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暑さの終わり
第176話
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空はさっき乗ったアトラクションの待ち時間で夕暮れになり
出てきて歩いていると陽は完全に隠れてしまい
ハロウィンとしてはここからが本番の夜が起き始めた。昼間、明るいときとは少し違い
暗い中街灯に照らされたジャックオーランタンや飾りが
子どもからしたら少し不気味に思えるだろうなと思った。
お次に行ったのは大きな絵本が目立つアトラクション。このアトラクションも
子どもから大人まで人気のアトラクションで待ち時間は60分と書いてあった。
オレンジ色のぼんやりとした明かりが幻想的な、迷路のような木の杭と縄の柵を巡り
ホリー・パッターに出てくる様な廊下を周りの自然、池や木々などを眺めながら進む。
いよいよ室内に入ると風船が浮いていたり
りんごや洋梨が置いてあったりする賑やかな部屋がある。
そこを通過すると絵本の1ページ1ページが柵となっているエリアへ。
英語で読めないが恐らく原作そのまんま。絵なども昔のシルフィー。温かみがあり繊細。
今の3DCGの映画も良いが昔ながらの絵も良い。
アナウンスではキャラクターがキャラクターの雰囲気を壊さず
アトラクションに乗る際の注意事項
親子へのお子さんから目を離さないでねということを言ってくれている。
いよいよ順番が回ってくる。はちみつの壺のような乗り物が流れてくる。
音成、匠、森本さん、鹿島が1台に。そして妃馬と僕は前の列で後ろには知らない人たちが。
動き出し、いよいよアトラクションが始まる。キャストの方に手を振る。大きな絵本が現れる。
絵本の絵が動き、絵本の絵が扉となって開き、絵本の世界に入っていく。
大きな木が聳え立ち、黄色い可愛らしいキャラクターが風船で飛んでいる。
どんどん高く上がり、そのキャラクターの姿が見えなくなる。すると乗り物が動き出す。
ツリーハウスのある木が揺れに揺れていたり
洗濯物を干す紐に掴まって耐えていたりと相当の強風のようだ。
先程並んでいるときに注意事項をアナウンスしてくれたキャラクターも出てきた。
奥の方で黄色い可愛らしいキャラクターが飛んでいるのが見える。
暗いトンネルを通ったかと思うと縞々のキャラクターが尻尾で陽気に飛び跳ねる。
飛び跳ねるのにリンクして周りも揺れる。気がする。不覚にも少し酔いそうになった。
あぁ、この感じ。子どもの頃味わったっけ。
と思い出した。薄暗い中を進むと蜂の巣の周りをブンブン飛び回る蜂や
部屋の真ん中にポツンと座る黄色い可愛らしいキャラクターがいた。
その暗い部屋の風船に目がついた。と思いきや
空間一体が星に包まれ、その黄色い可愛らしいキャラクターが浮かび上がる。
今度はその星空の中を進む。
「気をつけろぉ~気をつけろぉ~」
という声が響く。
あぁ、なんか懐かしい。
この声が少し怖かったような記憶がある。
するとまるで夢の中の世界のようなはちみつの壺にラッパを吹く象が入っていたり
大きな蜂が蜂の巣の周りを飛んでいたり、子どもの積み木のようなものから
びっくり箱のように不気味な顔が飛び出ている大きなおもちゃがあったり
鏡に僕たちが写り、そこに蜂の壺の中に象の顔の蜂がダイブするのを見て
妃馬が笑っているのを鏡越しに見たり
海外の兵隊さんのような服を着たキャラクターが大砲に火をつけて
シューという音の後に大砲の弾が出るように風が出てきて僕たちにかかり
微かに、いや思いの外濃く、甘いはちみつの香りが襲ってきたりした。
妃馬と顔を見合わせて笑う。そして夢の世界を出るように不思議な模様が蠢くトンネルに入り
そのトンネルを抜けると「あの匂い」が。すごく人工的で甘ったるく鼻に残るはちみつの香り。
黄色い可愛らしいキャラクターが蜂の巣の中に入ったような、はちみつの洞穴に入ったような。
とにかくはちみつ塗れで、大好きなはちみつを思う存分味わって幸せそうだった。
そして最後に「END」と書かれた絵本のページが出てきて
「とても幸せでした」
という語り手のアナウンスが響いてハッピーエンド?
海外の子ども部屋の壁紙のような通路を進むと
キャストの方が手を振りながら出迎えてくれて終了。
はちみつの壺のような乗り物から降りる。降りるとそこはまさに子ども部屋。
積み木やその黄色い可愛らしいキャラクターのぬいぐるみが置いてあった。
外に出ても尚どこかに「あの匂い」が残っている気がする。
「最後の匂い懐かしかったわぁ~」
「わかる!」
「わかる」
「めっちゃわかる」
どうやらみんな懐かしい匂いらしかった。その匂いがまだ鼻の奥になる状態で外に出る。
そのアトラクションの周りには
どこかキャラメルのポップコーンが食べたくなる匂いが漂っており
全員で自分の意識はないかのように
風に流される人型の風船のようにポップコーンワゴンに吸い寄せられる。
みんな自分の好きなキャラクターのハロウィンバージョンの
ポップコーン専用の入れ物「バケット」と共に買い
食べ歩きながら次のアトラクションを目指した。
出てきて歩いていると陽は完全に隠れてしまい
ハロウィンとしてはここからが本番の夜が起き始めた。昼間、明るいときとは少し違い
暗い中街灯に照らされたジャックオーランタンや飾りが
子どもからしたら少し不気味に思えるだろうなと思った。
お次に行ったのは大きな絵本が目立つアトラクション。このアトラクションも
子どもから大人まで人気のアトラクションで待ち時間は60分と書いてあった。
オレンジ色のぼんやりとした明かりが幻想的な、迷路のような木の杭と縄の柵を巡り
ホリー・パッターに出てくる様な廊下を周りの自然、池や木々などを眺めながら進む。
いよいよ室内に入ると風船が浮いていたり
りんごや洋梨が置いてあったりする賑やかな部屋がある。
そこを通過すると絵本の1ページ1ページが柵となっているエリアへ。
英語で読めないが恐らく原作そのまんま。絵なども昔のシルフィー。温かみがあり繊細。
今の3DCGの映画も良いが昔ながらの絵も良い。
アナウンスではキャラクターがキャラクターの雰囲気を壊さず
アトラクションに乗る際の注意事項
親子へのお子さんから目を離さないでねということを言ってくれている。
いよいよ順番が回ってくる。はちみつの壺のような乗り物が流れてくる。
音成、匠、森本さん、鹿島が1台に。そして妃馬と僕は前の列で後ろには知らない人たちが。
動き出し、いよいよアトラクションが始まる。キャストの方に手を振る。大きな絵本が現れる。
絵本の絵が動き、絵本の絵が扉となって開き、絵本の世界に入っていく。
大きな木が聳え立ち、黄色い可愛らしいキャラクターが風船で飛んでいる。
どんどん高く上がり、そのキャラクターの姿が見えなくなる。すると乗り物が動き出す。
ツリーハウスのある木が揺れに揺れていたり
洗濯物を干す紐に掴まって耐えていたりと相当の強風のようだ。
先程並んでいるときに注意事項をアナウンスしてくれたキャラクターも出てきた。
奥の方で黄色い可愛らしいキャラクターが飛んでいるのが見える。
暗いトンネルを通ったかと思うと縞々のキャラクターが尻尾で陽気に飛び跳ねる。
飛び跳ねるのにリンクして周りも揺れる。気がする。不覚にも少し酔いそうになった。
あぁ、この感じ。子どもの頃味わったっけ。
と思い出した。薄暗い中を進むと蜂の巣の周りをブンブン飛び回る蜂や
部屋の真ん中にポツンと座る黄色い可愛らしいキャラクターがいた。
その暗い部屋の風船に目がついた。と思いきや
空間一体が星に包まれ、その黄色い可愛らしいキャラクターが浮かび上がる。
今度はその星空の中を進む。
「気をつけろぉ~気をつけろぉ~」
という声が響く。
あぁ、なんか懐かしい。
この声が少し怖かったような記憶がある。
するとまるで夢の中の世界のようなはちみつの壺にラッパを吹く象が入っていたり
大きな蜂が蜂の巣の周りを飛んでいたり、子どもの積み木のようなものから
びっくり箱のように不気味な顔が飛び出ている大きなおもちゃがあったり
鏡に僕たちが写り、そこに蜂の壺の中に象の顔の蜂がダイブするのを見て
妃馬が笑っているのを鏡越しに見たり
海外の兵隊さんのような服を着たキャラクターが大砲に火をつけて
シューという音の後に大砲の弾が出るように風が出てきて僕たちにかかり
微かに、いや思いの外濃く、甘いはちみつの香りが襲ってきたりした。
妃馬と顔を見合わせて笑う。そして夢の世界を出るように不思議な模様が蠢くトンネルに入り
そのトンネルを抜けると「あの匂い」が。すごく人工的で甘ったるく鼻に残るはちみつの香り。
黄色い可愛らしいキャラクターが蜂の巣の中に入ったような、はちみつの洞穴に入ったような。
とにかくはちみつ塗れで、大好きなはちみつを思う存分味わって幸せそうだった。
そして最後に「END」と書かれた絵本のページが出てきて
「とても幸せでした」
という語り手のアナウンスが響いてハッピーエンド?
海外の子ども部屋の壁紙のような通路を進むと
キャストの方が手を振りながら出迎えてくれて終了。
はちみつの壺のような乗り物から降りる。降りるとそこはまさに子ども部屋。
積み木やその黄色い可愛らしいキャラクターのぬいぐるみが置いてあった。
外に出ても尚どこかに「あの匂い」が残っている気がする。
「最後の匂い懐かしかったわぁ~」
「わかる!」
「わかる」
「めっちゃわかる」
どうやらみんな懐かしい匂いらしかった。その匂いがまだ鼻の奥になる状態で外に出る。
そのアトラクションの周りには
どこかキャラメルのポップコーンが食べたくなる匂いが漂っており
全員で自分の意識はないかのように
風に流される人型の風船のようにポップコーンワゴンに吸い寄せられる。
みんな自分の好きなキャラクターのハロウィンバージョンの
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食べ歩きながら次のアトラクションを目指した。
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