リュークとエリザヴェータ、身分違いも関係ない!

よっしぃ

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旅立ち――――15歳になったので出発する

第21話 ヴェニアミンとユッテ

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 ヴェニアミンは片腕を失っていたので、あまり上手く食事をする事が出来なかったようです。

 そんな状況なので、片目を失ってしまったユッテが隣で補佐しています。

 何というのかな・・・・?
 孤児院に居る時は感じなかったけれど、今は分かるような気がする。
 そう、2人の周りは何と言ったらいいか別世界になっているというか。
 2人だけの世界になっちゃっている。
 僕なら片腕や片目失ったらきっと絶望してしまうと思うけれど、2人は違うみたい。
 現実をしっかり受け止めて、前向きになっているというか。

 あ・・・・ユッテはまだ片目に慣れていないのか、時々隣にるヴェニアミンにぶつかっているし、歩く時はよく躓くけれど、片手ながらヴェニアミンがしっかり支えてくれている。
 僕は怪我も治って五体満足だし、2人を見習ってもっとしっかりしなくちゃ。

 食事も終わり今後どうするのか?という事になり、それぞれの人達・・・・旅の目的、目的地、亡くなった仲間がいる場合、どうすべきか・・・・等々。

 僕達が乗っていた馬車へ一緒に乗車していて生き残った人達のうち、普通の人?というのかな?は当初馬車が目指してた所まで行きたいとの事。
 冒険者の人達も、やはり同じ。

 僕達は・・・・そもそもスキルを確認するというのかな?が出来る所へ向かっていた訳で。
 よく分からないけれど、昔から孤児院では同じ所へ行っているようです。

 だから僕達も言われた所へ行きたい、と。

 で、姫さまが言うには、姫さまもその街で・・・・よく分からないけれど、【祝福】と言っていたっけ・・・・を授かりにその街へ向かっていたようで、その街はセアリアス帝国において一番良い結果が出ると言われているんだって。
 あ、今はその帰りだったっけ。

 えっと一番良い結果って何だろう?違う所でそれをすると違う結果になるって事なのかな?そんな事は孤児院では言っていなかったはずなんだけれどね・・・・

 うん、本当なら姫さまはわざわざこの街じゃなくても、帝都でも受けられたはずだけれど、皇帝陛下のご意向でその街で祝福を受ける事になったようで、わざわざ留学先から直接その街へ向かったんだとか。

 あ、そうそう、僕達以外の馬車に乗っていた人達は、そもそも目的地がそれぞれ違う訳で、丁度逆方向から来ていた人達もいたので、当然ながら目的地は違う場所。

 被害に遭った馬車のうち1台は帝都へ向かうはずだったようで、このまま帝都へ向かうみたい。
 そして姫さまが、
「で、リュークさん達はこれから何処へ向かおうと考えているのかしら?」
 と聞いてくれたので、
「わかりません・・・・孤児院では馬車に乗って街へ向かい、教会でスキルの確認するようにと言われていたのでそれ以外の目的地はないですし、そもそも他の場所は全く分かりません。」

 うん、このまま帝都に姫さまと一緒に行った所でその後の見通しはないし。
 どうするか悩んでいた所なんだよね。

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