「alive」

レム

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第二章【出会い】

第2話【探し物】

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森を抜けて開けた場所につく、眩しい光がさして、そこには1つの畔があった。
そう、神の小池だ。

ハーリィ「……美しい…」 

ハーリィはもともといい景色が好きだと言っていたので、喜んでもらえたかな、と思う。

玖炉「僕も初めてだよ、こんな綺麗な池を見るなんて」

「ほぅ?お前達は観光客、か」

気づけば真後ろに紫色の髪をした男性が立っていた。



玖炉「……あなたは?」

ハーリィ「気をつけてください玖炉」

蒼馬「まぁまぁそう身構えるなよ、俺の名は蒼馬(そうま)、見ての通りただの暇人だ」 

腕を広げ敵対心はないことを伝える

玖炉「ここはいいところですね、本当に」

蒼馬「そうだな、俺のお気に入りの場所だ」

近くにある丸太の椅子に腰かける

玖炉「蒼馬さんはここの近くにお住みなんですか?」

蒼馬「まぁな、そのユニットからの呼び名からして玖炉、という名前であってるか?」

玖炉「そうです」

蒼馬「すまねぇ、本当いきなりなんだが」

少しにやけながら手を合わせる

蒼馬「俺財布おとしちまったんだが、一緒に探してくれねぇかな」

玖炉「あ、あぁいいですよ」

蒼馬「お!マジか!あんがとよ初対面なのに」

玖炉「困ったときはお互い様ってやつですよ」

蒼馬「助かるぜ」

そして神の小池周辺を周回する。

ハーリィ「ないですね…」

玖炉「ないねぇ…」

ハーリィ「玖炉、蒼馬という男、ただ者じゃないですよ」 

玖炉「え、別に怪しい人じゃないと思うけどな…」

ハーリィ「私達に気づかれず背後につかれるとは、何か魔法を…」

玖炉「魔法?でも蒼馬さんの隣にはユニットなんていなかったような」

ハーリィ「あの男自信が魔法を使えるのかもしれません」

玖炉「え、蒼馬さんってユニットだったの?」

ハーリィ「いえ、人間でも魔法は使えますよ、玖炉が必要とするならば、教えますが」

玖炉「いまそれめっちゃ気になるけど先に蒼馬さんの財布だね」
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