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後日談
2つの運命、1つの居場所
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「大手に就職できてマジ良かった…。」
晴れて私とカルビジュは、毎日新聞ヴェルクレアン本社に入社することになった。
「何故、私と同じ会社に入ったのですか?新聞作成は宿題のように写せませんよ。」
「別にインフャットの新聞を写すために入社したわけじゃねぇよ…。」
私が長年憧れてきた場所であり、その門をくぐることができたことに安堵する。
しかし、カルビジュに問題があった。住んでたアパートの家電家具全売り+貯金してきたアルバイト代で家を買おうとしたが、それでも足りないらしい。
「そんなことも考えないで就職するなんて何考えてるんですか?」
「足りると思ったんだよ…。でもまぁ、ちょっと遠くなるけど激安アパートでも借りてあっちに住むか。」
「あの場所は、治安が悪いと聞きますが大丈夫ですか?」
「まぁ、男だし、大丈夫だろ。急遽探さないといけなくなったな…」
「あっちでも元気にやるんだぞ、インフャット。」
私の手を握って応援してくれる父親。その手は何故か弱く感じた。
「カルビジュ、インフャットを頼んだぞ」
カルビジュにも手を握って応援する。
「お父さん、本当にありがとうございます。この恩は絶対忘れません。」
私は本社近くの家を買い、カルビジュと住むことになった。
父親曰く、都会で女性1人暮らしの生活は危ないからカルビジュと住みなさいとのこと。
「荷物個数確認良し。段ボールにも傷なし。家損傷無し。」
「車異常なし。汚れ無し。アミニティ不足無し。」
引っ越しトラックとキャンピングタクシーの作業が終わり、職員たちがこちらに向かってくる。
「すべての作業、点検が終わりました。まだご挨拶がお済み出ないご友人や親戚、その他、所用があればこちらで指定の場所まで運転いたします。ご自由に我々にお声がけください。」
「私は特にないですね。」
「俺も問題なし」
「それでは出発させていただきます。全ての部隊へ告ぐ!撤退措置!護送用意!」
様々な部隊がキビキビ動く。
「お父さんもこんなガチガチな部隊を用意しなくても良いのですが…」
「愛する娘を運ぶわけだ。これぐらいするに決まってるだろ。」
カルビジュとひそひそ話す。
「それでは、ボス…じゃなくてお父様の娘様と彼氏様を護送させていただきます」
「頼んだぞ」
後ろでお父さんと職員のリーダーが話している。
「彼氏か…」
ボソッとカルビジュが呟く。
「彼氏ずらですか?」
「い、いや、別にそういう意味じゃなくて…。一緒に住むとなるとそういう意味で見られんだなぁと思って」
そんなこんなでカルビジュと新たな生活が始まる。
新しい職場の話はまた今度しましょうか。
晴れて私とカルビジュは、毎日新聞ヴェルクレアン本社に入社することになった。
「何故、私と同じ会社に入ったのですか?新聞作成は宿題のように写せませんよ。」
「別にインフャットの新聞を写すために入社したわけじゃねぇよ…。」
私が長年憧れてきた場所であり、その門をくぐることができたことに安堵する。
しかし、カルビジュに問題があった。住んでたアパートの家電家具全売り+貯金してきたアルバイト代で家を買おうとしたが、それでも足りないらしい。
「そんなことも考えないで就職するなんて何考えてるんですか?」
「足りると思ったんだよ…。でもまぁ、ちょっと遠くなるけど激安アパートでも借りてあっちに住むか。」
「あの場所は、治安が悪いと聞きますが大丈夫ですか?」
「まぁ、男だし、大丈夫だろ。急遽探さないといけなくなったな…」
「あっちでも元気にやるんだぞ、インフャット。」
私の手を握って応援してくれる父親。その手は何故か弱く感じた。
「カルビジュ、インフャットを頼んだぞ」
カルビジュにも手を握って応援する。
「お父さん、本当にありがとうございます。この恩は絶対忘れません。」
私は本社近くの家を買い、カルビジュと住むことになった。
父親曰く、都会で女性1人暮らしの生活は危ないからカルビジュと住みなさいとのこと。
「荷物個数確認良し。段ボールにも傷なし。家損傷無し。」
「車異常なし。汚れ無し。アミニティ不足無し。」
引っ越しトラックとキャンピングタクシーの作業が終わり、職員たちがこちらに向かってくる。
「すべての作業、点検が終わりました。まだご挨拶がお済み出ないご友人や親戚、その他、所用があればこちらで指定の場所まで運転いたします。ご自由に我々にお声がけください。」
「私は特にないですね。」
「俺も問題なし」
「それでは出発させていただきます。全ての部隊へ告ぐ!撤退措置!護送用意!」
様々な部隊がキビキビ動く。
「お父さんもこんなガチガチな部隊を用意しなくても良いのですが…」
「愛する娘を運ぶわけだ。これぐらいするに決まってるだろ。」
カルビジュとひそひそ話す。
「それでは、ボス…じゃなくてお父様の娘様と彼氏様を護送させていただきます」
「頼んだぞ」
後ろでお父さんと職員のリーダーが話している。
「彼氏か…」
ボソッとカルビジュが呟く。
「彼氏ずらですか?」
「い、いや、別にそういう意味じゃなくて…。一緒に住むとなるとそういう意味で見られんだなぁと思って」
そんなこんなでカルビジュと新たな生活が始まる。
新しい職場の話はまた今度しましょうか。
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