124 / 755
転移3日目
124話 アーダ・ギルベルタ・クレメンティーネ・イザベル・グビッシュ
しおりを挟む
・・・・僕はその女性に回復魔法を唱え、ポーションを手渡します。
「回復魔法で体は恐らく元に戻ってますが、3日ほど何も口にしていないと思うので、このポーションを飲んでください。」
その女性は躊躇う事なく、一切の疑いを見せずに一気に飲み干します。
暫くして、ベッドから起き上がります・・・・が、その彼女は今裸・・・・
「きゃあ!」
「ご・・・・ごめんなさい!」
僕は背を向けます。あ、服あるのかな?僕はサイズの自動調整機能付きの、女性の衣類一式の入ったカバンを取り出し、才村さんに手渡します。
「これを着せてあげて下さい。」
僕は少しめまいがしたので、座ります。
その間、周りが
信じられない・・・・
まさか生還するとは・・・・
奇跡・・・・
鬼籍・・・・
いや、それ違うと思うよ?
暫くして、僕の用意した服を身を纏った女性がやってきます。
「こちらの女性から聞きました。まずはお礼を言わせて下さい。この命を助けていただいた事、感謝いたします。」
僕はその女性を見ます。
・・・・この国の王様の娘なんだよな?
それはもうすさまじい美貌というのか・・・・
先程まではやつれていて、顔色も悪く、正直顔つきもよくなかったので、これが同じ人物?と思えるような変化です。
「まだ時間が経ってませんが、体に異変は見当たりませんか?」
僕は尋ねます。
「ええ・・・・いまだかつてないほど快調ですわ。」
「それはよかった・・・・」
さて・・・・これからどうするかですが・・・・
するとこの女性、周りを見渡し・・・・
「わが夫はどうした?今更だが・・・・」
「は!残念ながら命を落としてございます・・・・」
「それはそうだ。どうやら王族の中で生き残ったうち、私が一番年上らしいからな。」
「そのようでございます。いかに公爵とはいえ、あのお方も王族。致し方ありませぬ。」
「死んではもう仕方なかろう。あの男、わが夫として・・・・ただの飾りだったからな。いや、私がか・・・・あの男は・・・・男色だったのだよ。結局一度も抱いてもらえなかった・・・・」
「臣下一同、中々お子を授からぬご様子で、心配はしておりましたが・・・・まさかの公爵様が男色でしたか・・・・」
「ああ、父上の従弟のようだが・・・・あのような輩が公爵とは、世も末だな。それに・・・・夫が死んだのだ。緊急ゆえ、ただいまを以て王家への復帰を宣言する。」
・・・・僕はこの女性の変化に驚いています。
「ああ、恩人よ、すまんな。今現在この場で意識のある中では我が立場が一番上なのでな。ついでに王家への復帰を宣言させてもらった。」
・・・先ほどまでの人の好さそうな女性と同一人物?
「さて・・・・我は生還したが、他の者はどうなのだ?それと共に・・・・なぜ我が最初だったのだ?概ね万が一我が死んでもどうでもよかったのか?くくく・・・・残念だったな。まあいい、話せ。」
「はっ!グビッシュ王家の、アロイジウス国王陛下のお子様ですと、アーダ様の他はアルノルト王子、ザーラ姫の3名でございます。そして王弟殿下のご子息様が3名、ご息女様が4名でごさいます・・・・このうち、成人されておりますのは、陛下の子が3名と、王弟殿下のご子息とご息女それぞれ1名の5名でございます。他はまだ成人ではございませぬ。」
「わかりました。さて・・・・そちらは・・・・転移者でございましたか?ああ、申し訳ございません。まだ名乗っておりませんでしたわね。私アーダ・ギルベルタ・クレメンティーネ・イザベル・グビッシュと申します。もはや公爵夫人ではありませんので、婚姻前の名を名乗らせていただきましたが。まあ長いので・・・・アーダとお呼びください。」
彼女の名前らしい。長い・・・・
ああ、そうか・・・・この国の名前はグビッシュ王国。
王族の苗字がそのまま国の名前なのですか・・・・
「回復魔法で体は恐らく元に戻ってますが、3日ほど何も口にしていないと思うので、このポーションを飲んでください。」
その女性は躊躇う事なく、一切の疑いを見せずに一気に飲み干します。
暫くして、ベッドから起き上がります・・・・が、その彼女は今裸・・・・
「きゃあ!」
「ご・・・・ごめんなさい!」
僕は背を向けます。あ、服あるのかな?僕はサイズの自動調整機能付きの、女性の衣類一式の入ったカバンを取り出し、才村さんに手渡します。
「これを着せてあげて下さい。」
僕は少しめまいがしたので、座ります。
その間、周りが
信じられない・・・・
まさか生還するとは・・・・
奇跡・・・・
鬼籍・・・・
いや、それ違うと思うよ?
暫くして、僕の用意した服を身を纏った女性がやってきます。
「こちらの女性から聞きました。まずはお礼を言わせて下さい。この命を助けていただいた事、感謝いたします。」
僕はその女性を見ます。
・・・・この国の王様の娘なんだよな?
それはもうすさまじい美貌というのか・・・・
先程まではやつれていて、顔色も悪く、正直顔つきもよくなかったので、これが同じ人物?と思えるような変化です。
「まだ時間が経ってませんが、体に異変は見当たりませんか?」
僕は尋ねます。
「ええ・・・・いまだかつてないほど快調ですわ。」
「それはよかった・・・・」
さて・・・・これからどうするかですが・・・・
するとこの女性、周りを見渡し・・・・
「わが夫はどうした?今更だが・・・・」
「は!残念ながら命を落としてございます・・・・」
「それはそうだ。どうやら王族の中で生き残ったうち、私が一番年上らしいからな。」
「そのようでございます。いかに公爵とはいえ、あのお方も王族。致し方ありませぬ。」
「死んではもう仕方なかろう。あの男、わが夫として・・・・ただの飾りだったからな。いや、私がか・・・・あの男は・・・・男色だったのだよ。結局一度も抱いてもらえなかった・・・・」
「臣下一同、中々お子を授からぬご様子で、心配はしておりましたが・・・・まさかの公爵様が男色でしたか・・・・」
「ああ、父上の従弟のようだが・・・・あのような輩が公爵とは、世も末だな。それに・・・・夫が死んだのだ。緊急ゆえ、ただいまを以て王家への復帰を宣言する。」
・・・・僕はこの女性の変化に驚いています。
「ああ、恩人よ、すまんな。今現在この場で意識のある中では我が立場が一番上なのでな。ついでに王家への復帰を宣言させてもらった。」
・・・先ほどまでの人の好さそうな女性と同一人物?
「さて・・・・我は生還したが、他の者はどうなのだ?それと共に・・・・なぜ我が最初だったのだ?概ね万が一我が死んでもどうでもよかったのか?くくく・・・・残念だったな。まあいい、話せ。」
「はっ!グビッシュ王家の、アロイジウス国王陛下のお子様ですと、アーダ様の他はアルノルト王子、ザーラ姫の3名でございます。そして王弟殿下のご子息様が3名、ご息女様が4名でごさいます・・・・このうち、成人されておりますのは、陛下の子が3名と、王弟殿下のご子息とご息女それぞれ1名の5名でございます。他はまだ成人ではございませぬ。」
「わかりました。さて・・・・そちらは・・・・転移者でございましたか?ああ、申し訳ございません。まだ名乗っておりませんでしたわね。私アーダ・ギルベルタ・クレメンティーネ・イザベル・グビッシュと申します。もはや公爵夫人ではありませんので、婚姻前の名を名乗らせていただきましたが。まあ長いので・・・・アーダとお呼びください。」
彼女の名前らしい。長い・・・・
ああ、そうか・・・・この国の名前はグビッシュ王国。
王族の苗字がそのまま国の名前なのですか・・・・
127
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日発売!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
魔境育ちの全能冒険者は異世界で好き勝手生きる‼︎ 追い出したクセに戻ってこいだと?そんなの知るか‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
15歳になり成人を迎えたリュカは、念願の冒険者ギルドに登録して冒険者になった。
そこで、そこそこ名の知れた冒険者Dランクのチームの【烈火の羽ばたき】に誘われる。
そこでの生活は主に雑用ばかりで、冒険に行く時でも荷物持ちと管理しかさせて貰えなかった。
それに雑用だけならと給料も安く、何度申請しても値段が上がる事はなかった。
ある時、お前より役に立つ奴が加入すると言われて、チームを追い出される事になった。
散々こき使われたにも関わらず、退職金さえ貰えなかった。
そしてリュカは、ギルドの依頼をこなして行き…
【烈火の羽ばたき】より早くランクを上げる事になるのだが…?
このリュカという少年は、チームで戦わせてもらえなかったけど…
魔女の祖母から魔法を習っていて、全属性の魔法が使え…
剣聖の祖父から剣術を習い、同時に鍛治を学んで武具が作れ…
研究者の父親から錬金術を学び、薬学や回復薬など自作出来て…
元料理人の母親から、全ての料理のレシピを叩き込まれ…
更に、母方の祖父がトレジャーハンターでダンジョンの知識を習い…
母方の祖母が魔道具製作者で魔道具製作を伝授された。
努力の先に掴んだチート能力…
リュカは自らのに能力を駆使して冒険に旅立つ!
リュカの活躍を乞うご期待!
HOTランキングで1位になりました!
更に【ファンタジー・SF】でも1位です!
皆様の応援のお陰です!
本当にありがとうございます!
HOTランキングに入った作品は幾つか有りましたが、いつも2桁で1桁は今回初です。
しかも…1位になれるなんて…夢じゃ無いかな?…と信じられない気持ちでいっぱいです。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
転移特典としてゲットしたチートな箱庭で現代技術アリのスローライフをしていたら訳アリの女性たちが迷い込んできました。
山椒
ファンタジー
そのコンビニにいた人たち全員が異世界転移された。
異世界転移する前に神に世界を救うために呼んだと言われ特典のようなものを決めるように言われた。
その中の一人であるフリーターの優斗は異世界に行くのは納得しても世界を救う気などなくまったりと過ごすつもりだった。
攻撃、防御、速度、魔法、特殊の五項目に割り振るためのポイントは一億ポイントあったが、特殊に八割割り振り、魔法に二割割り振ったことでチートな箱庭をゲットする。
そのチートな箱庭は優斗が思った通りにできるチートな箱庭だった。
前の世界でやっている番組が見れるテレビが出せたり、両親に電話できるスマホを出せたりなど異世界にいることを嘲笑っているようであった。
そんなチートな箱庭でまったりと過ごしていれば迷い込んでくる女性たちがいた。
偽物の聖女が現れたせいで追放された本物の聖女やら国を乗っ取られて追放されたサキュバスの王女など。
チートな箱庭で作った現代技術たちを前に、女性たちは現代技術にどっぷりとはまっていく。
木を叩いただけでレベルアップ⁉︎生まれついての豪運さんの豪快無敵な冒険譚!
神崎あら
ファンタジー
運動も勉強も特に秀でていないがめっちゃ運が良い、ただそれだけのオルクスは15歳になり冒険者としてクエストに挑む。
そこで彼は予想だにしない出来事に遭遇する。
これは初期ステータスを運だけに全振りしたオルクスの豪運冒険譚である。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる