鎖骨のホクロ

Hazuki

文字の大きさ
3 / 6

食事

しおりを挟む
高木の鎖骨のホクロを見てたから、あの動画のネコは高木だと思った。
聞いてみようかな、俺は高木を食事に誘ってみた。
半個室の居酒屋で、見た目ほど高くなくいい店だ。

酔わなきゃ言えない、ほろ酔いになった頃、俺は高木に動画を見せた。
「これ高木だろ」
「、、、そうだけど」
「やっぱり、、、高木は、あの、その、、、」
「ゲイだよ、何?沢村さんもヤりたいの」
「え?」
「動画みせてくる奴なんて、全員ヤらせろって言うんだよ、男ってどうなのかなって」
「あ、違っ、違うよ」
「じゃあ何?」
「えっと、うまく言えるか自信無いけど聞いてくれる?」

何から話せばいいかな。
俺、初恋が男でさ、それ以来好きになるのは男ばっかりで、付き合ったりしたことは無いんだけどね。
自分でする時も想像しながらしてたんだけど、最近はハメ撮りをよく見てて、この人の相手が俺の好みが多くていつも見てたんだ。
で、この鎖骨のホクロ見て高木って気付いたら、この動画ばかり見ちゃってさ。
あの、高木ってこの人と付き合ってるの?
この時しか会ってないんだ、付き合ってる人は、、、いないのか。
、、、あの、俺、この動画見て、、、その、あの、高木に恋しちゃったんだ。
高木は俺のことなんて、ただのゼミ仲間くらいでしかないと思ってる。
ごめん、こんなこと言ったらこれから話しづらくなっちゃうかな。
あー、もう、自分の語彙力がっ。
今日でちゃんと諦めるから、これからも今まで通りに接して欲しい。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

僕の幸せは

春夏
BL
【完結しました】 【エールいただきました。ありがとうございます】 【たくさんの“いいね”ありがとうございます】 【たくさんの方々に読んでいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます!】 恋人に捨てられた悠の心情。 話は別れから始まります。全編が悠の視点です。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

敵国の将軍×見捨てられた王子

モカ
BL
敵国の将軍×見捨てられた王子

諦めようとした話。

みつば
BL
もう限界だった。僕がどうしても君に与えられない幸せに目を背けているのは。 どうか幸せになって 溺愛攻め(微執着)×ネガティブ受け(めんどくさい)

運命じゃない人

万里
BL
旭は、7年間連れ添った相手から突然別れを告げられる。「運命の番に出会ったんだ」と語る彼の言葉は、旭の心を深く傷つけた。積み重ねた日々も未来の約束も、その一言で崩れ去り、番を解消される。残された部屋には彼の痕跡はなく、孤独と喪失感だけが残った。 理解しようと努めるも、涙は止まらず、食事も眠りもままならない。やがて「番に捨てられたΩは死ぬ」という言葉が頭を支配し、旭は絶望の中で自らの手首を切る。意識が遠のき、次に目覚めたのは病院のベッドの上だった。

【完結済】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている

キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。 今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。 魔法と剣が支配するリオセルト大陸。 平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。 過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。 すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。 ――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。 切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。 全8話 お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /c

同居人の距離感がなんかおかしい

さくら優
BL
ひょんなことから会社の同期の家に居候することになった昂輝。でも待って!こいつなんか、距離感がおかしい!

ゆい
BL
涙が落ちる。 涙は彼に届くことはない。 彼を想うことは、これでやめよう。 何をどうしても、彼の気持ちは僕に向くことはない。 僕は、その場から音を立てずに立ち去った。 僕はアシェル=オルスト。 侯爵家の嫡男として生まれ、10歳の時にエドガー=ハルミトンと婚約した。 彼には、他に愛する人がいた。 世界観は、【夜空と暁と】と同じです。 アルサス達がでます。 【夜空と暁と】を知らなくても、これだけで読めます。 2025.4.28 ムーンライトノベルに投稿しました。

処理中です...