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第3章 帰らぬ善者が残したものは
25話 苛立つもの 三科尚頼
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「くそっ!」
妻を殺し、娘を連れ去ったと思われる犯人への怒りを、そして自分の無力さへの憤りを込めた拳が、捜査資料の並ぶ机に叩きつけられる。
未だ犯人への有力な手がかりも、逃走経路も、凶器すら発見出来ていない状況に、三科 尚頼は冷静さを失っていた。それもそのはず。自分の家族が被害者ということで捜査から外され、他の刑事が引き継いだ捜査には進展がない。これほどまで荒む彼の姿を、仲間たちは見たことがなかった。
「ナオさん、落ち着いてください」
「落ち着いていられるかよ! 証拠一つ見つかってねぇっんだぞ!? お前ら何やってんだよ!」
厳しくとも優しかった刑事の姿はどこにもなかった。行き場のない怒りをぶつけられ、仲間たちの表情は次第に険しくなっていく。
「いい加減にしてくださいよ……」
「何だと!?」
「こっちだって必死にやってんですよ」
「だったらこんなところで油売ってねぇで、手がかり探して来いってんだよ!」
「担当外の人が、口を出さないでくださいって言ってんすよ!」
それは誰もが感じ、誰もが心の奥に留めていた言葉だった。自分に反抗的な目を向ける同僚に三科が拳を振りかざすと、側にいた嵯峨刑事はすぐに彼を取り押さえる。
「やめてください、ナオさん」
「離せ! 何もわかってねぇこの若造に」
「何もわかってないのはお前だ、三科!」
部屋中に響く怒号が刑事たちの視線を集める。抵抗を続けていた三科の体は微かに震え、顔は声の主の方に向くのを拒む。そこに誰がいるのか、彼にはわかっているのだ。
「身内が関わる事件の捜査には加われない。それがルールとなっているのは、こうなるとわかっているからだ。冷静に判断できない奴に、事件の捜査を任せられるか!」
床を叩く靴音が近づき、三科の視界にその姿が無理やり入ってくる。冨樫 銀次 刑事部捜査一課 課長。上司である彼の顔を、三科は視界から外そうとする。しかし、冨樫の厳しい視線が自分の方に向いていると感じずにはいられない。同僚たちから向けられている目も三科に次々と刺さっていく。
「世田谷や神戸の事件と比較する訳じゃないが、この犯人は普通じゃない。次がある可能性もある。だから、みんな頑張ってる。娘さんを助けてお前に会わせてやりたいって必死にな。それが見えてないとは言わせんぞ!?」
三科は無理やり嵯峨の腕を振り解くと、何も言わずに会議室を出ていった。勢いよく閉められた扉の音は、まるで彼の苛立ちを表しているかのようであった。
「ナオさん……」
「放っておけ。今のあいつには時間が必要だ」
皆、三科の気持ちを理解できないわけではない。何一つ証拠を掴めず、犯人の目星すら掴めていない状況に、申し訳ないとすら感じている。しかし、寝る間を惜しんで挑んでいる刑事たちの精神も疲弊していた。
「お前たち、交代で仮眠と食事を取れ。酷い顔しやがって。そんなんじゃ、犯人見つけても捕まえる前に倒れちまうぞ」
「何言ってんですか。課長だって」
「こっちは署長よりも怖い女房に逆えず、布団に寝かされたからな。お前たちよりは休めてる。3時間後にここに集合だ。いいな」
「「「はい!」」」
力強い返事の後で刑事たちはすぐ動かなくなった。背もたれに体を委ねているもの、机に突っ伏しているもの、ソファーで体を横にするものと休み方は人それぞれ。しかし、それだけ彼らも限界が近かったのだ。ものの数秒で、冨樫の耳に寝息が聞こえてくる。
「交代でと言ったんだが……全く」
呆れながら部屋出た冨樫は、閉めた扉に一枚の紙を貼り付けその場を後にした。紙には達筆な文字で「使用中 入室厳禁」と書かれていた。
********
「おい、どうなってんだよ!?」
会議室を飛び出した三科の耳に聞き覚えのある声が入ってくる。
「ユタ?」
声のした方へ急ぐと、友人である稲葉 豊が、今にも殴りかかるような勢いで刑事を問い詰めているところだった。
「ですから、捜索は続けて」
「もう3ヶ月だぞ? 何も情報はねぇのかよ!?」
「事件の可能性もありますが、以前も申したように家出ということも考えられますので」
「あいつはそんな馬鹿な真似はしねぇ!」
刑事の言葉は稲葉の逆鱗に触れ、彼の拳が刑事の顔面へと勢いよく向かう。しかし、それが刑事に届く事はなかった。腕を取られ、地面にうつ伏せに倒されたのだ。あまりの手際の良さに、襲われかけた刑事も呆然としていた。止めたのは通りがかった三科だった。
三科の体は、無意識に稲葉を押さえ込んでいた。あれだけ妻を殺した犯人を捕まえんと苛立っていたはずなのに、他のことなどどうでもいいと思っていたのに、暴行の現場を前にして動いたのは刑事の職業病か、それとも三科自身の性かはわからない。三科の頭にはそんな疑問すらなかった。
「放せ、この野郎!」
「おいユタ、落ち着け!」
稲葉の体から抵抗する力が抜けていく。鬼のような形相だった稲葉は何かに驚いた様子を見せると、恐る恐る自分を抑え込む人物に目を向ける。
彼の目に映ったのは、妻の遺体を前に泣き崩れていて以来会うことのできなかった三科の姿。病院で会って以降、自身の妻の葬儀にも現れなかった彼は、多少窶れたように感じるものの以前と変わらぬ刑事の顔を取り戻しているように見えた。
「ヨリ……お前……」
「話なら俺が聞いてやるから。おい、部屋借りるぞ」
「はっ、はい」
稲葉を立たせると、三科は彼の腕を背中側で押さえたまま取調室へと連れていく。2人きりになったところで聞かされたのは、息子の光秀が行方不明だという事。すでに3ヶ月が経過しているという事だった。
「ヒデ坊が……」
「ちょうど、ヨリの嫁さんと同じときだ」
自身の復讐に燃えていたせいもあるのだろう。他の事件のことは耳に入れないようにしていた。自分が集中すべきはこっちだと、自分に言い聞かせてきた。
学生時代からの友人だが、三科には今の稲葉がとても小さく見えた。どんな時も自信を持って前を向いていた男が、自慢の友が。娘の行方がわかっていない三科には、彼の気持ちが痛いほど理解できる。
「遊んでた連中にも聞いて通ってそうな道は全部探してみたが、持ってた荷物も乗ってた自転車も見つかってねぇ」
「捜索願は出してんだろ?」
「当たり前だ。けど、家出の可能性はないかって何度も聞かれて、節子も責任感じちまってる。親とうまくいってない子供が家に帰らねぇことはあるとか言ってよ。3ヶ月も経つってのに」
取調室の机に何かが落ちる小さな音が聞こえる。それが何なのか、三科は確認しようとはしない。わかっているのだ。それが、稲葉も目から零れ落ちたものだということを。
「節子と何かあったとは思えねぇ。友達と遊んで、夕方には帰るって、ちゃんと言ってたっていうしよ」
机に落ちる音は次第にその数を増やしていく。
「俺が……なんか間違えちまったのかなぁ……」
震える喉から漏れ出たそれは、警察から家出を疑われた時からずっと、稲葉が心のうちに秘めていたもの。妻の心を保つために、絶対に口にはしないと決めていた。だがこの場には、二人しかいない。自分と一緒にいるのは、20年来の親友。彼の前でしか、吐き出すことの出来ない思いだった。
「馬鹿なこと言ってんじゃねぇよ。ヒデ坊はお前んとこの嫁さん譲りで頭がいい。ユタが頑張ってることもちゃんと知ってる」
「ヨリ……」
ふと、三科の脳裏に亡くなった妻の姿が浮かぶ。彼女は三科に向かって何かをいって笑顔を見せた。彼女の声が聞こえたわけじゃない。だが、三科は覚えている。彼女に何と言われたのか。
妻を殺し、娘を連れ去った犯人の逮捕に支配されていた頭の中が、徐々に澄んでいく。「ああ、そうだったな」と、心の中で亡き妻に返事をすると三科は立ち上がった。
「最後に通ったってとこ、俺に案内しろ」
「何言ってんだ……お前は嫁さんの事件の方で」
「身内は捜査に参加できねぇんだ。だから、何もさせてもらえねぇ。今は自由なんだよ」
「自由っつったって」
「担当の連中にどこまでわかってるか聞いてくるからよ。すぐ出れるようにしといてくれ」
そういって、三科は取調室を出て行ってしまった。
——貴方は自分のことよりも、困っている誰かのことを助けようとする人。そんな貴方だから、私は一緒にいたいって、そう思ったの——
妻との思い出を胸に、自分の在るべき姿を取り戻しながら。
この時思い出した言葉は、後に来栖(くるす) 和也という少年の人生を救うことにもつながるが、それはまだ先の話。
妻を殺し、娘を連れ去ったと思われる犯人への怒りを、そして自分の無力さへの憤りを込めた拳が、捜査資料の並ぶ机に叩きつけられる。
未だ犯人への有力な手がかりも、逃走経路も、凶器すら発見出来ていない状況に、三科 尚頼は冷静さを失っていた。それもそのはず。自分の家族が被害者ということで捜査から外され、他の刑事が引き継いだ捜査には進展がない。これほどまで荒む彼の姿を、仲間たちは見たことがなかった。
「ナオさん、落ち着いてください」
「落ち着いていられるかよ! 証拠一つ見つかってねぇっんだぞ!? お前ら何やってんだよ!」
厳しくとも優しかった刑事の姿はどこにもなかった。行き場のない怒りをぶつけられ、仲間たちの表情は次第に険しくなっていく。
「いい加減にしてくださいよ……」
「何だと!?」
「こっちだって必死にやってんですよ」
「だったらこんなところで油売ってねぇで、手がかり探して来いってんだよ!」
「担当外の人が、口を出さないでくださいって言ってんすよ!」
それは誰もが感じ、誰もが心の奥に留めていた言葉だった。自分に反抗的な目を向ける同僚に三科が拳を振りかざすと、側にいた嵯峨刑事はすぐに彼を取り押さえる。
「やめてください、ナオさん」
「離せ! 何もわかってねぇこの若造に」
「何もわかってないのはお前だ、三科!」
部屋中に響く怒号が刑事たちの視線を集める。抵抗を続けていた三科の体は微かに震え、顔は声の主の方に向くのを拒む。そこに誰がいるのか、彼にはわかっているのだ。
「身内が関わる事件の捜査には加われない。それがルールとなっているのは、こうなるとわかっているからだ。冷静に判断できない奴に、事件の捜査を任せられるか!」
床を叩く靴音が近づき、三科の視界にその姿が無理やり入ってくる。冨樫 銀次 刑事部捜査一課 課長。上司である彼の顔を、三科は視界から外そうとする。しかし、冨樫の厳しい視線が自分の方に向いていると感じずにはいられない。同僚たちから向けられている目も三科に次々と刺さっていく。
「世田谷や神戸の事件と比較する訳じゃないが、この犯人は普通じゃない。次がある可能性もある。だから、みんな頑張ってる。娘さんを助けてお前に会わせてやりたいって必死にな。それが見えてないとは言わせんぞ!?」
三科は無理やり嵯峨の腕を振り解くと、何も言わずに会議室を出ていった。勢いよく閉められた扉の音は、まるで彼の苛立ちを表しているかのようであった。
「ナオさん……」
「放っておけ。今のあいつには時間が必要だ」
皆、三科の気持ちを理解できないわけではない。何一つ証拠を掴めず、犯人の目星すら掴めていない状況に、申し訳ないとすら感じている。しかし、寝る間を惜しんで挑んでいる刑事たちの精神も疲弊していた。
「お前たち、交代で仮眠と食事を取れ。酷い顔しやがって。そんなんじゃ、犯人見つけても捕まえる前に倒れちまうぞ」
「何言ってんですか。課長だって」
「こっちは署長よりも怖い女房に逆えず、布団に寝かされたからな。お前たちよりは休めてる。3時間後にここに集合だ。いいな」
「「「はい!」」」
力強い返事の後で刑事たちはすぐ動かなくなった。背もたれに体を委ねているもの、机に突っ伏しているもの、ソファーで体を横にするものと休み方は人それぞれ。しかし、それだけ彼らも限界が近かったのだ。ものの数秒で、冨樫の耳に寝息が聞こえてくる。
「交代でと言ったんだが……全く」
呆れながら部屋出た冨樫は、閉めた扉に一枚の紙を貼り付けその場を後にした。紙には達筆な文字で「使用中 入室厳禁」と書かれていた。
********
「おい、どうなってんだよ!?」
会議室を飛び出した三科の耳に聞き覚えのある声が入ってくる。
「ユタ?」
声のした方へ急ぐと、友人である稲葉 豊が、今にも殴りかかるような勢いで刑事を問い詰めているところだった。
「ですから、捜索は続けて」
「もう3ヶ月だぞ? 何も情報はねぇのかよ!?」
「事件の可能性もありますが、以前も申したように家出ということも考えられますので」
「あいつはそんな馬鹿な真似はしねぇ!」
刑事の言葉は稲葉の逆鱗に触れ、彼の拳が刑事の顔面へと勢いよく向かう。しかし、それが刑事に届く事はなかった。腕を取られ、地面にうつ伏せに倒されたのだ。あまりの手際の良さに、襲われかけた刑事も呆然としていた。止めたのは通りがかった三科だった。
三科の体は、無意識に稲葉を押さえ込んでいた。あれだけ妻を殺した犯人を捕まえんと苛立っていたはずなのに、他のことなどどうでもいいと思っていたのに、暴行の現場を前にして動いたのは刑事の職業病か、それとも三科自身の性かはわからない。三科の頭にはそんな疑問すらなかった。
「放せ、この野郎!」
「おいユタ、落ち着け!」
稲葉の体から抵抗する力が抜けていく。鬼のような形相だった稲葉は何かに驚いた様子を見せると、恐る恐る自分を抑え込む人物に目を向ける。
彼の目に映ったのは、妻の遺体を前に泣き崩れていて以来会うことのできなかった三科の姿。病院で会って以降、自身の妻の葬儀にも現れなかった彼は、多少窶れたように感じるものの以前と変わらぬ刑事の顔を取り戻しているように見えた。
「ヨリ……お前……」
「話なら俺が聞いてやるから。おい、部屋借りるぞ」
「はっ、はい」
稲葉を立たせると、三科は彼の腕を背中側で押さえたまま取調室へと連れていく。2人きりになったところで聞かされたのは、息子の光秀が行方不明だという事。すでに3ヶ月が経過しているという事だった。
「ヒデ坊が……」
「ちょうど、ヨリの嫁さんと同じときだ」
自身の復讐に燃えていたせいもあるのだろう。他の事件のことは耳に入れないようにしていた。自分が集中すべきはこっちだと、自分に言い聞かせてきた。
学生時代からの友人だが、三科には今の稲葉がとても小さく見えた。どんな時も自信を持って前を向いていた男が、自慢の友が。娘の行方がわかっていない三科には、彼の気持ちが痛いほど理解できる。
「遊んでた連中にも聞いて通ってそうな道は全部探してみたが、持ってた荷物も乗ってた自転車も見つかってねぇ」
「捜索願は出してんだろ?」
「当たり前だ。けど、家出の可能性はないかって何度も聞かれて、節子も責任感じちまってる。親とうまくいってない子供が家に帰らねぇことはあるとか言ってよ。3ヶ月も経つってのに」
取調室の机に何かが落ちる小さな音が聞こえる。それが何なのか、三科は確認しようとはしない。わかっているのだ。それが、稲葉も目から零れ落ちたものだということを。
「節子と何かあったとは思えねぇ。友達と遊んで、夕方には帰るって、ちゃんと言ってたっていうしよ」
机に落ちる音は次第にその数を増やしていく。
「俺が……なんか間違えちまったのかなぁ……」
震える喉から漏れ出たそれは、警察から家出を疑われた時からずっと、稲葉が心のうちに秘めていたもの。妻の心を保つために、絶対に口にはしないと決めていた。だがこの場には、二人しかいない。自分と一緒にいるのは、20年来の親友。彼の前でしか、吐き出すことの出来ない思いだった。
「馬鹿なこと言ってんじゃねぇよ。ヒデ坊はお前んとこの嫁さん譲りで頭がいい。ユタが頑張ってることもちゃんと知ってる」
「ヨリ……」
ふと、三科の脳裏に亡くなった妻の姿が浮かぶ。彼女は三科に向かって何かをいって笑顔を見せた。彼女の声が聞こえたわけじゃない。だが、三科は覚えている。彼女に何と言われたのか。
妻を殺し、娘を連れ去った犯人の逮捕に支配されていた頭の中が、徐々に澄んでいく。「ああ、そうだったな」と、心の中で亡き妻に返事をすると三科は立ち上がった。
「最後に通ったってとこ、俺に案内しろ」
「何言ってんだ……お前は嫁さんの事件の方で」
「身内は捜査に参加できねぇんだ。だから、何もさせてもらえねぇ。今は自由なんだよ」
「自由っつったって」
「担当の連中にどこまでわかってるか聞いてくるからよ。すぐ出れるようにしといてくれ」
そういって、三科は取調室を出て行ってしまった。
——貴方は自分のことよりも、困っている誰かのことを助けようとする人。そんな貴方だから、私は一緒にいたいって、そう思ったの——
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