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ロキュス・目覚める
第149話 レネーさんから待ったがかかった
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さて、どんな名前がいいかな?
そう思った瞬間、ふと・・・・
「ロキュスさん、名前を決めるの待って!そしてテイムスキルさん、命名を待機させて!」
「え?なになにレネーさん。何か問題でも?」
【システムを一時停止いたします。従魔の名を決めて頂きましたら解除いたしますので《リスタート》と念じて下さい。では待機状態に移行いたします。】
分かりませんが、一時的に名前を決める直前でスキルが停止したようです。
「間に合ったかしら?事前に相談しなかった私が悪いのだけど、今テイムしようとしているのは女性で、もうすぐお母さんになるのよ?ロキュスさんには悪いけれど、スライムやワームの時と同じような名前では酷いと思うのよ?」
「そうかなあ?スラちゃんとかアスワムちゃんとか、それに天ちゃんも!皆気にいってくれているよ?」
「そうなの?で、フェンリルにはどういった名前を考えたの?」
「フェンちゃんとか?」
「今からお母さんになる女性にそれは無いわ!」
「じゃあフェン子とかフェンフェンとか?」
「・・・・一寸気になってはいたのよ。まさかとは思うけれど、ロキュスさんの名付けのセンスって・・・・」
「え?
え?何かおかしかった?分かりやすいし、素敵だよ。」
レネーは思った。命名に関して、ロキュスさんはセンスが無い・・・・
「いい事?私が考えるから、さっきのと比べてね?それにフェンリルさん、貴女のお名前になるからちゃんと好みとか考えるのよ?それにもう待ったなしよね?さあ・・・・・分かりやすく、かつ女性らしさを損ねない・・・・フェンリルの【リ】、そして【フェン】を少しずらして・・・・【リーフェン】若しくは【リーフェ】はどうかしら?【リフェル】でもいいけれど。」
あれ?何だか素敵な感じがしてしまうのは何故?
フェンちゃんでも親しみがあって言い感じなんだけど?
あ、フェンリルが反応している。
【リーフェ】
「あら?貴女のお声が聞こえた気がするわ。【リーフェ】がいいのね?そういう訳でテイムスキルさん、《リスタート》そして名前は【リーフェ】でお願い。」
【リスタートを確認。システムを再始動します。】
・・・・今度の従魔は【リーフェ】って名前になるのかな?
【【リーフェ】と命名します。】
「あ、あれ?リーフェに決まっちゃった?」
「それは良かった。貴女のお名前は【リーフェ】よ。宜しくねリーフェさん!」
【は、はい・・・・う、もう限界・・・・う・・・・産めない?力が・・・・でない!】
僕はまたまた尻尾で叩かれました。
あれ?何で従魔が僕を攻撃するの?
そう思ったんだけど、害意はないからとアスワムちゃんは僕を拘束しなかったし、スラちゃんがしっかり守ってくれたので、僕は少しリーフェさん・・・・何でさんなの?から離れました。
そもそもの始まりはフェンリルがどんなのかを見ておきたかったから来てみたんですが、僕は実際フェンリルを見て気が付いてしまったんです。
あのまま放っておけば、母体共々お腹の子も全部死んでしまう、と。
フェンリルはあきらかに弱っていました。
あのまま放置していれば出産に耐えられない。
そもそも最初から違和感を覚えていました。
フェンリルが居た場所はそもそもそも出産に適していない。
【スラちゃん、リーフェさんを回復してあげて。】
【分かりました・・・・皆、行け!】
スラちゃんの命令で眷属スライムがリーフェさんの所へ向かいます。
そしてそれと同じようにレネーさんがリーフェさんの所へ。
「さ、手伝うわ!」
【感謝します、我が主の奥様。】
間違った認識をしていた気がするのだけど、気のせい?
この後ロキュスの従魔となった事と眷属スライムの回復効果で体力を取り戻したリーフェは無事出産を終え、5つの新たな生命が誕生した。
その瞬間ロキュスの眷属が増えた。
そう思った瞬間、ふと・・・・
「ロキュスさん、名前を決めるの待って!そしてテイムスキルさん、命名を待機させて!」
「え?なになにレネーさん。何か問題でも?」
【システムを一時停止いたします。従魔の名を決めて頂きましたら解除いたしますので《リスタート》と念じて下さい。では待機状態に移行いたします。】
分かりませんが、一時的に名前を決める直前でスキルが停止したようです。
「間に合ったかしら?事前に相談しなかった私が悪いのだけど、今テイムしようとしているのは女性で、もうすぐお母さんになるのよ?ロキュスさんには悪いけれど、スライムやワームの時と同じような名前では酷いと思うのよ?」
「そうかなあ?スラちゃんとかアスワムちゃんとか、それに天ちゃんも!皆気にいってくれているよ?」
「そうなの?で、フェンリルにはどういった名前を考えたの?」
「フェンちゃんとか?」
「今からお母さんになる女性にそれは無いわ!」
「じゃあフェン子とかフェンフェンとか?」
「・・・・一寸気になってはいたのよ。まさかとは思うけれど、ロキュスさんの名付けのセンスって・・・・」
「え?
え?何かおかしかった?分かりやすいし、素敵だよ。」
レネーは思った。命名に関して、ロキュスさんはセンスが無い・・・・
「いい事?私が考えるから、さっきのと比べてね?それにフェンリルさん、貴女のお名前になるからちゃんと好みとか考えるのよ?それにもう待ったなしよね?さあ・・・・・分かりやすく、かつ女性らしさを損ねない・・・・フェンリルの【リ】、そして【フェン】を少しずらして・・・・【リーフェン】若しくは【リーフェ】はどうかしら?【リフェル】でもいいけれど。」
あれ?何だか素敵な感じがしてしまうのは何故?
フェンちゃんでも親しみがあって言い感じなんだけど?
あ、フェンリルが反応している。
【リーフェ】
「あら?貴女のお声が聞こえた気がするわ。【リーフェ】がいいのね?そういう訳でテイムスキルさん、《リスタート》そして名前は【リーフェ】でお願い。」
【リスタートを確認。システムを再始動します。】
・・・・今度の従魔は【リーフェ】って名前になるのかな?
【【リーフェ】と命名します。】
「あ、あれ?リーフェに決まっちゃった?」
「それは良かった。貴女のお名前は【リーフェ】よ。宜しくねリーフェさん!」
【は、はい・・・・う、もう限界・・・・う・・・・産めない?力が・・・・でない!】
僕はまたまた尻尾で叩かれました。
あれ?何で従魔が僕を攻撃するの?
そう思ったんだけど、害意はないからとアスワムちゃんは僕を拘束しなかったし、スラちゃんがしっかり守ってくれたので、僕は少しリーフェさん・・・・何でさんなの?から離れました。
そもそもの始まりはフェンリルがどんなのかを見ておきたかったから来てみたんですが、僕は実際フェンリルを見て気が付いてしまったんです。
あのまま放っておけば、母体共々お腹の子も全部死んでしまう、と。
フェンリルはあきらかに弱っていました。
あのまま放置していれば出産に耐えられない。
そもそも最初から違和感を覚えていました。
フェンリルが居た場所はそもそもそも出産に適していない。
【スラちゃん、リーフェさんを回復してあげて。】
【分かりました・・・・皆、行け!】
スラちゃんの命令で眷属スライムがリーフェさんの所へ向かいます。
そしてそれと同じようにレネーさんがリーフェさんの所へ。
「さ、手伝うわ!」
【感謝します、我が主の奥様。】
間違った認識をしていた気がするのだけど、気のせい?
この後ロキュスの従魔となった事と眷属スライムの回復効果で体力を取り戻したリーフェは無事出産を終え、5つの新たな生命が誕生した。
その瞬間ロキュスの眷属が増えた。
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