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第5章 旅は道連れ
第9話 再び旅へ
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朝晩の寒さが際立ち始めた頃、蒼、アルフレド、レーベン、フィア、そして馬のルー、そしてカーライル家から賜った、ヒューリーという新たな馬と一緒に彼らは再び旅立った。
蒼はいまだに乗馬には不安があるため、蒼とアルフレドがルーに。レーベンがヒューリーに乗っていた。
レーベンは慣れたもので、背の高い馬にも少しも怖がらなかったので蒼は最初驚いたが、そもそもルーはレーベンがいた村の住人が助けたお礼にとくれた存在だったことを思い出す。
「わ、私だって普通に乗るならいけるわよ!? 走るのが怖いだけで!!!」
と言い訳するが、実のところ一人一馬にならずにホッとしている。
『アオイを一人で乗せるのは不安だな』
そうカーライル一家から判断されたからだ。
「家のゴタゴタに巻き込んでごめんね」
「有意義な里帰りになってよかったよ」
アルフレドはほんの少し、身軽になったようだった。秘密や罪悪感を表に出したからか、それとも十年くすぶらせていた故郷への複雑な気持ちが、いつも間にか溶けていたことに気がついたからか。
しかしそうなると蒼の罪悪感が増してくる。
(翔くんとの関係は言わないままでいいわよね……)
『秘密』があるということは、相手を信用していない風に捉えられかねない。旅の仲間にそう思われるのが蒼は嫌だった。
(いやでも……アルフレドが秘密にしていたのも、きっと私達の気持ちの負担になるって判断してたからだと思うし……)
死にかけの身内を実験に使っている一族出身です。という告白がなかなかハードルが高いことも蒼は理解できる。
蒼の方は『勇者の末裔のご近所さん』、というと大した存在ではないように聞こえるが、実際のところ蒼は、こちらの世界で翔について一番詳しい人間だ。敵側からしたら手元に欲しいはず。なんせ、記憶を読み取ることができるヤツがいる、と御使から教わっている。
(秘密なんかより、私の存在自体が皆の負担になるんじゃ!? やだやだやだー!)
しかしいざとなった時のことは考えなければと、体の真ん中あたりがグッと重くなるのを蒼は感じた。
しばらく行くと、徐々に街道沿いが赤や黄色の鮮やかな葉の木々が目立ち始める。
「わぁ~綺麗な紅葉!」
そういえば、この世界にやってきてすでに二回目のはずの秋だが、前回は見なかったことを思い出す。
「僕、初めて見ました!」
レーベンも興奮気味にキョロキョロとしている。
「この辺りから湖のそばに小さな街が点在してるんだ」
「そしたらちょこちょこ商売はできるわね」
アルフレドの言った通り、それからすぐに大きな湖が見えてきた。そばには紅葉と同じ色の屋根の建物がかたまってある。ここは花の都フィーラと同じように、金持ちの別邸があるエリアだ。
(この景色を見るためだけに屋敷をかまえたくなるのはわかる……!)
「俺、買いたいものがあるんだけどいい?」
「もちろん! なになに?」
「甘いシロップがあるんだ。木の樹液なんだけど」
それはメープルシロップによく似たものだった。そういえばと、蒼は木の葉の形を観察する。確かにカエデの葉に見えなくもない。こちらではアーシュの木と呼ばれていることが街にある小さな商店に入ってわかった。
「いい匂い!」
「だよね! これだけで食欲がわいてくるよ」
(それはいつもだよね?)
と、アルフレドの言葉に蒼とレーベンはアイコンタクトをとって同じことを考えているとわかった。
「よし、パンケーキ売ろう!」
「おぉ~! いいね! 俺もこのシロップに絶対あうと思ってたんだ!」
まずは試作品。残念ながら蒼のパンケーキは分厚くないが、売るにはちょうどいいだろうと開き直る。
「パンケーキにバターを乗せて、メープルシロップかけて、アイスを添えて、生クリームもしぼります! 最後にリデオンで作ったベリーソースでどうだ!!!」
「キャー!」
女子のような歓声をあげたのはもちろんアルフレドである。レーベンは大人しくワクワクしている。
「たまごとベーコンでおかずパンケーキでもいいけど、せっかくアーシュのシロップあるからねぇ」
この蒼の解説が彼らの耳に入っているか怪しい。
フィアも嬉しそうに食べている。リデオンへ寄ってなによりよかったのは、キメラの……フィアの扱いがわかったことだろう。
「なんでも食べれるって、お兄ちゃんと同じだねぇ」
こちらは耳をたて尻尾を振っていたので、蒼の声は届いているようだ。
湖沿いの街々では、蒼の屋台初の試みとして、『トッピングはお好みで』という方式でパンケーキの販売を続けた。
「メープル……じゃなかった、アーシュのシロップをご自宅でかけてどうぞ」
という声掛けも忘れずに。
クリーム、アイス、そしてチョコソースが選択肢としてあったが、
「やっぱりチョコレートは強いわね……」
「そうだねぇ。珍しさもあるし」
「僕もチョコ好きです」
時々、周辺のお屋敷からの使いといってやってきたお客が、全部のせを購入し持って返った。翌日も、その翌日もやってきて、そのうち使用人は自分自身の分も購入し、その甘さを堪能していた。
「これは小麦が違うのか? リデオンの方ではどういったものを育ててるんだい?」
「どうやったらこんなにフンワリとした食感になるんだ!?」
等々の質問は、いつも通り曖昧スマイルでやり過ごし、
「材料を……せめてチョコレートを売ってほしいのだが」
怖い護衛を引き連れてやってきたどこぞの家の使用人には、こちらの護衛がにこやかに対応した。
「すごいですねぇ。強い人には強い人がわかるみたいです」
「プロだからこそってやつかな」
「そうそう」
そのやりとりを、蒼とレーベンはまるでスポーツの試合を観戦するかのように見ていた。相手の護衛はアルフレドを前に冷や汗を流し、ジリジリと後退し、雇い主の不興を買っている。
最後は通常サイズになったフィアが一言、
——ガァ!
と、ひと鳴きして終わりだ。
フィアもいつもいつも小さいサイズでいるのは窮屈なようで、広々とした場所では元の体に戻している。そのせいか、レーベンがテイマーとよく勘違いされるようになっていたが、特に誰も否定しなかったのでいつの間にかそれは事実のように語られ始めていた。
「僕がテイマー!?」
「なんで私じゃないの!?」
「それはまあ……馬に一人で乗ってないからかな?」
「なるほど……!」
納得の理由で、蒼はいつの間にかテイマーと凄腕冒険者と旅する商人になっていた。
再び旅を始めた蒼達。目的地、天空都市ユートレイナまではまだまだ遠そうだ。あちこちに勘違いを振り撒きながら、楽しく歩みを続けている。
蒼はいまだに乗馬には不安があるため、蒼とアルフレドがルーに。レーベンがヒューリーに乗っていた。
レーベンは慣れたもので、背の高い馬にも少しも怖がらなかったので蒼は最初驚いたが、そもそもルーはレーベンがいた村の住人が助けたお礼にとくれた存在だったことを思い出す。
「わ、私だって普通に乗るならいけるわよ!? 走るのが怖いだけで!!!」
と言い訳するが、実のところ一人一馬にならずにホッとしている。
『アオイを一人で乗せるのは不安だな』
そうカーライル一家から判断されたからだ。
「家のゴタゴタに巻き込んでごめんね」
「有意義な里帰りになってよかったよ」
アルフレドはほんの少し、身軽になったようだった。秘密や罪悪感を表に出したからか、それとも十年くすぶらせていた故郷への複雑な気持ちが、いつも間にか溶けていたことに気がついたからか。
しかしそうなると蒼の罪悪感が増してくる。
(翔くんとの関係は言わないままでいいわよね……)
『秘密』があるということは、相手を信用していない風に捉えられかねない。旅の仲間にそう思われるのが蒼は嫌だった。
(いやでも……アルフレドが秘密にしていたのも、きっと私達の気持ちの負担になるって判断してたからだと思うし……)
死にかけの身内を実験に使っている一族出身です。という告白がなかなかハードルが高いことも蒼は理解できる。
蒼の方は『勇者の末裔のご近所さん』、というと大した存在ではないように聞こえるが、実際のところ蒼は、こちらの世界で翔について一番詳しい人間だ。敵側からしたら手元に欲しいはず。なんせ、記憶を読み取ることができるヤツがいる、と御使から教わっている。
(秘密なんかより、私の存在自体が皆の負担になるんじゃ!? やだやだやだー!)
しかしいざとなった時のことは考えなければと、体の真ん中あたりがグッと重くなるのを蒼は感じた。
しばらく行くと、徐々に街道沿いが赤や黄色の鮮やかな葉の木々が目立ち始める。
「わぁ~綺麗な紅葉!」
そういえば、この世界にやってきてすでに二回目のはずの秋だが、前回は見なかったことを思い出す。
「僕、初めて見ました!」
レーベンも興奮気味にキョロキョロとしている。
「この辺りから湖のそばに小さな街が点在してるんだ」
「そしたらちょこちょこ商売はできるわね」
アルフレドの言った通り、それからすぐに大きな湖が見えてきた。そばには紅葉と同じ色の屋根の建物がかたまってある。ここは花の都フィーラと同じように、金持ちの別邸があるエリアだ。
(この景色を見るためだけに屋敷をかまえたくなるのはわかる……!)
「俺、買いたいものがあるんだけどいい?」
「もちろん! なになに?」
「甘いシロップがあるんだ。木の樹液なんだけど」
それはメープルシロップによく似たものだった。そういえばと、蒼は木の葉の形を観察する。確かにカエデの葉に見えなくもない。こちらではアーシュの木と呼ばれていることが街にある小さな商店に入ってわかった。
「いい匂い!」
「だよね! これだけで食欲がわいてくるよ」
(それはいつもだよね?)
と、アルフレドの言葉に蒼とレーベンはアイコンタクトをとって同じことを考えているとわかった。
「よし、パンケーキ売ろう!」
「おぉ~! いいね! 俺もこのシロップに絶対あうと思ってたんだ!」
まずは試作品。残念ながら蒼のパンケーキは分厚くないが、売るにはちょうどいいだろうと開き直る。
「パンケーキにバターを乗せて、メープルシロップかけて、アイスを添えて、生クリームもしぼります! 最後にリデオンで作ったベリーソースでどうだ!!!」
「キャー!」
女子のような歓声をあげたのはもちろんアルフレドである。レーベンは大人しくワクワクしている。
「たまごとベーコンでおかずパンケーキでもいいけど、せっかくアーシュのシロップあるからねぇ」
この蒼の解説が彼らの耳に入っているか怪しい。
フィアも嬉しそうに食べている。リデオンへ寄ってなによりよかったのは、キメラの……フィアの扱いがわかったことだろう。
「なんでも食べれるって、お兄ちゃんと同じだねぇ」
こちらは耳をたて尻尾を振っていたので、蒼の声は届いているようだ。
湖沿いの街々では、蒼の屋台初の試みとして、『トッピングはお好みで』という方式でパンケーキの販売を続けた。
「メープル……じゃなかった、アーシュのシロップをご自宅でかけてどうぞ」
という声掛けも忘れずに。
クリーム、アイス、そしてチョコソースが選択肢としてあったが、
「やっぱりチョコレートは強いわね……」
「そうだねぇ。珍しさもあるし」
「僕もチョコ好きです」
時々、周辺のお屋敷からの使いといってやってきたお客が、全部のせを購入し持って返った。翌日も、その翌日もやってきて、そのうち使用人は自分自身の分も購入し、その甘さを堪能していた。
「これは小麦が違うのか? リデオンの方ではどういったものを育ててるんだい?」
「どうやったらこんなにフンワリとした食感になるんだ!?」
等々の質問は、いつも通り曖昧スマイルでやり過ごし、
「材料を……せめてチョコレートを売ってほしいのだが」
怖い護衛を引き連れてやってきたどこぞの家の使用人には、こちらの護衛がにこやかに対応した。
「すごいですねぇ。強い人には強い人がわかるみたいです」
「プロだからこそってやつかな」
「そうそう」
そのやりとりを、蒼とレーベンはまるでスポーツの試合を観戦するかのように見ていた。相手の護衛はアルフレドを前に冷や汗を流し、ジリジリと後退し、雇い主の不興を買っている。
最後は通常サイズになったフィアが一言、
——ガァ!
と、ひと鳴きして終わりだ。
フィアもいつもいつも小さいサイズでいるのは窮屈なようで、広々とした場所では元の体に戻している。そのせいか、レーベンがテイマーとよく勘違いされるようになっていたが、特に誰も否定しなかったのでいつの間にかそれは事実のように語られ始めていた。
「僕がテイマー!?」
「なんで私じゃないの!?」
「それはまあ……馬に一人で乗ってないからかな?」
「なるほど……!」
納得の理由で、蒼はいつの間にかテイマーと凄腕冒険者と旅する商人になっていた。
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