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学院 1年目

学院生活始まる

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「本日は、皆さんに新たな仲間が加わった事をお知らせしたいと思います。」

そう言われて僕は紹介されたんだ。

何だか心臓がドキドキバクバクだよ。


今僕がいるのは、学院で生徒全員が集まれる広さのある講堂とか言う場所。

その舞台の上で、フロリーナさんに紹介される形で僕とフェンがいる。

「こちらの2名はヘルト卿と、フェンですわ。皆さん既に噂は聞いていると思いますが、この2人は竜殺し、つまりドラゴンスレイヤーですわ。そして、異国の地からワワラドナ王国は冒険者としてやってきましたが、先だってわたくしがスカウトをし、ここに来ていただきました。どうかよろしくしてあげてね。ちょっと言葉が分かりにくいようなので、ゆっくりお話ししてあげるといいと思います。ではヘルト卿、どうぞ。」

僕はフロリーナさんに言われ、皆に挨拶をする事に。わーやだな。

「みなさん はじめまして  へるとです  こっちはふぇん  せいさん まほうがとくいです  よろしく  おねがいします」


僕が話し終えると、みんな拍手してくれた。

続いてフェンが

「フェンだよ!宜しくね!」

うう・・・短いじゃないか・・・


この後折角だからと色々なお知らせがあったみたいだけど、僕にはわからない事だらけ。

やっと終わって、これから学ぶ教室へ案内されたんだけど、まだこの学院に入って、日がそれほど経っていない子たちがいる所へ、案内されちゃった。

フロリーナさん曰く、

「先ずはしっかり魔法の座学を教えて貰いなさいね。いざという時、知っていれば何かとありがたいし、役立ちますからね。」だって。

見ると、どうやら10歳ぐらいの子たちばかり。

そんな中、身長の低い僕は、何故か馴染んじゃった。ありゃ。フェンもまだ小さいから、違和感なく教室に溶け込んじゃった。

そんな中、見知った顔が。

あ、きっと王族の女の子だね。食堂で見た気がする。

ただ、あの時僕には声をかけてなかったっけ。

案の定というか、僕の方にやってくる。

「あら、昨日食堂でお会いいたしましたよね?」

「はい メヒテルトさんと  いっしょに  いたひと  ですね」

「あ、ちゃんと見ててくれたのね。私はカトレインよ。よろしくね、ヘルト!」

「あ、はい  カトレインさん  よろしく」

「堅っ苦しいのはいいわ!カトレインって呼び捨てでいいわ!」

「わかった  カトレイン」

「ふふヘルト!あなた竜殺しなんですってね。そちらの小さいのは従者?」

「そうです  フェン です」

「フェンだよ!」

「あらやだ可愛らしい事。フェン宜しくね!」

こうしてまた王族の人が僕の所へ来たんだ。

そして、この後数か月、色々な魔法の知識を学ぶ事になっちゃった。
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