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旅立ち――――15歳になったので出発する
第17話 臭いをまき散らされたその後
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あ・・・・これきっとやばい奴だ・・・・
逃げ去った冒険者の人、あの臭いのする粉?をまき散らしながら去っていった。
しかも元居た場所に。
これを意味する所は・・・・
「すぐ移動しましょう!絶対魔物を連れてきますよ。若しくは殺到してきます。」
僕はすぐに言ったんだけど、まだパニックが収まらない。
仕方がないので、僕は近くにいた姫さまに、
「すぐ移動しましょう!お供の方もお願いします!」
お供と言っちゃってよかったのかな?
あと、ヴェニアミン達は他の・・・・元々の護衛として一緒に来ていた冒険者達と一緒にいるから少し距離が空いている。
「わかったわ。ロゼ、すぐ移動します。」
「は!わかりました!では・・・・」
ロゼさんはそう言って大きな音を鳴らします。
びっくりした全員がロゼさんの方を振り向きます。
「ここでパニックになっても仕方がない!此処に居る・・・・リュークとやらの話を信じるならば、すぐに移動したほうがいい!河か湖があれば躊躇なく飛び込め!死にたくなければ今すぐ移動だ!!」
まだ揉めているようだけれど、姫さま一行はちゃんと現状を理解してもらえたのか、すぐに出発してくれました。
「おい、待ってくれ!」
とか言いながら他の人も移動を開始すます。
しかし・・・・臭いがきつい・・・・臭すぎます!
道中姫さまと話をしたけれど、この中には・・・・僕は孤児院で聞きかじった魔法、浄化だっけ?身体や物を綺麗にしてくれる魔法、あれを使える人がいないか聞いてみたら、残念ながらいないみたい。
姫さまもまだスキルを取得したばかりでそこまで分からない、と。
自力で歩けない人がいるので歩みは遅く、ゆっくりとした速度で進んでいたんだけど・・・・ついに魔物が追い付いてきました。
「魔物が追ってきた!」
と誰かが叫ぶ。
振り返ると・・・・凄い速度で何匹かこちらに向かって来ているのが見えました。
もう大混乱になってしまいました。
騎士の人達は必至になって姫さまを中心に魔物を防ごうとしてるけれど、突進してくる魔物に1人が突き飛ばされました。
足が止まった魔物にすかさず隊長さん?が剣で切り付けています。
冒険者の人達も何とかしようと必死になっているけれど、1人倒れ、2人倒れ。
目の前でひとりの冒険者が魔物の角に体を貫かれ、倒れてしまいます。
口から血を大量に吐き出し、ぶるっと震えて動かなくなってしまいました。
僕は震えながらも剣を・・・・その冒険者が持っていた剣を手に取り、魔物に切りつけるけれど、全く歯が立たずあっさりと剣をはじかれてしまいました。
そして魔物が僕に向かって角を突き出してきて・・・・
やばい!やられる!そう思って咄嗟に腕を・・・・右手を突き出す形で防ごうとしたんだけど、魔物は突然動きを止めて・・・・バタッと倒れました。
何が何だか分からないけれど・・・・
「おい少年!貴様今何をした?」
ロゼさんが僕の方を見ていたのか、そう言ってきたんだけど・・・・何の事?
ははは・・・・恐怖のあまり、腰が引けて尻もちをついてしまった。
あれ?そう言えばさっきはじかれた剣って何処に行ったっけ?
逃げ去った冒険者の人、あの臭いのする粉?をまき散らしながら去っていった。
しかも元居た場所に。
これを意味する所は・・・・
「すぐ移動しましょう!絶対魔物を連れてきますよ。若しくは殺到してきます。」
僕はすぐに言ったんだけど、まだパニックが収まらない。
仕方がないので、僕は近くにいた姫さまに、
「すぐ移動しましょう!お供の方もお願いします!」
お供と言っちゃってよかったのかな?
あと、ヴェニアミン達は他の・・・・元々の護衛として一緒に来ていた冒険者達と一緒にいるから少し距離が空いている。
「わかったわ。ロゼ、すぐ移動します。」
「は!わかりました!では・・・・」
ロゼさんはそう言って大きな音を鳴らします。
びっくりした全員がロゼさんの方を振り向きます。
「ここでパニックになっても仕方がない!此処に居る・・・・リュークとやらの話を信じるならば、すぐに移動したほうがいい!河か湖があれば躊躇なく飛び込め!死にたくなければ今すぐ移動だ!!」
まだ揉めているようだけれど、姫さま一行はちゃんと現状を理解してもらえたのか、すぐに出発してくれました。
「おい、待ってくれ!」
とか言いながら他の人も移動を開始すます。
しかし・・・・臭いがきつい・・・・臭すぎます!
道中姫さまと話をしたけれど、この中には・・・・僕は孤児院で聞きかじった魔法、浄化だっけ?身体や物を綺麗にしてくれる魔法、あれを使える人がいないか聞いてみたら、残念ながらいないみたい。
姫さまもまだスキルを取得したばかりでそこまで分からない、と。
自力で歩けない人がいるので歩みは遅く、ゆっくりとした速度で進んでいたんだけど・・・・ついに魔物が追い付いてきました。
「魔物が追ってきた!」
と誰かが叫ぶ。
振り返ると・・・・凄い速度で何匹かこちらに向かって来ているのが見えました。
もう大混乱になってしまいました。
騎士の人達は必至になって姫さまを中心に魔物を防ごうとしてるけれど、突進してくる魔物に1人が突き飛ばされました。
足が止まった魔物にすかさず隊長さん?が剣で切り付けています。
冒険者の人達も何とかしようと必死になっているけれど、1人倒れ、2人倒れ。
目の前でひとりの冒険者が魔物の角に体を貫かれ、倒れてしまいます。
口から血を大量に吐き出し、ぶるっと震えて動かなくなってしまいました。
僕は震えながらも剣を・・・・その冒険者が持っていた剣を手に取り、魔物に切りつけるけれど、全く歯が立たずあっさりと剣をはじかれてしまいました。
そして魔物が僕に向かって角を突き出してきて・・・・
やばい!やられる!そう思って咄嗟に腕を・・・・右手を突き出す形で防ごうとしたんだけど、魔物は突然動きを止めて・・・・バタッと倒れました。
何が何だか分からないけれど・・・・
「おい少年!貴様今何をした?」
ロゼさんが僕の方を見ていたのか、そう言ってきたんだけど・・・・何の事?
ははは・・・・恐怖のあまり、腰が引けて尻もちをついてしまった。
あれ?そう言えばさっきはじかれた剣って何処に行ったっけ?
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