50 / 81
第五十話 組織からの刺客
しおりを挟む
「なあローザ? 教会から煙が出ているように見えるんだが……」
「確かに、様子がおかしいわね」
プスプスと教会の天井から黒い煙が湧き上がっている。もしかしてこれって火事なんじゃ……?
俺は急いで教会の中を確認しようとすると、頭の中に直接声が響いてきた。
『ローザ! ユート! 教会の中には敵がいる、入ってきてはダメッ!!』
この声はミルドレッドの声だ。ローザは俺が扉を開けようと伸ばした腕を抑える。
「――ミルドレッドの召喚『ミ=ゴ』によるテレパシーだわ! 彼女はこの召喚で周囲の人にテレパシーで交信ができるの。一旦隠れて指示を待ちましょう」
俺とローザは教会の入り口から死角となる角っこに身を屈めて潜んだ。
『いいか!? お前たちはここから逃げて、セレナード大陸の教会にこの事態を伝えてくれ。――ヘルヘイムのエリート召喚士はもう完成していたと。……いいか、必ず逃げるんだ。さもないとみんな殺される。――ぐっ』
ミルドレッドのうめき声が最後に聞こえ、交信はそこで途絶えてしまった。
「……エリート召喚士が完成? エリート召喚士ってたしか、Sランク以上の召喚をMAXまで解放しているってことだよな?」
「そうよ……。それにしても助けを求めるんじゃなくて逃げろだなんて」
俺は無言で立ち上がると、教会の入り口の扉に再び向かう。
「ちょっと、ユート君!? ミルドレッドの指示を聞いていなかったの? ここは逃げろって言われたでしょ!」
「……関係ない。このままここから逃げ去ったらみんなが危ない」
「あのねっ! ミルドレッドは異端審問機関でずっとリーダーをやってきたの。そのリーダーが逃げろって言うんだから戦っても勝ち目なんてないのよ! 今やるべきことは戦うことじゃない、逃げて情報を伝えることよ!」
「普通ならそうなんだろうな。でも俺が機関に入ったのはつい最近、ミルドレッドは俺の本当の強さを知らないはずだ。――待ってろローザ、すぐに片づけてくるから」
俺はローザの制止を聞かずに扉を開いて中へと入った。
――――――――――――――――――――
肉の焼ける匂いがした。ここは教会なのかと疑うほどに、いつもとは違う光景だった。
――灼熱の業火、倒れる人、焼け落ちた長椅子。
地獄のようなこの場所の中心には、紫の肌を持つ魔神を従えた長身の男が立ち尽くしていた。
「お、まだ教会の犬が残っていやがったか」
その男は俺を見るなり、嬉しそうにくくっと喉を鳴らす。
「お前がこれをやったのか?」
「そうだが、何か問題でもあるか?」
「――大有りだっ!」
俺は速攻でイフリートを召喚し炎弾を男に放った。しかし、男に炎弾が到達する前に床から火柱が勢いよく噴き出して、俺の放った炎弾はかき消されてしまう。
「――弱い! 弱い! 教会の犬はどいつもこいつもしょぼっちい召喚しか使わねぇ! こんなんじゃ欠伸がでちまうぜ」
くそっ、なんだあの火柱は……? それに教会全体が焼けるように熱い……。あいつの後ろにいる召喚の効果か? 俺は喉の奥まで焦げ付くような熱さを堪えながらルーペを覗き込んだ。
『SSランク召喚獣 ロキ』 ●●●●●
神と巨人族の血を半分ずつ引く異色の魔神。
元々はオーディンと義兄弟の契りを結び、
神の国アスガルドに住んでいたが、世界終末の日
――ラグナロクに巨人族を率いて神々に敵対した。
ロキの加護を受けたものは自身の周辺を灼熱の
フィールドに変換し、火柱を自在に操れるようになる。
【召喚持続時間:一時間】
「最終開放されたSSランク召喚だって!? どうりで強力なわけだ……」
「今更わかったって遅いぜ? お前のイフリートなんて俺様から見ればカスみたいなもんなんだよ。逃げるなら今のうちだぜ? もっとも……逃がしはしないがな」
男はギラギラとした視線を俺に向けて指を鳴らしている。
「……ユート、何故ここに入ってきた。……逃げろと……いっただろ」
ヘルヘイムの男のすぐ近くに倒れていたミルドレッドが、息も絶え絶えな様子で俺に言った。
「安心しろ、リーダー。こいつより俺の方が――強い!」
「……馬鹿言ってないで……逃げ……がはっ!!」
ヘルヘイムの男がミルドレッドを無情にも踏みつけた。
「死人は黙ってろ。今は俺と小僧の勝負中なんだ、邪魔すんじゃねえよ」
「おい、てめえ! その汚い足をミルドレッドからどけろ」
「はあ? 誰に命令してんだ、コラ」
男は殺気のこもった目で俺を睨みつける。そしてすぐさま魔力を放出し、俺の居る場所の床から火柱が湧き上がった。
「うわっ、危ねえ!」
俺は咄嗟に横ステップして火柱を躱した。しかし躱した場所にもまた火の手が上がる、またしても俺は横ステップで躱した。
「ちょこまかとこざかしい小僧だ。なら一気に焼き殺してやろうか?」
男はそう言うと、今度は俺の四方八方を取り囲むように火柱を打ち出した。
「――逃げるスペースがない!? こうなったら……」
俺は上を見上げた。上から火柱を飛び越えれば躱せそうだ。
オーディンを召喚して俺は飛び上がった。
「逃がさねえよ」
なんと、今度は床からではなく天井から床に向かって火柱が湧きでてきた。――このままいくと炎に頭から突っ込んでしまう。
「――おりゃあああぁぁ!」
俺はイフリートによる炎を天井目掛けて思い切り放った。
「……所詮ガキだったか。イフリートの炎がロキの炎に勝てないのはさっき見ていただろうが、ちっ」
男は興が覚めたようで、舌を鳴らしてがっかりする。
「イフリートがロキに勝てないか……それじゃあ何で俺は無事なんだろうな?」
俺は男のすぐ後ろから声をかけ、すすまみれになった服をパタパタとはたいてみせた。
「――なに、いつの間に!? てめえ、俺の火柱を吹き飛ばしたっていうのか!?」
「最初にお前に放ったイフリートの炎弾はオーディンの力が入ってなかったんだよ。だからかき消されてしまった。でも今俺はオーディンを召喚している。……お前、オーディンの能力を知らないのか? 全ての能力を十倍だぜ?」
――それは魔力も例外ではない
「さて、それではお仕置きタイムだ。教会のみんなを痛めつけてくれた分を返させてもらうぜ」
「――小僧っ!!」
――ゴギィィィィ!
男が俺の方を振り返るよりも早く、俺の渾身の十倍右ストレートが奴の顔面を捉えた。
「確かに、様子がおかしいわね」
プスプスと教会の天井から黒い煙が湧き上がっている。もしかしてこれって火事なんじゃ……?
俺は急いで教会の中を確認しようとすると、頭の中に直接声が響いてきた。
『ローザ! ユート! 教会の中には敵がいる、入ってきてはダメッ!!』
この声はミルドレッドの声だ。ローザは俺が扉を開けようと伸ばした腕を抑える。
「――ミルドレッドの召喚『ミ=ゴ』によるテレパシーだわ! 彼女はこの召喚で周囲の人にテレパシーで交信ができるの。一旦隠れて指示を待ちましょう」
俺とローザは教会の入り口から死角となる角っこに身を屈めて潜んだ。
『いいか!? お前たちはここから逃げて、セレナード大陸の教会にこの事態を伝えてくれ。――ヘルヘイムのエリート召喚士はもう完成していたと。……いいか、必ず逃げるんだ。さもないとみんな殺される。――ぐっ』
ミルドレッドのうめき声が最後に聞こえ、交信はそこで途絶えてしまった。
「……エリート召喚士が完成? エリート召喚士ってたしか、Sランク以上の召喚をMAXまで解放しているってことだよな?」
「そうよ……。それにしても助けを求めるんじゃなくて逃げろだなんて」
俺は無言で立ち上がると、教会の入り口の扉に再び向かう。
「ちょっと、ユート君!? ミルドレッドの指示を聞いていなかったの? ここは逃げろって言われたでしょ!」
「……関係ない。このままここから逃げ去ったらみんなが危ない」
「あのねっ! ミルドレッドは異端審問機関でずっとリーダーをやってきたの。そのリーダーが逃げろって言うんだから戦っても勝ち目なんてないのよ! 今やるべきことは戦うことじゃない、逃げて情報を伝えることよ!」
「普通ならそうなんだろうな。でも俺が機関に入ったのはつい最近、ミルドレッドは俺の本当の強さを知らないはずだ。――待ってろローザ、すぐに片づけてくるから」
俺はローザの制止を聞かずに扉を開いて中へと入った。
――――――――――――――――――――
肉の焼ける匂いがした。ここは教会なのかと疑うほどに、いつもとは違う光景だった。
――灼熱の業火、倒れる人、焼け落ちた長椅子。
地獄のようなこの場所の中心には、紫の肌を持つ魔神を従えた長身の男が立ち尽くしていた。
「お、まだ教会の犬が残っていやがったか」
その男は俺を見るなり、嬉しそうにくくっと喉を鳴らす。
「お前がこれをやったのか?」
「そうだが、何か問題でもあるか?」
「――大有りだっ!」
俺は速攻でイフリートを召喚し炎弾を男に放った。しかし、男に炎弾が到達する前に床から火柱が勢いよく噴き出して、俺の放った炎弾はかき消されてしまう。
「――弱い! 弱い! 教会の犬はどいつもこいつもしょぼっちい召喚しか使わねぇ! こんなんじゃ欠伸がでちまうぜ」
くそっ、なんだあの火柱は……? それに教会全体が焼けるように熱い……。あいつの後ろにいる召喚の効果か? 俺は喉の奥まで焦げ付くような熱さを堪えながらルーペを覗き込んだ。
『SSランク召喚獣 ロキ』 ●●●●●
神と巨人族の血を半分ずつ引く異色の魔神。
元々はオーディンと義兄弟の契りを結び、
神の国アスガルドに住んでいたが、世界終末の日
――ラグナロクに巨人族を率いて神々に敵対した。
ロキの加護を受けたものは自身の周辺を灼熱の
フィールドに変換し、火柱を自在に操れるようになる。
【召喚持続時間:一時間】
「最終開放されたSSランク召喚だって!? どうりで強力なわけだ……」
「今更わかったって遅いぜ? お前のイフリートなんて俺様から見ればカスみたいなもんなんだよ。逃げるなら今のうちだぜ? もっとも……逃がしはしないがな」
男はギラギラとした視線を俺に向けて指を鳴らしている。
「……ユート、何故ここに入ってきた。……逃げろと……いっただろ」
ヘルヘイムの男のすぐ近くに倒れていたミルドレッドが、息も絶え絶えな様子で俺に言った。
「安心しろ、リーダー。こいつより俺の方が――強い!」
「……馬鹿言ってないで……逃げ……がはっ!!」
ヘルヘイムの男がミルドレッドを無情にも踏みつけた。
「死人は黙ってろ。今は俺と小僧の勝負中なんだ、邪魔すんじゃねえよ」
「おい、てめえ! その汚い足をミルドレッドからどけろ」
「はあ? 誰に命令してんだ、コラ」
男は殺気のこもった目で俺を睨みつける。そしてすぐさま魔力を放出し、俺の居る場所の床から火柱が湧き上がった。
「うわっ、危ねえ!」
俺は咄嗟に横ステップして火柱を躱した。しかし躱した場所にもまた火の手が上がる、またしても俺は横ステップで躱した。
「ちょこまかとこざかしい小僧だ。なら一気に焼き殺してやろうか?」
男はそう言うと、今度は俺の四方八方を取り囲むように火柱を打ち出した。
「――逃げるスペースがない!? こうなったら……」
俺は上を見上げた。上から火柱を飛び越えれば躱せそうだ。
オーディンを召喚して俺は飛び上がった。
「逃がさねえよ」
なんと、今度は床からではなく天井から床に向かって火柱が湧きでてきた。――このままいくと炎に頭から突っ込んでしまう。
「――おりゃあああぁぁ!」
俺はイフリートによる炎を天井目掛けて思い切り放った。
「……所詮ガキだったか。イフリートの炎がロキの炎に勝てないのはさっき見ていただろうが、ちっ」
男は興が覚めたようで、舌を鳴らしてがっかりする。
「イフリートがロキに勝てないか……それじゃあ何で俺は無事なんだろうな?」
俺は男のすぐ後ろから声をかけ、すすまみれになった服をパタパタとはたいてみせた。
「――なに、いつの間に!? てめえ、俺の火柱を吹き飛ばしたっていうのか!?」
「最初にお前に放ったイフリートの炎弾はオーディンの力が入ってなかったんだよ。だからかき消されてしまった。でも今俺はオーディンを召喚している。……お前、オーディンの能力を知らないのか? 全ての能力を十倍だぜ?」
――それは魔力も例外ではない
「さて、それではお仕置きタイムだ。教会のみんなを痛めつけてくれた分を返させてもらうぜ」
「――小僧っ!!」
――ゴギィィィィ!
男が俺の方を振り返るよりも早く、俺の渾身の十倍右ストレートが奴の顔面を捉えた。
0
あなたにおすすめの小説
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした
たつき
ファンタジー
魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。
死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる