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こんにゃく指輪?いいえ、婚約指輪ですよ?

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「何やらこんにゃく指輪つうらしいんだが・・・何の事だ?」


「こ・・・・こんにゃく指輪?どう見ても金属でできていますよ?」

「・・・・る・・・・ルドメロのあほお!!こんにゃく指輪じゃない!」

「あ・・・・わかりました・・・・ルドメロ様、それはきっと、婚約指輪ですよ?」

「あ?何だ食えんのか・・・・」

「どう突っ込んだらいいのかわからないけれど、心の声は何て言ってるの?」

「ちょっとまて・・・・まだいるのか?」

【あと15秒ぐらい・・・・】

「これって婚約指輪つうやつか?」

【そうです。ああそれと、何かあれば神の助言をつかうといい。そういうスキルを取得してますからね。私はそうそう出てこれませんからね・・・・では!】

「おいまてごるああ!」

・・・・反応が無い・・・・何だよコンチクショー!

「婚約指輪らしい・・・・」

「はい!」

・・・・なあ、何だデイフェリア、その手は・・・・

「あ、ずるい!私も!」

「・・・・デイフェリア、エウラリア、何してんの?」

「何って・・・・ほら、指輪、私達の指にはめなさいよ!!」

勢いよく言い放つエウラリア。

「自分ではめろ!何で俺様がそんな面倒な事をしないといけないんだ?」

それに対抗するように反論するルドメロ。

「まあ、儀式みたいなものではないでしょうか?私の場合、口づけでしたけど・・・・形のある物もいいですね!」

いつも冷静なデイフェリア。

「なあ、それ私達のもあんのか?」

ここまで静観していたエメリナだが・・・・思わず聞いてしまう。

「あ?8つあるぞ?」

「ちょうどわたし達の・・・・って多いですよ?ねえエメリナ、どう思う?」

落ち着いているローサが同じエルフに尋ねる。

「どうって・・・・こいつの中の人が何もんか知らねえが、もし予知持ちなら、一つは本人として・・・・7人と婚約するっつう事じゃねえのか?」

「そうなのですか?ルドメロ様!まだほかにも女性が・・・・?」

「あ?知らねえぞ?まあそれより、どれがどれだか分かんねえ!どれでもいいか?」

「「「「駄目です!」」」」

こういう所は一致団結だった・・・・


「あの、よければ私が見てみましょうか?何かマジックアイテムの類かもしれませんしね。」

「ではローサさんお願いします。」

「お願いされました。ではルドメロさん、一度私に見せて下さいな。」

「ああいいぞ、ほれ・・・・机に並べるぞ?」

机に並んだ指輪は、すべて同じ形状。

「あ・・・・これは・・・・この指輪、何か付与されていますね。しかも、指輪をはめる人が指定されています・・・・」



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