エッセイ書くよい！

本と旅に出る

書物を読むにはまず下準備がいります。文字という訓練と絶え間ない日常が必要です。
キャンバスに絵を初めて描くときにまず、下地で青かあるいは茶色を塗ってから始めるというでこぼこを消す作業です。

そして、やっと日常の言葉と本の意味が合わさって場面が見えると言うことです。
絵描きや漫画はその細部まで読者に読み合わさるように緻密に描くのは自由度を矯正と強制していることににています。
だからこそ、国語というものは数学や科学と違って、答に幅があります。答は厳格じゃなくても良いのです。言葉は自由な想像に任せるという素晴らしいものなのです。


でも、やはりその分、とても流れというか流行りもあります。
自由な発想や自由な言葉は新しさを常に求め、古いものをやぼったく感じさせるのです。

ちょっと古いと思われるだけで、もう言葉は自由な消えます。
消えないようにメモリーに保存したものが辞書なのです。
新しい言葉や新しい語彙と同時に古い言葉を調べるにはとても難儀をするところです。そういう意味では最初に自由度を作家に規制された漫画や映像等の方が強いですね。

離れ、ということは、既存のまま過ぎることを由とするものです。
既存とはそれがいつまで続くかは当事者にしか分かりません。
雑草という言葉のままでいくのか、その草木にはそれぞれに言葉で名前がついている植物なのだということしり、春夏秋冬を鳥や花や香りで探知し心を艶やかにしてもいいのではないでしょうか。
そうだ、雪割草、福寿草が生えている。
そうだ、エディブルフラワーを食う季節だぞ。