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第五章【旋律】
第12話【弓】
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玖炉達はアイオーンがいる搭へと歩いった。
どこかに罠があるかもしれないので、辺りに注意して、より慎重に進んでいった。
玖炉「ここが造られた空間だなんて思えないほど再現されてるね…」
ハーリィ「そうですね、固有結界というものは想像したものを完璧に近い程に再現されます」
キリカ「全く無駄に魔力使うわね…あいつ……」
シャネル「さて、私は上から地上の様子をうかがうことにするわね、マスター」
蒼馬「あぁ頼んだ、何か見つかったら言ってくれ」
シャネル「はいはーい」
シャネルは初めて会った時に召喚させていた赤い龍を召喚し、その上に乗り、空へ飛び立つ。
玖炉「蒼馬さん、あれじゃあシャネルさんが狙われるんじゃ……?」
蒼馬「大丈夫だ、その点もきっちり対処は考えている」
「…………へぇ…対処…ねぇ…本当にできるかなぁ?」
キリカ「…………!!」
玖炉「キリカ?」
キリカはピタリ、と足を止めた。
キリカ「ルーの光弓……!!」
手に弓を持ち、弦を引く。
キリカ「はぁぁっ……!!」
真上に弓矢を放つと、その弓矢は空中で何かに衝突し、落ちてくる。そしてキリカが放った弓矢と一緒に落ちてきたのは、同じく何者かが放った弓矢だった。
玖炉「これは…」
蒼馬「狙われてるな、どこからか」
キリカ「でてきなさい、千里眼を持つこの私にはバレバレよ」
指をさした方向には樹林があった。
そしてその中から、一人の男がゆっくりと暗闇から現れた。
ミゼル「やっぱバレちゃったかぁ、千里眼の持ち主には不意討ちなんて無駄なのね」
キリカ「貴方は?」
ミゼル「僕はミゼル、ミゼル・リボルヴ、わかってると思うけど、アーチャーだよ」
ハーリィ「玖炉、ここは私達が」
と、ハーリィが前に出ると
キリカが手でそれを止めた。
キリカ「貴方達は先に行きなさい、ここは私一人で充分よ」
ハーリィ「キリカ……」
キリカ「ハーリィ、貴方はこんなところで止まってる場合じゃないでしょ?」
ハーリィ「……わかりました、キリカ、ここはお願いします、玖炉、いきましょう」
そして玖炉達はアイオーンのいる搭へ走る。
玖炉「キリカ…後から追い付いてよ!」
キリカ「当たり前じゃない、ほら、早く行った行った」
この場はキリカに任せて先を急ぐ。
ミゼル「誰が先に行かせるって?」
ミゼルが黒い弓を構えて、玖炉達に弓矢を放つが、
キリカが対向線上に弓矢を放ち、打ち落とす。
キリカ「悪いけど、行かせてもらうわよ」
ミゼル「この……」
どこかに罠があるかもしれないので、辺りに注意して、より慎重に進んでいった。
玖炉「ここが造られた空間だなんて思えないほど再現されてるね…」
ハーリィ「そうですね、固有結界というものは想像したものを完璧に近い程に再現されます」
キリカ「全く無駄に魔力使うわね…あいつ……」
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蒼馬「あぁ頼んだ、何か見つかったら言ってくれ」
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シャネルは初めて会った時に召喚させていた赤い龍を召喚し、その上に乗り、空へ飛び立つ。
玖炉「蒼馬さん、あれじゃあシャネルさんが狙われるんじゃ……?」
蒼馬「大丈夫だ、その点もきっちり対処は考えている」
「…………へぇ…対処…ねぇ…本当にできるかなぁ?」
キリカ「…………!!」
玖炉「キリカ?」
キリカはピタリ、と足を止めた。
キリカ「ルーの光弓……!!」
手に弓を持ち、弦を引く。
キリカ「はぁぁっ……!!」
真上に弓矢を放つと、その弓矢は空中で何かに衝突し、落ちてくる。そしてキリカが放った弓矢と一緒に落ちてきたのは、同じく何者かが放った弓矢だった。
玖炉「これは…」
蒼馬「狙われてるな、どこからか」
キリカ「でてきなさい、千里眼を持つこの私にはバレバレよ」
指をさした方向には樹林があった。
そしてその中から、一人の男がゆっくりと暗闇から現れた。
ミゼル「やっぱバレちゃったかぁ、千里眼の持ち主には不意討ちなんて無駄なのね」
キリカ「貴方は?」
ミゼル「僕はミゼル、ミゼル・リボルヴ、わかってると思うけど、アーチャーだよ」
ハーリィ「玖炉、ここは私達が」
と、ハーリィが前に出ると
キリカが手でそれを止めた。
キリカ「貴方達は先に行きなさい、ここは私一人で充分よ」
ハーリィ「キリカ……」
キリカ「ハーリィ、貴方はこんなところで止まってる場合じゃないでしょ?」
ハーリィ「……わかりました、キリカ、ここはお願いします、玖炉、いきましょう」
そして玖炉達はアイオーンのいる搭へ走る。
玖炉「キリカ…後から追い付いてよ!」
キリカ「当たり前じゃない、ほら、早く行った行った」
この場はキリカに任せて先を急ぐ。
ミゼル「誰が先に行かせるって?」
ミゼルが黒い弓を構えて、玖炉達に弓矢を放つが、
キリカが対向線上に弓矢を放ち、打ち落とす。
キリカ「悪いけど、行かせてもらうわよ」
ミゼル「この……」
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