ちんちくりんな僕(女の子だよ!)を愛してくれる王子様

よっしぃ

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ワワラドナ王国国立魔道学院(この章の後半から恋愛スタートします)

え?不合格?

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僕とフェンは、試験会場となる部屋に連れられたんだけど、そこには歳いったおじいさん?が待っていて。

「フロリーナ学院長、お待ちしておりました。この2人ですかな?」

「そうですわ。ヘルト卿とその従魔、フェンですの。」

「え?今従魔と申しましたかな?従者ではないのですか?」

「ええ、この子の今の姿は、はヘルト卿のテイムした魔獣が人化したものです。」

「なんと!魔獣の人化ですかな!それが目の前に!素晴らしい!」

「手は出さない方がよろしいわよ、おじさま?その子はフェンリルですから。」

「何ですと!フェンリルをテイムしたというのですかな?信じられませぬ。」

「おじさまが信じようが信じまいが、この子がフェンリルなのは事実ですよ。」


「ぬー・・・・まあ宜しいでしょう。では、早速始めましょうか?試験と言っても、ここに手をかざし、どのような魔法に適性があるのか見定めるだけですからな。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「では、そこのフェンと申しましたかな?手を出して、この魔道具に置いて下され。」

先ずフェンからするみたい。

「えー痛いのやだよ?」

「フェン殿、大丈夫ですぞ。魔道具に魔力をすこーしばかり流して調べだけですから。」

「本当?痛かったら食べちゃうよ?」

あ、おじいさん身構えちゃった。

フェンなら冗談ではなく、本当に食べちゃいそう。

「だ・・・ダイジョブです。ダイジョウブ。・・・は!いかん。あ、それでは始めましょうか。」

そう言ってフェンの魔法を調べる装置?を起動して・・・・

「おお!流石は伝説の魔獣。素晴らしい!攻撃魔法に補助魔法。かなりの適正ですな。文句なしの合格ですぞ。」

「本当?よかった!マスター!フェン合格だって!」


「よかったねフェン。じゃあ次は僕?」

「ではヘルト卿、こちらへ。」

僕は手を魔道具に置いたんだけど。

起動もしたんだけど。

あれれ?

反応がない?

「おや?おかしいですな?何も適性が出ませんなあ。これでは不合格と言う事になりますなあ。」

「え?そんな筈はありませんわ。ヘルト卿は間違いなく補助魔法の使い手。しかも生産に特化した魔法の使い手ですわ。それが適正が無いとか、どういう事でしょう?」

フロリーナさんが慌てておじさんに向かって言う。

「しかしのう。魔道具はうそをつかぬしなあ。」

「そんなはずありませんわ。あ、ヘルト卿、この魔道具に触れたまま、何か魔法を発動してもらえないかしら?」

「えっと、いいけど、何をしよう?」

僕は思い付きで、ドラゴンの鱗を取り出した。これを布にするのは、結構魔力を使うから、これでいけるよね?

「じゃあ今からこの鱗を布にしていくので、調べて見て下さいね。」

そう言って僕はドラゴンの鱗を片手に、もう一つの手は魔道具に置いて、念じ始める。

すると、鱗は硬さが無くなり布ののような柔らかさに。

そして、魔道具だけど、急に眩しく発光しはじめ、その、何というか、猛烈な勢いで燃え初めて。僕驚いて手を放しちゃったけど。あ、魔道具壊しちゃった?

だけど、それだけではなく、なんか警報みたいなのが流れ始めちゃって。

あれよあれよという魔に、大勢の人が集まってきて。

「これはフロリーナ学院長、一体どうしたのですか?緊急警報が学院中に流れておりますよ?急いで警報の発令元に駆け付けたのですが、何か異常でも・・・ってああ魔道具が・・・・」


その男性が見つめる先、魔道具だった残骸の一部が、鎮座しておりました。

そして、え?この騒ぎ僕のせい?

「えっと、その、ごめんなさい?」

「謝らなくっていいのよ。これは想定外だわ。」

あ、これは不合格だな。やっちゃった。
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