54 / 132
Ⅲ章 討滅
54
しおりを挟む
空を埋め尽くし、昼間なのに夜間のような明るさ。
あまりの光景に怯むことなくサドラー大佐は魔王ヨトウガたちの姿を発見した段階で、銃火器による一斉掃射を行った。
3つの新兵器はそれぞれの理由で相手が遠いと使いづらい、ないしは効果が薄い。
ゆえに新兵器が最も効果を出す交戦距離に近づくまで少しでも間引くための攻撃だ。
その攻撃で次々と魔王ヨトウガが死に墜ちていく。
が、あまりの数に全体としてはまるで減った気がしない。
生物強度による補正や体が巨大化したゆえの皮膚などの厚みが増したからと言って、元が柔らかい体を持つ蛾であるがゆえに銃弾を弾けるわけではないため銃火器は有効ではあるものの、それを補ってあまりある数の力、そしてスキル再生によって多少の怪我をものともしない攻勢がとてつもなかった。
「くそっ弾が全然足りないぞっ!?」
「ここはもうダメだっ!?撤退っ!撤退だっ!!」
「ひぎゃあっ!?た、だずげ…」
「ぐびょあ?」
進行速度が早い。
「…ちっ、まるでビビらなくなった。報告と違うな」
「もしや奴らも学習を…?」
「であれば尚更のこと、ここで仕留めねばならん」
後方で指揮するサドラー大佐が思わず舌打ちをしてしまうほどに、魔王ヨトウガ達の勢いは強い。
今までの魔王ヨトウガとの交戦による報告では彼らも恐怖心は持っているようで仲間が一定数散らされた段階で少しばかり勢いが衰えるという反応が確認されていた。
しかし、今はまるでその様子が無い。
それもそのはず。
魔王ヨトウガとの戦いの中で、学習したのは何も人間だけでは無い。
魔王ヨトウガ達もまた学習していた。
生物強度による身体能力補正は神経周り、すなわち知能にも影響する。
その補正は決して強いものでは無いが、しかしそれでもたしかに賢くなっていた。
ゆえに遠距離攻撃の手段を持たぬ魔王ヨトウガ達にとっては下手にビビって距離を取るよりも、多少の怪我を恐れずにみんなで突っ込んだ方が結果的に犠牲が少ないことを学習していたのだ。
さらにはただ突っ込むのでは無く、超フェロモンのスキルで連携力を高めてより効果的な場所に戦力を集中させたりすることが可能である。
その勢いのまま魔王ヨトウガ達はサドラー大佐の前線部隊を壊滅させていく。
「大佐…我々は勝てるのでしょうか?」
サドラー大佐と共に後方で指揮を執る副官が思わずとばかりに弱音を吐く。
「勝たねばならん。それに弱音を吐くには早すぎる。そろそろ一つ目の新兵器の射程に入るぞ」
魔王ヨトウガ達は進撃を一切止めることなく、サドラー大佐たちがいる大都市に近づく。
だが、その瞬間。
凄まじい轟音と共に魔王ヨトウガ達がバラバラに爆散した。
「アンカータンクのお披露目だ!」
新兵器の一つ。
アンカータンクから射出されたアンカー弾が魔王ヨトウガの群れに突き刺さる。
射線上の魔王ヨトウガ達を蹴散らしながら、アンカー弾はガシャンと止まった。
アンカー弾に繋がった鎖が止めたのだ。
それを見た魔王ヨトウガ達は突如として現れた見慣れない兵器に怯まず、アンカータンクへと接近。
膂力増強スキルによって増えた有り余る腕力でアンカータンクを捻り潰そうとするが、接近した魔王ヨトウガ達は次々と真っ二つになった。
アンカータンクの砲身が回転してそれに繋がる鎖やアンカー弾が、近づく魔王ヨトウガ達を蹴散らしたのだ。
魔王ヨトウガ達は思わず、怯み、そこに再度アンカー弾が叩き込まれて粉砕された。
おお、と歓声が上がるが重ねていうが魔王ヨトウガ達も学習する。
アンカータンクは鎖で繋げたアンカーを振り回すという兵器である。
それゆえに攻撃範囲は広くても、射程距離が短く、また、振り回すという攻撃の手段の都合上、アンカータンクの車体より低い場所に敵がいた場合何もできなくなる。
その弱点を見抜いたか、一斉に数十の魔王ヨトウガ達が低空飛行からの接近。
あとは張り付いて好き放題にしてまえば良い。
だが、そうした行動を予想できないはずがない。
第二の新兵器。
『歩兵式小型銃機戦車』の登場である。
これは普通の戦車では空を縦横無尽に飛び回る魔王ヨトウガ達に対して効果が薄いと感じたために開発された最新、最小の戦車で、見た目としては一輪車の前面部分のみに戦車の装甲を付けたかのような戦車にしては非常にコンパクトな見た目をしている。
当然ながら背後から攻撃を受ければ普通に操縦者が倒されてしまう防御力の低さであるが、それだけにかなりの機動性を持つ。
戦車が作られた当初の基本戦法は相手の攻撃を避けるのではなく、受けて、反撃するというのが基本的な戦い方であるが、これは避けて反撃、ないしは逃げて反撃という戦車である。
車体自体が小さく、装甲も前面のみ。
のくせして積まれている動力源は戦車のそれと同じということもあって、凄まじい機動性を誇る。
魔王ヨトウガを討滅するにあたってサドラン帝国軍上層部が考えたのは空を自在に飛び回る魔王ヨトウガ以上の機動性がまず必要であると考えた。
次に生半可な攻撃ではなかなか死なない魔王ヨトウガ達を簡単に仕留めることができるだけの火力も必要。
今でも仕留めればするが、相手は数え切れないほどに大量にいるのだから、できれば銃弾1発で複数匹を仕留めたい。
その機動性と火力を両立する兵器が必要だった。
しかしサドラン帝国近辺は昔からドラゴンをはじめとする大型魔獣が沢山生息していたという地理的歴史から、大型魔獣に対抗するべく大型陸上兵器の技術ばかりが発展してきた国である。
火力はともかく、機動性はお世辞にも良いとは言えない兵器しか存在しなかったのだ。
つまり既存の大型陸上兵器では対抗できないと生み出されたのが歩兵式小型銃機戦車だ。
さらにこいつに搭載された銃器もまた新開発されたものである。
軍上層部は考えた。
機動性はまだしも、何よりも火力が必要だ。と。
前にも話したが、銃火器の威力を上げたければ銃弾を大きくするのが1番手っ取り早い。
しかし銃弾を大きくすると複数の理由から銃弾を射出する銃本体も大型化しなくてはならない。
すなわち人が持てる範囲の銃火器というのは限られてしまう。
ではどうするかと言えば戦車や船などの乗り物に搭載することになるわけだが、歩兵式小型銃機戦車に搭載された銃器はそのコンパクトな見た目に反してゴツい銃器が取り付けられていた。
その名前を『砲連機』。
直径10センチの魔法弾を秒間百発、撃ち出せる重火器であり、魔法を撃ち放つ為、大型の魔力バッテリーと呼ばれる電池の魔力版みたいな機械も銃器に取り付けられている。普通の沢山の銃弾であればそれだけでかなりの重量になるが、魔法によって弾を生成するために普通の銃火器に比べて軽量化されている。
「おらあああああっ!」
「死に晒せよっ!クソ虫どもがっ!!」
「はははっ!見ろっ!羽虫がゴミのようだっ!!」
今までに押され気味だった分、軍人達が魔王ヨトウガ達を口汚く罵りながら、アンカータンクへ近づくそばから撃ち落としていく。
さらに続々と歩兵式小型銃機戦車が出撃していく。
実のところ、この小型戦車の1番の利点はその機動性や、小型機の割に高い火力ではない。
小型機ゆえに消費する資材が少なく済み、操縦者が一人で良いという数を揃えやすい"高い量産性"にある。
地球の場合、最新式の戦車一台には普通に億単位の金が必要になる。
さらに操縦者は3人から4人必要で、つまり一台の戦車にかかるコストは一般人から見るととてつもないもの。
この世界では人口が多い分、多少は安く済むが、大量生産ができるほどではない。
しかし、歩兵式小型銃機戦車は違う。
戦車以上の火力を持ちながらもコストがかなり低く済むために大量生産も可能である。
つまり。
魔王ヨトウガ達は次々と数を減らしていくこととなった。
あまりの光景に怯むことなくサドラー大佐は魔王ヨトウガたちの姿を発見した段階で、銃火器による一斉掃射を行った。
3つの新兵器はそれぞれの理由で相手が遠いと使いづらい、ないしは効果が薄い。
ゆえに新兵器が最も効果を出す交戦距離に近づくまで少しでも間引くための攻撃だ。
その攻撃で次々と魔王ヨトウガが死に墜ちていく。
が、あまりの数に全体としてはまるで減った気がしない。
生物強度による補正や体が巨大化したゆえの皮膚などの厚みが増したからと言って、元が柔らかい体を持つ蛾であるがゆえに銃弾を弾けるわけではないため銃火器は有効ではあるものの、それを補ってあまりある数の力、そしてスキル再生によって多少の怪我をものともしない攻勢がとてつもなかった。
「くそっ弾が全然足りないぞっ!?」
「ここはもうダメだっ!?撤退っ!撤退だっ!!」
「ひぎゃあっ!?た、だずげ…」
「ぐびょあ?」
進行速度が早い。
「…ちっ、まるでビビらなくなった。報告と違うな」
「もしや奴らも学習を…?」
「であれば尚更のこと、ここで仕留めねばならん」
後方で指揮するサドラー大佐が思わず舌打ちをしてしまうほどに、魔王ヨトウガ達の勢いは強い。
今までの魔王ヨトウガとの交戦による報告では彼らも恐怖心は持っているようで仲間が一定数散らされた段階で少しばかり勢いが衰えるという反応が確認されていた。
しかし、今はまるでその様子が無い。
それもそのはず。
魔王ヨトウガとの戦いの中で、学習したのは何も人間だけでは無い。
魔王ヨトウガ達もまた学習していた。
生物強度による身体能力補正は神経周り、すなわち知能にも影響する。
その補正は決して強いものでは無いが、しかしそれでもたしかに賢くなっていた。
ゆえに遠距離攻撃の手段を持たぬ魔王ヨトウガ達にとっては下手にビビって距離を取るよりも、多少の怪我を恐れずにみんなで突っ込んだ方が結果的に犠牲が少ないことを学習していたのだ。
さらにはただ突っ込むのでは無く、超フェロモンのスキルで連携力を高めてより効果的な場所に戦力を集中させたりすることが可能である。
その勢いのまま魔王ヨトウガ達はサドラー大佐の前線部隊を壊滅させていく。
「大佐…我々は勝てるのでしょうか?」
サドラー大佐と共に後方で指揮を執る副官が思わずとばかりに弱音を吐く。
「勝たねばならん。それに弱音を吐くには早すぎる。そろそろ一つ目の新兵器の射程に入るぞ」
魔王ヨトウガ達は進撃を一切止めることなく、サドラー大佐たちがいる大都市に近づく。
だが、その瞬間。
凄まじい轟音と共に魔王ヨトウガ達がバラバラに爆散した。
「アンカータンクのお披露目だ!」
新兵器の一つ。
アンカータンクから射出されたアンカー弾が魔王ヨトウガの群れに突き刺さる。
射線上の魔王ヨトウガ達を蹴散らしながら、アンカー弾はガシャンと止まった。
アンカー弾に繋がった鎖が止めたのだ。
それを見た魔王ヨトウガ達は突如として現れた見慣れない兵器に怯まず、アンカータンクへと接近。
膂力増強スキルによって増えた有り余る腕力でアンカータンクを捻り潰そうとするが、接近した魔王ヨトウガ達は次々と真っ二つになった。
アンカータンクの砲身が回転してそれに繋がる鎖やアンカー弾が、近づく魔王ヨトウガ達を蹴散らしたのだ。
魔王ヨトウガ達は思わず、怯み、そこに再度アンカー弾が叩き込まれて粉砕された。
おお、と歓声が上がるが重ねていうが魔王ヨトウガ達も学習する。
アンカータンクは鎖で繋げたアンカーを振り回すという兵器である。
それゆえに攻撃範囲は広くても、射程距離が短く、また、振り回すという攻撃の手段の都合上、アンカータンクの車体より低い場所に敵がいた場合何もできなくなる。
その弱点を見抜いたか、一斉に数十の魔王ヨトウガ達が低空飛行からの接近。
あとは張り付いて好き放題にしてまえば良い。
だが、そうした行動を予想できないはずがない。
第二の新兵器。
『歩兵式小型銃機戦車』の登場である。
これは普通の戦車では空を縦横無尽に飛び回る魔王ヨトウガ達に対して効果が薄いと感じたために開発された最新、最小の戦車で、見た目としては一輪車の前面部分のみに戦車の装甲を付けたかのような戦車にしては非常にコンパクトな見た目をしている。
当然ながら背後から攻撃を受ければ普通に操縦者が倒されてしまう防御力の低さであるが、それだけにかなりの機動性を持つ。
戦車が作られた当初の基本戦法は相手の攻撃を避けるのではなく、受けて、反撃するというのが基本的な戦い方であるが、これは避けて反撃、ないしは逃げて反撃という戦車である。
車体自体が小さく、装甲も前面のみ。
のくせして積まれている動力源は戦車のそれと同じということもあって、凄まじい機動性を誇る。
魔王ヨトウガを討滅するにあたってサドラン帝国軍上層部が考えたのは空を自在に飛び回る魔王ヨトウガ以上の機動性がまず必要であると考えた。
次に生半可な攻撃ではなかなか死なない魔王ヨトウガ達を簡単に仕留めることができるだけの火力も必要。
今でも仕留めればするが、相手は数え切れないほどに大量にいるのだから、できれば銃弾1発で複数匹を仕留めたい。
その機動性と火力を両立する兵器が必要だった。
しかしサドラン帝国近辺は昔からドラゴンをはじめとする大型魔獣が沢山生息していたという地理的歴史から、大型魔獣に対抗するべく大型陸上兵器の技術ばかりが発展してきた国である。
火力はともかく、機動性はお世辞にも良いとは言えない兵器しか存在しなかったのだ。
つまり既存の大型陸上兵器では対抗できないと生み出されたのが歩兵式小型銃機戦車だ。
さらにこいつに搭載された銃器もまた新開発されたものである。
軍上層部は考えた。
機動性はまだしも、何よりも火力が必要だ。と。
前にも話したが、銃火器の威力を上げたければ銃弾を大きくするのが1番手っ取り早い。
しかし銃弾を大きくすると複数の理由から銃弾を射出する銃本体も大型化しなくてはならない。
すなわち人が持てる範囲の銃火器というのは限られてしまう。
ではどうするかと言えば戦車や船などの乗り物に搭載することになるわけだが、歩兵式小型銃機戦車に搭載された銃器はそのコンパクトな見た目に反してゴツい銃器が取り付けられていた。
その名前を『砲連機』。
直径10センチの魔法弾を秒間百発、撃ち出せる重火器であり、魔法を撃ち放つ為、大型の魔力バッテリーと呼ばれる電池の魔力版みたいな機械も銃器に取り付けられている。普通の沢山の銃弾であればそれだけでかなりの重量になるが、魔法によって弾を生成するために普通の銃火器に比べて軽量化されている。
「おらあああああっ!」
「死に晒せよっ!クソ虫どもがっ!!」
「はははっ!見ろっ!羽虫がゴミのようだっ!!」
今までに押され気味だった分、軍人達が魔王ヨトウガ達を口汚く罵りながら、アンカータンクへ近づくそばから撃ち落としていく。
さらに続々と歩兵式小型銃機戦車が出撃していく。
実のところ、この小型戦車の1番の利点はその機動性や、小型機の割に高い火力ではない。
小型機ゆえに消費する資材が少なく済み、操縦者が一人で良いという数を揃えやすい"高い量産性"にある。
地球の場合、最新式の戦車一台には普通に億単位の金が必要になる。
さらに操縦者は3人から4人必要で、つまり一台の戦車にかかるコストは一般人から見るととてつもないもの。
この世界では人口が多い分、多少は安く済むが、大量生産ができるほどではない。
しかし、歩兵式小型銃機戦車は違う。
戦車以上の火力を持ちながらもコストがかなり低く済むために大量生産も可能である。
つまり。
魔王ヨトウガ達は次々と数を減らしていくこととなった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる