案内された部屋が・・・・今まで無縁だったので、一度も入った事の無いお部屋。
「この宿で一番の部屋さ!」
普通の宿と思っていたのですが、最上階の部屋は豪華でした。
「まあ楽しんでな!」
そう言っておやっさんは引き返します。
そして残された僕とセシル。
あれ?もしかして勘違いしていない?別々に泊まろうと思ったのですが・・・・どうしよう?
「せ、折角だし入ろう。」
セシルは鍵を受け取り奥へ入っていきます。
色んな意味で豪華なのですが、ここで困った問題が。
「で・・・・デルク・大きなベッドがある・・・・しかも1つだけ。」
4人ぐらいで寝られそうなほど巨大なベッドが存在感抜群なんです。
そして・・・・この部屋にはベッドが1つしかありません。
つまり僕は床に寝るという事ですね。
僕が床で寝ようとするとセシルが大慌てで止めに入ります。
「折角なんだから、一緒に寝ればいい。」
ダンジョンでもベッドは別だったんです。
それが広いとはいえ同じベッド・・・・いやいや駄目でしょ?
「デルク、眠い。」
セシルは僕の手を取り、ベッドへ誘導してきます。
あ、理性が・・・・でも我慢!
「うん、寝よう・・・・」
僕はベッドの端で寝ようと思いましたが、セシルがすぐ傍に居ます。
「デルク・・・・好き・・・・」
僕は固まりました。
どうしたら?
僕は意を決してセシルに向き合うと・・・・
彼女は寝ていました。
そうだよね。僕の勘違いだよね。
僕は心臓が破裂しそうなのを何とか落ち着かせ・・・・気が付けば朝でした。
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