異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしぃ

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転生ボーナス・覚醒

バスに乗っていた3人

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「ええ?じゃああのバスに乗ってたんだね・・・・」

僕は一通り説明をしてあげた。

「いいなあ・・・・5歳も・・・・」

「その間自分の意志で行動できないんだよ?それをいいなあって・・・・」

僕と3人の女性は、同じバスに乗っていて、そのまま死んで、この世界に転生された・・・までは同じみたいだけど、その後は僕の生まれた所とは違う所に生まれたらしい。

3人は・・・・元々は4人で過ごしていたらしいが、1人は結婚して別れたらしい。なんでも15でもう結ばれたのだとか・・・・

日本では早いけど、この世界では普通?

「私ら元は知り合いでね。あの時は4人でたまたま講習を受けに行く途中でね、巻き込まれちゃって。」

4人はそれぞれ違う店でのパティシエだったようだ。

そして、有名なパティシエの講習を受けに・・・・同じバスに乗って移動してたらしい。

成る程・・・・

だからケーキとか教えてたんだな。

中にはケーキとパン、両方詳しい女性もいるようで、

「うちの店はパンもやってたんよ。やからね、パンはすこおしばかり拘りがあるんよ。」

酵母とかどうしてるんだろ?やっぱりリンゴかな?

「イーストないからね・・・・手っ取り早いのはうん、リンゴだよね。お酢も作れるし。」

あ、作ってるんだ。
僕も作ったけど、時間がかかるんだよね・・・・

あ、そうそう、このおじいさんおばあさん、50年以上前に、船の事故で死んだらしく、この世界に転生したんだって。

50年前にも神はミスをしたのか?

その時獲得したスキルをうまく使って、おばあさんは素材集めを生業とし、おじいさんは商売を・・・・店を開業し、成功したらしい。功績を認められ、貴族になり、娘の一人はこの国の王と結ばれたそうな。

はあ・・・だからおばあさん、何か怪しい強さがあったんだな。

「まあ、わしらはもう50年以上この世界で暮らしておるからのう・・・・60年じゃったか?ある程度稼いで、息子に店を譲った後は、悠々自適の暮らしじゃよ。たまにこうしてフラっと旅に出たりしての。」

「おいしい食べ物には目がないんですよ爺さんは。あ、それは私もだけどねえ。」

日本に居たんじゃ・・・50年以上前ってどうなんだ?舌も肥えるよな・・・・

「ま、そんな訳でな、この嬢ちゃん達の店を世話してやったんじゃ。」

「でもよく転生者ってわかりましたね?」

「それはわかるわい。同じ日本人じゃからの。」

そんなもんかねえ・・・・

「ああ、でも同じ転生者でも、道に外れた連中が居たので、気を付けて下さい。」

「ああ、やっぱそんなのいるんだ?」

「ええ・・・残念ながら・・・・」

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