36 / 80
第一章
第35話 予兆
しおりを挟む
ヴェルナードとの会談が終わると、ボクたちは早速任務へと駆り出された。
巡回任務は二日後から再開で、それまでは基礎訓練をみっちりをするって事になり、早々に訓練がスタートだ。
緑風の鐘からはアルフォンスが合流して、霜風の鐘が鳴り響き任務時間の終わりを告げると、ボクはその場にへたり込んだ。
数日振りの基礎訓練はめちゃくちゃキツかったよ! いや、それだけじゃない。今日の基礎訓練はいつもよりハードメニューだった様な気がするんだけど……。
「ありがとうございました! 俺、早く基礎訓練を終わらせて、加護の力を使える様になりたいッス。また明日からよろしくおねしゃす!」
「……うむ。ジェスター、主は元気があって教え甲斐があるというものだ。俺もついつい力が入ってしまったわ。ウハハハハハ」
アルフォンスがジェスターの肩に手を当てて、男気たっぷりの笑い声を響かせた。
おぃぃジェスター! アンタの熱苦しいヤル気のせいで、こっちまでとばっちりくらうのよ!? ちょっとは落ち着いて!
哄笑を響かせ合う二人を見ていると、どうやら男臭い師弟関係が出来上がってしまった様だ。ジェスターが憧れの誉高き保安部制服の袖を落とし、ワイルドコーデで着こなす日は、近いと思う。
疲れた体を引きずる様にしてどうにか厩舎までたどり着き、停めているマシンにもたれ掛かるボクを見て、やり遂げた顔のジェスターがしれっと言う。
「……ん? どうしたカズキ。なんか怒ってないか?」
「怒ってないわよ! それより診療小屋に寄ってくのでいいんだよね!?」
「……やっぱ怒ってるじゃんかよ……もちろん寄ってくよ」
ジェスターが返す返事とほぼ同時に、ボクはマシンを勢いよく走らせる。
「ホント、女ってよく分かんないよな」とブツブツ呟くジェスターと向かう先は診療小屋だ。小屋に到着し扉を開け、ベッドに横になる人達から馴染みの白髪頭を見つけると、ボクたちは勢い良く駆け寄った。
「ヘルゲさん!」
「……おお! カズキ……それにジェスターまで。二人ともケガなどしてないかの?」
「うん! それにしても無事でよかったよ。ボクたち、心配したんだよ」
「カズキ、他の怪我人もいますので、もう少しお静かにお願いします」
背後から場違いな喧騒は厳禁だと、喚起を促す優しい声が掛けられた。
「あ、すみません。……ゲートルードさん、お久しぶりです」
「ま、怪我人と言っても、この小屋にいるのは命に別状のない人たちばかりで、任務をもう少し休みたいからここにるだけですけど。……ああ、これは失言でしたかね」
「そりゃないですよ、ゲートルード様」
怪我人の一人がそう言うと、朗笑が小屋に充満しボクとジェスターも顔を見合わせ互いに笑う。
ヘルゲのベッド脇に腰を下ろしたボクたちは、あの襲撃の日の出来事をお互い話し合った。
なんでもヘルゲは資材調達班の面々と東の森で資材採集中に襲撃に遭い、班員を森の奥へと避難させた後、森に逃げ込む町民を安全な場所へと誘導中、ぎっくり腰を誘発したらしい。
ここにヘルゲがいることは、避難を誘導していた保安部員に今日聞いて来たのだけど、大した怪我じゃなくて本当によかった。
「ヘル爺、ちゃんと自分の歳を考えろよな。作業小屋に行っても、資材調達班の連中も誰も居場所を知らないって言うし……俺たち心配したんだぞ」
「いやいや面目ない。ぎっくり腰なんて恥ずかしくてのう。ワシがいなくても資材調達班は機能する様になってきておるし、いい機会じゃからワシ抜きで少しやらせてみようかなとな……お前さんがたには心配かけてしまったかのぅ。すまんかった」
ジェスターの憂いを帯びた瞳に当てられて、戯けていたヘルゲも最後には素直に謝罪した。
事あるごとに反発し文句ばかり言っていたけど、いつもうるさく小言を言ってくれていたヘルゲに、どこか亡き父親を重ね合わせていたのかもしれない。
ジェスターの潤む目が、雄弁にそれを物語っている。
「ヘルゲさんは、もう一日安静にしてくださいね。無理は禁物ですよ」
「わかりましたよゲートルード様。ワシにも心配してくれるかわいい孫みたいなのがおります故。しっかり治さんと怒られますからのぅ」
シワだらけの手が、項垂れたジェスターの頭をクシャリとした。
……ちょっとおじいちゃんを思い出しちゃうなぁ。今も元気にしてるかな? ボクがいなくなって、心配してるだろうなぁ。
つられて緩みそうになる涙腺に、落涙ギリギリの所で栓をする。
もう弱音は吐かないって決めたんだ。
ヘルゲとジェスターには申し訳ないけど、ほんわかした空気を少し変えるため、ボクは閑話休題を提案する。
「……ああそうだ。あの襲撃でそれどころじゃなかったんだけど、今日、ヴェルナードさんに手紙渡しといたからね」
「おお、スマンのぅ」
「……ヘル爺、あの手紙って何か重要なことでも書いてあるのか?」
「そうじゃのう。お前さんがたには話してもいいかのう。……実はのう、最近カモーナの採取量がやけに多いんじゃ。ワシの知る限りで通常の三倍近い量が採取されるんじゃよ」
「資源が多く取れることはいいことじゃないか。その分武具がたくさん作れるって事だろ? ヘル爺たちや武具生産班は忙しくなるけど、それがどうしたっていうんだよ」
周りに聞かれない様にと声を落として喋るヘルゲとは対照的に、事もなげにそう言うジェスターの後ろから、ゲートルードが口を挟んだ。
「ジェスター、カモーナとは何ですか」
「何って……地層の下にある、風竜様の体から剥がれた古い皮膚だろ」
「そうです。古い皮膚がいつもより剥がれるということは、それだけ新陳代謝が活発になっている証拠です。人の体に例えても、それはもちろん悪い事ではありません。しかし、普段より活発になっているのなら、何かしらの理由があると思います。体が怪我をしていて自己治癒力を上げる為に新陳代謝を向上させたりなども、その事例の一つです」
「ヴェル坊なら先代からの文献を調べれば、過去に同じ様な事例があったか分かるかもしれないと思っての。ワシの思い過ごしならいいんじゃが……」
ようやく状況を理解したジェスターが、不安そうな顔を向けてきた。
この兆候が吉と為すか凶と為すか。今のボクらでは知る由もない。
だけど、その答えが分かるのはそんなに先の事ではなかったのだと、これから起こる摩訶不思議な邂逅を経た後に、ボクは思い知らされる事となるのだった。
巡回任務は二日後から再開で、それまでは基礎訓練をみっちりをするって事になり、早々に訓練がスタートだ。
緑風の鐘からはアルフォンスが合流して、霜風の鐘が鳴り響き任務時間の終わりを告げると、ボクはその場にへたり込んだ。
数日振りの基礎訓練はめちゃくちゃキツかったよ! いや、それだけじゃない。今日の基礎訓練はいつもよりハードメニューだった様な気がするんだけど……。
「ありがとうございました! 俺、早く基礎訓練を終わらせて、加護の力を使える様になりたいッス。また明日からよろしくおねしゃす!」
「……うむ。ジェスター、主は元気があって教え甲斐があるというものだ。俺もついつい力が入ってしまったわ。ウハハハハハ」
アルフォンスがジェスターの肩に手を当てて、男気たっぷりの笑い声を響かせた。
おぃぃジェスター! アンタの熱苦しいヤル気のせいで、こっちまでとばっちりくらうのよ!? ちょっとは落ち着いて!
哄笑を響かせ合う二人を見ていると、どうやら男臭い師弟関係が出来上がってしまった様だ。ジェスターが憧れの誉高き保安部制服の袖を落とし、ワイルドコーデで着こなす日は、近いと思う。
疲れた体を引きずる様にしてどうにか厩舎までたどり着き、停めているマシンにもたれ掛かるボクを見て、やり遂げた顔のジェスターがしれっと言う。
「……ん? どうしたカズキ。なんか怒ってないか?」
「怒ってないわよ! それより診療小屋に寄ってくのでいいんだよね!?」
「……やっぱ怒ってるじゃんかよ……もちろん寄ってくよ」
ジェスターが返す返事とほぼ同時に、ボクはマシンを勢いよく走らせる。
「ホント、女ってよく分かんないよな」とブツブツ呟くジェスターと向かう先は診療小屋だ。小屋に到着し扉を開け、ベッドに横になる人達から馴染みの白髪頭を見つけると、ボクたちは勢い良く駆け寄った。
「ヘルゲさん!」
「……おお! カズキ……それにジェスターまで。二人ともケガなどしてないかの?」
「うん! それにしても無事でよかったよ。ボクたち、心配したんだよ」
「カズキ、他の怪我人もいますので、もう少しお静かにお願いします」
背後から場違いな喧騒は厳禁だと、喚起を促す優しい声が掛けられた。
「あ、すみません。……ゲートルードさん、お久しぶりです」
「ま、怪我人と言っても、この小屋にいるのは命に別状のない人たちばかりで、任務をもう少し休みたいからここにるだけですけど。……ああ、これは失言でしたかね」
「そりゃないですよ、ゲートルード様」
怪我人の一人がそう言うと、朗笑が小屋に充満しボクとジェスターも顔を見合わせ互いに笑う。
ヘルゲのベッド脇に腰を下ろしたボクたちは、あの襲撃の日の出来事をお互い話し合った。
なんでもヘルゲは資材調達班の面々と東の森で資材採集中に襲撃に遭い、班員を森の奥へと避難させた後、森に逃げ込む町民を安全な場所へと誘導中、ぎっくり腰を誘発したらしい。
ここにヘルゲがいることは、避難を誘導していた保安部員に今日聞いて来たのだけど、大した怪我じゃなくて本当によかった。
「ヘル爺、ちゃんと自分の歳を考えろよな。作業小屋に行っても、資材調達班の連中も誰も居場所を知らないって言うし……俺たち心配したんだぞ」
「いやいや面目ない。ぎっくり腰なんて恥ずかしくてのう。ワシがいなくても資材調達班は機能する様になってきておるし、いい機会じゃからワシ抜きで少しやらせてみようかなとな……お前さんがたには心配かけてしまったかのぅ。すまんかった」
ジェスターの憂いを帯びた瞳に当てられて、戯けていたヘルゲも最後には素直に謝罪した。
事あるごとに反発し文句ばかり言っていたけど、いつもうるさく小言を言ってくれていたヘルゲに、どこか亡き父親を重ね合わせていたのかもしれない。
ジェスターの潤む目が、雄弁にそれを物語っている。
「ヘルゲさんは、もう一日安静にしてくださいね。無理は禁物ですよ」
「わかりましたよゲートルード様。ワシにも心配してくれるかわいい孫みたいなのがおります故。しっかり治さんと怒られますからのぅ」
シワだらけの手が、項垂れたジェスターの頭をクシャリとした。
……ちょっとおじいちゃんを思い出しちゃうなぁ。今も元気にしてるかな? ボクがいなくなって、心配してるだろうなぁ。
つられて緩みそうになる涙腺に、落涙ギリギリの所で栓をする。
もう弱音は吐かないって決めたんだ。
ヘルゲとジェスターには申し訳ないけど、ほんわかした空気を少し変えるため、ボクは閑話休題を提案する。
「……ああそうだ。あの襲撃でそれどころじゃなかったんだけど、今日、ヴェルナードさんに手紙渡しといたからね」
「おお、スマンのぅ」
「……ヘル爺、あの手紙って何か重要なことでも書いてあるのか?」
「そうじゃのう。お前さんがたには話してもいいかのう。……実はのう、最近カモーナの採取量がやけに多いんじゃ。ワシの知る限りで通常の三倍近い量が採取されるんじゃよ」
「資源が多く取れることはいいことじゃないか。その分武具がたくさん作れるって事だろ? ヘル爺たちや武具生産班は忙しくなるけど、それがどうしたっていうんだよ」
周りに聞かれない様にと声を落として喋るヘルゲとは対照的に、事もなげにそう言うジェスターの後ろから、ゲートルードが口を挟んだ。
「ジェスター、カモーナとは何ですか」
「何って……地層の下にある、風竜様の体から剥がれた古い皮膚だろ」
「そうです。古い皮膚がいつもより剥がれるということは、それだけ新陳代謝が活発になっている証拠です。人の体に例えても、それはもちろん悪い事ではありません。しかし、普段より活発になっているのなら、何かしらの理由があると思います。体が怪我をしていて自己治癒力を上げる為に新陳代謝を向上させたりなども、その事例の一つです」
「ヴェル坊なら先代からの文献を調べれば、過去に同じ様な事例があったか分かるかもしれないと思っての。ワシの思い過ごしならいいんじゃが……」
ようやく状況を理解したジェスターが、不安そうな顔を向けてきた。
この兆候が吉と為すか凶と為すか。今のボクらでは知る由もない。
だけど、その答えが分かるのはそんなに先の事ではなかったのだと、これから起こる摩訶不思議な邂逅を経た後に、ボクは思い知らされる事となるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~
はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。
病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。
これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。
別作品も掲載してます!よかったら応援してください。
おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!
ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。
ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!?
「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」
理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。
これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる