15 / 183
出会い
第15話
しおりを挟む
廊下を進み階段に向かう。階段を降りていると
「怜ちゃん。さっき右側にあった扉はどこに繋がってるの?」
「ベランダ。廊下にカーテンかかってたでしょ?
カーテンのとこ窓でそこからもベランダ見えるよ」
「やっぱり豪邸」
そんな会話をしリビングの扉を開ける。
付けっぱなしのテレビでキャスターの方がニュースを読み上げている。
そのテレビに近づき、ローテーブルの上に置いてある自分のグラスを手に取り
グラスの中のオーラを一気に喉に流し込む。
「オーラ飲んでグラスキッチンに持ってきて」
そう言いながらキッチンへ向かう。
「怜ちゃんよく一気にいけるね?」
そう言いながら鹿島もソファーには座らず、ローテーブルに置いてあったグラスを手に持ち
中のオーラを一口飲んでは休み一口飲んでは休みを繰り返している。
僕はその間に自分のグラスを洗う。
「炭酸には強いのよ」
そう返しグラスを食器用洗剤をつけていないスポンジで軽く洗う。
「はい!」
先ほどより鹿島の声が大きく聞こえる。
左を見るとグラスを突き出した鹿島が立っていた。
「別に正面から渡してくれりゃいいのに」
鹿島のグラスを手に取り洗い始める。
「ご馳走様でした」
そう言いながら手を胸の前で合掌し軽くお辞儀をする。
「はい、どーも」
手を動かしながらそう返す。
「なんか今の怜ちゃんの姿見てるとまた不安に襲われるわぁ~」
鹿島が冷蔵庫の横の壁にもたれながら言う。
「なにが?」
「いやだって玄関の扉の前でこそこそするわ、グラスは洗って痕跡消すわで」
「お前な、親に黙って大学サボって
親に黙って友達家に入れてのんびり寛いでたんだから痕跡は消すんだよ」
そう言いながら鹿島のグラスも洗い終える。
先程洗った自分のグラスと
今洗い終えた鹿島のグラスに付着した水滴をキッチンペーパーで拭き取る。
キッチンペーパーをゴミ箱へ捨てグラスを食器棚の元あった位置に戻す。
手をタオルで拭きながら
「そろそろ出ようか」
そう言いリビングに荷物を取りに行く。
ダイニングテーブルの上に置いたスマホを取り、ジーンズの前ポケットの右側に入れ
ソファーに置いてあるバッグを取ろうとすると
鹿島も鹿島自身のバッグを取ろうと先にソファーのほうへ行っていたため
ソファーの背もたれ部分の上から腕を伸ばして
「はいよっ」
と僕のバッグを渡してくれた。
「ありがと」
そう言いながらバッグを受け取り肩にかける。
2人でリビングを出る前に僕は一度振り返り、今一度リビングを見渡す。
「証拠隠滅念入りですねぇ~」
背後でそう言う鹿島に
「先出てていいよ」
指指しで痕跡が残っていないか確認しながらそう言う。
玄関で鹿島が靴を履く音が背後から聞こえる。
僕はテレビの前のローテーブルに向かう。リモコンの位置を頭で思い出す。
…。
思い出せない。あまり気に留めていなかった。
とりあえずローテーブルの左側のテレビ寄りのところにしっかりと縦に整え置く。
もう一度リビングの扉の前に戻り廊下に出る。
廊下からリビングの扉のドアノブに右手をかけ、今一度リビングを見渡す。
左手で後頭部の辺りを掻きながら
なんかしっくりこない気持ち、まだ少し不安な気持ちを持ちながらリビングの扉を閉めた。
「証拠隠滅できてた?」
鹿島はまだ玄関にいた。靴は履き終わっていたが外には出ていなかった。
「まぁちょっと不安だけど」
そう言い靴を履くためにしゃがみ自分の靴を足にはめる。
「外出てなかったんか」
靴を履きながら鹿島に尋ねると
「ちょっと肌寒いしさ?」
「今日春らしい気温ってお天気お姉さんが言ってたけど?」
「たしかに昼はちょうどよかったけど朝とか風はちょい冷たでしたよ?」
「あぁたしかに朝寒かったかも。そーなると陽が落ちたらまだ肌寒いかもな」
そう言いながら自分の服を見て鹿島の服を見た。
「これじゃ、寒いかな?」
改めて鹿島と自分の服を見比べてそう言う。
「まぁそんな凍えるほど寒いことはないし大丈夫だろ」
「まぁそうだな」
内心寒かったら嫌だなぁ~と思いながらも
その思いを振り切るように両膝に両手を置き勢いよく立ち上がった。
鹿島がドアを開け2人で外の世界へ繰り出した。
「怜ちゃん。さっき右側にあった扉はどこに繋がってるの?」
「ベランダ。廊下にカーテンかかってたでしょ?
カーテンのとこ窓でそこからもベランダ見えるよ」
「やっぱり豪邸」
そんな会話をしリビングの扉を開ける。
付けっぱなしのテレビでキャスターの方がニュースを読み上げている。
そのテレビに近づき、ローテーブルの上に置いてある自分のグラスを手に取り
グラスの中のオーラを一気に喉に流し込む。
「オーラ飲んでグラスキッチンに持ってきて」
そう言いながらキッチンへ向かう。
「怜ちゃんよく一気にいけるね?」
そう言いながら鹿島もソファーには座らず、ローテーブルに置いてあったグラスを手に持ち
中のオーラを一口飲んでは休み一口飲んでは休みを繰り返している。
僕はその間に自分のグラスを洗う。
「炭酸には強いのよ」
そう返しグラスを食器用洗剤をつけていないスポンジで軽く洗う。
「はい!」
先ほどより鹿島の声が大きく聞こえる。
左を見るとグラスを突き出した鹿島が立っていた。
「別に正面から渡してくれりゃいいのに」
鹿島のグラスを手に取り洗い始める。
「ご馳走様でした」
そう言いながら手を胸の前で合掌し軽くお辞儀をする。
「はい、どーも」
手を動かしながらそう返す。
「なんか今の怜ちゃんの姿見てるとまた不安に襲われるわぁ~」
鹿島が冷蔵庫の横の壁にもたれながら言う。
「なにが?」
「いやだって玄関の扉の前でこそこそするわ、グラスは洗って痕跡消すわで」
「お前な、親に黙って大学サボって
親に黙って友達家に入れてのんびり寛いでたんだから痕跡は消すんだよ」
そう言いながら鹿島のグラスも洗い終える。
先程洗った自分のグラスと
今洗い終えた鹿島のグラスに付着した水滴をキッチンペーパーで拭き取る。
キッチンペーパーをゴミ箱へ捨てグラスを食器棚の元あった位置に戻す。
手をタオルで拭きながら
「そろそろ出ようか」
そう言いリビングに荷物を取りに行く。
ダイニングテーブルの上に置いたスマホを取り、ジーンズの前ポケットの右側に入れ
ソファーに置いてあるバッグを取ろうとすると
鹿島も鹿島自身のバッグを取ろうと先にソファーのほうへ行っていたため
ソファーの背もたれ部分の上から腕を伸ばして
「はいよっ」
と僕のバッグを渡してくれた。
「ありがと」
そう言いながらバッグを受け取り肩にかける。
2人でリビングを出る前に僕は一度振り返り、今一度リビングを見渡す。
「証拠隠滅念入りですねぇ~」
背後でそう言う鹿島に
「先出てていいよ」
指指しで痕跡が残っていないか確認しながらそう言う。
玄関で鹿島が靴を履く音が背後から聞こえる。
僕はテレビの前のローテーブルに向かう。リモコンの位置を頭で思い出す。
…。
思い出せない。あまり気に留めていなかった。
とりあえずローテーブルの左側のテレビ寄りのところにしっかりと縦に整え置く。
もう一度リビングの扉の前に戻り廊下に出る。
廊下からリビングの扉のドアノブに右手をかけ、今一度リビングを見渡す。
左手で後頭部の辺りを掻きながら
なんかしっくりこない気持ち、まだ少し不安な気持ちを持ちながらリビングの扉を閉めた。
「証拠隠滅できてた?」
鹿島はまだ玄関にいた。靴は履き終わっていたが外には出ていなかった。
「まぁちょっと不安だけど」
そう言い靴を履くためにしゃがみ自分の靴を足にはめる。
「外出てなかったんか」
靴を履きながら鹿島に尋ねると
「ちょっと肌寒いしさ?」
「今日春らしい気温ってお天気お姉さんが言ってたけど?」
「たしかに昼はちょうどよかったけど朝とか風はちょい冷たでしたよ?」
「あぁたしかに朝寒かったかも。そーなると陽が落ちたらまだ肌寒いかもな」
そう言いながら自分の服を見て鹿島の服を見た。
「これじゃ、寒いかな?」
改めて鹿島と自分の服を見比べてそう言う。
「まぁそんな凍えるほど寒いことはないし大丈夫だろ」
「まぁそうだな」
内心寒かったら嫌だなぁ~と思いながらも
その思いを振り切るように両膝に両手を置き勢いよく立ち上がった。
鹿島がドアを開け2人で外の世界へ繰り出した。
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる