69 / 80
第一章
第68話 航路変更
しおりを挟む
空が白み、暁天の星たちが次第に色褪せ始めている。陽が完全に昇り切る前には、銀幕が視界に捉えられるだろう。
二本目の銀幕接近当日の早朝、ボクらは風竜の右翼を覆う丘陵地帯にいた。
長さだけでもゆうに100mはあるだろうその翼の前面には、ドラム缶サイズの排出口が10m位の間隔で10基、進行方向に向かって取り付けられている。本来なら逆向きに取り付けられているこれが、今回の作戦の肝になる風力管なのだ。
航行部を訪れた時、部員の皆が握っていた鉄のレバーから加護の力を流し込んで、ここから推進力として排出される仕組みになっているらしい。
今回はその力を利用して、右翼全面に加護の防御壁を作り出す。
そして銀幕を守るバリアを突き抜けて銀幕の壁を四散させ、その内部へと突貫するのだ。
正面から吹く風が、航空戦闘部の戦闘服の上から着込んだ赤の救命胴衣のフードを揺らす。
ヘルメットを小脇に抱え、勝負服に身を包み、ボクの準備は万端だ。
母竜から貰ったボートも傍で、改造を終えその出番を今か今かと待ちわびている。
ボートは白一色に塗り直され、コックピット後方からポールが垂直に延び、ボートと水平に人翼滑空機よりも一回り大きい矢尻にも似た逆V字形の翼が付けられている。ステアリングホイールと連動して翼が傾き舵を切れる仕組みだ。
クラウスが命名したこのボート———竜翼競艇機は、加護の力を使えないボクの特別機なのだ。
推進力はマクリーの力を必要とする。なのでマクリーの搭乗が必須なのだけど、ただでさえ狭いコックピットに翼の支柱が取り付けられたので、マクリーを乗せるスペースがほとんどない。
そこで新たにボート前方、カウルの前にマクリー専用の座席を作ってもらったのだ。
船体をくり抜いた形で作られた専用座席は、丁度マクリーの顔だけがぽっこりと出る高さに調整されている。加えて風圧対策として強化ガラスで作られた半球状の開閉式蓋付きだ。
さらにおまけで、船首デッキ部分にはこの世界の文字で「カズキ」と書かれてある。『大切な物には自分の名前を書きなさい』と、これはボクの親愛なるおじいちゃんからの教訓だ。
もちろんCRF250Rにも小さく名前は書いていたけど、あれはあれで完成されたフォルムなのだ。美観は損ねないほうがいい。
なので今回はボート改造にあやかって、ででんと名前を書いてもらったのだ。
通常なら後半月はかかると言っていたボクの竜翼競艇機を、テオスは会議から九日後には仕上げてくれた。
昼夜を問わずかなり無理をして作業をしてくれた事は、ボート完成当日に「俺の生涯最高傑作って言っても言い過ぎじゃねぇ。大事に使ってくんな」と、誇らしげに言ったテオスの目の隈からも伺い知る事ができた。
本当に感謝の言葉が見つからなかった。
その後二日間、みっちりとクラウスによって飛行訓練を行った。
ヴェルナードとの約束には訓練の日数が一日足りなかったけど「嬢ちゃんはスジがいいんで大丈夫です」と、クラウスが太鼓判を押してくれた事により、ボクは今、右翼にいる。
銀幕攻略まで全員が一丸となり、全てが順調に進んでいた様にも見えたけど、実は意外な落とし穴もあった。
『そう言えば吾輩、カズキの竜翼競艇機も操作するのですよね。同時に風竜の航路も変える訳ですから、そうなると竜翼競艇機を操作できる時間は30分位だと思います』
通常の風竜の航路で進み、風竜の航行惰性と銀幕までの距離を見計らい、一番ロスが少ないポイントでマクリーに風竜の進路を変えてもらう。
航行部で算出したその片道の航路時間は二時間だ。マクリーに進路を変えてもらうのは片道だけでいい。
何故なら風竜は意図して進路を変えられても、その干渉がなくなれば自らの意思で決まった航路に戻っていく。なので復路の心配はない。
航行部でヴェルナードに「二時間いけるか」と問われた時、マクリーは余裕の発言をしたけれど、これはあくまで銀幕まで風竜を操る事についてのみだ。
ボクが突撃隊に同行する事が決まったのはその後で、実際に竜翼競艇機の訓練中にマクリーが急にそう言い出したのだ。
ボクが元の世界に帰るにしても、マクリーと竜翼競艇機は『モン・フェリヴィント』に帰還さないといけない。皆にとってマクリーは大切な風竜の後継竜なのだから。
なので30分の時間があると言っても、帰路もしっかり計算に入れれば実際の行動時間はもっと短くなる。
銀幕接近まで残り二日を切ったタイミングでのこの事実。
ボクの同行が許可された時点で、マクリーへの負担に関して誰も思い至らなかったのは、迂闊と言えばそれまでだけど、皆それぞれに課された任務を懸命に遂行してきたのだ。仕方のない事なのかもしれない。
そしてだからこそ『モン・フェリヴィント』一丸となって準備してきたこの作戦を今更中止にする事などできない。
そうなると当然、余分な箇所は弾かれるのが自然の流れだ。ボクの同行を見直す声が上がる中、それに反対してくれたのは意外にも思慮深いヴェルナードだった。
『一度交わした約束を反故にするのは信義に背く。カズキの同行について許可をしたのは私だ。全責任は私が取ろう』
なんてカッコイイ台詞なのだろうか。
ボクはまだ乙女だし、会社勤めとかした事ないけど、場面が変わりこんな台詞を面と向かって言われたら、間違いなくボクのハートはノックアウトされただろう。
……あ、だけどヴェルナードさんに惚れるなんて、やっぱないない。あの人の面倒臭い所、たくさん知ってるからね。
今日これまでの皆の協力に感謝をしつつ、ボクは空へと視線を戻す。
陽が少しだけ地平線から顔を出し、眩しい陽射が皆の顔を照らしていた。誰もがただ真っ直ぐに、間もなく視界に入るであろう銀幕に向け、強い決意を固めた顔だ。
急拵えで設置された右翼と航行部を繋ぐ伝声管から、少々くぐもった声が聞こえてきた。
「……ヴェルナード様……まもなく……航路切替地点に到達します……合図のご確認を……お見逃しなく」
ナターエルからの知らせを受け、ヴェルナードがボクを呼ぶ。マクリーを胸に抱いたまま、ボクはヴェルナードの側に近づいた。
左前方———航行部の建物がある方向から、緑色の球体が数発打ち上げられた。
連絡係として待機している保安部員からの風の飛礫による合図だ。
「マクリー殿、航路変更を。右に12度の方角です」
ヴェルナードの言葉に対し小さく頷いたマクリーは、地上戦の時に見せたやや甲高い咆哮を放つ。
「アオオオオオオオオオンンン!!」
それに呼応する様に風竜は右に向かってグググと傾き、多少の振動が足元を揺らす。
航空戦闘部は自分の機体が倒れない様手で支えた。
振動はしばらくすると収まって、航路を変えた風竜が水平飛行に戻った事を知らせてくれる。これで後は銀幕まで一直線だ。
伝声管から聞こえてきたナターエルの嘔吐いた声は、聞かなかった事にしてあげようと思う。
二本目の銀幕接近当日の早朝、ボクらは風竜の右翼を覆う丘陵地帯にいた。
長さだけでもゆうに100mはあるだろうその翼の前面には、ドラム缶サイズの排出口が10m位の間隔で10基、進行方向に向かって取り付けられている。本来なら逆向きに取り付けられているこれが、今回の作戦の肝になる風力管なのだ。
航行部を訪れた時、部員の皆が握っていた鉄のレバーから加護の力を流し込んで、ここから推進力として排出される仕組みになっているらしい。
今回はその力を利用して、右翼全面に加護の防御壁を作り出す。
そして銀幕を守るバリアを突き抜けて銀幕の壁を四散させ、その内部へと突貫するのだ。
正面から吹く風が、航空戦闘部の戦闘服の上から着込んだ赤の救命胴衣のフードを揺らす。
ヘルメットを小脇に抱え、勝負服に身を包み、ボクの準備は万端だ。
母竜から貰ったボートも傍で、改造を終えその出番を今か今かと待ちわびている。
ボートは白一色に塗り直され、コックピット後方からポールが垂直に延び、ボートと水平に人翼滑空機よりも一回り大きい矢尻にも似た逆V字形の翼が付けられている。ステアリングホイールと連動して翼が傾き舵を切れる仕組みだ。
クラウスが命名したこのボート———竜翼競艇機は、加護の力を使えないボクの特別機なのだ。
推進力はマクリーの力を必要とする。なのでマクリーの搭乗が必須なのだけど、ただでさえ狭いコックピットに翼の支柱が取り付けられたので、マクリーを乗せるスペースがほとんどない。
そこで新たにボート前方、カウルの前にマクリー専用の座席を作ってもらったのだ。
船体をくり抜いた形で作られた専用座席は、丁度マクリーの顔だけがぽっこりと出る高さに調整されている。加えて風圧対策として強化ガラスで作られた半球状の開閉式蓋付きだ。
さらにおまけで、船首デッキ部分にはこの世界の文字で「カズキ」と書かれてある。『大切な物には自分の名前を書きなさい』と、これはボクの親愛なるおじいちゃんからの教訓だ。
もちろんCRF250Rにも小さく名前は書いていたけど、あれはあれで完成されたフォルムなのだ。美観は損ねないほうがいい。
なので今回はボート改造にあやかって、ででんと名前を書いてもらったのだ。
通常なら後半月はかかると言っていたボクの竜翼競艇機を、テオスは会議から九日後には仕上げてくれた。
昼夜を問わずかなり無理をして作業をしてくれた事は、ボート完成当日に「俺の生涯最高傑作って言っても言い過ぎじゃねぇ。大事に使ってくんな」と、誇らしげに言ったテオスの目の隈からも伺い知る事ができた。
本当に感謝の言葉が見つからなかった。
その後二日間、みっちりとクラウスによって飛行訓練を行った。
ヴェルナードとの約束には訓練の日数が一日足りなかったけど「嬢ちゃんはスジがいいんで大丈夫です」と、クラウスが太鼓判を押してくれた事により、ボクは今、右翼にいる。
銀幕攻略まで全員が一丸となり、全てが順調に進んでいた様にも見えたけど、実は意外な落とし穴もあった。
『そう言えば吾輩、カズキの竜翼競艇機も操作するのですよね。同時に風竜の航路も変える訳ですから、そうなると竜翼競艇機を操作できる時間は30分位だと思います』
通常の風竜の航路で進み、風竜の航行惰性と銀幕までの距離を見計らい、一番ロスが少ないポイントでマクリーに風竜の進路を変えてもらう。
航行部で算出したその片道の航路時間は二時間だ。マクリーに進路を変えてもらうのは片道だけでいい。
何故なら風竜は意図して進路を変えられても、その干渉がなくなれば自らの意思で決まった航路に戻っていく。なので復路の心配はない。
航行部でヴェルナードに「二時間いけるか」と問われた時、マクリーは余裕の発言をしたけれど、これはあくまで銀幕まで風竜を操る事についてのみだ。
ボクが突撃隊に同行する事が決まったのはその後で、実際に竜翼競艇機の訓練中にマクリーが急にそう言い出したのだ。
ボクが元の世界に帰るにしても、マクリーと竜翼競艇機は『モン・フェリヴィント』に帰還さないといけない。皆にとってマクリーは大切な風竜の後継竜なのだから。
なので30分の時間があると言っても、帰路もしっかり計算に入れれば実際の行動時間はもっと短くなる。
銀幕接近まで残り二日を切ったタイミングでのこの事実。
ボクの同行が許可された時点で、マクリーへの負担に関して誰も思い至らなかったのは、迂闊と言えばそれまでだけど、皆それぞれに課された任務を懸命に遂行してきたのだ。仕方のない事なのかもしれない。
そしてだからこそ『モン・フェリヴィント』一丸となって準備してきたこの作戦を今更中止にする事などできない。
そうなると当然、余分な箇所は弾かれるのが自然の流れだ。ボクの同行を見直す声が上がる中、それに反対してくれたのは意外にも思慮深いヴェルナードだった。
『一度交わした約束を反故にするのは信義に背く。カズキの同行について許可をしたのは私だ。全責任は私が取ろう』
なんてカッコイイ台詞なのだろうか。
ボクはまだ乙女だし、会社勤めとかした事ないけど、場面が変わりこんな台詞を面と向かって言われたら、間違いなくボクのハートはノックアウトされただろう。
……あ、だけどヴェルナードさんに惚れるなんて、やっぱないない。あの人の面倒臭い所、たくさん知ってるからね。
今日これまでの皆の協力に感謝をしつつ、ボクは空へと視線を戻す。
陽が少しだけ地平線から顔を出し、眩しい陽射が皆の顔を照らしていた。誰もがただ真っ直ぐに、間もなく視界に入るであろう銀幕に向け、強い決意を固めた顔だ。
急拵えで設置された右翼と航行部を繋ぐ伝声管から、少々くぐもった声が聞こえてきた。
「……ヴェルナード様……まもなく……航路切替地点に到達します……合図のご確認を……お見逃しなく」
ナターエルからの知らせを受け、ヴェルナードがボクを呼ぶ。マクリーを胸に抱いたまま、ボクはヴェルナードの側に近づいた。
左前方———航行部の建物がある方向から、緑色の球体が数発打ち上げられた。
連絡係として待機している保安部員からの風の飛礫による合図だ。
「マクリー殿、航路変更を。右に12度の方角です」
ヴェルナードの言葉に対し小さく頷いたマクリーは、地上戦の時に見せたやや甲高い咆哮を放つ。
「アオオオオオオオオオンンン!!」
それに呼応する様に風竜は右に向かってグググと傾き、多少の振動が足元を揺らす。
航空戦闘部は自分の機体が倒れない様手で支えた。
振動はしばらくすると収まって、航路を変えた風竜が水平飛行に戻った事を知らせてくれる。これで後は銀幕まで一直線だ。
伝声管から聞こえてきたナターエルの嘔吐いた声は、聞かなかった事にしてあげようと思う。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!
ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。
ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!?
「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」
理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。
これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~
はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。
病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。
これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。
別作品も掲載してます!よかったら応援してください。
おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる