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Ⅲ章 討滅
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「おいっ!?やめろよぉっ!?」
「ぷぷぷっ、お前の母ちゃんでーべそっ!」
ここは魔王ゾンビによって壊滅した大都市アルファニカ跡。
エルルの住む農業国家プラベリアから西に位置するユミール公国の一都市だった場所だ。
そこでは復興が始まっていた。
とはいえ奇妙なことに大人が殆どいない、年長者であっても12歳くらいがせいぜいな子供だけの復興作業だった。
そこに建設された巨大な建物があり、そこには沢山の子供達がお互いに戯れあっている。
「こらっ、喧嘩はダメだと言ったでしょう!?」
「うげっ、おっぱいお化けが来たぞっ!逃げろーっ!!」
「あ、待ちなさいっ!話はまだ終わってませんよ!?」
この建築物に存在する大人たちのうち、やんちゃな子供からはおっぱいお化け。大人しかったり、彼女を本当の母親がわりに思っている子供達からはアリアさんと呼ばれている巨乳で非常に整った顔立ちの女性が、悪口を言った子供達に対して困ったように嘆息する。
彼女はエルルが生み出した魔王が暴れ回った跡地に残る、子供達の面倒を見るために生み出された魔王、いや、聖女シリーズのうちの1人である。
「あの、聖女アリア。新しく子供を見つけてきたという外回りの聖女見習いたちが帰ってきました」
「…またですか。そろそろ落ち着いた頃合いだと思いましたが、まだまだいるものですねぇ。いっそのこと皆殺しにしてしまえば良いものを…」
「あ、アリアさんっ、そういう言葉はこう言った場所では控えてくださいと何度も言ったではないですかっ」
「分かっていますとも。聞かれたらこっそり始末しろというのでしょう?」
「ち、ちがいますっ」
当初、作り出した聖女アリアを含む3人の聖女だけでは人手が足りなすぎるだろうとエルルはそれからさらに人手を増やした。
三人分の死体を材料に作り出した聖女であるが、数を稼ぐべく、一体分の死体から作り出された聖女見習いたちである。
彼女達のスキルは以下のようになっている。
名前 聖女見習い
生物強度 19
スキル 清貧なる母乳 格闘 広域視界 聴力 建築 農業
死体を一体分しか使っていないせいか、魔王クリエイターを使うための容量が聖女達に比べてかなり少なくなっており、彼女達を作った用途に合う必要最低限のスキルセットを付与するのでギリギリだった。
いくつかのスキルは容量節約のためのマイナーチェンジを強いられ、代わりに聖女達をサポートするためのスキルを付与された。
建築と農業、そして清貧なる母乳である。
今、彼女たちが過ごす巨大な孤児院とも言うべき建築物は彼女たち聖女見習いが建てたものであり、食べているものはスキル農業で栽培速度を促進させたものがメインとなっていた。
もしもエルルが本気でこのスキル農業を使うなり付与するなりすれば、この世界の食料難危機を丸っと解決できてしまういわば、歴史に名を残すほどのある意味チートスキルであるが、残念ながら色々な意味でそういうわけにもいかず。
孤児院の子供達の食い扶持を稼ぐのがせきのやまである。
彼がやらなくてはいけないことはそれとは真逆の、間引きと言う名の虐殺なのだから。
そして、そうした事情から生み出された聖女とその見習い達は集めた子供達をエルルの指示に従って世話や教育を施していた。
しかし、彼女たちの本当の望みは違った。
これはエルルも把握していないことであるが、元から存在する生物を元に作成された魔王はエルルに忠誠を誓うわけではない。
もとい絶対に命令を聞くわけではない。
忠誠を誓うようなスキルを付与するのであればともかく、人間を魔王化したからと言ってエルルに絶対服従とはならない。
これはリアちゃんに魔王化処理、すなわち魔王クリエイターを使用しても特にそうなってはいないことから分かる。
しかし、今まで創り出した魔王達はエルルのいうことを聞いてくれたではないか?と疑問に思うことだろう。
だが、それは魔王クリエイターの対象を良く考えれば分かるはずである。
彼が送り込んだ既存の生物に手を加えたタイプの魔王は全て昆虫である。
感情や考える能力が低い場合、魔王クリエイターによる刷り込みが行われる、と言う仕様が存在しているのだ。
元々魔王クリエイターの力は人類を殺しまわるための力である。
それを使った対象が、魔王クリエイターを持つエルルに逆らわないように、殺されないようにと言う安全装置のようなものが仕様として存在しており、しかしあくまで安全装置程度のもののために忠誠を誓わせるとまではいかないまでも逆らう気力を無くす程度の効果はある。
その効果が元々知性の無い、低い存在に対しては強く効果を発揮した結果、魔王クリエイターを持つエルルの頼みを極力聞くようになるのだ。
とはいえ、重ねて言うがあくまで安全装置程度の弱い効果しか無い。
リアちゃんのような高い知能を持つ人間相手にはせいぜい、逆らう気をなくす程度の機能しかないし、魔王ゾウムシが追い詰められた際に、エルルに頼まれた人間の間引きよりも自らの命の危険を感じて逃げ出すことを優先しようとしたことからもそれは見てとれる。エルルの命令や頼みを絶対に聞かせたいと言う場合にはそれ用のスキルが必要になるのだ。
さて。
では一から創られた、何かしらの材料をもとにゼロから産まれた魔王や、聖女達はどうなるのか?
当然ながら元から何かの意思があるわけでもない材料から創られた彼女達には欠片も知性は存在し得ない。
この安全装置がクリティカルな効果を発揮する。
むしろ魔王クリエイターを与えた超常の存在はそれを前提にしていた。
出来上がる魔王の種族や性別、個体差や環境などに左右されるものの基本的にゼロから創られた存在達は作成者たるエルルに対して様様な形の「愛」を抱く。
つまり死体から、ゼロから生まれた聖女達は1人残らず、創造主たるエルルに対して父に抱くような、異性に対するような、旦那様に対するような強い愛情を抱いていた。
愛に生きると言えば聖女らしく感じるかもしれないが、その愛はあまりに強すぎて邪魔するものをどんな手を使ってでも排除して何ら罪悪感を抱かないほど。
具体的に言えば、子供達に笑顔で接し、教育を愛情を持って接している聖女見習い含めての彼女たちは日々その笑顔の裏で子供達を憎く思っていた。
具体的に言えば今すぐに皆殺しにしても何ら心が傷まないくらいには。
そうしないのは敬愛する創造主たるエルルに子供達の面倒を見ることを頼まれたからに過ぎない。
「本当に気をつけてくださいね?子供達に嫌われたらエルル様から頼まれた仕事に差し支えが出ます」
「分かっていますとも。子供の面倒を見るのは文字通り、面倒この上ないことですが、あの方に頼まれたのですから致し方ありません」
「本当にわかってます?ただでさえ、最近は勘づき始めた子供も出始めたんですから…」
「…そうは言いますが、私たちは誰一人としてかのお方のご尊顔を拝見したことすら無いのです。蝶を通してのお声を聞いたのみ。子供たちがいなければすぐにでも馳せ参じたものをと思ってしまうのは致し方ないことでしょう?」
「それはまあ…私も毎日のように思いますけど、仕方ないじゃ無いですか」
「いっそのこと致命的な伝染病でもやってきませんかねぇ」
「その辺の伝染病なんか母乳ですぐに治っちゃいますよ」
「…ですね。面倒を見るように命じられた以上、与えないわけにもいきませんし」
自分たちにとっての厄介者達をいかに排除するかを話し合う、聖女とは名ばかりの欲深い女達の昼下がりの一時。
そして、それを少し離れた場所から見つめる視線があった。
「おいっ!?やめろよぉっ!?」
「ぷぷぷっ、お前の母ちゃんでーべそっ!」
ここは魔王ゾンビによって壊滅した大都市アルファニカ跡。
エルルの住む農業国家プラベリアから西に位置するユミール公国の一都市だった場所だ。
そこでは復興が始まっていた。
とはいえ奇妙なことに大人が殆どいない、年長者であっても12歳くらいがせいぜいな子供だけの復興作業だった。
そこに建設された巨大な建物があり、そこには沢山の子供達がお互いに戯れあっている。
「こらっ、喧嘩はダメだと言ったでしょう!?」
「うげっ、おっぱいお化けが来たぞっ!逃げろーっ!!」
「あ、待ちなさいっ!話はまだ終わってませんよ!?」
この建築物に存在する大人たちのうち、やんちゃな子供からはおっぱいお化け。大人しかったり、彼女を本当の母親がわりに思っている子供達からはアリアさんと呼ばれている巨乳で非常に整った顔立ちの女性が、悪口を言った子供達に対して困ったように嘆息する。
彼女はエルルが生み出した魔王が暴れ回った跡地に残る、子供達の面倒を見るために生み出された魔王、いや、聖女シリーズのうちの1人である。
「あの、聖女アリア。新しく子供を見つけてきたという外回りの聖女見習いたちが帰ってきました」
「…またですか。そろそろ落ち着いた頃合いだと思いましたが、まだまだいるものですねぇ。いっそのこと皆殺しにしてしまえば良いものを…」
「あ、アリアさんっ、そういう言葉はこう言った場所では控えてくださいと何度も言ったではないですかっ」
「分かっていますとも。聞かれたらこっそり始末しろというのでしょう?」
「ち、ちがいますっ」
当初、作り出した聖女アリアを含む3人の聖女だけでは人手が足りなすぎるだろうとエルルはそれからさらに人手を増やした。
三人分の死体を材料に作り出した聖女であるが、数を稼ぐべく、一体分の死体から作り出された聖女見習いたちである。
彼女達のスキルは以下のようになっている。
名前 聖女見習い
生物強度 19
スキル 清貧なる母乳 格闘 広域視界 聴力 建築 農業
死体を一体分しか使っていないせいか、魔王クリエイターを使うための容量が聖女達に比べてかなり少なくなっており、彼女達を作った用途に合う必要最低限のスキルセットを付与するのでギリギリだった。
いくつかのスキルは容量節約のためのマイナーチェンジを強いられ、代わりに聖女達をサポートするためのスキルを付与された。
建築と農業、そして清貧なる母乳である。
今、彼女たちが過ごす巨大な孤児院とも言うべき建築物は彼女たち聖女見習いが建てたものであり、食べているものはスキル農業で栽培速度を促進させたものがメインとなっていた。
もしもエルルが本気でこのスキル農業を使うなり付与するなりすれば、この世界の食料難危機を丸っと解決できてしまういわば、歴史に名を残すほどのある意味チートスキルであるが、残念ながら色々な意味でそういうわけにもいかず。
孤児院の子供達の食い扶持を稼ぐのがせきのやまである。
彼がやらなくてはいけないことはそれとは真逆の、間引きと言う名の虐殺なのだから。
そして、そうした事情から生み出された聖女とその見習い達は集めた子供達をエルルの指示に従って世話や教育を施していた。
しかし、彼女たちの本当の望みは違った。
これはエルルも把握していないことであるが、元から存在する生物を元に作成された魔王はエルルに忠誠を誓うわけではない。
もとい絶対に命令を聞くわけではない。
忠誠を誓うようなスキルを付与するのであればともかく、人間を魔王化したからと言ってエルルに絶対服従とはならない。
これはリアちゃんに魔王化処理、すなわち魔王クリエイターを使用しても特にそうなってはいないことから分かる。
しかし、今まで創り出した魔王達はエルルのいうことを聞いてくれたではないか?と疑問に思うことだろう。
だが、それは魔王クリエイターの対象を良く考えれば分かるはずである。
彼が送り込んだ既存の生物に手を加えたタイプの魔王は全て昆虫である。
感情や考える能力が低い場合、魔王クリエイターによる刷り込みが行われる、と言う仕様が存在しているのだ。
元々魔王クリエイターの力は人類を殺しまわるための力である。
それを使った対象が、魔王クリエイターを持つエルルに逆らわないように、殺されないようにと言う安全装置のようなものが仕様として存在しており、しかしあくまで安全装置程度のもののために忠誠を誓わせるとまではいかないまでも逆らう気力を無くす程度の効果はある。
その効果が元々知性の無い、低い存在に対しては強く効果を発揮した結果、魔王クリエイターを持つエルルの頼みを極力聞くようになるのだ。
とはいえ、重ねて言うがあくまで安全装置程度の弱い効果しか無い。
リアちゃんのような高い知能を持つ人間相手にはせいぜい、逆らう気をなくす程度の機能しかないし、魔王ゾウムシが追い詰められた際に、エルルに頼まれた人間の間引きよりも自らの命の危険を感じて逃げ出すことを優先しようとしたことからもそれは見てとれる。エルルの命令や頼みを絶対に聞かせたいと言う場合にはそれ用のスキルが必要になるのだ。
さて。
では一から創られた、何かしらの材料をもとにゼロから産まれた魔王や、聖女達はどうなるのか?
当然ながら元から何かの意思があるわけでもない材料から創られた彼女達には欠片も知性は存在し得ない。
この安全装置がクリティカルな効果を発揮する。
むしろ魔王クリエイターを与えた超常の存在はそれを前提にしていた。
出来上がる魔王の種族や性別、個体差や環境などに左右されるものの基本的にゼロから創られた存在達は作成者たるエルルに対して様様な形の「愛」を抱く。
つまり死体から、ゼロから生まれた聖女達は1人残らず、創造主たるエルルに対して父に抱くような、異性に対するような、旦那様に対するような強い愛情を抱いていた。
愛に生きると言えば聖女らしく感じるかもしれないが、その愛はあまりに強すぎて邪魔するものをどんな手を使ってでも排除して何ら罪悪感を抱かないほど。
具体的に言えば、子供達に笑顔で接し、教育を愛情を持って接している聖女見習い含めての彼女たちは日々その笑顔の裏で子供達を憎く思っていた。
具体的に言えば今すぐに皆殺しにしても何ら心が傷まないくらいには。
そうしないのは敬愛する創造主たるエルルに子供達の面倒を見ることを頼まれたからに過ぎない。
「本当に気をつけてくださいね?子供達に嫌われたらエルル様から頼まれた仕事に差し支えが出ます」
「分かっていますとも。子供の面倒を見るのは文字通り、面倒この上ないことですが、あの方に頼まれたのですから致し方ありません」
「本当にわかってます?ただでさえ、最近は勘づき始めた子供も出始めたんですから…」
「…そうは言いますが、私たちは誰一人としてかのお方のご尊顔を拝見したことすら無いのです。蝶を通してのお声を聞いたのみ。子供たちがいなければすぐにでも馳せ参じたものをと思ってしまうのは致し方ないことでしょう?」
「それはまあ…私も毎日のように思いますけど、仕方ないじゃ無いですか」
「いっそのこと致命的な伝染病でもやってきませんかねぇ」
「その辺の伝染病なんか母乳ですぐに治っちゃいますよ」
「…ですね。面倒を見るように命じられた以上、与えないわけにもいきませんし」
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