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第31話 戻るべきか奥へ向かうべきか
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さて、男女12名からなる冒険者達は無事地上へ戻っただろう。
次は俺の番だ。
何故俺だけ取り残されているかと言えば、ダンジョン内にあるエレベーターは、定員が6名だからだ。
なので同じパーティーメンバーで乗ってもらい、2回に分けて移動してもらった。
で、次は俺の番なのだが・・・・ここでふと思った。
このまま戻ってどうなるのだろう、と。
一度上層へ戻って宝箱をゲットしまくったが、俺の身に起こった体型が変化してしまった事を考えると、何度も同じ事はできないのではなかろうかと思ってしまたんだ。
何せ俺が使用する魔法は威力も低く、当然ながらランクの低い魔法しか使えない。
そんな俺が現在ダンジョンで無双しているんだ。
無双していたエネルギーがもし俺の腹に溜まった魔力だったら?
もう尽きかけていると思えるので、ここで戻れば再び無双できるかどうかの確証がない。
だたら行ける所まで行ってしまうのも一つの手だ。
何かあればここまで戻ればいい。
「まあそう言う訳で悩んでいるのだよ、桜。」
さっきから桜はじーっと俺を見つめているから、思わず桜に声を掛けてしまった。
「えええええ!!!!!みんなの所に行かないの?彼女達マスターが求めたらすぐに受け入れてくれそうだったけれどなあ。」
俺が彼女達に何を求め、彼女達が何を受け入れるのだろう。
尤も言いたい事は分からないでもない。
だがそれをしてしまえば・・・・俺の中でそれは駄目だと言っている気がする・・・・何か少し前にも同じような事を自問した気もするが、気にしないでおこう。
《どうされますか?きっと彼女達はエレベーターの前で待機していると思いますよ?》
「うーん、そうは言っても俺は戻ると言っていないしなあ。まあ俺が助けたんだから、彼女達に俺の行動を制限してほしくないんだよね。と言う訳でやっぱりこのまま奥へ向かおう!」
こうして俺は再び単独で奥へ向かう事にした。
一方その頃、地上付近では・・・・
「きませんね。」
「何かあったのでしょうか?」
「ティモっち・・・・」
エレベーターの出入り口付近には既に大勢の冒険者達が待ち構えていた。
それもそのはず、実はティモが再び低層で宝箱ゲットをしようとエレベーターを使用した時、目撃者がいたのだがその冒険者はティモを見失った後に冒険者ギルドへ報告、その後24時間エレベーターの出現ポイント付近をずっと冒険者ギルドとして監視していたのだ。
そんな時に2つのパーティーがダンジョンの下層からエレベーターを利用し戻ってきたのだ。
その情報はあっという間に冒険者ギルドへ届き、話を聞いた冒険者達が自分の目で真意を確かめるべく、大挙して押しかけていたのだ。
だが・・・・ティモは現れなかった。
次は俺の番だ。
何故俺だけ取り残されているかと言えば、ダンジョン内にあるエレベーターは、定員が6名だからだ。
なので同じパーティーメンバーで乗ってもらい、2回に分けて移動してもらった。
で、次は俺の番なのだが・・・・ここでふと思った。
このまま戻ってどうなるのだろう、と。
一度上層へ戻って宝箱をゲットしまくったが、俺の身に起こった体型が変化してしまった事を考えると、何度も同じ事はできないのではなかろうかと思ってしまたんだ。
何せ俺が使用する魔法は威力も低く、当然ながらランクの低い魔法しか使えない。
そんな俺が現在ダンジョンで無双しているんだ。
無双していたエネルギーがもし俺の腹に溜まった魔力だったら?
もう尽きかけていると思えるので、ここで戻れば再び無双できるかどうかの確証がない。
だたら行ける所まで行ってしまうのも一つの手だ。
何かあればここまで戻ればいい。
「まあそう言う訳で悩んでいるのだよ、桜。」
さっきから桜はじーっと俺を見つめているから、思わず桜に声を掛けてしまった。
「えええええ!!!!!みんなの所に行かないの?彼女達マスターが求めたらすぐに受け入れてくれそうだったけれどなあ。」
俺が彼女達に何を求め、彼女達が何を受け入れるのだろう。
尤も言いたい事は分からないでもない。
だがそれをしてしまえば・・・・俺の中でそれは駄目だと言っている気がする・・・・何か少し前にも同じような事を自問した気もするが、気にしないでおこう。
《どうされますか?きっと彼女達はエレベーターの前で待機していると思いますよ?》
「うーん、そうは言っても俺は戻ると言っていないしなあ。まあ俺が助けたんだから、彼女達に俺の行動を制限してほしくないんだよね。と言う訳でやっぱりこのまま奥へ向かおう!」
こうして俺は再び単独で奥へ向かう事にした。
一方その頃、地上付近では・・・・
「きませんね。」
「何かあったのでしょうか?」
「ティモっち・・・・」
エレベーターの出入り口付近には既に大勢の冒険者達が待ち構えていた。
それもそのはず、実はティモが再び低層で宝箱ゲットをしようとエレベーターを使用した時、目撃者がいたのだがその冒険者はティモを見失った後に冒険者ギルドへ報告、その後24時間エレベーターの出現ポイント付近をずっと冒険者ギルドとして監視していたのだ。
そんな時に2つのパーティーがダンジョンの下層からエレベーターを利用し戻ってきたのだ。
その情報はあっという間に冒険者ギルドへ届き、話を聞いた冒険者達が自分の目で真意を確かめるべく、大挙して押しかけていたのだ。
だが・・・・ティモは現れなかった。
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