え!僕が英雄?

よっしぃ

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学院 2年目

何かが・・・・

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僕達は、お肉を美味しくいただいた後、3層は無視して、4層へと向かったんだ。

4層に向かい、魔物と戦う。
戦うのだけれど、色んな種類がいるんだ。

おかしいな?今までこんな事なかったはずなんだけど。

すると、フィンが

「何かがおかしい。何がと言われても答えられないが・・・・」

「あ、フィンもそう思う、僕も何かさっきから変だと思ってたんだ。」

「ちょっとどういう事?いつもと違う魔物が現れてるから?」

カトレインは不安になったのか、誰となく尋ねる。

「そうね・・・・本当は私が口出しすべきではないのだけれど、魔物が、いつもと違うのが出現、というのもそうだけど、これはね、たまにあるのよ。だけどね、何だか”悪い気”とでも言うのかな?上手く説明できないのだけれど、悪意というか、敵意というか、憎悪かしらね?そう言ったので満ち溢れてる気がするのよ。」

・・・・ロヴィーサさんがそう言うのだから、やっぱり何かがおかしいんだろう。

「フェンね、あっちから変な気配を感じるよ?」

「え?あっちって?」

「ほら、ボス部屋の向こう?」

・・・・何がいるんだろう?いる?ある?

「皆どうする?このまま進むか、引き返すか。ダンジョン内に変化があったみたいだから、一度戻るのも手だろう。だが、もう直ぐ5層だ。5層でボスを倒し、魔法陣で地上に戻るのも手だ。」

「え?今から戻るの?そう言えば戻った事ないよ?」

あ、そうだ、カトレインの言う通りだ。
僕は今まで、このダンジョン、帰還は全部魔法陣からだった。

歩いて入り口から出た事ないな。

「カトレインが言うのも尤もだね。かくいう僕も魔法陣からしか戻った事が無いんだよ。」

「じゃあ先に進みますか?私も魔法陣以外からは戻たことが無いから、あ、でも戻れはしますよ、歩いて。誰も面倒なのでしませんが。」

あんな便利な魔法陣があれば、魔法陣で戻るよね・・・・

結局、不確定要素に振り回されるのも・・・と言う事で、先に進む事になったんだ。

・・・・
・・・
・・


第5層、ボス部屋の前

誰もいないね・・・・
いつもは順番待ちでそこそこ待つんだけど。

「僕達もしかして、お肉食べてて時間が結構経ってた?」

ちょっと気になるから聞いてみる。

「いやヘルト、そうでもないさ。他にも果物いっぱい食べてた奴らもいただろう?肉をドロップする魔物を、魔法を試すかのように攻撃してる連中もいただろう?」

そう言えば色んなグループがいたっけ?

「じゃあ別に、私達が特別遅いわけじゃあ?」

「うん、カトレイン。その心配はいらないな。まだ数組しか先に行ってないはずだよ。」

フィンは周りがよく見えてるなあ。

で、兎に角ボスと戦ってみようと言う事になったんだけど。

今回はフィンが開けた。だけど?

普通のボスでした。

あっけなく仕留め、部屋を出る。

出たのだけど、ものすごく騒がしい。
いつもは静かなんだけど。

休憩する”家”で何か揉めてるのかな?
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