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過去との対話_有栖_6
有栖_6-3
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その後、新入社員歓迎会での『私』の態度が我孫子を増長させてしまった。おそらく、『私』が女でありながら前線や現場での活動を希望しているのが気にくわない、というのもあり、また、所詮はそれを希望している以上は上司の反感を買うわけにはいかない、ということも解っていたのだろう。
それが如実に行為として表面化してきたのだ。
最初は肩を叩いての挨拶。これならばフレンドリーな関係を築きたいのだと受け止めることはできた。だから、それを作り笑いで対応していたら、次は突然、肩を揉まれた。
「お疲れ様。頑張ってるねぇ」
あたかも労っているような言葉と一緒に行われたその行為に隣の席で同じ雑務をしていた女子隊員も驚いていた。
「や、やめてくださいよ」
やんわりとした拒否。それが最初の抵抗だった。
「肩凝ってるなぁ。有栖、結構胸デカいもんなぁ」
規則正しく自身の肩の肉を摘まむ動作。不愉快な視線は明らかに胸へ。嫌悪感は秒単位で増していき、すぐに限界に達した。
「大丈夫ですから、やめてください!」
少し強い口調と身体を捻り、明確な拒否を態度に示す。
「いいから揉んでやるっていってるだろう! 上司が労ってやってるのに何様のつもりだ!」
その態度が気にくわなかった我孫子は恫喝のように吠えた。周囲は凍り付いていたし、隣の女子隊員は驚き、その様子に苛立った我孫子が睨んだことで、怖がり泣き出してしまった。
「すみません、彼女を休養室に連れていきます。失礼します」
そう言って、『私』は同僚を連れてその場から離れることにした。その同僚は、
「ありがとう」
と、小さく『私』に言ってくれたが、
「いいよなぁ、女は。泣けば休めるんだから。俺らはどんなに忙しくて泣いても休めないのによぉ。羨ましいよ、全く」
背後から聞こえた我孫子の発言が台無しにしてくれた。
それが如実に行為として表面化してきたのだ。
最初は肩を叩いての挨拶。これならばフレンドリーな関係を築きたいのだと受け止めることはできた。だから、それを作り笑いで対応していたら、次は突然、肩を揉まれた。
「お疲れ様。頑張ってるねぇ」
あたかも労っているような言葉と一緒に行われたその行為に隣の席で同じ雑務をしていた女子隊員も驚いていた。
「や、やめてくださいよ」
やんわりとした拒否。それが最初の抵抗だった。
「肩凝ってるなぁ。有栖、結構胸デカいもんなぁ」
規則正しく自身の肩の肉を摘まむ動作。不愉快な視線は明らかに胸へ。嫌悪感は秒単位で増していき、すぐに限界に達した。
「大丈夫ですから、やめてください!」
少し強い口調と身体を捻り、明確な拒否を態度に示す。
「いいから揉んでやるっていってるだろう! 上司が労ってやってるのに何様のつもりだ!」
その態度が気にくわなかった我孫子は恫喝のように吠えた。周囲は凍り付いていたし、隣の女子隊員は驚き、その様子に苛立った我孫子が睨んだことで、怖がり泣き出してしまった。
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