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デルク
第292話 求婚 その2
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デルクSideに戻ります
どうしてこうなった?
思わずそう叫びたくなるこの状況。
絶対陛下と思われるけれど、見た目も気配も全くの見知らぬおじさんそのものの人が僕の肩を叩き、
「男は読経、いや違った度胸だ。当たって砕けて来い。骨は拾ってやる。」
「陛下、僕は砕けるつもりはありませんが、一体何をさせるおつもりですか?」
一応聞いておきます。そして読経って・・・・お経を読むの?
「・・・・何故余が陛下なのだ?全くの他人じゃ。それより・・・・セシル嬢の事じゃ。いいのかこのままで。いずれ他の誰かの所へ嫁ぐやもしれぬぞ。あれだけの容姿、それに能力じゃ。余に息子がおるのじゃが、息子の嫁にと考えてしまうやもしれぬぞ。」
確か息子さん・・・・ええと王太子様だっけ?彼女いるんですよね?
「煽っても無駄ですよ。もしセシルが誰か僕以外の人と結婚するというのであれば、その意思は尊重します。というよりも僕にそれを止める理由と、そして権利もがありませんから。」
うぅ・・・・周りの視線が痛いです。
僕の答えが皆さんの求めるものと明らかに違いすぎるので、強烈なジト目がきついです。
しかしこれってまさかと、いえ、間違いなくですが、こんなにも身分のある人々がいる目の前でセシルにプロポーズをしろとでも?
流石にそれはあり得ないんですけれど。
そして女性陣はあからさまに期待しています。
そして遂に?王妃様が動きました。
「デルクや、早うしいや!」
凄くきつい言い方なのですが、顔が笑っていますよ?
「えっとその、何を早くなのでしょうか?」
「・・・・セシル!こちらに来なさい!」
今度はセシルに?
セシルも何だか期待した顔をしいてるんだけど、え?本当にこの場でそれを?
「王妃様お呼びでしょうか?」
「このデルクが其方に伝えたい事がある故呼ぶように言うたのじゃ。」
・・・・王妃様をこんな事に使うとかありえないんですけど一体・・・・しかも僕が呼んだ事になっている?
そして気付けば、物理的に囲まれてしまってました。
え?いつの間に?ええ?僕のレベルからしたらあり得ないんですけれど?
そして何皆のキラキラしたその顔。
それにセシルも・・・・僕が呼んだと思っている?うぅ、否定できない・・・・どうしよう。
「で、デルク、な、何かな・・・・?」
うーん、何だか腑に落ちない。
いずれ、とは思っているのだけど、それは今この場ではないんだよね。
ヘタレと言われようが、こんな強引なのは一寸、いえ可也違うなあと。
親切心なのだろうけれど・・・・そう思ったけれど、周囲の顔を見るとその考えはあっさり否定されました。
誰も彼も好奇心を隠そうともしない。
ここは少しお灸をすえないと。
だけどセシルが上手く僕の考えを理解してくれるかな?
そこでふとデルタさんから貰った通信装置を思い出します。
これ確か会話をしないでも頭の中で直接こちらの伝えたい事を相手に伝えられるんだよね。
なので僕はその通信装置?を素早く操作しセシルに伝えます。
【今からセシルを派手に吹き飛ばし、襟首掴んでそのまま飛び立っていくので、動きに同調してくれるかな?一寸このままこんな風に流されるの嫌なんだ。それに・・・・意趣返し?】
【わ、わかった・・・・】
僕はセシルに近づき・・・・周囲の視線がとんでもなく期待に?いや好奇な視線をひしひしと感じながら・・・・やがてその視線が驚きと共に困惑、最後には何が起こったのか理解不能な状態になるような事をしようと考えていたりします。
【セシル、顔を殴る振りをするけれど、本当に当てないとバレるから、派手に吹き飛んでくれるかな?】
【・・・・わかった。】
まあセシルの防御力があれば僕の殴打なんてノーダメージなんだけど、見た目を派手にしたいからね。
僕は右手をセシルの顔面に・・・・見た目思いっきり殴った風に当てます。
「ぎゃっ!」
セシルが悲鳴を上げながら派手に吹き飛んでいきます。
「何勝手な事しているんだよ!俺が何でこんな扱いを受けないといけないんだよ!」
僕はセシルに近づき、
【セシル痛くなかったかい?それと今度は蹴るから上手くやって。】
【よくわからないけれどわかった。それと全く痛くない。】
茶番だけど。
今度はセシルのお腹付近を思いっきり蹴った振りをします。
そしてまたまた吹き飛ぶセシル。
今度は襟首をつかみ、
「僕がこんな扱いを受けて嬉しいとでも思ったか?少しお仕置きが必要だな・・・・」
僕は自分とセシルにフライの魔法を唱え、そのまま上空へ。
そして皆が呆然としているのを尻目にそのまま去っていきます。
暫くすると皆が見えなくなったので、急いでお姫様抱っこに切り替えます。
「セシルごめんね。痛くなかったかい?」
「ん。大丈夫。」
こうして僕とセシルは、陛下や王妃様が何が起こったのか理解できないまま呆然としているのを尻目に去りました。
後に残された人々は、暫くして我に返ったようですが、
「・・・・え?ちょっと?どういう事なの?」
「この場でデルクがセシルにプロポーズするんじゃなかったの?」
「い、いや何が何だかさっぱり・・・・」
いくら国を担っているやんごとなき身分の方でもやっていい事といけない事があるのですよ?
どうしてこうなった?
思わずそう叫びたくなるこの状況。
絶対陛下と思われるけれど、見た目も気配も全くの見知らぬおじさんそのものの人が僕の肩を叩き、
「男は読経、いや違った度胸だ。当たって砕けて来い。骨は拾ってやる。」
「陛下、僕は砕けるつもりはありませんが、一体何をさせるおつもりですか?」
一応聞いておきます。そして読経って・・・・お経を読むの?
「・・・・何故余が陛下なのだ?全くの他人じゃ。それより・・・・セシル嬢の事じゃ。いいのかこのままで。いずれ他の誰かの所へ嫁ぐやもしれぬぞ。あれだけの容姿、それに能力じゃ。余に息子がおるのじゃが、息子の嫁にと考えてしまうやもしれぬぞ。」
確か息子さん・・・・ええと王太子様だっけ?彼女いるんですよね?
「煽っても無駄ですよ。もしセシルが誰か僕以外の人と結婚するというのであれば、その意思は尊重します。というよりも僕にそれを止める理由と、そして権利もがありませんから。」
うぅ・・・・周りの視線が痛いです。
僕の答えが皆さんの求めるものと明らかに違いすぎるので、強烈なジト目がきついです。
しかしこれってまさかと、いえ、間違いなくですが、こんなにも身分のある人々がいる目の前でセシルにプロポーズをしろとでも?
流石にそれはあり得ないんですけれど。
そして女性陣はあからさまに期待しています。
そして遂に?王妃様が動きました。
「デルクや、早うしいや!」
凄くきつい言い方なのですが、顔が笑っていますよ?
「えっとその、何を早くなのでしょうか?」
「・・・・セシル!こちらに来なさい!」
今度はセシルに?
セシルも何だか期待した顔をしいてるんだけど、え?本当にこの場でそれを?
「王妃様お呼びでしょうか?」
「このデルクが其方に伝えたい事がある故呼ぶように言うたのじゃ。」
・・・・王妃様をこんな事に使うとかありえないんですけど一体・・・・しかも僕が呼んだ事になっている?
そして気付けば、物理的に囲まれてしまってました。
え?いつの間に?ええ?僕のレベルからしたらあり得ないんですけれど?
そして何皆のキラキラしたその顔。
それにセシルも・・・・僕が呼んだと思っている?うぅ、否定できない・・・・どうしよう。
「で、デルク、な、何かな・・・・?」
うーん、何だか腑に落ちない。
いずれ、とは思っているのだけど、それは今この場ではないんだよね。
ヘタレと言われようが、こんな強引なのは一寸、いえ可也違うなあと。
親切心なのだろうけれど・・・・そう思ったけれど、周囲の顔を見るとその考えはあっさり否定されました。
誰も彼も好奇心を隠そうともしない。
ここは少しお灸をすえないと。
だけどセシルが上手く僕の考えを理解してくれるかな?
そこでふとデルタさんから貰った通信装置を思い出します。
これ確か会話をしないでも頭の中で直接こちらの伝えたい事を相手に伝えられるんだよね。
なので僕はその通信装置?を素早く操作しセシルに伝えます。
【今からセシルを派手に吹き飛ばし、襟首掴んでそのまま飛び立っていくので、動きに同調してくれるかな?一寸このままこんな風に流されるの嫌なんだ。それに・・・・意趣返し?】
【わ、わかった・・・・】
僕はセシルに近づき・・・・周囲の視線がとんでもなく期待に?いや好奇な視線をひしひしと感じながら・・・・やがてその視線が驚きと共に困惑、最後には何が起こったのか理解不能な状態になるような事をしようと考えていたりします。
【セシル、顔を殴る振りをするけれど、本当に当てないとバレるから、派手に吹き飛んでくれるかな?】
【・・・・わかった。】
まあセシルの防御力があれば僕の殴打なんてノーダメージなんだけど、見た目を派手にしたいからね。
僕は右手をセシルの顔面に・・・・見た目思いっきり殴った風に当てます。
「ぎゃっ!」
セシルが悲鳴を上げながら派手に吹き飛んでいきます。
「何勝手な事しているんだよ!俺が何でこんな扱いを受けないといけないんだよ!」
僕はセシルに近づき、
【セシル痛くなかったかい?それと今度は蹴るから上手くやって。】
【よくわからないけれどわかった。それと全く痛くない。】
茶番だけど。
今度はセシルのお腹付近を思いっきり蹴った振りをします。
そしてまたまた吹き飛ぶセシル。
今度は襟首をつかみ、
「僕がこんな扱いを受けて嬉しいとでも思ったか?少しお仕置きが必要だな・・・・」
僕は自分とセシルにフライの魔法を唱え、そのまま上空へ。
そして皆が呆然としているのを尻目にそのまま去っていきます。
暫くすると皆が見えなくなったので、急いでお姫様抱っこに切り替えます。
「セシルごめんね。痛くなかったかい?」
「ん。大丈夫。」
こうして僕とセシルは、陛下や王妃様が何が起こったのか理解できないまま呆然としているのを尻目に去りました。
後に残された人々は、暫くして我に返ったようですが、
「・・・・え?ちょっと?どういう事なの?」
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