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第五章【旋律】
第4話【精密】
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蒼馬「なんだったんだ…あいつは」
玖炉「さ、さぁ…?でも敵じゃなさそうだし、別にいいんじゃないかな」
アグナム「ゼスト……顔を見ても記憶が甦らないということは、過去に会ったことがない、本当に初見ということか、ハーリィ様はどうですか?」
ハーリィ「…いえ、私も顔を見たのは初めてです。」
キリカ「私もね」
シャネル「一応私も見たことはないと言っておきます」
全員突然の登場に沈黙が続く。
蒼馬「変な横やりが入ったが、失礼する、それではな」
玖炉「さよならです」
そして蒼馬とアグナム、シャネルは玖炉の家を離れた。
玖炉「………」
ハーリィ「あの……玖炉……」
玖炉「何?ハーリィ」
ハーリィ「その…勝手に許可なく戦闘を開始を初めてしまい、申し訳ありませんでした。」
ハーリィは深々と頭を下げて謝る。
キリカ『あ、これ私いないほうがいいやつだ。』
キリカはそっと、窓から外へでていった。
玖炉「……全くだよ、本当に」
ハーリィは初めて玖炉の怒った声を耳にした。
そして玖炉が近づいてくる足音が近くなる度に心拍数が高くなる。嫌われたのか、捨てられるのか、ハーリィにはそんな感情が浮かんできた。
そして目の前に玖炉の足がきた。
何を言われるのか恐ろしくてハーリィは目を瞑る。
玖炉「本当に、よかった」
ハーリィ「ーーーえ」
玖炉「大事な人を失うところだった。僕の今一番守りたい人を失うところだった。」
ハーリィ「……怒ってないのですか?」
玖炉「もちろん怒ってる、とってもね、心配したんだよ、僕の前からいなくなっちゃう、2度とこうやって話せなくなる、って思ったから」
玖炉はそう言い優しく語りかける。
玖炉「でも今こうやって話せるし、ちゃんとハーリィは生きてる。それでいいんだよ、僕はそれで充分、あの場面で戦うっていうのが正しい、正しくないなんてどうでもいい、この今があればね、」
ハーリィ「玖……炉……」
つぅっと、ハーリィの目から滴が溢れる。
それは溢れ、次々と涙が溢れ落ちた。
玖炉「僕の為に戦ってくれて、本当にありがとう」
と、笑顔でハーリィに感謝の気持ちを伝える。
すると
ハーリィ「うっ……玖炉……っごめん……なさい……っ…」
泣き出してしまったハーリィ、目の前の大惨事に混乱しながらも。
ハーリィ「…………!」
玖炉は優しく、ハーリィを抱き締めた。
そしてそれに答えるようにハーリィは玖炉に手を回した。
そのまま数分間、時が流れた。
玖炉「さ、さぁ…?でも敵じゃなさそうだし、別にいいんじゃないかな」
アグナム「ゼスト……顔を見ても記憶が甦らないということは、過去に会ったことがない、本当に初見ということか、ハーリィ様はどうですか?」
ハーリィ「…いえ、私も顔を見たのは初めてです。」
キリカ「私もね」
シャネル「一応私も見たことはないと言っておきます」
全員突然の登場に沈黙が続く。
蒼馬「変な横やりが入ったが、失礼する、それではな」
玖炉「さよならです」
そして蒼馬とアグナム、シャネルは玖炉の家を離れた。
玖炉「………」
ハーリィ「あの……玖炉……」
玖炉「何?ハーリィ」
ハーリィ「その…勝手に許可なく戦闘を開始を初めてしまい、申し訳ありませんでした。」
ハーリィは深々と頭を下げて謝る。
キリカ『あ、これ私いないほうがいいやつだ。』
キリカはそっと、窓から外へでていった。
玖炉「……全くだよ、本当に」
ハーリィは初めて玖炉の怒った声を耳にした。
そして玖炉が近づいてくる足音が近くなる度に心拍数が高くなる。嫌われたのか、捨てられるのか、ハーリィにはそんな感情が浮かんできた。
そして目の前に玖炉の足がきた。
何を言われるのか恐ろしくてハーリィは目を瞑る。
玖炉「本当に、よかった」
ハーリィ「ーーーえ」
玖炉「大事な人を失うところだった。僕の今一番守りたい人を失うところだった。」
ハーリィ「……怒ってないのですか?」
玖炉「もちろん怒ってる、とってもね、心配したんだよ、僕の前からいなくなっちゃう、2度とこうやって話せなくなる、って思ったから」
玖炉はそう言い優しく語りかける。
玖炉「でも今こうやって話せるし、ちゃんとハーリィは生きてる。それでいいんだよ、僕はそれで充分、あの場面で戦うっていうのが正しい、正しくないなんてどうでもいい、この今があればね、」
ハーリィ「玖……炉……」
つぅっと、ハーリィの目から滴が溢れる。
それは溢れ、次々と涙が溢れ落ちた。
玖炉「僕の為に戦ってくれて、本当にありがとう」
と、笑顔でハーリィに感謝の気持ちを伝える。
すると
ハーリィ「うっ……玖炉……っごめん……なさい……っ…」
泣き出してしまったハーリィ、目の前の大惨事に混乱しながらも。
ハーリィ「…………!」
玖炉は優しく、ハーリィを抱き締めた。
そしてそれに答えるようにハーリィは玖炉に手を回した。
そのまま数分間、時が流れた。
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