32 / 32
大学編【一話のみ】
大学で
しおりを挟む
「塑雨」
「晴、今日はどうする?学食?それともカフェにする?」
「学食、今日の日替わり、好きなヤツ」
「ホント晴、生姜焼き好きだね」
「学食の生姜焼きが、ね」
「学食限定なの?」
「そう、ここの味付けが好きなんだよね~」
「あ、来週この映画見に行かない?」
「うんいいよ~、面白そう」
塑雨と映画を見に行く日。
コメディの要素もありつつ、最後は泣ける恋愛映画だった。
映画の間は手を繋ぐのがいつものことになったし、キスもよくしていた。
でも、やっぱり、友達と恋人の間くらいの微妙な関係。
このくらいの距離が心地よかった、あの日までは。
たまたま、ホントに偶然だった。
塑雨が女の子に告白されてた。
「大学入った時から気になってて、好きです」
「あー、ごめん、俺好きな人いるんだ」
「あのっ、でしたら一度でいいのでランチ一緒に食べませんか?お願いします」
「それぐらいならいいよ、一度だけね」
「ありがとう」
そのまま二人で学食に行ってしまった。
塑雨の言ってる好きな人って、、、僕?
塑雨とあの子並んでるとお似合いだったな。
塑雨と僕じゃ、、、似合わないか、男だし。
ん?なんで、そんなこと考えて、る、んだ?
それより今日は、塑雨はランチ誘いに来ないから、一人で食べないと、、、一人?
大学入ってから、いつも塑雨がいた。
毎日ランチ一緒に食べて、帰りもほぼ一緒で、、、それが当たり前になってた。
何を食べたか覚えてない、午後の授業も何一つ頭に入ってこない。
塑雨に声掛けられるまで教室で座ったままだった。
「晴」
「ああ、塑雨」
「どうした?ボーッとして、熱でもある?」
額に手をあてられて、顔が赤くなる。
「熱はないみたいだけど、心配だから送るよ」
「大丈夫、、、だよ」
「遠慮すんな、家に帰る途中だし」
「塑雨、、、あがっていけば」
「でも、、、具合は?寝てた方がいいよ」
「大丈夫、塑雨にいて欲しい」
「じゃ、少しな」
「ほら、お茶とかいいから寝て」
ベッドに寝かされる。
「そ、う?」
「ん?どした?水?」
「ううん、あの、塑雨、僕、今日、、、」
「うん」
「塑雨が告白されてるとこ見ちゃって、、、」
「あー、あれ、見られたか」
「大学入ってから初めてランチ別々だなーって思って、、、」
「俺が晴と食べたかったから、いつも誘ってたな」
「それから僕おかしくて、、、塑雨がいないのが淋しくて、、、」
「晴、そんなこと言ったら期待するだろ」
「うん、僕、やっと気付いた、、、塑雨、好きだよ、隣にいるのがあまりにも当たり前になってて、、、遅くなってごめんね」
「晴、ほんとに?俺、喜んでいいの?」
「うん、大好きだよ、塑雨」
塑雨の唇に自分の唇をそっと重ねる。
何度もしてきたキスなのに、初めてするようなキス。
「俺も大好きだから」
「ん、知ってる」
今度は塑雨からのキス、唇の隙間から舌を入れ、口腔を舐められ、舌の裏を舐められ絡められる。
「嬉しい、夢じゃないよね」
塑雨のほっぺを軽くつねる。
「痛い~、夢じゃない」
ぎゅうう、と抱きしめられた。
「あっ、晴寝てないと」
「たぶん、塑雨のこと考え過ぎてキャパオーバーしたのかも、だから大丈夫だと、思う」
「あーもう、晴が可愛過ぎる」
そしてまた抱きしめられるのでした。
恋人になったばかり、先に進むのはもう少し先かな。
~~~~~~~~~~
大学の話書いてみました。
エロいところは番外編で書いたので割愛。
「晴、今日はどうする?学食?それともカフェにする?」
「学食、今日の日替わり、好きなヤツ」
「ホント晴、生姜焼き好きだね」
「学食の生姜焼きが、ね」
「学食限定なの?」
「そう、ここの味付けが好きなんだよね~」
「あ、来週この映画見に行かない?」
「うんいいよ~、面白そう」
塑雨と映画を見に行く日。
コメディの要素もありつつ、最後は泣ける恋愛映画だった。
映画の間は手を繋ぐのがいつものことになったし、キスもよくしていた。
でも、やっぱり、友達と恋人の間くらいの微妙な関係。
このくらいの距離が心地よかった、あの日までは。
たまたま、ホントに偶然だった。
塑雨が女の子に告白されてた。
「大学入った時から気になってて、好きです」
「あー、ごめん、俺好きな人いるんだ」
「あのっ、でしたら一度でいいのでランチ一緒に食べませんか?お願いします」
「それぐらいならいいよ、一度だけね」
「ありがとう」
そのまま二人で学食に行ってしまった。
塑雨の言ってる好きな人って、、、僕?
塑雨とあの子並んでるとお似合いだったな。
塑雨と僕じゃ、、、似合わないか、男だし。
ん?なんで、そんなこと考えて、る、んだ?
それより今日は、塑雨はランチ誘いに来ないから、一人で食べないと、、、一人?
大学入ってから、いつも塑雨がいた。
毎日ランチ一緒に食べて、帰りもほぼ一緒で、、、それが当たり前になってた。
何を食べたか覚えてない、午後の授業も何一つ頭に入ってこない。
塑雨に声掛けられるまで教室で座ったままだった。
「晴」
「ああ、塑雨」
「どうした?ボーッとして、熱でもある?」
額に手をあてられて、顔が赤くなる。
「熱はないみたいだけど、心配だから送るよ」
「大丈夫、、、だよ」
「遠慮すんな、家に帰る途中だし」
「塑雨、、、あがっていけば」
「でも、、、具合は?寝てた方がいいよ」
「大丈夫、塑雨にいて欲しい」
「じゃ、少しな」
「ほら、お茶とかいいから寝て」
ベッドに寝かされる。
「そ、う?」
「ん?どした?水?」
「ううん、あの、塑雨、僕、今日、、、」
「うん」
「塑雨が告白されてるとこ見ちゃって、、、」
「あー、あれ、見られたか」
「大学入ってから初めてランチ別々だなーって思って、、、」
「俺が晴と食べたかったから、いつも誘ってたな」
「それから僕おかしくて、、、塑雨がいないのが淋しくて、、、」
「晴、そんなこと言ったら期待するだろ」
「うん、僕、やっと気付いた、、、塑雨、好きだよ、隣にいるのがあまりにも当たり前になってて、、、遅くなってごめんね」
「晴、ほんとに?俺、喜んでいいの?」
「うん、大好きだよ、塑雨」
塑雨の唇に自分の唇をそっと重ねる。
何度もしてきたキスなのに、初めてするようなキス。
「俺も大好きだから」
「ん、知ってる」
今度は塑雨からのキス、唇の隙間から舌を入れ、口腔を舐められ、舌の裏を舐められ絡められる。
「嬉しい、夢じゃないよね」
塑雨のほっぺを軽くつねる。
「痛い~、夢じゃない」
ぎゅうう、と抱きしめられた。
「あっ、晴寝てないと」
「たぶん、塑雨のこと考え過ぎてキャパオーバーしたのかも、だから大丈夫だと、思う」
「あーもう、晴が可愛過ぎる」
そしてまた抱きしめられるのでした。
恋人になったばかり、先に進むのはもう少し先かな。
~~~~~~~~~~
大学の話書いてみました。
エロいところは番外編で書いたので割愛。
0
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
日本一のイケメン俳優に惚れられてしまったんですが
五右衛門
BL
月井晴彦は過去のトラウマから自信を失い、人と距離を置きながら高校生活を送っていた。ある日、帰り道で少女が複数の男子からナンパされている場面に遭遇する。普段は関わりを避ける晴彦だが、僅かばかりの勇気を出して、手が震えながらも必死に少女を助けた。
しかし、その少女は実は美男子俳優の白銀玲央だった。彼は日本一有名な高校生俳優で、高い演技力と美しすぎる美貌も相まって多くの賞を受賞している天才である。玲央は何かお礼がしたいと言うも、晴彦は動揺してしまい逃げるように立ち去る。しかし数日後、体育館に集まった全校生徒の前で現れたのは、あの時の青年だった──
没落令息はクラスメイトの執着に救われる
夕月ねむ
BL
突然父親の爵位がはく奪され、帰る屋敷も家名も失ったローレンス。貴族が集まる学院の寮からも放り出されるところだった彼を、クラスメイトのユリシーズが引き留める。
「侯爵家の私であれば、従者をひとり授業に同席させることができる」と言って。
ユリシーズの従者となったローレンス。けれどその二年後、彼らの関係は再び大きく変わることとなった。
※FANBOXからの転載です。
※他サイトにも投稿しています。
過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される
中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」
夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。
相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。
このお話はムーンライトでも投稿してます〜
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる