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化け物と人の交わる路地
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幼い頃にいちど、そしていま、もう一度、角刈りのおじさんに助けられた。半裸の少し骨ばしいおじさんが言うのだ。
「きみはこっち側に来ちゃいけないよ」
って。
そうだ、まだそっち側には私は弱く、逃げることもできないでいたのだ。
だから、護る人になりたい。
じぶんの身、そしておじさんのように誰かしらを護れる強さのある人になりたいと。
立ち向かう力で大地に立つ力を。
いつか、いつか必ずと、誓ったのを。夢の再来で思い出した。
おじさんは、減んなかおをして笑ってくれたのだ。
溝川に落ちた半裸を起こして、私を連れて帰ってくれたことを。
ガリガリで骨ばしく、男前でもなければ、粋がってもいない。けれども不死という罰を受けていたと、どこかで耳にしたのだ。
「きみはワタシのことを知らないから、子どもの大へいな口を効けるのだよ」と、諭して言うのを
「私は、未来しか見ないからね、そうだ、おじさんとの未来もねその中にあるの」
と。
そしたらまた、悲しい笑顔になるのを。
それが、悲しい笑顔だから泣いたの。
「きみはこっち側に来ちゃいけないよ」
って。
そうだ、まだそっち側には私は弱く、逃げることもできないでいたのだ。
だから、護る人になりたい。
じぶんの身、そしておじさんのように誰かしらを護れる強さのある人になりたいと。
立ち向かう力で大地に立つ力を。
いつか、いつか必ずと、誓ったのを。夢の再来で思い出した。
おじさんは、減んなかおをして笑ってくれたのだ。
溝川に落ちた半裸を起こして、私を連れて帰ってくれたことを。
ガリガリで骨ばしく、男前でもなければ、粋がってもいない。けれども不死という罰を受けていたと、どこかで耳にしたのだ。
「きみはワタシのことを知らないから、子どもの大へいな口を効けるのだよ」と、諭して言うのを
「私は、未来しか見ないからね、そうだ、おじさんとの未来もねその中にあるの」
と。
そしたらまた、悲しい笑顔になるのを。
それが、悲しい笑顔だから泣いたの。
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