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第六章
6-4
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すっきりと晴れ渡った青空の下――
どんよりと、足取り重く、渡されたメモを頼りに書店を目指すドロプウォート、パストリス、ニプルウォートとカドウィード。
行きたくもない店に向かわなければ苦痛に加え、幼きチィックウィードの姿も無く、先陣切って歩くドロプウォートは当然の如く、
「はぁ~」
不景気なため息。
すると後に続くパストリスが、気遣いを交えた苦笑をしながら、
「仕方ないのでぇすよぉ、ドロプぅ」
巻き添えである筈のカドウィードも、
「そうですわよぉ。そんなに気にしたところで、子供とはそう言うものですわよぉ」
何かしらの気遣いを見せたがニプルウォートは容赦なし。
巻き添えを食わされた仕返しとばかり、
『しかしぃさ、あん時のアンタの「驚き顔」ぉったら、アハハハハ! 今思い出しても笑っちまうさぁ♪』
噴き出し笑うと、気遣いを見せていた筈のパストリスとカドウィードも「ぷぷっ」と思い出し笑いを必死に堪え、ドロプウォートは羞恥で顔を真っ赤に、
『何も可笑しくありませんのでぇすわぁ!』
恥ずかしさを憤慨で誤魔化した。
彼女たちが屋敷を出る時、チィックウィードも一緒に行こうとしていた。
しかし向かう先が、大人向けの書店と言う事もあり、ドロプウォートの両親から、
「「チィちゃんは「じぃじとばぁば」と御留守番してようねぇ~♪」」
留守番を勧められたのであるが、ドロプウォートと離れ離れになる事にチィックウィードは即答で、
『イヤなぉ!』
断固拒否。
駄々をこねて見せる大泣きに、母ドロプウォートと父ラディッシュは、
「困りましてですわぁ~」
「男風呂に入れる訳にもいかないし困ったねぇ~」
困惑を口にするも、そこはかとない「嬉し顔」。
親として慕う娘に離れ離れを「泣くほど拒否」されては嬉しくない筈が無く、二人は「泣くほど懐かれている事実」に目尻を下げたが、ドロプウォートの父親が次に語った一言が、状況を一変させた。
『チィちゃん、じぃじとお買い物に行かないかい?』
(!)
ピタリと泣き止むチィックウィード。
((え?))
驚く両親(仮)を前に幼子は、涙目の上目遣いで、
「ばぁばもぉ?」
「モチロン、わたくしも一緒ですわぁ♪」
ドロプウォートの母親は笑顔で頷き、
「チィちゃんが欲しい物を、何でも買いに行きましょうねぇ♪」
すると、
『パパぁ! ママぁ! いってらっさぁ~い♪』
満面の笑顔で両親(仮)に手を振り、ドロプウォートの両親にしがみついた。
愛娘からの見事な掌返しに、
『『ッ!?』』
絶句するラディッシュとドロプウォート。
ニプルウォートは、この時の「彼女の驚き顔」を思い返して愉快そうに笑いながら、
「まぁチィの承諾も得たんだぁ今日は久々、大人だけで楽しくやろうさぁ♪」
憤慨顔の彼女の肩に腕を回したが、何かに目を留め、
「まぁ、その、なんだ……「楽しめれば」の話しだがなぁ……」
急激に表情を曇らせ、
「「「「…………」」」」
立ち尽くす女子四人。
物言いたげな表情で見上げた先にあったのは、ドロプウォートの母親から紹介された書店。
貴族御用達の書店とは聞いていたが、店構えは想像以上の重厚な作りで、重厚な中にも洒落た模様や、装飾が施してあり、喫茶スペースも兼ねているのか、店の前にはこじゃれたテラス席までも。
眩いばかりのセレブ感満載の店構えに、
((((…………))))
気圧され、尻込みする、心は庶民のドロプウォート、パストリス、ニプルウォートにカドウィード。
しかもタイプは各々違えど、根は「共通したコミュ障」であり、
「「「「…………」」」」
誰が先陣を切って入店するか、押し付け合いのアイコンタクトで激しい鍔迫り合いを展開していると、
「!」
気付いたメイド服姿の店員が扉を開け、
『お帰りなさいませぇ、お嬢様方ぁ♪』
その光り輝く、春の太陽の如き温かな笑顔に、
(まっ、眩し過ぎでぇすわぁあぁ!)
(ボクと住んでぇる世界が違うのでぇすぅうぅ!)
(ウチの穢れた心が浄化されて逝くようさぁあぁ!)
(ここはアタシが足を踏み入れてぇ良い場所ですのぉおぉ!)
後退ったが、「コミュ障」が「リア充」に「どうぞ」と扉を開けられて逃げ出す勇気がある筈も無く、
((((…………))))
互いの顔色を窺い合った四人は身を小さく縮め、恐縮し合いながら静々と入店した。
明らかに挙動不審な女子四人。
メイド服姿の店員は満面の営業スマイルながら、
(えぇ~と……お店に入れて大丈夫なお客様……?)
一抹の不安を覚えていた。
店の中も、外観と同様に重厚な作り。
本棚も庶民街の書店にある様な、重さに耐え兼ね「歪んだ棚板」など有る筈も無く、枠には優美な彫刻まで施され、置かれた棚の中は様々な書籍が隙間なく詰まっていた。
加えて、店内に居る客も一目見ただけでソレと分かる、セレブリティーな層の女性の面々。
圧倒的セレブ感を前にしたドロプウォートは小声で、
(も、もぅお腹いっぱいですわぁ……)
こぼす様に呟くと、
(珍しく気が合うねぇ、ウチもさぁ……)
ニプルウォートも同意を示し、カドウィードも早々に疲弊した様子で、
(アタシも、)
頷こうとしたがパストリスの姿が見当たらず、
(パストさぁんは?)
店内を見回すと、
((居ない?))
気付かされた二人も店内を見回し、
(((!)))
一人離れ、一冊の本を食い入る様に読みふける彼女の姿に目を留めた。
(((?)))
傍らに歩み寄るニプルウォートたち、女子三人。
小声で、
(何か面白い本でもあったのかぁい? こぉんな御堅そうな店にさぁ♪)
セレブ感に対する皮肉を込めた物言いで横顔を覗き込むと、パストリスが驚きを交えた顔を上げ、
「まっ……」
「「「ま?」」」
「マツムシソウ先生の新刊……なのでぇす……」
「「「…………」」」
言われた言葉に、思考が追いつかない三人。
同人誌と無縁な世界で生きて来たカドウィードが「は?」となるのは当然であるが、その一方で、
『『何でぇすとぉ!!!』』
衝撃を受ける、ドロプウォートとニプルウォート。
先入観から見るのも憚(はばか)っていた本を、食い入るように見るなり、
『オミナエシ先生の新刊ですワぁ!』
『こっちはオトコエシ先生の新刊サァ!』
同人誌に造詣が深い女子三人は「まさか」と思いつつ、店内に置かれた書籍を片っ端から我も忘れて確認して回り、
(((同人誌ばかりぃいぃぃ!!!)))
悦に入り、
『『『ここは楽園(なのでぇす・ですわ・さぁ)♪』』』
店構えからは到底想像も出来なかった「同人誌専門店」であるのを知った。
どんよりと、足取り重く、渡されたメモを頼りに書店を目指すドロプウォート、パストリス、ニプルウォートとカドウィード。
行きたくもない店に向かわなければ苦痛に加え、幼きチィックウィードの姿も無く、先陣切って歩くドロプウォートは当然の如く、
「はぁ~」
不景気なため息。
すると後に続くパストリスが、気遣いを交えた苦笑をしながら、
「仕方ないのでぇすよぉ、ドロプぅ」
巻き添えである筈のカドウィードも、
「そうですわよぉ。そんなに気にしたところで、子供とはそう言うものですわよぉ」
何かしらの気遣いを見せたがニプルウォートは容赦なし。
巻き添えを食わされた仕返しとばかり、
『しかしぃさ、あん時のアンタの「驚き顔」ぉったら、アハハハハ! 今思い出しても笑っちまうさぁ♪』
噴き出し笑うと、気遣いを見せていた筈のパストリスとカドウィードも「ぷぷっ」と思い出し笑いを必死に堪え、ドロプウォートは羞恥で顔を真っ赤に、
『何も可笑しくありませんのでぇすわぁ!』
恥ずかしさを憤慨で誤魔化した。
彼女たちが屋敷を出る時、チィックウィードも一緒に行こうとしていた。
しかし向かう先が、大人向けの書店と言う事もあり、ドロプウォートの両親から、
「「チィちゃんは「じぃじとばぁば」と御留守番してようねぇ~♪」」
留守番を勧められたのであるが、ドロプウォートと離れ離れになる事にチィックウィードは即答で、
『イヤなぉ!』
断固拒否。
駄々をこねて見せる大泣きに、母ドロプウォートと父ラディッシュは、
「困りましてですわぁ~」
「男風呂に入れる訳にもいかないし困ったねぇ~」
困惑を口にするも、そこはかとない「嬉し顔」。
親として慕う娘に離れ離れを「泣くほど拒否」されては嬉しくない筈が無く、二人は「泣くほど懐かれている事実」に目尻を下げたが、ドロプウォートの父親が次に語った一言が、状況を一変させた。
『チィちゃん、じぃじとお買い物に行かないかい?』
(!)
ピタリと泣き止むチィックウィード。
((え?))
驚く両親(仮)を前に幼子は、涙目の上目遣いで、
「ばぁばもぉ?」
「モチロン、わたくしも一緒ですわぁ♪」
ドロプウォートの母親は笑顔で頷き、
「チィちゃんが欲しい物を、何でも買いに行きましょうねぇ♪」
すると、
『パパぁ! ママぁ! いってらっさぁ~い♪』
満面の笑顔で両親(仮)に手を振り、ドロプウォートの両親にしがみついた。
愛娘からの見事な掌返しに、
『『ッ!?』』
絶句するラディッシュとドロプウォート。
ニプルウォートは、この時の「彼女の驚き顔」を思い返して愉快そうに笑いながら、
「まぁチィの承諾も得たんだぁ今日は久々、大人だけで楽しくやろうさぁ♪」
憤慨顔の彼女の肩に腕を回したが、何かに目を留め、
「まぁ、その、なんだ……「楽しめれば」の話しだがなぁ……」
急激に表情を曇らせ、
「「「「…………」」」」
立ち尽くす女子四人。
物言いたげな表情で見上げた先にあったのは、ドロプウォートの母親から紹介された書店。
貴族御用達の書店とは聞いていたが、店構えは想像以上の重厚な作りで、重厚な中にも洒落た模様や、装飾が施してあり、喫茶スペースも兼ねているのか、店の前にはこじゃれたテラス席までも。
眩いばかりのセレブ感満載の店構えに、
((((…………))))
気圧され、尻込みする、心は庶民のドロプウォート、パストリス、ニプルウォートにカドウィード。
しかもタイプは各々違えど、根は「共通したコミュ障」であり、
「「「「…………」」」」
誰が先陣を切って入店するか、押し付け合いのアイコンタクトで激しい鍔迫り合いを展開していると、
「!」
気付いたメイド服姿の店員が扉を開け、
『お帰りなさいませぇ、お嬢様方ぁ♪』
その光り輝く、春の太陽の如き温かな笑顔に、
(まっ、眩し過ぎでぇすわぁあぁ!)
(ボクと住んでぇる世界が違うのでぇすぅうぅ!)
(ウチの穢れた心が浄化されて逝くようさぁあぁ!)
(ここはアタシが足を踏み入れてぇ良い場所ですのぉおぉ!)
後退ったが、「コミュ障」が「リア充」に「どうぞ」と扉を開けられて逃げ出す勇気がある筈も無く、
((((…………))))
互いの顔色を窺い合った四人は身を小さく縮め、恐縮し合いながら静々と入店した。
明らかに挙動不審な女子四人。
メイド服姿の店員は満面の営業スマイルながら、
(えぇ~と……お店に入れて大丈夫なお客様……?)
一抹の不安を覚えていた。
店の中も、外観と同様に重厚な作り。
本棚も庶民街の書店にある様な、重さに耐え兼ね「歪んだ棚板」など有る筈も無く、枠には優美な彫刻まで施され、置かれた棚の中は様々な書籍が隙間なく詰まっていた。
加えて、店内に居る客も一目見ただけでソレと分かる、セレブリティーな層の女性の面々。
圧倒的セレブ感を前にしたドロプウォートは小声で、
(も、もぅお腹いっぱいですわぁ……)
こぼす様に呟くと、
(珍しく気が合うねぇ、ウチもさぁ……)
ニプルウォートも同意を示し、カドウィードも早々に疲弊した様子で、
(アタシも、)
頷こうとしたがパストリスの姿が見当たらず、
(パストさぁんは?)
店内を見回すと、
((居ない?))
気付かされた二人も店内を見回し、
(((!)))
一人離れ、一冊の本を食い入る様に読みふける彼女の姿に目を留めた。
(((?)))
傍らに歩み寄るニプルウォートたち、女子三人。
小声で、
(何か面白い本でもあったのかぁい? こぉんな御堅そうな店にさぁ♪)
セレブ感に対する皮肉を込めた物言いで横顔を覗き込むと、パストリスが驚きを交えた顔を上げ、
「まっ……」
「「「ま?」」」
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言われた言葉に、思考が追いつかない三人。
同人誌と無縁な世界で生きて来たカドウィードが「は?」となるのは当然であるが、その一方で、
『『何でぇすとぉ!!!』』
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