酔っぱらった神のせいで美醜が逆転している異世界へ転生させられた!

よっしぃ

文字の大きさ
81 / 120
ダンジョン

第80話 ダンジョンと魔物のレベル

しおりを挟む
 僕はキラリーヌちゃんに背中をされ、さらにはクラリーヌさんとカロリーヌさんに両手を取られ、ダンジョンの奥へと連れられて行きました。

「コラリーヌ、どうするの?」
「ニネットさん、何故妹達はあれほどやる気なのでしょうね。」

 慌ててショースケを追いかける2人。

「なあ、大丈夫なのか?見た所ダンジョンを攻略するつもりの装備には見えないぞ。」

「何言ってんのリーダー。あのショースケと言う少年、あの服はとんでもない装備さ。きっとドラゴンのブレスも防ぐことが出来る。」

「おい止めろよこんな所でドラゴンの話をするのは。そう言う話をするとな、本来出現しない場所で出現するんだぞ。」
「はは!ドラゴン上等!」
「オーク相手に大怪我を負った我々が言う言葉じゃない気がするけどな。」

「それは言っちゃあ駄目さ。でもジェネラルだったから仕方がないじゃないか!あれはレベル7はないと厳しいからね!」

 疾風迅雷のリーダーへリックとサブリーダーのミルテのレベルはそれぞれ6。
 ショースケのレベルが5である事を思えばショースケがレベル5でオークジェネラル相手に無双をしていたのが特別なのだが、この時誰も気が付いていなかった。

 ショースケがオークジェネラルを含めたオークを討伐する前のレベルがゼロだったという事に。

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

 このダンジョンは、1層ごとに出現する魔物・数が違う。
 最初はゴブリン。
 2層でウルフ。
 3層でゴボルド。
 4層でオーク。
 5層はオーガ。
 6層はゴーレム。
 7層はトロール。
 8層はサイクロプス。
 9層はゴーレム。
 10層はワイバーン。
 そして11層でそれぞれ強さの上がったゴブリンやウルフ等が出現する。

 魔物のレベルはレベル1から10が存在すると言われている。

 ゴブリンで言えば
 1  ゴブリン
 2  ゴブリンウォーリアー
 3  ゴブリンソルジャー
 4  ゴブリンナイト
 5  ゴブリンメイジ
 6  ゴブリンパラディン
 7  ゴブリンロード
 8  ゴブリンキャプテン
 8  ゴブリンコマンダー
 9  ゴブリンジェネラル
 10 ゴブリンクイーン
 10 ゴブリンキング
 高レベルになると色々あるようですが、レベル10で2種類?
 レベル8も2種類とか。

 魔物のレベルは人間が強さの目安として割り当てたのであって、必ずしも上記のようにはならないそうですが、概ねこんな感じだそうです。

 で、このダンジョンは、
 11層になればゴブリンウォーリアーが出現し、
 12層ではウルフウォーリアー?
 何だか名前が変ですが・・・・

 ただ、この調子だと100層はワイバーンキングとなりそうですが、ワイバーンにキングはいないそうです。若しくはは今まで発見されていないとか。
 なのでひょっとしたらドラゴンが出現するのでは、と言われているようです。
 何故言われているよう?
 それはこの階層まで辿り着いた冒険者が居たとしても、今まで生きて戻ってきた冒険者が居なかったそうです。
 ここ数年は70層あたりで停滞しているのだとか。

 つまりワイバーンパラディンを何とか仕留める事が出来たとして、その後71層のゴブリンロードに勝てない、という事なのでしょうか?


 そして今僕達は10層に来ています。
 正確には10層を攻略し終え、11層に繋がる階段付近にいます。
 何故かこういう階層には安全地帯があり、休憩所があったりします。
 ダンジョンって何でしょうね?
 普通に呼吸が出来ますし、驚く事に明るいんです。
 しかもじめじめしてたり暑かったり寒かったりしておらず。外と変わりがありません。

 ただダンジョンによっては、極寒のエリアだったり、灼熱のエリアだった李が存在しているのだとか。

 うーん、1層のゴブリンはいいとして、10層がワイバーンとか強さが桁違いに上がっていないですか?

「流石はショースケ様です。まさかの瞬殺ですね。」
「うーん、どうなんだろう。コラリーヌさんのサポートがなければこうはいかなかったよ。」

「そんな事はありません。私はただ魔物の出現を知らせただけですから。」

 そうは言ってもコラリーヌさんが教えてくれなかったら魔物の出現に気が付かなかった時があるから。

 僕の今の攻撃手段はこの手にしたナイフのみなんです。

 コラリーヌさんをはじめクラリーヌさんもカロリーヌさんも、そして何とキラリーヌちゃんまで攻撃魔法を使えるんです。
 ニネットさんは補助魔法が得意なようで、防御の魔法やら能力を向上する魔法を唱えてくれて補佐してくれています。

 うーん・・・・魔法を学ばないでこんな所に来ちゃってよかったのでしょうか?

 それよりダンジョンに着いて学ばないままこんな所までやってきてよかったのでしょうか?





しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~

きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。 前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい

ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。 強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。 ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。 獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。 俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。 単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。 ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。 大抵ガチャがあるんだよな。 幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。 だが俺は運がなかった。 ゲームの話ではないぞ? 現実で、だ。 疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。 そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。 そのまま帰らぬ人となったようだ。 で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。 どうやら異世界だ。 魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。 しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。 10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。 そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。 5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。 残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。 そんなある日、変化がやってきた。 疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。 その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。

【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~

シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。 前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。 その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

処理中です...