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第一章
梨壺へ
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結局、犯人の手掛かりはないまま日数だけが過ぎていった。あえて目に見える警備を無くしてみたりもしたが、動きはなかった。
そしてその油断が生んだのだろうか、新たな事件が起きてしまった。
「呪いです! やはりこれは呪いなのですわっ!」
ひとりの女房が興奮してうずくまる。その背を宥めるように最年長の小留がさすってやるが、その顔も少しやつれて青ざめている。
文子に伴ってきた女房達が、次々と体調を崩して寝込むことが続いたのだ。
文子も倒れまではしないが、やはり顔色は良くはなかった。
桐壺の簀子にて、忠明とふたりの侍従が御簾向こうの文子に頭を下げている。
「この度は、誠に申し訳なくございます。皆様をお守りすることが叶わず、東宮も大変心苦しく存じております。されど、諸事情により、こちらへ馳せ参じること叶わず申し訳ございません」
真ん中で深々と頭を下げたまま忠明は述べる。
「どうか顔をあげてくださいませ。東宮様のお立場は十分に理解しております。わたくしもこうして元気でおりますゆえ、ご心労なされぬよう御伝えくださいませ」
「恐縮至極に存じます」
忠明は頭を上げると、その美しい顔を御簾奥にいる文子へと向けた。
「件のことについては東宮も了承いたしております。これ以上皆様を危険にさらしてまで、お引き留めする理由などありません。帝にもその旨伝えおきます」
「有り難うございます。我が内大臣にも了承頂きました。帝様の御意向に添えず申し訳ありません」
「いえ……」
珍しく忠明は言葉を濁した。
タキは、文子と小留に目配せした。すると小留が切り出した。
「恐れながらひとつお願いがございます」
「なんなりと」
「我らはやむ無くおいとま頂きますが、この小滝をここに残しておくことは可能でございましょうか?」
忠明は片眉を上げた。
「理由がおありですか」
「はい。我らは悔しゅうございます。このような仕打ちを受け、ただ逃げることが相手の思う壺であるのも。されど東宮様も侍従の方々もお忙しいと思います。これ以上お手を煩わせる訳にもいかず。そこで小滝に残ってもらい、犯人の手掛かりなるものが掴めればと」
「お気持ちはわかります。しかし」
忠明はそこで初めて御簾横に静かに控えたままのタキに目をやる。
「彼女のようにか弱き方を、危険な目に合わせる訳には」
タキは何故か嫌味のように聞こえて、こっそりと上目遣いで睨む。
「わたくしなら大丈夫でございます。長い間里山で過ごしておりましたゆえ、多少丈夫にできております」
「丈夫……ですか」
意味ありげに含みを持たれてタキは顔を染めた。
「小滝はこう見えて気丈な娘でございます。呪いの件でもそうでございました。今回も体調不良をものともしておりませんし、文子様への忠義も固うございます。どうか、無理なお願いとは承知で、お許し願えないでしょうか?」
深々と頭を下げた小留に倣って、タキも額を床につける。
「忠明様、わたくしからもお願いでございます」
文子は続けた。
「正直、小滝を手放すのはわたくしも嫌でございます。ですが、皆の思いはひとつでございます。どうかよしなに取り計らってくださいませ」
しばしのち、忠明は「承知いたしました」と応じた。
「東宮に申し立ててみましょう。そして」タキを見つめると、「けして彼女を危険に晒すことのないよう、わたくしが最後まで責任を持って預りましょう」と、いつものような微笑みを浮かべた。
文子達が里下りして桐壺が空になると、タキは東宮の母である弘徽殿女御の新人女房として、梨壺に派遣された形を取った。
さらには、忠明によると「あなたの面差しは目立つ」と言って、弘徽殿に仕える女房に知り合いがいると、その人に化粧を施され、覚えるようにと言われた。
鏡を覗くと、垂れ目の幼げでおぼこい娘がいた。なぜか横でくくくと忠明は口元を覆って笑っている。
「まあ忠明様、失礼ですよ」とその女房、小萩が戒める。
「失礼、かわいらしくて、つい」
「可笑しくて笑ってますよね?」
と、タキは横目で睨む。
「いいえ、とてもかわいらしいですよ」
忠明はふっと微笑む。
「あらあらまあまあ」
女房が目を見開いて忠明を見やる。
「そうですか、あの忠明様がねえ」
そう言って忙しく化粧道具を片付け、必要なものだけをタキに渡した。
ふたりだけになると、一気に静まる気配にタキは居心地悪くする。
「こ、この度は、無理なお願いを聞き入れてくださいまして、有り難うございます。主人に代わりましてお礼申し上げます」
「いいえ。あなたはひょっとして、あらかた目星をつけているのですね?」
「はい。わたしは、呪いの類いを信じておりません。皆には取り乱さないようにと思い言っておりませんが、人為的なもので体調を崩したと考えております」
「ほう、それは?」
「毒です」
さすがに忠明は目を見開いた。
「私はそれには耐性がついておりまして、詳しくは申し上げられませんが……。その時に水や食べ物に独特の匂いが、わずかにいたしました」
「なんと……」
「相手は脅す程度のつもりだったのでしょう。致死量ではなく、僅かに。そしてそれが同じように配膳される梨壺では何も起こっておりません」
「梨壺……」
忠明は扇子でペシリと額を打った。
自分でもひょっとしたらと思っていただけに心苦しい。そしてできればそうであって欲しくないというのもあった。
「梨壺の姫は東宮の縁戚でもある。確かな証拠がなければ糾弾もできません」
「はい」
迷いなくきっぱりとタキは応えた。
「何か間違いがあっては、さすがに庇いきれないかも知れません」
「はい」
「それでも、梨壺に忍ばれますか?」
「はい」
真っ直ぐ返されるタキの瞳を見て、ふうっと忠明は息をついた。
「わかりました。では、こちらに」
扇子で手招きされてタキは膝を進めた。何か手渡されるのかと思い見上げると、忠明の唇が落ちてきた。
「?!」
容赦なく口内を舐めつくされ、息も絶え絶えになりかけたところでやっと離される。
「……おまじないです。御加護がありますように……」
じいっと見透かそうとするように瞳の奥を見つめられ、思わず顔を俯かせると、手先でクイッと顎を上げられ、そして再びその行為は再開された。
梨壺のすぐ北にある昭陽北舎の一角が、小滝に新たに与えられた部屋であった。使用している者はほとんどなく、梨壺の君の女房で若い者が数人控えるだけで、静かであった。
すでに梨壺の主である右大臣の娘、頼子とも顔合わせを済ませたが、美しい女であった。だが文子とは真逆の性格であることもよくわかった。気の強さが女房への当たりに現れている。
しかし今のところ、小滝への不審も当たりもない。なぜなら、東宮の母弘徽殿女御の元から派遣されている、というのが頼子の虚栄心をくすぐっているようだからだ。
ただ、なかなかすぐ傍に仕えるというのは叶わず、言葉の端を捕らえることも出来ずにいた。
かわりに女房達の会話から、桐壺との張り合いはやはりこちらでもあったらしく、里下りしたことをそれは楽しそうに話していた。
「尊き東宮様に侍ることも叶わず臥せてしまわれるとは、なんともご不幸なことでしたわね、おほほほ」
「そもそもお釣り合いになられるほどの方でもなかったようですわよ。まだまだ裳着を終えたばかりの童だったのでしょう? ほほほ」
と、こんな調子だった。
タキは悔しくて、何度も燭台に火を灯しては吹き消すという行為に没頭しては気付く。
自分も出し抜いて東宮に近づこうとしている身ではなかったかと。
それに、いつまで経っても東宮に近づくことが叶わないような気もして沈む。それなのになぜかあの得体の知れない男、忠明とは距離が詰められている。
(どういうつもりなのだろうか……。俗に言う、貴族達の戯れなのか……?)
何事もなく梨壺の女房のその下の者として無難に奉公していたある日の夜、変化が訪れた。
その日もいつものように仕事を終え、自分に与えられた昭陽北舎の一角で体を横たえて、眠れず物思いに耽っていると、カタカタッと何か物が動く音がして上体を起こした。
そのまま耳を済ましていると、微かに簀子を歩く足音が聞こえる。
タキは静かに何枚か袿を脱ぎ軽装になると、忍び足で音のする方へ移動を始めた。
そしてその油断が生んだのだろうか、新たな事件が起きてしまった。
「呪いです! やはりこれは呪いなのですわっ!」
ひとりの女房が興奮してうずくまる。その背を宥めるように最年長の小留がさすってやるが、その顔も少しやつれて青ざめている。
文子に伴ってきた女房達が、次々と体調を崩して寝込むことが続いたのだ。
文子も倒れまではしないが、やはり顔色は良くはなかった。
桐壺の簀子にて、忠明とふたりの侍従が御簾向こうの文子に頭を下げている。
「この度は、誠に申し訳なくございます。皆様をお守りすることが叶わず、東宮も大変心苦しく存じております。されど、諸事情により、こちらへ馳せ参じること叶わず申し訳ございません」
真ん中で深々と頭を下げたまま忠明は述べる。
「どうか顔をあげてくださいませ。東宮様のお立場は十分に理解しております。わたくしもこうして元気でおりますゆえ、ご心労なされぬよう御伝えくださいませ」
「恐縮至極に存じます」
忠明は頭を上げると、その美しい顔を御簾奥にいる文子へと向けた。
「件のことについては東宮も了承いたしております。これ以上皆様を危険にさらしてまで、お引き留めする理由などありません。帝にもその旨伝えおきます」
「有り難うございます。我が内大臣にも了承頂きました。帝様の御意向に添えず申し訳ありません」
「いえ……」
珍しく忠明は言葉を濁した。
タキは、文子と小留に目配せした。すると小留が切り出した。
「恐れながらひとつお願いがございます」
「なんなりと」
「我らはやむ無くおいとま頂きますが、この小滝をここに残しておくことは可能でございましょうか?」
忠明は片眉を上げた。
「理由がおありですか」
「はい。我らは悔しゅうございます。このような仕打ちを受け、ただ逃げることが相手の思う壺であるのも。されど東宮様も侍従の方々もお忙しいと思います。これ以上お手を煩わせる訳にもいかず。そこで小滝に残ってもらい、犯人の手掛かりなるものが掴めればと」
「お気持ちはわかります。しかし」
忠明はそこで初めて御簾横に静かに控えたままのタキに目をやる。
「彼女のようにか弱き方を、危険な目に合わせる訳には」
タキは何故か嫌味のように聞こえて、こっそりと上目遣いで睨む。
「わたくしなら大丈夫でございます。長い間里山で過ごしておりましたゆえ、多少丈夫にできております」
「丈夫……ですか」
意味ありげに含みを持たれてタキは顔を染めた。
「小滝はこう見えて気丈な娘でございます。呪いの件でもそうでございました。今回も体調不良をものともしておりませんし、文子様への忠義も固うございます。どうか、無理なお願いとは承知で、お許し願えないでしょうか?」
深々と頭を下げた小留に倣って、タキも額を床につける。
「忠明様、わたくしからもお願いでございます」
文子は続けた。
「正直、小滝を手放すのはわたくしも嫌でございます。ですが、皆の思いはひとつでございます。どうかよしなに取り計らってくださいませ」
しばしのち、忠明は「承知いたしました」と応じた。
「東宮に申し立ててみましょう。そして」タキを見つめると、「けして彼女を危険に晒すことのないよう、わたくしが最後まで責任を持って預りましょう」と、いつものような微笑みを浮かべた。
文子達が里下りして桐壺が空になると、タキは東宮の母である弘徽殿女御の新人女房として、梨壺に派遣された形を取った。
さらには、忠明によると「あなたの面差しは目立つ」と言って、弘徽殿に仕える女房に知り合いがいると、その人に化粧を施され、覚えるようにと言われた。
鏡を覗くと、垂れ目の幼げでおぼこい娘がいた。なぜか横でくくくと忠明は口元を覆って笑っている。
「まあ忠明様、失礼ですよ」とその女房、小萩が戒める。
「失礼、かわいらしくて、つい」
「可笑しくて笑ってますよね?」
と、タキは横目で睨む。
「いいえ、とてもかわいらしいですよ」
忠明はふっと微笑む。
「あらあらまあまあ」
女房が目を見開いて忠明を見やる。
「そうですか、あの忠明様がねえ」
そう言って忙しく化粧道具を片付け、必要なものだけをタキに渡した。
ふたりだけになると、一気に静まる気配にタキは居心地悪くする。
「こ、この度は、無理なお願いを聞き入れてくださいまして、有り難うございます。主人に代わりましてお礼申し上げます」
「いいえ。あなたはひょっとして、あらかた目星をつけているのですね?」
「はい。わたしは、呪いの類いを信じておりません。皆には取り乱さないようにと思い言っておりませんが、人為的なもので体調を崩したと考えております」
「ほう、それは?」
「毒です」
さすがに忠明は目を見開いた。
「私はそれには耐性がついておりまして、詳しくは申し上げられませんが……。その時に水や食べ物に独特の匂いが、わずかにいたしました」
「なんと……」
「相手は脅す程度のつもりだったのでしょう。致死量ではなく、僅かに。そしてそれが同じように配膳される梨壺では何も起こっておりません」
「梨壺……」
忠明は扇子でペシリと額を打った。
自分でもひょっとしたらと思っていただけに心苦しい。そしてできればそうであって欲しくないというのもあった。
「梨壺の姫は東宮の縁戚でもある。確かな証拠がなければ糾弾もできません」
「はい」
迷いなくきっぱりとタキは応えた。
「何か間違いがあっては、さすがに庇いきれないかも知れません」
「はい」
「それでも、梨壺に忍ばれますか?」
「はい」
真っ直ぐ返されるタキの瞳を見て、ふうっと忠明は息をついた。
「わかりました。では、こちらに」
扇子で手招きされてタキは膝を進めた。何か手渡されるのかと思い見上げると、忠明の唇が落ちてきた。
「?!」
容赦なく口内を舐めつくされ、息も絶え絶えになりかけたところでやっと離される。
「……おまじないです。御加護がありますように……」
じいっと見透かそうとするように瞳の奥を見つめられ、思わず顔を俯かせると、手先でクイッと顎を上げられ、そして再びその行為は再開された。
梨壺のすぐ北にある昭陽北舎の一角が、小滝に新たに与えられた部屋であった。使用している者はほとんどなく、梨壺の君の女房で若い者が数人控えるだけで、静かであった。
すでに梨壺の主である右大臣の娘、頼子とも顔合わせを済ませたが、美しい女であった。だが文子とは真逆の性格であることもよくわかった。気の強さが女房への当たりに現れている。
しかし今のところ、小滝への不審も当たりもない。なぜなら、東宮の母弘徽殿女御の元から派遣されている、というのが頼子の虚栄心をくすぐっているようだからだ。
ただ、なかなかすぐ傍に仕えるというのは叶わず、言葉の端を捕らえることも出来ずにいた。
かわりに女房達の会話から、桐壺との張り合いはやはりこちらでもあったらしく、里下りしたことをそれは楽しそうに話していた。
「尊き東宮様に侍ることも叶わず臥せてしまわれるとは、なんともご不幸なことでしたわね、おほほほ」
「そもそもお釣り合いになられるほどの方でもなかったようですわよ。まだまだ裳着を終えたばかりの童だったのでしょう? ほほほ」
と、こんな調子だった。
タキは悔しくて、何度も燭台に火を灯しては吹き消すという行為に没頭しては気付く。
自分も出し抜いて東宮に近づこうとしている身ではなかったかと。
それに、いつまで経っても東宮に近づくことが叶わないような気もして沈む。それなのになぜかあの得体の知れない男、忠明とは距離が詰められている。
(どういうつもりなのだろうか……。俗に言う、貴族達の戯れなのか……?)
何事もなく梨壺の女房のその下の者として無難に奉公していたある日の夜、変化が訪れた。
その日もいつものように仕事を終え、自分に与えられた昭陽北舎の一角で体を横たえて、眠れず物思いに耽っていると、カタカタッと何か物が動く音がして上体を起こした。
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