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第65話 存在しない退路
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「ギャッ?ギィギィ??」
生き返った小鬼は自分の体が虫に覆い尽くされた記憶が有るのか体のあちこちを見て触って確認していた。
ウイから聞いていたLIFEの事を思い出しながらカインはそれを見つめる。
LIFEの数だけ命があり尽きるまでは生き返れる。
それが目の前で証明されたのだが状況は何も変わらない。
生き返った小鬼の近くを避けていた虫達は生き返った小鬼の体から発せられていた光が収まると、近くの虫に押されるように小鬼へ近付いてきた。
「ギィギィ!!」
自分は死んでも生き返れると勘違いしたのか小鬼は近付いてきた虫を踏み潰し叩き潰し次々と殺していく。
勿論そんなことをすれば虫達は一斉に小鬼に襲い掛かり直ぐに小鬼は虫に覆い尽くされる。
「ギャギャァァァァ!!!!」
悲痛な叫びを上げながら暴れて床を転がる小鬼。
気付けばあちこちで同じ様な光景が繰り広げられていた。
「チャンスだ!」
「はい、今のうちに!」
ジタンの声にカインも返事をして壁沿いに入り口の方へ向かう。
小鬼達が暴れることで虫はフェロモンを出して仲間を呼んでいるのかカイン達の近くの虫も全部そっちへ向かっていったのだ。
「カミラさん行きますよ」
震えながらカインにしがみついているカミラの腕をカインは自らの肩へ回して入り口へ向かう。
その時であった!
「ギィギィグギィィ!!!ギァァ!!!」
3人の行動に気付いたあの親玉らしき小鬼が叫び声を上げて何かを叫んだ!
すると無事な小鬼達が一斉に走り出してきた!!
その方向は勿論カイン達の向かう入り口の方である。
踏みつけた虫が死んでそいつらに襲われた小鬼の背中を踏みつけて次々とこちらへ向かってくる小鬼達にジタンは止まった。
このまま行くとほぼ同時に入り口に到着するからだ。
それに加え入り口のドアを出たから助かると言う保証は全くないのだ。
ジタンと共に部屋の角で止まったカイン達は喰われてもその上を踏みつけ先へと進み更に食われる小鬼の流れを見つめることしか出来なかった。
そして、入り口の戸が破られる!
だが…
「ギャァァァァァァァ…」
その姿は消えた。
いや、叫び声が遠くなっていくのを感じて理解した。
落ちていったのだ。
3人は虫に埋め尽くされて死んだ後生き返るがどうしようもなく再び死ぬ小鬼を見つめることしか出来なかった…
生き返った小鬼は自分の体が虫に覆い尽くされた記憶が有るのか体のあちこちを見て触って確認していた。
ウイから聞いていたLIFEの事を思い出しながらカインはそれを見つめる。
LIFEの数だけ命があり尽きるまでは生き返れる。
それが目の前で証明されたのだが状況は何も変わらない。
生き返った小鬼の近くを避けていた虫達は生き返った小鬼の体から発せられていた光が収まると、近くの虫に押されるように小鬼へ近付いてきた。
「ギィギィ!!」
自分は死んでも生き返れると勘違いしたのか小鬼は近付いてきた虫を踏み潰し叩き潰し次々と殺していく。
勿論そんなことをすれば虫達は一斉に小鬼に襲い掛かり直ぐに小鬼は虫に覆い尽くされる。
「ギャギャァァァァ!!!!」
悲痛な叫びを上げながら暴れて床を転がる小鬼。
気付けばあちこちで同じ様な光景が繰り広げられていた。
「チャンスだ!」
「はい、今のうちに!」
ジタンの声にカインも返事をして壁沿いに入り口の方へ向かう。
小鬼達が暴れることで虫はフェロモンを出して仲間を呼んでいるのかカイン達の近くの虫も全部そっちへ向かっていったのだ。
「カミラさん行きますよ」
震えながらカインにしがみついているカミラの腕をカインは自らの肩へ回して入り口へ向かう。
その時であった!
「ギィギィグギィィ!!!ギァァ!!!」
3人の行動に気付いたあの親玉らしき小鬼が叫び声を上げて何かを叫んだ!
すると無事な小鬼達が一斉に走り出してきた!!
その方向は勿論カイン達の向かう入り口の方である。
踏みつけた虫が死んでそいつらに襲われた小鬼の背中を踏みつけて次々とこちらへ向かってくる小鬼達にジタンは止まった。
このまま行くとほぼ同時に入り口に到着するからだ。
それに加え入り口のドアを出たから助かると言う保証は全くないのだ。
ジタンと共に部屋の角で止まったカイン達は喰われてもその上を踏みつけ先へと進み更に食われる小鬼の流れを見つめることしか出来なかった。
そして、入り口の戸が破られる!
だが…
「ギャァァァァァァァ…」
その姿は消えた。
いや、叫び声が遠くなっていくのを感じて理解した。
落ちていったのだ。
3人は虫に埋め尽くされて死んだ後生き返るがどうしようもなく再び死ぬ小鬼を見つめることしか出来なかった…
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