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第三章【正体】
第1話【事態】
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勝敗はハーリィの宝具によって決まった。
学校に閉じ込められていた市民もバーサーカーを倒した直後、学校の扉が開き、出られるようになったようだ。
どうやら何らかの魔法が扉にかけられていたらしい。
ハーリィ「玖炉……!」
ハーリィが玖炉のもとへ駆け寄る
ハーリィ「お怪我はありませんか?」
玖炉「僕…僕は…」
玖炉を見てみると目に涙を溜めていた。
ハーリィ「玖炉?」
玖炉「君が死んじゃうんじゃないかって…とても心配で……」
ハーリィは目を丸くして驚いた。自分の身が心配ではなく、相手の心配をしている玖炉に。
ハーリィ「玖炉……その…あの……」
答えるのに戸惑う
ハーリィ「私は絶対に!玖炉の前からいなくなりません、絶対に死にません、要望とならばすぐ現れます。どんな時も、どんなとこにいても、だからどうか玖炉」
玖炉の目から涙が溢れる。
ハーリィ「ーーー泣かないでください」
玖炉「ハーリィ……!!」
ハーリィはそっと、玖炉を両腕で包んだ。
ゲイル「邪魔しちゃいけない時間ですね、マスター」
翔大「あぁ、帰るぞ、誰か伝えてくれるだろ、こんな事態になったことを」
ゲイル「そうですね」
翔大「よく頑張ってくれたな、ゲイル」
ゲイル「えぇ」
大貴「玖炉!」
ハーリィに包まれている玖炉に話しかける。
玖炉「……大貴……よかった……無事で…」
ハーリィはそっと手を離して、玖炉の横についた。
大貴「とりあえず涙拭けな?」
玖炉は服の裾で涙を拭った。
大貴「よし、とりあえず本当にありがとう、俺らを助けに来てくれて、玖炉、ハーリィさん」
ハーリィ「いえ、ご無事でよかったです」
玖炉「そういえばなんでこんな事態に?」
大貴「それがな……突然、街の住民の下に魔方陣のようなものが浮かび上がって、光ったかと思うと、もう目の前は学校のグラウンドだったんだ。」
玖炉「え、なんで」
大貴「いやわかんないけど、転送されたっていうのかな、そしたらグラウンドの真ん中に変な2体のユニットがいてよ、俺らを学校の中にぶちこんでいったわけよ、何がしたいのか全くわからんがな」
ハーリィ「なるほど」
「それでだ!そのユニットのマスターが誰かと思えばなんと、お爺さん、その人は俺らが閉じ込められる前から学校に閉じ込められていたってよ、老人は命令なんかしちゃいない、ただ勝手に行動されたんだ」
ハーリィ「それでバーサーカーが…」
玖炉「大体わかった、ありがとう大貴」
学校に閉じ込められていた市民もバーサーカーを倒した直後、学校の扉が開き、出られるようになったようだ。
どうやら何らかの魔法が扉にかけられていたらしい。
ハーリィ「玖炉……!」
ハーリィが玖炉のもとへ駆け寄る
ハーリィ「お怪我はありませんか?」
玖炉「僕…僕は…」
玖炉を見てみると目に涙を溜めていた。
ハーリィ「玖炉?」
玖炉「君が死んじゃうんじゃないかって…とても心配で……」
ハーリィは目を丸くして驚いた。自分の身が心配ではなく、相手の心配をしている玖炉に。
ハーリィ「玖炉……その…あの……」
答えるのに戸惑う
ハーリィ「私は絶対に!玖炉の前からいなくなりません、絶対に死にません、要望とならばすぐ現れます。どんな時も、どんなとこにいても、だからどうか玖炉」
玖炉の目から涙が溢れる。
ハーリィ「ーーー泣かないでください」
玖炉「ハーリィ……!!」
ハーリィはそっと、玖炉を両腕で包んだ。
ゲイル「邪魔しちゃいけない時間ですね、マスター」
翔大「あぁ、帰るぞ、誰か伝えてくれるだろ、こんな事態になったことを」
ゲイル「そうですね」
翔大「よく頑張ってくれたな、ゲイル」
ゲイル「えぇ」
大貴「玖炉!」
ハーリィに包まれている玖炉に話しかける。
玖炉「……大貴……よかった……無事で…」
ハーリィはそっと手を離して、玖炉の横についた。
大貴「とりあえず涙拭けな?」
玖炉は服の裾で涙を拭った。
大貴「よし、とりあえず本当にありがとう、俺らを助けに来てくれて、玖炉、ハーリィさん」
ハーリィ「いえ、ご無事でよかったです」
玖炉「そういえばなんでこんな事態に?」
大貴「それがな……突然、街の住民の下に魔方陣のようなものが浮かび上がって、光ったかと思うと、もう目の前は学校のグラウンドだったんだ。」
玖炉「え、なんで」
大貴「いやわかんないけど、転送されたっていうのかな、そしたらグラウンドの真ん中に変な2体のユニットがいてよ、俺らを学校の中にぶちこんでいったわけよ、何がしたいのか全くわからんがな」
ハーリィ「なるほど」
「それでだ!そのユニットのマスターが誰かと思えばなんと、お爺さん、その人は俺らが閉じ込められる前から学校に閉じ込められていたってよ、老人は命令なんかしちゃいない、ただ勝手に行動されたんだ」
ハーリィ「それでバーサーカーが…」
玖炉「大体わかった、ありがとう大貴」
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