194 / 300
トゥーニス
第194話 ダンジョンの役割
しおりを挟む
デルタさんからの報告があり、どうやらダンジョンの修復が終わったようですが・・・・つまり大穴も塞がったわけで。
これ先にギルマス、つまりマウト女史に伝えた方が良かったのかな?
ダンジョン内で活動している冒険者が混乱しそう。
「あの、ダンジョン内に居た冒険者達は影響がなかったのでしょうか?」
心配なので確認します。
「それでしたらご安心下さい。誰も傷ついておりません。勿論死んでいません。修復前に全フロアへ警告を発しました。その後穴の周囲を発光させ、更に警告音を鳴らす事でダンジョン内に居た全ての冒険者は穴から離れました。」
よかった。まあ何かしらの異常があれば、そこから離れ様子を見るはずです。もし興味本位で近づいしまうようでは命がいくつあっても足りません。
「ありがとうございます。それにしてもあの大穴を全て塞いだのですか?」
「ダンジョン内の魔素を用いれば造作もない事です。」
1層から99層の穴全て塞いだとか、凄すぎです。
あの大穴をいとも簡単に修復してしまえるデルタさん。正確にはデルタさんではなくダンジョン内の修復装置。
しかしダンジョンって一体どういう存在なのでしょうか?
それはこの場に居た4人全員が感じた事のようで、真っ先にレイナウトがデルタさんに質問します。
「デルタさん、ダンジョンって何でしょう?そしてこのダンジョン、あのような大穴が開いていたにもかかわらず、それを1週間足らずで塞いでしまう修復装置という存在・・・・あなた方は何者なのですか?」
デルタさんは暫く僕達4人を見つめます。
「申し訳ありません、只今の質問はいくつか禁則事項に抵触いたしますので、全てをお答えするわけにはまいりません。しかしダンジョンの存在意義はお答えできます。ダンジョンは魔素の濃い場所にある、というのはご存知でしょうか?」
それは聞いた事があります。
「それは知っています。」
レイナウトが答えます。
ただ、これは誰もが知っている事柄なので、冒険者であれば誰でも答えられます。
「では何故上層よりも下層で活動する魔物の方が強さ、種族ともに強い個体が存在する理由もご存知ですね?」
魔物は、どういう訳か魔素の濃い場所を好みます。
そしてより強い個体は魔素の濃い場所に住む傾向にあります。
そしてこの世で最も強い魔物である【ドラゴン】は広大な縄張りを持ち、その中で最も魔素の濃い場所に住みます。
それと同じ理由でダンジョン内の魔物も、強い魔物は下層に存在しています。
一説によればその強力な強さ故に、魔素がないと生きていけない。そして己の身体を維持するにはより深い、つまり下層で活動する必要がある。
しかし下層に行けば行くほどより強力な魔物が陣取るわけで、結局魔物は己が活動できる限界まで上に向かわねばならず、これが魔物の住み分け、というのが過去の冒険者の活動と、識者による研究結果です。
レイナウトもデルタさんに僕の知っている事と同じ知識を学んでいるのか、ほぼそっくりそのまま答えます。
「よくご存じですね。概ねそれで合っておりますわ。では何故ダンジョンが魔素の濃い場所に存在しているかという事にも関わってくるのですが、ダンジョンの役目は魔素の変換装置でございます。」
うん?変換装置って言った?
変換って魔素を何かに変換するの?
これ先にギルマス、つまりマウト女史に伝えた方が良かったのかな?
ダンジョン内で活動している冒険者が混乱しそう。
「あの、ダンジョン内に居た冒険者達は影響がなかったのでしょうか?」
心配なので確認します。
「それでしたらご安心下さい。誰も傷ついておりません。勿論死んでいません。修復前に全フロアへ警告を発しました。その後穴の周囲を発光させ、更に警告音を鳴らす事でダンジョン内に居た全ての冒険者は穴から離れました。」
よかった。まあ何かしらの異常があれば、そこから離れ様子を見るはずです。もし興味本位で近づいしまうようでは命がいくつあっても足りません。
「ありがとうございます。それにしてもあの大穴を全て塞いだのですか?」
「ダンジョン内の魔素を用いれば造作もない事です。」
1層から99層の穴全て塞いだとか、凄すぎです。
あの大穴をいとも簡単に修復してしまえるデルタさん。正確にはデルタさんではなくダンジョン内の修復装置。
しかしダンジョンって一体どういう存在なのでしょうか?
それはこの場に居た4人全員が感じた事のようで、真っ先にレイナウトがデルタさんに質問します。
「デルタさん、ダンジョンって何でしょう?そしてこのダンジョン、あのような大穴が開いていたにもかかわらず、それを1週間足らずで塞いでしまう修復装置という存在・・・・あなた方は何者なのですか?」
デルタさんは暫く僕達4人を見つめます。
「申し訳ありません、只今の質問はいくつか禁則事項に抵触いたしますので、全てをお答えするわけにはまいりません。しかしダンジョンの存在意義はお答えできます。ダンジョンは魔素の濃い場所にある、というのはご存知でしょうか?」
それは聞いた事があります。
「それは知っています。」
レイナウトが答えます。
ただ、これは誰もが知っている事柄なので、冒険者であれば誰でも答えられます。
「では何故上層よりも下層で活動する魔物の方が強さ、種族ともに強い個体が存在する理由もご存知ですね?」
魔物は、どういう訳か魔素の濃い場所を好みます。
そしてより強い個体は魔素の濃い場所に住む傾向にあります。
そしてこの世で最も強い魔物である【ドラゴン】は広大な縄張りを持ち、その中で最も魔素の濃い場所に住みます。
それと同じ理由でダンジョン内の魔物も、強い魔物は下層に存在しています。
一説によればその強力な強さ故に、魔素がないと生きていけない。そして己の身体を維持するにはより深い、つまり下層で活動する必要がある。
しかし下層に行けば行くほどより強力な魔物が陣取るわけで、結局魔物は己が活動できる限界まで上に向かわねばならず、これが魔物の住み分け、というのが過去の冒険者の活動と、識者による研究結果です。
レイナウトもデルタさんに僕の知っている事と同じ知識を学んでいるのか、ほぼそっくりそのまま答えます。
「よくご存じですね。概ねそれで合っておりますわ。では何故ダンジョンが魔素の濃い場所に存在しているかという事にも関わってくるのですが、ダンジョンの役目は魔素の変換装置でございます。」
うん?変換装置って言った?
変換って魔素を何かに変換するの?
7
あなたにおすすめの小説
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
ダンジョン経営から始める魔王討伐のすゝめ 追放された転生ダンジョンマスターが影から行う人類救済
斑目 ごたく
ファンタジー
異世界でドッペルゲンガーとして転生した、しがないサラリーマン古木海(ふるき かい)は、意外な事に魔王軍の中で順調に出世していた。
しかし順調であった筈の彼の生活は、あっさりと崩壊してしまう。
中央の魔王軍から辺境のど田舎へと追放されてしまった彼は、しかしそこで自らの天職とも言える立場を手に入れる。
ダンジョンマスターとしてダンジョンを運営し、こっそりと冒険者を強化することで人類を滅びの危機から救いたい彼は、恐ろしい部下達の目を盗みながら彼らの味方をしていく。
しかしそれらの行動は何故かいつも思いも寄らぬ方向へと転がっていき、その度に彼らは周りからの評価を高めていってしまう。
これは戦闘能力が皆無の主人公が、強大な力を秘める部下と恐ろしい上司の板ばさみに苦しめられながら、影から人類を救済していく物語。
毎週水・土 20:10更新です。
この作品は「小説家になろう」様にも投降されています。
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
勝手にダンジョンを創られ魔法のある生活が始まりました
久遠 れんり
ファンタジー
別の世界からの侵略を機に地球にばらまかれた魔素、元々なかった魔素の影響を受け徐々に人間は進化をする。
魔法が使えるようになった人類。
侵略者の想像を超え人類は魔改造されていく。
カクヨム公開中。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる