オッサン異世界で王に神になります

異世界転移 序章

異世界だと気づく

あれから叫ぶだけ叫び、疲れたのか少し寝ていたようだ。無防備なのに今思えばアホだと思う。

起きた後は周りを歩いたが、360度見渡す限り草原だった。また予想通り何の荷物もなかった。

オレ「ここは何処だろう。少なくとも大阪ではない。こんな風景は大阪にはない。あの光った後気づいたらココだから何処かに飛ばされたか」

先ずは人に会ってここの場所を聞かないと戻る事が出来ない。

何時間経っても人一人、動物一匹現れない。
夕飯食ってないから腹も減ってきたし喉も渇いた。
少し遠くまで歩き先ずは水場を探そう。

降り立った場所から1時間位歩いたが、何も見えない。周りの景色も変わっていない。

更に2時間程歩いた時に近くに森が見えてきた。川なんだろうか水の音も聞こえてきた。
水の音がする方向へ全力で走った。喉が渇き過ぎて限界だった。

走ること数分で池なのか大きな水溜まりを見つけた。上の崖から水が流れ落ちていた。
オレは迷わずに飛び込んだ。水は今までで一番位に美味く感じた。

オレ「何とか生き残れた。あのまま水場を探せなかったら、危うく脱水症で死ぬ所だった。でも本当にここは何処だろう」

水を飲み少し安堵し状況を考察した。
見たことない風景、日本ではないと思う。海外は想像つかない。
光に包まれてとなると、ラノベの異世界転移か転生も考えられるが、そんな空想はないな。

あーでもない、こーでもないと考えていると、ガサガサと遠くから音がした。
身を隠すため近くの木の下にしゃがんだ。

その後、水場に現れたのは緑色で140センチ位の人形の生き物で鬼のような顔だった。家族なのか少し身長が低いのと、100センチ位の子供と3人いた。
周りを見渡し安全確認後に水を急いで飲み、直ぐに水場を離れて行った。

オレ「あれはゴブリンじゃないか。やはり地球ではないのか。空想じゃなく異世界へ来たのか。これは本当に異世界転移だろうか」

確認しようと、ラノベお決まりのあのフレーズを呟いた。

「ステータス」