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魂の宿る剣

サンペーの教育

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実際サンペーはあまり学が無い。

だからと思うけど、僕はあほの子扱いされてた・・・・

体は15でも、心は5歳だった・・・・

なので、周囲からは何言ってんのこいつみたいな?

僕の身体に居たサンペーの変な倫理観は、そうではなく、単なる子供の気持ち・・・・

なので、暫くは小学校並みの教育をしてあげようと考え、暫くはサンペーを教える事に専念。

そして、色々邪魔が入らないように、見知らぬ土地に行く事に・・・・

あ、ちょっと考えたら・・・・

ダンジョンの100層、あそこの家?とかいいんじゃないかな?

よく分からないけど、休憩所なのかな?
普通に家だし。

あ、そうだ、100層には家が無いんだった。95層の所か。

あそこまで来る冒険者はいないから、事実上僕達だけの独占。

万が一ゲートで100層にやってきても、そこから身動き取れないだろうし。よしそうしよう。

「サンペー、ダンジョン行くよ。」

「あ?いきなり何言ってやがんだ?」

「色々楽しそうじゃないか?ほらシロとポチも行くよ。」


”何故行かねばならぬのだ・・・・”

「シロごねない。」

”そうだぞシロ、我は勿論付いて行くがな!”

”言ってろ只のブレス野郎が!”

”何!全く役に立っておらんだではないか!”

はあ・・・相変わらずの仲だなこの二匹は。

「さっさと行く!行かないなら置いて行くよ?」

”行かぬとは言っておらんだろう”

”其方は残っておれ!”

”何!”

「そこでずっとじゃれあってて・・・・」

僕はサンペーと共にダンジョンへとやって来た。

後から従魔2体もやってきはしたけれど、相変わらず・・・・

さて、どうしますか?

「おいどうすんだ?ここダンジョンだろ?戻るんか?」

「それですがね・・・・一度ボス部屋に入って、上の階層に行きます。ここは100層なので、95層まで行きますよ。」

「そうなんか?まあいいけど。」


ついでにこの剣の性能を確かめたいですね。

何やら得体のしれない力を感じてますから。

・・・・
・・・
・・



ボス部屋  ドラゴン20体


まあいざとなればシロとポチがいますから、何とかなるでしょう・・・・

それに、投げても常に手元にあるあの短剣もありますしね。


僕はここで、剣を見てみました。

何か訴えるような、そんな感じです。

もちろん、サンペーが人の姿で現れていますから、この剣が何かを訴える事はないのですが・・・・

ですが、感じます。この剣の叫び?訴え?

どうしたらいいのかわからないですが・・・・

ちょっとここで、剣をさやから抜いて、構えて・・・・【開放!】

と、念じてみます。

すると・・・・何だか剣の力が変わります。

ええと何と言えばいいのか・・・・
今まで鞘で抑えられていた力が、遮るものが無くなり一気に飛び出すような?

試しに一振り、ドラゴンはもちろん、で剣圧でダンジョンの壁が思いっきり切れました。


あれ?いいのかな?



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