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王都襲来
第59話 パーティー結成
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で、セバスチャンが確認というか、どうするのかと聞いてくれて。
「クーン様、先ほどのニールス様のご提案、如何なさいますか?この場には7名おりますが、私の事でしたら心配無用でございますので、お気になさらず。私はフロリーナ様が不憫でして、こうして一度は引退した身を再び奮い起こしてフロリーナ様とヤーナ様をお守りしておりましたが、クーン様がパーティーを結成するようでございましたらこの老骨、裏方に徹しますのでどうか2人をお願い致します。」
後で聞いたんだが、一つスキルだった2人の少女、貴族としてこのまま家に留め置くのは難しく、追放という形をとるしかなかったらしいのだが、実際公爵家の当主はフロリーナを溺愛していて、引退していたとはいえ実力のあるセバスチャンを、フロリーナが落ち着くまで守るように密かに命令して送り出したそうだ。
めんどくさいな貴族って。
そして1年経った頃に俺と知り合い、こうしてある程度接する事になり、セバスチャンから見て俺はフロリーナを託すに値する、と判断したようだ。
「で、皆はどうだい?」
まあティーデとヒセラは弟と妹だし、問題なさそうだけど、どうだろう。
「クーンにい、僕はクーンにいとパーティーになれるのは賛成だよ!」
「私も賛成!このままずっとニールスにいの所にいるのも気が引けていたのよね!」
どうやら2人は賛成のようだ。
「わ、私は・・・・迷惑じゃないかしら?攻撃手段はあまりないし、足手まといにならないかしら?」
「何を言っているのよフロリーナ!貴女の回復能力はパーティーに必須よ!それに聖魔法ってほら、アンデットに有効って聞いた事があるから、今後は活躍が期待できるわよ!それに私って精霊スキルだけどほら、もう把握しているかもしれないけれど、私のスキルって精霊を召喚して、時間が来るか魔力を使い切るまで使役できるのよ。それなりに戦力になるわよ!」
ヤーナは上手くフロリーナを説得してくれている。それに自身の事もある程度わかっているようだし、結構頼りになりそう。
次にマース。
「ぼ、僕もいいのでしょうか?まだ皆さんと知り合ってから、まだあまり時間が経っていないのですが。」
「それは心配ないよ、それを言ったら他のパーティーも同じなんじゃないか?駄目だと思ったら抜けたらいいんだし。」
この後全員一致でパーティーの結成が決まり、さてそれならばパーティー名はどうするか、という事になった。
最近4文字が流行っているけれど、それに拘る必要は無いらしい。
何とかの何とかという名前も多くみられるし、短い名前もあるようだ。
そんな時セバスチャンが提案してくれたんだけど、
「こう言っては何ですが、6名とも一つスキルでございます。一つスキルというのは冷遇されがちで御座いまして、しかし皆様を見れば、きっと一つスキルでも複数スキル持ち同様活躍できると知らしめる為にも、わかりやすい名がよろしいかと。」
考えてもみなかったな。
「それだったら考えがあるわ!」
ヤーナには何かあるらしい。
「考えってなんだヤーナ。」
「そのまま一つスキル、でもいいのだけど、それだと紛らわしいから・・・・【ワンチャンス】ってどうかしら?」
【ワンチャンス】
何だか聞いた事があるようなないような。
だけど一つスキルの集まりの僕達には、似合っているのかもしれない。
その後いい案が思い浮かばなかったのと、この名前がなかなかいいな、と皆が感じたからか、そのままパーティー名は【ワンチャンス】となった。
たった一つのスキル。それだったらワンスキルでもいいのだけど、何か違う。
それに何故かフロリーナも、それがいい!と強く推していたんだよな。
そしてパーティーを結成するのにあたって、もう一つ決めないといけない事がある。
【リーダー】だ。
これは冒険者ギルドで申請する時に指定する必要があるようで、さて誰がなるんだ、となったんだが何故か全員俺を見てくる。
いや待ってくれよ!こういうのは身分でだな・・・・
「身分で決めてはいけませんよクーンさま。平民だけの構成でしたらどうするのですか?それに私にはクーンさまが相応しいと思います。」
「私もそう思う!実際この集まりってクーンが中心なんだから!」
「僕もそう思います。僕もクーンさんじゃないと声を掛けませんでしたし。」
ティーデとヒセラは・・・・聞くまでもない。
何故か俺がリーダーになる事になってしまった。まじかよ・・・・
「クーン様、先ほどのニールス様のご提案、如何なさいますか?この場には7名おりますが、私の事でしたら心配無用でございますので、お気になさらず。私はフロリーナ様が不憫でして、こうして一度は引退した身を再び奮い起こしてフロリーナ様とヤーナ様をお守りしておりましたが、クーン様がパーティーを結成するようでございましたらこの老骨、裏方に徹しますのでどうか2人をお願い致します。」
後で聞いたんだが、一つスキルだった2人の少女、貴族としてこのまま家に留め置くのは難しく、追放という形をとるしかなかったらしいのだが、実際公爵家の当主はフロリーナを溺愛していて、引退していたとはいえ実力のあるセバスチャンを、フロリーナが落ち着くまで守るように密かに命令して送り出したそうだ。
めんどくさいな貴族って。
そして1年経った頃に俺と知り合い、こうしてある程度接する事になり、セバスチャンから見て俺はフロリーナを託すに値する、と判断したようだ。
「で、皆はどうだい?」
まあティーデとヒセラは弟と妹だし、問題なさそうだけど、どうだろう。
「クーンにい、僕はクーンにいとパーティーになれるのは賛成だよ!」
「私も賛成!このままずっとニールスにいの所にいるのも気が引けていたのよね!」
どうやら2人は賛成のようだ。
「わ、私は・・・・迷惑じゃないかしら?攻撃手段はあまりないし、足手まといにならないかしら?」
「何を言っているのよフロリーナ!貴女の回復能力はパーティーに必須よ!それに聖魔法ってほら、アンデットに有効って聞いた事があるから、今後は活躍が期待できるわよ!それに私って精霊スキルだけどほら、もう把握しているかもしれないけれど、私のスキルって精霊を召喚して、時間が来るか魔力を使い切るまで使役できるのよ。それなりに戦力になるわよ!」
ヤーナは上手くフロリーナを説得してくれている。それに自身の事もある程度わかっているようだし、結構頼りになりそう。
次にマース。
「ぼ、僕もいいのでしょうか?まだ皆さんと知り合ってから、まだあまり時間が経っていないのですが。」
「それは心配ないよ、それを言ったら他のパーティーも同じなんじゃないか?駄目だと思ったら抜けたらいいんだし。」
この後全員一致でパーティーの結成が決まり、さてそれならばパーティー名はどうするか、という事になった。
最近4文字が流行っているけれど、それに拘る必要は無いらしい。
何とかの何とかという名前も多くみられるし、短い名前もあるようだ。
そんな時セバスチャンが提案してくれたんだけど、
「こう言っては何ですが、6名とも一つスキルでございます。一つスキルというのは冷遇されがちで御座いまして、しかし皆様を見れば、きっと一つスキルでも複数スキル持ち同様活躍できると知らしめる為にも、わかりやすい名がよろしいかと。」
考えてもみなかったな。
「それだったら考えがあるわ!」
ヤーナには何かあるらしい。
「考えってなんだヤーナ。」
「そのまま一つスキル、でもいいのだけど、それだと紛らわしいから・・・・【ワンチャンス】ってどうかしら?」
【ワンチャンス】
何だか聞いた事があるようなないような。
だけど一つスキルの集まりの僕達には、似合っているのかもしれない。
その後いい案が思い浮かばなかったのと、この名前がなかなかいいな、と皆が感じたからか、そのままパーティー名は【ワンチャンス】となった。
たった一つのスキル。それだったらワンスキルでもいいのだけど、何か違う。
それに何故かフロリーナも、それがいい!と強く推していたんだよな。
そしてパーティーを結成するのにあたって、もう一つ決めないといけない事がある。
【リーダー】だ。
これは冒険者ギルドで申請する時に指定する必要があるようで、さて誰がなるんだ、となったんだが何故か全員俺を見てくる。
いや待ってくれよ!こういうのは身分でだな・・・・
「身分で決めてはいけませんよクーンさま。平民だけの構成でしたらどうするのですか?それに私にはクーンさまが相応しいと思います。」
「私もそう思う!実際この集まりってクーンが中心なんだから!」
「僕もそう思います。僕もクーンさんじゃないと声を掛けませんでしたし。」
ティーデとヒセラは・・・・聞くまでもない。
何故か俺がリーダーになる事になってしまった。まじかよ・・・・
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