223 / 300
王都
第223話 遊び人部隊
しおりを挟む
「ではもう1つ。そこのデルタ嬢だが、其方ら4人は何度か接触しているのであろう。あの姿、何かを感じぬか?」
僕はレイナウトと顔を見合わせます。
ロースとセシルもはて?と言った表情。
さっき陛下がやらかしたお尻の事があるので何とも。
「先程の事を思っておるのであろうが、あれは考えあっての事じゃ。特にそこの精霊使い、其方とデルク、2人は特に感じなかったか?」
「へ?わ、私?」
自分に話が振られる事はないと思っていたのか、慌てるロース。
「へ、陛下、その、失礼ですが精霊と何か関わりが?」
「デルクも感じなかったか?」
「申し訳ありません。分かりません。」
何だろう。
「その方らはダンジョンで2年以上レベリングをしておったとは聞いたが、いかんせん人生の経験が不足しておるようだ。デルタ嬢が身に纏うあの衣類、魔素を組み込んでいると言っておったがそれだけではない。精霊の関わりが見える。」
え?どういう事?それに今まで全く興味が無かったので調べもしていません。
「よくおわかりですね。魔素を織り込むのに精霊の力を借りています。」
デルタさんが驚きの事実を。
「やはりそうか。流石に素材そのものはさっぱりだが、これで1つの道筋ができたというもの。ふむ。」
ただのスケベ親父じゃなかったんだ。
陛下はデルタさんのお尻を触りながら調べていたんだ。
そう思わず納得しようとしたら王妃様が、
「あれは単なるこの人の性癖ですから。お尻フェチなのですよ。」
「おい!折角いい感じで国王としての尊厳をだな・・・・」
駄目親父でした。
「おっほん!その話はもう終わりだ。それでは本題に入ろう。我が国は教会と全面的に争う事となった訳だが、デルクのパーティメンバーはそれぞれ皆教会によって追放された、と言うのであっておるのか?」
どうなんだろう?
確かレイナウトはロースを助けるために自ら大穴に落ちたんだったと思うんだけど。
だけど見習い中はレイナウトもロース同様レベルが上がるのが遅いと邪険に扱われていたんだっけ。
「陛下、私はレイナウトと申します。そしてこちらの精霊使いはロース。見習い中私とロースは同じパーティーで見習いとして活動をしてまいりましたが、お互い精霊使いと魔法剣士。上位職故のレベルの上がりにくさが仇となり、パーティーの先輩に疎まれておりました。そして教会の指示の下、ロースは大穴に落とされたのです。私はその時ロースを追いかけロースの後を追うように大穴へ飛び込みました。当時教会は冒険者ギルドに絶大な影響力を持っていて、同じパーティーメンバーは早く20層以降に潜りたい、しかし私達のレベルが足を引っ張ってた状態で、そんな折教会から助言があったそうです。私はその後警戒していましたが、残念ながら実力行使に出られてしまいました。なので教会は私にとっては敵です。」
「そうか、それを聞いて安心した。今遊び人を中心とした部隊が出来ていてな。特に遊び人だけで編成された部隊は通称【遊び人部隊】と呼ばれ、絶大な効果を発揮しておるのだ。だが其の方らに比べれば数段劣る。どうだろう、其の方らでレベリングをしてはくれぬか?」
え?レベリング?まさかと思うけれどダンジョンで?
あ、珍しくセシルが挙手をしている。
「私はセシル。私とデルクは生きてダンジョンを脱出する為レベリングをした。それだけの覚悟があるのだろうか?」
セシルがそんな事を言うとは。
「・・・・ある!では会ってもらおうか。連れてまいれ。」
陛下が断言したけれど、どうなのかな?そしてすぐに誰かがやってきましたが、ざっと数えただけで20人程がこちらに来るのがわかります。
教会の勢力と争ったにしては少ない?
「この場にいるのはこれだけだ。」
僕は愕然としました。
もっと人数が多いと思っていたのに、これだけ。
そして生き残ったのはこれだけだ、と言う意味。
今後教会の勢力と衝突する機会も多いと思うのですが、成程これでは厳しいと言わざるを得なさそう。
「少ないと思うか?実際は100人いる。今は各地に散っているが。どうだろう、まずはこの20名を鍛えてはくれぬかのう?」
あ、違ったようです。一寸安心。
「少しメンバーと相談をさせて下さい。」
レベリングするにしてもそれなりに時間が掛かりますし。
「何を相談するのか知らぬが、これは其方らの為でもあるのだ。」
「どういう事でしょう?」
「・・・・それを含めてだ。余が今言うた意味が分かるようになれば其の方もっと・・・・いや言うまい。」
よくわかりません。
僕はレイナウトと顔を見合わせます。
ロースとセシルもはて?と言った表情。
さっき陛下がやらかしたお尻の事があるので何とも。
「先程の事を思っておるのであろうが、あれは考えあっての事じゃ。特にそこの精霊使い、其方とデルク、2人は特に感じなかったか?」
「へ?わ、私?」
自分に話が振られる事はないと思っていたのか、慌てるロース。
「へ、陛下、その、失礼ですが精霊と何か関わりが?」
「デルクも感じなかったか?」
「申し訳ありません。分かりません。」
何だろう。
「その方らはダンジョンで2年以上レベリングをしておったとは聞いたが、いかんせん人生の経験が不足しておるようだ。デルタ嬢が身に纏うあの衣類、魔素を組み込んでいると言っておったがそれだけではない。精霊の関わりが見える。」
え?どういう事?それに今まで全く興味が無かったので調べもしていません。
「よくおわかりですね。魔素を織り込むのに精霊の力を借りています。」
デルタさんが驚きの事実を。
「やはりそうか。流石に素材そのものはさっぱりだが、これで1つの道筋ができたというもの。ふむ。」
ただのスケベ親父じゃなかったんだ。
陛下はデルタさんのお尻を触りながら調べていたんだ。
そう思わず納得しようとしたら王妃様が、
「あれは単なるこの人の性癖ですから。お尻フェチなのですよ。」
「おい!折角いい感じで国王としての尊厳をだな・・・・」
駄目親父でした。
「おっほん!その話はもう終わりだ。それでは本題に入ろう。我が国は教会と全面的に争う事となった訳だが、デルクのパーティメンバーはそれぞれ皆教会によって追放された、と言うのであっておるのか?」
どうなんだろう?
確かレイナウトはロースを助けるために自ら大穴に落ちたんだったと思うんだけど。
だけど見習い中はレイナウトもロース同様レベルが上がるのが遅いと邪険に扱われていたんだっけ。
「陛下、私はレイナウトと申します。そしてこちらの精霊使いはロース。見習い中私とロースは同じパーティーで見習いとして活動をしてまいりましたが、お互い精霊使いと魔法剣士。上位職故のレベルの上がりにくさが仇となり、パーティーの先輩に疎まれておりました。そして教会の指示の下、ロースは大穴に落とされたのです。私はその時ロースを追いかけロースの後を追うように大穴へ飛び込みました。当時教会は冒険者ギルドに絶大な影響力を持っていて、同じパーティーメンバーは早く20層以降に潜りたい、しかし私達のレベルが足を引っ張ってた状態で、そんな折教会から助言があったそうです。私はその後警戒していましたが、残念ながら実力行使に出られてしまいました。なので教会は私にとっては敵です。」
「そうか、それを聞いて安心した。今遊び人を中心とした部隊が出来ていてな。特に遊び人だけで編成された部隊は通称【遊び人部隊】と呼ばれ、絶大な効果を発揮しておるのだ。だが其の方らに比べれば数段劣る。どうだろう、其の方らでレベリングをしてはくれぬか?」
え?レベリング?まさかと思うけれどダンジョンで?
あ、珍しくセシルが挙手をしている。
「私はセシル。私とデルクは生きてダンジョンを脱出する為レベリングをした。それだけの覚悟があるのだろうか?」
セシルがそんな事を言うとは。
「・・・・ある!では会ってもらおうか。連れてまいれ。」
陛下が断言したけれど、どうなのかな?そしてすぐに誰かがやってきましたが、ざっと数えただけで20人程がこちらに来るのがわかります。
教会の勢力と争ったにしては少ない?
「この場にいるのはこれだけだ。」
僕は愕然としました。
もっと人数が多いと思っていたのに、これだけ。
そして生き残ったのはこれだけだ、と言う意味。
今後教会の勢力と衝突する機会も多いと思うのですが、成程これでは厳しいと言わざるを得なさそう。
「少ないと思うか?実際は100人いる。今は各地に散っているが。どうだろう、まずはこの20名を鍛えてはくれぬかのう?」
あ、違ったようです。一寸安心。
「少しメンバーと相談をさせて下さい。」
レベリングするにしてもそれなりに時間が掛かりますし。
「何を相談するのか知らぬが、これは其方らの為でもあるのだ。」
「どういう事でしょう?」
「・・・・それを含めてだ。余が今言うた意味が分かるようになれば其の方もっと・・・・いや言うまい。」
よくわかりません。
9
あなたにおすすめの小説
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。
勝手にダンジョンを創られ魔法のある生活が始まりました
久遠 れんり
ファンタジー
別の世界からの侵略を機に地球にばらまかれた魔素、元々なかった魔素の影響を受け徐々に人間は進化をする。
魔法が使えるようになった人類。
侵略者の想像を超え人類は魔改造されていく。
カクヨム公開中。
追放された最弱ハンター、最強を目指して本気出す〜実は【伝説の魔獣王】と魔法で【融合】してるので無双はじめたら、元仲間が落ちぶれていきました〜
里海慧
ファンタジー
「カイト、お前さぁ、もういらないわ」
魔力がほぼない最低ランクの最弱ハンターと罵られ、パーティーから追放されてしまったカイト。
実は、唯一使えた魔法で伝説の魔獣王リュカオンと融合していた。カイトの実力はSSSランクだったが、魔獣王と融合してると言っても信じてもらえなくて、サポートに徹していたのだ。
追放の際のあまりにもひどい仕打ちに吹っ切れたカイトは、これからは誰にも何も奪われないように、最強のハンターになると決意する。
魔獣を討伐しまくり、様々な人たちから認められていくカイト。
途中で追放されたり、裏切られたり、そんな同じ境遇の者が仲間になって、ハンターライフをより満喫していた。
一方、カイトを追放したミリオンたちは、Sランクパーティーの座からあっという間に転げ落ちていき、最後には盛大に自滅してゆくのだった。
※ヒロインの登場は遅めです。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる