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Ⅵ章 衰亡
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「ふむふむ」
「どうしたの?早く皆を呼んでよ」
「いや、呼ぶ際の口上をどうしようかと思ってな。やはりモンスターを召喚するからにはカッコいい口上が必要だろう?」
「…き、気持ちはわからないでもないけど、どうでもいいよね?
そもそもそう言う日本の漫画やらアニメのお約束的、サブカルチャー的な知識はどこから来たんだよ。
あと、仲間に対してモンスター呼びはやめなさい」
「おや?エルルは気づいてなかったのか?」
「何がさ?」
「とっくに気づいていると思っていたが…まぁいい。俺が教えてやろう」
と闇太郎。
「魔王の作出の際の魔王の頭の中身、人格やら知識は素材に含まれる記憶と魔王クリエイターの術者たるエルルの記憶を参照して決まるのだ。
聖女とは名ばかりの発情した乳女どものように死んで間もない生き物の死体を素材とすれば素材となった死体の記憶をベースとして知識や人格が形成され、そこにお前のイメージや知識の補正が加わるようになっている」
その辺の細かい部分はあまり気にしていなかったために、今更ながらにそうだったのかと魔王クリエイターの仕様をより詳しく理解するエルル。
「俺のようにその辺の雑草を始めとする野菜クズやら好き嫌いが分かれるために残りがちになるカメムシ料理の残飯…すなわち知識や人格を持ちえない、持っていなかった日常生活において出てくるゴミなどを素材にして作り出された魔王は素材の記憶なんてものはない。ゆえにお前の記憶のみを参照にして知識や人格が決まる。すなわち、サブカルチャー的知識がどこから来たかと言えば、お前から、と言うのが答えになる」
「そ、そうだったのか。…その割には闇太郎に限らず個性豊か過ぎないかな?」
「…エルルよ。仮にも俺の上に立つ人間なのだ。もう少ししっかりとしてもらいたいな。今の説明だけでも察しの良い奴ならば分かったはずだぞ?
元となった生き物がいない形で創られた場合、エルルの頭の中身のみを参照にして魔王の人格が決まる以上、個性なんてものは出ないはずだ。なのに個性的だと思ったのならば、それはそうあるように見せているに過ぎない」
「てことは、他のみんなから受けの悪いその口調や偉そうな態度は…」
エルルに対する偉そうな態度のせいで他の魔王達や聖女から嫌われている闇太郎。
エルルからすれば闇太郎の性格が何故かそうなってしまった以上、個性だし仕方ない、多少の性格の難くらい寛容に受け止めるのが大人のエチケットってもんだろうと思っていたのだが。
「ふっ。キャラ付けに決まっているだろう?
前世で普通に生きていたエルルの記憶や常識ありきで生み出された俺がこんな口調を素でやるわけがない」
暴露話が過ぎる。
「そうなんとも言えない微妙な表情をするんじゃない。これは少しばかりやむを得ない部分もあるのだから」
「やむを得ない?」
「そうだ。一から生み出された魔王の場合、参照されるエルルの人格や知識に都度、大きな変化があるわけじゃないのだから大きな差異があるはずもなし。
素材の質や種類、スキルや生物強度、作り出された魔王の種族による脳構造の違いなどで多少の影響はあるだろうが…誤差の範囲内に収まるだろう。
すなわち同じような人格を持つ存在が複数存在することとなる」
「ふむふむ」
「さて、そうなるとどうなるか?
他ならぬお前ならば分かるだろう?
お前を…凡夫たるエルルを参照して生まれた我らは凡夫としての願いを持った。
特別でありたい、個性を出したいと言う凡夫らしき凡夫としての願いだ」
「…とりあえず凡夫凡夫と連呼するのはやめようか?」
闇太郎の歯に衣着せぬ物言いに少しだけ傷ついたエルルである。
「そして、個性を出すにあたりエルルから受け継いだ知識を参考にして、俺はカードゲームを元にしたアニメのキャラクターの性格を真似ることにしたのだ。クククッ。始めのうちは少しばかり恥ずかしかったが、今では実にしっくり来ているぞ」
「恥ずかしいならもっとまともな方向に舵を切りなよ。いやまあ、君の名前もそのアニメの主人公から連想して付けたんだけど…よりにもよってなんでライバルキャラのオーシャンホース社長を参考にしちゃうの?
現実だとめっちゃ生きにくそうじゃん」
彼な参照したキャラクターは前世で人気だったカードバトルアニメに出てくる主人公のライバルキャラ。
どうせなら主人公を…なんなら別のアニメのキャラを真似すればいいのに。
「ふん。強いて言うならばこの選択こそが俺の個性よ。
生みの親だからと、やめろとは言うまいな?
他者に対して寛容さを示すのは大人のエチケットなのだから」
「…せめて別のキャラにしなよ」
「断る!
俺に命令したければカードでするんだな!!」
「…意味がわからないよ。でも、聞き入れるつもりがないのは分かった。もうとやかく言わないさ。
早くドーラ達を召喚してよ」
「口上が決まらないと言っているだろう?」
「いいから!」
「…ふぅん。まああまりモタついている場合でもないか」
エルルの早くしろとの催促に応えて、腰についているカードケースらしきものに手を伸ばす。
40枚ほどのカードの束を入れてあるカードケースはダンちゃんに作らせたものである。
「ドロー!
俺は手札からこのカードを召喚する!」
闇太郎はカードの束から一枚だけ引き抜き、それを掲げて高らかに叫んだ。
「無窮の時、闇潜み彷徨う黒き力よ、内に秘める業火で悉くを滅ぼせ、黒く深い深淵より這い出よ…」
カードから黒い何かが滲み出る。
「深淵太陽龍!召喚っ!!」
ずるりと。
全身真っ黒な…真っ黒すぎて立体感すら見て取れないまるで黒い絵の具を竜のシルエットの形にベタ塗りしただけの異様な見た目の竜がカードから飛び出るように出現した。
「さらにドロー!手札から聖女三姉妹を…こいつらに口上はいらんか。召喚。」
その後も次々と召喚されていく魔王や聖女達。
4時間後。
目の前にあった大都市アズール跡地、そこから北に位置する超大都市カルーマリア跡地をあっさり消しとばし、彼らはそこからさらに北上した位置に存在する超大都市アイヌゥの目の前にいたのであった。
「どうしたの?早く皆を呼んでよ」
「いや、呼ぶ際の口上をどうしようかと思ってな。やはりモンスターを召喚するからにはカッコいい口上が必要だろう?」
「…き、気持ちはわからないでもないけど、どうでもいいよね?
そもそもそう言う日本の漫画やらアニメのお約束的、サブカルチャー的な知識はどこから来たんだよ。
あと、仲間に対してモンスター呼びはやめなさい」
「おや?エルルは気づいてなかったのか?」
「何がさ?」
「とっくに気づいていると思っていたが…まぁいい。俺が教えてやろう」
と闇太郎。
「魔王の作出の際の魔王の頭の中身、人格やら知識は素材に含まれる記憶と魔王クリエイターの術者たるエルルの記憶を参照して決まるのだ。
聖女とは名ばかりの発情した乳女どものように死んで間もない生き物の死体を素材とすれば素材となった死体の記憶をベースとして知識や人格が形成され、そこにお前のイメージや知識の補正が加わるようになっている」
その辺の細かい部分はあまり気にしていなかったために、今更ながらにそうだったのかと魔王クリエイターの仕様をより詳しく理解するエルル。
「俺のようにその辺の雑草を始めとする野菜クズやら好き嫌いが分かれるために残りがちになるカメムシ料理の残飯…すなわち知識や人格を持ちえない、持っていなかった日常生活において出てくるゴミなどを素材にして作り出された魔王は素材の記憶なんてものはない。ゆえにお前の記憶のみを参照にして知識や人格が決まる。すなわち、サブカルチャー的知識がどこから来たかと言えば、お前から、と言うのが答えになる」
「そ、そうだったのか。…その割には闇太郎に限らず個性豊か過ぎないかな?」
「…エルルよ。仮にも俺の上に立つ人間なのだ。もう少ししっかりとしてもらいたいな。今の説明だけでも察しの良い奴ならば分かったはずだぞ?
元となった生き物がいない形で創られた場合、エルルの頭の中身のみを参照にして魔王の人格が決まる以上、個性なんてものは出ないはずだ。なのに個性的だと思ったのならば、それはそうあるように見せているに過ぎない」
「てことは、他のみんなから受けの悪いその口調や偉そうな態度は…」
エルルに対する偉そうな態度のせいで他の魔王達や聖女から嫌われている闇太郎。
エルルからすれば闇太郎の性格が何故かそうなってしまった以上、個性だし仕方ない、多少の性格の難くらい寛容に受け止めるのが大人のエチケットってもんだろうと思っていたのだが。
「ふっ。キャラ付けに決まっているだろう?
前世で普通に生きていたエルルの記憶や常識ありきで生み出された俺がこんな口調を素でやるわけがない」
暴露話が過ぎる。
「そうなんとも言えない微妙な表情をするんじゃない。これは少しばかりやむを得ない部分もあるのだから」
「やむを得ない?」
「そうだ。一から生み出された魔王の場合、参照されるエルルの人格や知識に都度、大きな変化があるわけじゃないのだから大きな差異があるはずもなし。
素材の質や種類、スキルや生物強度、作り出された魔王の種族による脳構造の違いなどで多少の影響はあるだろうが…誤差の範囲内に収まるだろう。
すなわち同じような人格を持つ存在が複数存在することとなる」
「ふむふむ」
「さて、そうなるとどうなるか?
他ならぬお前ならば分かるだろう?
お前を…凡夫たるエルルを参照して生まれた我らは凡夫としての願いを持った。
特別でありたい、個性を出したいと言う凡夫らしき凡夫としての願いだ」
「…とりあえず凡夫凡夫と連呼するのはやめようか?」
闇太郎の歯に衣着せぬ物言いに少しだけ傷ついたエルルである。
「そして、個性を出すにあたりエルルから受け継いだ知識を参考にして、俺はカードゲームを元にしたアニメのキャラクターの性格を真似ることにしたのだ。クククッ。始めのうちは少しばかり恥ずかしかったが、今では実にしっくり来ているぞ」
「恥ずかしいならもっとまともな方向に舵を切りなよ。いやまあ、君の名前もそのアニメの主人公から連想して付けたんだけど…よりにもよってなんでライバルキャラのオーシャンホース社長を参考にしちゃうの?
現実だとめっちゃ生きにくそうじゃん」
彼な参照したキャラクターは前世で人気だったカードバトルアニメに出てくる主人公のライバルキャラ。
どうせなら主人公を…なんなら別のアニメのキャラを真似すればいいのに。
「ふん。強いて言うならばこの選択こそが俺の個性よ。
生みの親だからと、やめろとは言うまいな?
他者に対して寛容さを示すのは大人のエチケットなのだから」
「…せめて別のキャラにしなよ」
「断る!
俺に命令したければカードでするんだな!!」
「…意味がわからないよ。でも、聞き入れるつもりがないのは分かった。もうとやかく言わないさ。
早くドーラ達を召喚してよ」
「口上が決まらないと言っているだろう?」
「いいから!」
「…ふぅん。まああまりモタついている場合でもないか」
エルルの早くしろとの催促に応えて、腰についているカードケースらしきものに手を伸ばす。
40枚ほどのカードの束を入れてあるカードケースはダンちゃんに作らせたものである。
「ドロー!
俺は手札からこのカードを召喚する!」
闇太郎はカードの束から一枚だけ引き抜き、それを掲げて高らかに叫んだ。
「無窮の時、闇潜み彷徨う黒き力よ、内に秘める業火で悉くを滅ぼせ、黒く深い深淵より這い出よ…」
カードから黒い何かが滲み出る。
「深淵太陽龍!召喚っ!!」
ずるりと。
全身真っ黒な…真っ黒すぎて立体感すら見て取れないまるで黒い絵の具を竜のシルエットの形にベタ塗りしただけの異様な見た目の竜がカードから飛び出るように出現した。
「さらにドロー!手札から聖女三姉妹を…こいつらに口上はいらんか。召喚。」
その後も次々と召喚されていく魔王や聖女達。
4時間後。
目の前にあった大都市アズール跡地、そこから北に位置する超大都市カルーマリア跡地をあっさり消しとばし、彼らはそこからさらに北上した位置に存在する超大都市アイヌゥの目の前にいたのであった。
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