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幼女が来た
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「はいお兄さま、あ~ん」
「あ、あーん」
俺の目の前に幼女が居る。
昨日まで独り暮らしの中年だった筈なのにどうしてこうなった?
「もう、お兄さまほっぺたにご飯粒ついてますよ」
頬に自然にキスをしてくる幼女…
一応言っておくが俺はまだ独身の40歳、彼女いない歴=年齢。
そんな俺の住む安アパートに幼女が居るのだ。
何を言ってるのか分からないかもしれないが俺にも分からない…
全ては昨日の夕方…
「はぁ…仕事がやっと一段落して3日振りに家に帰れるよ…」
社畜そのものな生活を続ける俺は仕事の山場を超えて久々に住むアパートへ向かっていた。
途中でスーパーに寄って缶ビールを買って真っ直ぐに家に向かっている時であった。
「ん?誰か倒れて…」
夕暮れの住宅街、道端に倒れている人が居た。
お婆さんだ、仰向けに倒れて口がパクパク動いている…
「だ…大丈夫ですか?」
「あばば…あわ…あ…」
「えっ?良く聞こえな…」
「婆ぁぁぁあああああん!!!」
「っ?!」
突然叫び声を上げたお婆さんに驚いて尻餅をつく。
「びっビックリしたぁ~」
「あばば…あわ…あ…」
再び口をパクパクし始めたお婆さんが怖くなった俺は無視して家に帰ろうとするのだが…
「そ…そこの人…助けて…」
お婆さんは目だけこちらを向けてそう口にした。
その様子から先程のは発作か何かなんだと考え手を貸すことにした。
だが声を掛けても意思疏通が出来ない感じで返事が帰ってこない。
どうしようかと考えて思い付いたのが…
「困ったときはお巡りさんに頼むしかないな」
そう独り言を言いながらお婆さんを背負って直ぐ近くの交番まで移動した。
「おや?どうなさいました?」
「このお婆さんが道で倒れてまして…」
不思議な感じがした。
そもそも何故救急車を呼んだりしなかったのか聞かれなかったのもそうだし、こちらの言ったことを疑うこと無くそのまま聞き入れてくれたのだ。
「分かりました。何かありましたら連絡させて頂きますね」
「はい、宜しくお願いします」
そうして俺はお婆さんを交番のお巡りさんに預けて自宅へ帰った。
そして、一時間ほどした時であった。
「ごめんくださーい」
誰か来たようで玄関の覗き穴から覗くと先程のお巡りさんと小さな女の子がそこに居た。
あぁお孫さんに連絡がついてお礼に来たんだな。
そう考えた俺だったがお巡りさんから語られたのはまさしく意味不明な言葉であった。
「先程の御年者の持ち主がいらっしゃいましてお礼に1割拾い主にお渡ししたいとの事なのでどうぞ、それでは私はこれで」
そう勝手に言い残して帰っていくお巡りさんを見送り幼女は頭を下げて挨拶をしてきた。
「そう言うわけでトメと言います。七歳です。これから宜しくねお兄さま」
「と…トメ?一応聞くけど…」
「はい!70歳のトメを拾って貰ったので1割の7歳のトメがお兄さまのモノになりました。成人するまではエッチなことは駄目ですよ」
「あっこらっ…」
勝手に家に入り部屋の掃除をし始めるトメちゃん…
何故か住民票にはいつの間にか養子を得たことになっており俺は何か世界的な不思議な力でトメちゃんと暮らすことになったのであった。
これを読んでいるそこのあなた、年寄りを道で拾っても間違っても交番に届けてはいけない。
そうしないと俺みたいに…
「お兄さま、何も心配は要りませんよ。最後まで私が一緒ですから…」
完
「あ、あーん」
俺の目の前に幼女が居る。
昨日まで独り暮らしの中年だった筈なのにどうしてこうなった?
「もう、お兄さまほっぺたにご飯粒ついてますよ」
頬に自然にキスをしてくる幼女…
一応言っておくが俺はまだ独身の40歳、彼女いない歴=年齢。
そんな俺の住む安アパートに幼女が居るのだ。
何を言ってるのか分からないかもしれないが俺にも分からない…
全ては昨日の夕方…
「はぁ…仕事がやっと一段落して3日振りに家に帰れるよ…」
社畜そのものな生活を続ける俺は仕事の山場を超えて久々に住むアパートへ向かっていた。
途中でスーパーに寄って缶ビールを買って真っ直ぐに家に向かっている時であった。
「ん?誰か倒れて…」
夕暮れの住宅街、道端に倒れている人が居た。
お婆さんだ、仰向けに倒れて口がパクパク動いている…
「だ…大丈夫ですか?」
「あばば…あわ…あ…」
「えっ?良く聞こえな…」
「婆ぁぁぁあああああん!!!」
「っ?!」
突然叫び声を上げたお婆さんに驚いて尻餅をつく。
「びっビックリしたぁ~」
「あばば…あわ…あ…」
再び口をパクパクし始めたお婆さんが怖くなった俺は無視して家に帰ろうとするのだが…
「そ…そこの人…助けて…」
お婆さんは目だけこちらを向けてそう口にした。
その様子から先程のは発作か何かなんだと考え手を貸すことにした。
だが声を掛けても意思疏通が出来ない感じで返事が帰ってこない。
どうしようかと考えて思い付いたのが…
「困ったときはお巡りさんに頼むしかないな」
そう独り言を言いながらお婆さんを背負って直ぐ近くの交番まで移動した。
「おや?どうなさいました?」
「このお婆さんが道で倒れてまして…」
不思議な感じがした。
そもそも何故救急車を呼んだりしなかったのか聞かれなかったのもそうだし、こちらの言ったことを疑うこと無くそのまま聞き入れてくれたのだ。
「分かりました。何かありましたら連絡させて頂きますね」
「はい、宜しくお願いします」
そうして俺はお婆さんを交番のお巡りさんに預けて自宅へ帰った。
そして、一時間ほどした時であった。
「ごめんくださーい」
誰か来たようで玄関の覗き穴から覗くと先程のお巡りさんと小さな女の子がそこに居た。
あぁお孫さんに連絡がついてお礼に来たんだな。
そう考えた俺だったがお巡りさんから語られたのはまさしく意味不明な言葉であった。
「先程の御年者の持ち主がいらっしゃいましてお礼に1割拾い主にお渡ししたいとの事なのでどうぞ、それでは私はこれで」
そう勝手に言い残して帰っていくお巡りさんを見送り幼女は頭を下げて挨拶をしてきた。
「そう言うわけでトメと言います。七歳です。これから宜しくねお兄さま」
「と…トメ?一応聞くけど…」
「はい!70歳のトメを拾って貰ったので1割の7歳のトメがお兄さまのモノになりました。成人するまではエッチなことは駄目ですよ」
「あっこらっ…」
勝手に家に入り部屋の掃除をし始めるトメちゃん…
何故か住民票にはいつの間にか養子を得たことになっており俺は何か世界的な不思議な力でトメちゃんと暮らすことになったのであった。
これを読んでいるそこのあなた、年寄りを道で拾っても間違っても交番に届けてはいけない。
そうしないと俺みたいに…
「お兄さま、何も心配は要りませんよ。最後まで私が一緒ですから…」
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