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フェメニーノ王国

さっさと行くぜ!

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「エウラリア様、前方に多数の人がいますが、いかがなさいますか?」

「・・・・警戒しつつ、交渉が可能であれば、会話を。」

「は!では、様子を見てまいります。」

・・・・
・・・
・・


先程ルドメロが石化を解除した場所



「では、デイフィリアはそのままあちらへ向かったのですね?」

「その通りでございます、エウラリア様。よく分からない少年と、従魔2体が同行しておりました。」

「そうですか、ありがとう。で、貴方達の運んできた荷物は?」

「・・・・まだ向こうですね・・・・」


見ると街道の端に何台かの馬車?が鎮座していた、石のまま。

「・・・・人だけ解除したのかしらね?」

「・・・・姫様、お言葉ですが、これだけの人数の石化の解除となると、宮廷魔術師数人がかりで何日もかかるでしょう。とてもではありませんが、馬車なんか解除できませんよ。」

「え?そうなのですか?しかし・・・・ここに居るのは・・・・50人は下らないですね?」

「ええ・・・・伝説級の魔術師でもこんな短時間に、これだけ大量の人を解除できるかどうか・・・・恐らく無理でしょう。一体このような奇跡を誰が?」

「奇跡ではありません。」

・・・・あのルドメロ、あほの子とばかり思ってたけど、とんでもない化け物だったのかしら?

・・・・
・・・
・・



よっしゃあ!着いたぜ!ここがダンジョン!さあ!肉手に入れるぞ!

「ちょっと待って下さい・・・・あの、ルドメロ様?少し休ませて下さい・・・・」

「あ?いいぜ?俺様おしっこしたいしな・・・・ちょっくら行ってくらあ!」

「あ・・・・いいですね、男の人って・・・・そこいらでできますもんね・・・・女性は、そうはいかないのですよ?ルドメロ様。それに・・・・何だか変ですね、ルドメロ様のステータス。」

デイフィリアは鑑定持ち。王家の人間は総じて鑑定を持っていることが多いのだが・・・・

<名前:ルドメロ・ララインサル(明 参平)>

<種族:     人間(異世界転生)>

<年齢:                    16>

<性別:                  男の子>

< LV:                    1>

<職業:     冒険者の卵>

< 力:   16pt(+136pt)>

<体力:   16pt(+136pt)>
 
<知力: 16pt(+136pt)>

<精神力:16pt(+136pt)>

<俊敏: 16pt(+136pt)>

<魅力: 16pt(+136pt)>

< 運: 16pt(+136pt)>

<保有スキル>

空間収納(ユニーク)・全魔法の素養・神の助言(ユニーク)・鑑定・頑強・火魔法・水魔法・土魔法・風魔法・回復魔法・空間魔法・剣術・投合術・料理・調理・浄化・テイム・調合・薬学・薬剤師・修復・サバイバル・隠ぺい・隠密・採取・採掘・栽培・錬金・創造

<所有アイテム> 

神のナイフ(無限)(ユニーク)

<状態>  

精神異常(記憶喪失)

<賞罰> 

なし


注) ちなみに()は普通は見えません。


・・・・やはりそうです。彼がレベル1?
そんな筈はありません!

だって、先ほどA級の魔物を、本人が直接仕留めているのですよ?
なのにレベルが1のままって・・・・

職業も冒険者のはずです。

隠ぺいしているのでしょうか?

王家の人間には看破がありますが・・・・それすら欺くほどの隠ぺい?
この人にはどんな秘密があるのでしょうか?

もしかして普段のあのへんな素行もカモフラージュでしょうか?
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