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第一章 【始まり】
第13話【歴史】
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翔大「玖炉」
玖炉「ん?」
物言いたげな顔をして後ろには翔大が立っていた。
翔大「なんつーか…悪かったよ」
玖炉「え、なにが?」
あのいつも乱暴な翔大が謝った。
翔大「朝のことだけどさ…調子にのった俺が巻き込んじまってよ、悪かった」
深くお辞儀をする
玖炉「い、いいよそんな…」
翔大「俺さ、俺のユニットと一度改めて話してみようと思う、んで反省する、そしたら、もっかい勝負してくんないか?」
玖炉「あぁ、いいよ」
翔大「おっしゃ」
翔大と拳を軽く合わせて、翔大はその場を去っていった。
大貴「よかったな、わかってくれて」
絢「翔大のあんなとこ、始めてみたよ…」
ハーリィ『関心です』
帰り。
大貴「んじゃ、また明日なー!」
玖炉「うん!また明日!」
家の目の前で大貴と別れる。
帰宅するといつもの通りハーリィが腕輪から現れる。
ハーリィ「玖炉」
玖炉「ん?」
ハーリィ「玖炉が知りたいことを…話します」
学校でハーリィが言っていた引っかかること、ずっと気になっていた。
玖炉「いいの?」
ハーリィ「はい。」
玖炉「じゃあ」
なんだか重い気分だ。
玖炉「生きていたってどういうこと?」
ハーリィは深呼吸して話し始める。
ハーリィ「私は、いえ、私達ユニットは過去実際にこの世界に存在していました。」
玖炉「……え?」
ハーリィ「これはゲームの設定ではなく、現実的に、です。玖炉と自己紹介をした時に言いましたが、過去デルタルカ王国の王女でした。王女であり、騎士でもありました。その当時、権力が欲しいと争い、人間が殺しあっていました。私の王国は、その争いに巻き込まれ不敗。私は敵軍の王に敗れ死にました。禍々しい目をしていたということが未だに印象深いです。私の記憶ではこれが全てになります。」
玖炉「ま、まってよ、今ハーリィは生きてるんだよね?」
ハーリィ「はい、不思議なことに血も流れ、存在しています。私達は玖炉、マスターに呼ばれる前に、指導者に従えと命令されたまでです。」
死んだ人が甦っている?
これが正しいのかわからないが。
玖炉「なるほど…」
ハーリィ「納得いきませんか?」
玖炉「いや、でも何となく想像はついてたよ。でも遥かに越えてたね」
ハーリィ「私達が生きていた人々が全員ユニットとして生き返ったわけではないです。ユニットとして生き返ったのは過去に英雄になった者だけ」
玖炉「じゃあハーリィも何かしたっていうこと?いや、する以前に王女様…なんですよね?」
ハーリィ「はい。」
自分が死んだ人間だなんて言いたくなかっただろう、それがバレてしまったショックで彼女は悲しげな表情をしている。
玖炉「よし!」
ハーリィ「?」
玖炉「お腹すいたし、なんか食べようか!」
ハーリィ「ぇ…玖炉、」
玖炉「なんだいハーリィ」
ハーリィ「怖く…ないんですか?不気味だとは……」
玖炉「そんなそんな、一ミリも思わなかったよ、むしろよかった、ハーリィのことをちょっと知れた気がして」
ハーリィ「……え?」
ハーリィが顔を少し赤くしてこちらを振り向く
玖炉「いや、考えたらハーリィのこと何にもしらないなって思ってさ」
ハーリィ「玖炉、本当に優しいんですね」
玖炉「そう言うハーリィは本当に照れ屋さんだね」
ハーリィ「……!!っ玖炉!!」
玖炉「ごっ、ごめん!」
玖炉「ん?」
物言いたげな顔をして後ろには翔大が立っていた。
翔大「なんつーか…悪かったよ」
玖炉「え、なにが?」
あのいつも乱暴な翔大が謝った。
翔大「朝のことだけどさ…調子にのった俺が巻き込んじまってよ、悪かった」
深くお辞儀をする
玖炉「い、いいよそんな…」
翔大「俺さ、俺のユニットと一度改めて話してみようと思う、んで反省する、そしたら、もっかい勝負してくんないか?」
玖炉「あぁ、いいよ」
翔大「おっしゃ」
翔大と拳を軽く合わせて、翔大はその場を去っていった。
大貴「よかったな、わかってくれて」
絢「翔大のあんなとこ、始めてみたよ…」
ハーリィ『関心です』
帰り。
大貴「んじゃ、また明日なー!」
玖炉「うん!また明日!」
家の目の前で大貴と別れる。
帰宅するといつもの通りハーリィが腕輪から現れる。
ハーリィ「玖炉」
玖炉「ん?」
ハーリィ「玖炉が知りたいことを…話します」
学校でハーリィが言っていた引っかかること、ずっと気になっていた。
玖炉「いいの?」
ハーリィ「はい。」
玖炉「じゃあ」
なんだか重い気分だ。
玖炉「生きていたってどういうこと?」
ハーリィは深呼吸して話し始める。
ハーリィ「私は、いえ、私達ユニットは過去実際にこの世界に存在していました。」
玖炉「……え?」
ハーリィ「これはゲームの設定ではなく、現実的に、です。玖炉と自己紹介をした時に言いましたが、過去デルタルカ王国の王女でした。王女であり、騎士でもありました。その当時、権力が欲しいと争い、人間が殺しあっていました。私の王国は、その争いに巻き込まれ不敗。私は敵軍の王に敗れ死にました。禍々しい目をしていたということが未だに印象深いです。私の記憶ではこれが全てになります。」
玖炉「ま、まってよ、今ハーリィは生きてるんだよね?」
ハーリィ「はい、不思議なことに血も流れ、存在しています。私達は玖炉、マスターに呼ばれる前に、指導者に従えと命令されたまでです。」
死んだ人が甦っている?
これが正しいのかわからないが。
玖炉「なるほど…」
ハーリィ「納得いきませんか?」
玖炉「いや、でも何となく想像はついてたよ。でも遥かに越えてたね」
ハーリィ「私達が生きていた人々が全員ユニットとして生き返ったわけではないです。ユニットとして生き返ったのは過去に英雄になった者だけ」
玖炉「じゃあハーリィも何かしたっていうこと?いや、する以前に王女様…なんですよね?」
ハーリィ「はい。」
自分が死んだ人間だなんて言いたくなかっただろう、それがバレてしまったショックで彼女は悲しげな表情をしている。
玖炉「よし!」
ハーリィ「?」
玖炉「お腹すいたし、なんか食べようか!」
ハーリィ「ぇ…玖炉、」
玖炉「なんだいハーリィ」
ハーリィ「怖く…ないんですか?不気味だとは……」
玖炉「そんなそんな、一ミリも思わなかったよ、むしろよかった、ハーリィのことをちょっと知れた気がして」
ハーリィ「……え?」
ハーリィが顔を少し赤くしてこちらを振り向く
玖炉「いや、考えたらハーリィのこと何にもしらないなって思ってさ」
ハーリィ「玖炉、本当に優しいんですね」
玖炉「そう言うハーリィは本当に照れ屋さんだね」
ハーリィ「……!!っ玖炉!!」
玖炉「ごっ、ごめん!」
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