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クランとしての試練
第99話 多忙な日々
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クランの発足から半年以上が経った。
メンバーも順調に増え、今では30名以上の大所帯。
流石にこの人数ともなると全員が拠点で暮らす事は難しく、現在別棟を建てている。
現在の拠点はそのままに、新たな宿泊施設として建てているのだが・・・・
ドバ――――!!!!!!!!
辺り一面に響き渡る音。
そして・・・・
「ちょっと何よこの臭気は!臭いわよ!」
所謂硫黄の臭いである。
正確には硫黄ではなく硫化水素なのだが。
「ヤーナ!ついに出たよ!温泉が湧いたんだ!やったあああ!!!!!!」
俺は思わずヤーナに抱き着き、そのまま抱えてクルクルと回ってしまった。
つまりあれだ、パズ▼とシ▼タ状態だ。尤もロープでお互いをくくり付けられてはいないが。
「きゃあああ!!ちょ!一寸やめてよ!」
「だってヤーナ、温泉だぞ!おんせぬぐぬぐ・・・・」
途中で俺の顔がヤーナの胸に埋もれてしまい、言葉を発する事が出来なくなった。
「その状態で喋らないで!」
俺は息が出来なくなったので、回るのをやめ、ヤーナを降ろした。
あれ?何であんなに埋まってしまったんだ?
それに柔らかかったぞ?
「ストップ!何も考えない!」
俺は言われた通り思考を停止した。そう、何かこれ以上触れると駄目な気配がしたからだ。
俺は何をしているかと言えば、敷地内に新たな宿泊施設を建てようと・・・・いいじゃないか!単なる宿じゃなくって、快適さを求めても!
で、何をしたかと言えば、敷地内にひたすら深い穴を掘ったんだ。
結構掘ったと思うぞ。
数十メートルとかそんなレベルじゃない。
数百メートルは掘ったはず。
うん、魔法は便利だ。俺の場合はスキルだが、実際魔力を消費するから魔法なんだろうが。
で、間欠泉の如く噴き出す・・・・お湯だな。
そして臭い。
だがこれこそ温泉!
吹き出すのが収まるのを待ってから、土で作った筒を穴に入れていく。
後々この筒を通って源泉を地下から汲みあげる事になる。
飲めるのであれば飲み水も確保で言う事なし!
まあこんな感じで俺とヤーナは日々愉快に?過ごしている。
本当は違うのだが。
何故ヤーナがここで臭い臭いと言っているのか、それは俺が穴を掘ったのが工房の隣だったからに他ならない!
俺は工房で白磁器を作っている。
ヤーナがデザイン担当。
ヤーナのセンスは抜群だった!良い方にだぞ?
何やら貴族や富裕層向けに凝った花の絵を描いていたりしてくれている。要望によっては生き物や物も描いてくれる。
これがなかなか?評判を呼び、今ではクランの稼ぎ頭だったりする。
台車等は商人ギルドに丸投げにしているが、これだけは情報を秘匿して自分達で作っている。
釉薬やら白磁器に描くのに使用する絵の具なんかは、何処の工房でも秘匿されているようで、俺も右に習えじゃないが、そうした。
今ではクランのメンバーが採取を全て受け持ってくれるので、こうして工房で籠りっきりで作業に没頭できるのだ。
そして一度窯に火を入れると暫く何もする事が無いので、今はこうして新たな建物作りをしているのが現状だ。
何せ工房の窯はヤーナが召喚したサラマンダーが暮らしていて、温度の管理なんかは全てやってくれると言う有り難い存在。
え?じゃあ俺ってする事が無いじゃないかって?
いやあ、白磁器の元となる土を適した状態にするのが俺なんだ!
皿そのものの形状は、クランメンバーがやってくれている。
そう言った才能があるメンバーが居たんだ。
そのうち他のクランメンバーも紹介したい。
そんな事を思っていると、窯が騒がしい。
「あ!そろそろ魔力が・・・・」
ヤーナがサラマンダーから知らせを受けたようだ。
白磁器を作るにあたり、一番の問題は窯の温度の維持だ。
それも1350℃以上と高温を維持しないといけない。
流石のヤーナも魔力が無くなってしまう。
そう、ヤーナが精霊を召喚すると、この場合サラマンダーだが、召喚者の魔力で現世に留まる事が出来る。
魔力を断てば精霊の世界に戻るのだとか。
「どうする?ここでするか?」
「だ、誰も見ていないわよね?」
「気になるなら壁を作ろうか?」
「そ、そうね、そうして頂戴。」
俺とヤーナの周囲に壁を作り、目隠し状態にした。
「さ、クーンのを頂戴。」
顔を真っ赤にさせながらヤーナがそんな事を言う。
俺も恥ずかしい。
俺はヤーナをそっと抱き寄せ、目を瞑ったヤーナの顔に俺の顔を近づける。
そしてそっと口づけを交わす。
その後は・・・・
【うぎゃあああああ!!!!!!がっつきすぎいいいい!!!】
俺は心の中でヤーナにそう叫んだ。
相手に魔力を与える方法として、2番目に効率がいいらしい。
何がだって?魔力って口を伝って相手に直接送る事が出来るんだ。
1番目はどうすればいいんだ?って聞いたら、
「わ、私とけ、結婚したらし、してあげる!」
と言われた事があるが一体どうすれば?
3番目はお互い上半身裸になって抱き着き、心臓と心臓を合わせるようにするといいらしい。
恥ずかしすぎてしないけど。
そして4番目はポーションなのだが、あまり多用すると色々後遺症やらがあるのでお勧めはしないようだ。まあ緊急時だな。
高品質のポーションの場合はあまり気にする必要は無いらしい。
俺には見極められないが。
俺はがっつり魔力を持っていかれてしまった。
メンバーも順調に増え、今では30名以上の大所帯。
流石にこの人数ともなると全員が拠点で暮らす事は難しく、現在別棟を建てている。
現在の拠点はそのままに、新たな宿泊施設として建てているのだが・・・・
ドバ――――!!!!!!!!
辺り一面に響き渡る音。
そして・・・・
「ちょっと何よこの臭気は!臭いわよ!」
所謂硫黄の臭いである。
正確には硫黄ではなく硫化水素なのだが。
「ヤーナ!ついに出たよ!温泉が湧いたんだ!やったあああ!!!!!!」
俺は思わずヤーナに抱き着き、そのまま抱えてクルクルと回ってしまった。
つまりあれだ、パズ▼とシ▼タ状態だ。尤もロープでお互いをくくり付けられてはいないが。
「きゃあああ!!ちょ!一寸やめてよ!」
「だってヤーナ、温泉だぞ!おんせぬぐぬぐ・・・・」
途中で俺の顔がヤーナの胸に埋もれてしまい、言葉を発する事が出来なくなった。
「その状態で喋らないで!」
俺は息が出来なくなったので、回るのをやめ、ヤーナを降ろした。
あれ?何であんなに埋まってしまったんだ?
それに柔らかかったぞ?
「ストップ!何も考えない!」
俺は言われた通り思考を停止した。そう、何かこれ以上触れると駄目な気配がしたからだ。
俺は何をしているかと言えば、敷地内に新たな宿泊施設を建てようと・・・・いいじゃないか!単なる宿じゃなくって、快適さを求めても!
で、何をしたかと言えば、敷地内にひたすら深い穴を掘ったんだ。
結構掘ったと思うぞ。
数十メートルとかそんなレベルじゃない。
数百メートルは掘ったはず。
うん、魔法は便利だ。俺の場合はスキルだが、実際魔力を消費するから魔法なんだろうが。
で、間欠泉の如く噴き出す・・・・お湯だな。
そして臭い。
だがこれこそ温泉!
吹き出すのが収まるのを待ってから、土で作った筒を穴に入れていく。
後々この筒を通って源泉を地下から汲みあげる事になる。
飲めるのであれば飲み水も確保で言う事なし!
まあこんな感じで俺とヤーナは日々愉快に?過ごしている。
本当は違うのだが。
何故ヤーナがここで臭い臭いと言っているのか、それは俺が穴を掘ったのが工房の隣だったからに他ならない!
俺は工房で白磁器を作っている。
ヤーナがデザイン担当。
ヤーナのセンスは抜群だった!良い方にだぞ?
何やら貴族や富裕層向けに凝った花の絵を描いていたりしてくれている。要望によっては生き物や物も描いてくれる。
これがなかなか?評判を呼び、今ではクランの稼ぎ頭だったりする。
台車等は商人ギルドに丸投げにしているが、これだけは情報を秘匿して自分達で作っている。
釉薬やら白磁器に描くのに使用する絵の具なんかは、何処の工房でも秘匿されているようで、俺も右に習えじゃないが、そうした。
今ではクランのメンバーが採取を全て受け持ってくれるので、こうして工房で籠りっきりで作業に没頭できるのだ。
そして一度窯に火を入れると暫く何もする事が無いので、今はこうして新たな建物作りをしているのが現状だ。
何せ工房の窯はヤーナが召喚したサラマンダーが暮らしていて、温度の管理なんかは全てやってくれると言う有り難い存在。
え?じゃあ俺ってする事が無いじゃないかって?
いやあ、白磁器の元となる土を適した状態にするのが俺なんだ!
皿そのものの形状は、クランメンバーがやってくれている。
そう言った才能があるメンバーが居たんだ。
そのうち他のクランメンバーも紹介したい。
そんな事を思っていると、窯が騒がしい。
「あ!そろそろ魔力が・・・・」
ヤーナがサラマンダーから知らせを受けたようだ。
白磁器を作るにあたり、一番の問題は窯の温度の維持だ。
それも1350℃以上と高温を維持しないといけない。
流石のヤーナも魔力が無くなってしまう。
そう、ヤーナが精霊を召喚すると、この場合サラマンダーだが、召喚者の魔力で現世に留まる事が出来る。
魔力を断てば精霊の世界に戻るのだとか。
「どうする?ここでするか?」
「だ、誰も見ていないわよね?」
「気になるなら壁を作ろうか?」
「そ、そうね、そうして頂戴。」
俺とヤーナの周囲に壁を作り、目隠し状態にした。
「さ、クーンのを頂戴。」
顔を真っ赤にさせながらヤーナがそんな事を言う。
俺も恥ずかしい。
俺はヤーナをそっと抱き寄せ、目を瞑ったヤーナの顔に俺の顔を近づける。
そしてそっと口づけを交わす。
その後は・・・・
【うぎゃあああああ!!!!!!がっつきすぎいいいい!!!】
俺は心の中でヤーナにそう叫んだ。
相手に魔力を与える方法として、2番目に効率がいいらしい。
何がだって?魔力って口を伝って相手に直接送る事が出来るんだ。
1番目はどうすればいいんだ?って聞いたら、
「わ、私とけ、結婚したらし、してあげる!」
と言われた事があるが一体どうすれば?
3番目はお互い上半身裸になって抱き着き、心臓と心臓を合わせるようにするといいらしい。
恥ずかしすぎてしないけど。
そして4番目はポーションなのだが、あまり多用すると色々後遺症やらがあるのでお勧めはしないようだ。まあ緊急時だな。
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俺には見極められないが。
俺はがっつり魔力を持っていかれてしまった。
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