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第65話 切り札はDDRと弐寺のセッション!
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ロクドー達が眺めるドラゴンの姿、そこで起こった大爆発!
誰もが息を呑むがロクドーはそれを見逃さなかった。
「来た!」
影から影へ地面の影が瞬時に移動しながらこちらへ向かってくる様子を見てロクドーはアリスの名を呼ぶ!
既に名を呼ばれる事を理解していたのかアリスは微笑んで振り返ったロクドーを見ながら顔の横に容器を寄せる。
そう、現在の魔王サタンが傷付いているので戻り次第治療をする為に用意していたのだ。
「ぶはぁっ?!お父さん大丈夫!?」
「ぬぅぅ・・・ここは・・・マイン・・・どうしてお前が」
「ダーリンお父さんを!」
意識のある魔王サタンの容体はかなり危険な状態であった。
疲労もあるが何よりドラゴンの爪の一撃によるダメージが深刻であった。
そこへアリスが駆け寄り手にしたポーションを振り掛ける、しかしそれを見たシレーヌが顔を青く染めて悲鳴を上げる!
「駄目!魔族にポーションは!」
そう、この場に居る人間の誰も知らなかったのだ。
魔族の体を巡る魔力は人間のそれとは大きく違う、その為に人間の傷を癒すポーションを魔族に使用すると魔力の状態が不安定になるのである。
魔力を司る種族、だから魔族と呼ばれる存在である彼等は自身の魔力の状態が不安定になると一気に弱体化する。
そして、傷の深い魔王サタンの魔力が不安定になると傷が酷くならない様に抑えていた魔力が不安定になるだけでなく、体力そのものが落ちるのだ。
「グ・・・ぐぁあああああああああああ!!!!」
傷にポーションが降りかかった魔王サタンは目を見開いて絶叫を上げる!
目を見開き口を大きく開ける様はその場に居る誰もが絶句した。
「いやぁあああああ!!あなたー!!あなたーーー!!!!」
悲鳴を上げながら寝かされた魔王サタンに飛びつくシレーヌ。
だが、奇跡は彼を見捨てなかった。
「えっ・・・?」
なんと魔王サタンの傷がポーションで癒され始めたのだ。
確かに降りかかった瞬間は魔王サタンの傷口は大きく開き魔力が異常な流れで流出していた。
だが直ぐにサタンの表情は落ち着き顔色が良くなっていた。
「どう・・・して・・・」
シレーヌだけでなくマインも呟く・・・
だがライオルが口にした言葉でその謎は解決された。
「サタンの魔力が変異している・・・そうか、だからドラゴンと戦えたのか・・・」
魔族達の魔力から生まれたドラゴン、それは魔族の魔力を吸収して強くなる。
だがそのドラゴンと戦っていられた魔王は魔力が変異していていたからこそ戦えたのだ。
本来であれば数秒で魔王サタンの魔力は全て喰らい尽くされ絶命を免れなかった。
そして、音ゲーをプレイしていたアイが次のプレイヤーと代わって急いで駆け寄ってきて口にする。
「ロクドーさんの音ゲーをプレイしたからだよ」
そう、アイは気付いていたのだ。
自分達3姉妹が持つ魔力が音ゲーをプレイした事で増加し変化していた事を。
人とは明らかに異質な魔力形態ではあるが、それでも音ゲーをプレイする事で人に限りなく近い魔力に変質していたのだ。
「ぐっ・・・シレーヌ・・・無事でよかった・・・」
「あなた!ごめんなさい・・・」
「いいんだ、それよりも」
体を起こす魔王サタンは自らの胸にシレーヌの頭を寄せて起き上がる。
そして、城壁から見えるそれを睨み付けた。
「あれでも全く効いてないのか・・・」
「サタンさん、と呼ばせてもらいますよ。アレを倒す協力をお願い出来ますか?」
「ロクドー・・・フッ怪我人に無茶は言わんでくれよ」
ロクドーは魔王サタンの事を殆ど知らないが魔王サタンはしっかりと知っていた。
それに気付いているのか気付いていないのか分からないがロクドーはドラゴンを倒すのに魔王サタンの力は絶対に必要だと理解していた。
だからこそマインとアイの父親だとしても気にせずに手を差し伸べる。
それを握り返し立ち上がったサタンはニヤリと口元を歪ませる。
「それで、どうするつもりだ?」
「作戦は既に始まっています。サタンさんには・・・」
そして、ロクドーの口からドワーフのガイルが考えた作戦が告げられた。
「本気か?そんな事で・・・」
「貴方の突破力があれば必ずいけます!」
聞いてみれば無茶苦茶な作戦であった。
だが弐寺をこよなく愛する魔王サタンはロクドーの次に出る言葉に合わせて告げる。
「「最後にクリアラインに届いていれば勝ちです(だ)!」」
そう言い合った二人は笑みを浮かべドラゴンの方を見詰める。
その先ではリュリの矢の爆発の衝撃で視界を奪われていたドラゴンが暴れていた。
だがそれも大分と回復したようでこちらに取り込める魔力を持つ者が集まっているのに気付いて空へ浮かび上がった。
「来るぞ!皆!作戦通りに行くぞー!!!」
「「「「「「オオオオオオオオーーーーー!!!!」」」」」」
カインが叫びそれに呼応するように冒険者、ガム国の兵士、そしてコンマイ国の兵士が雄叫びを上げた!
空気が振るえ、それを開始の合図とするようにタイミングを見計らって音ゲーを止めていたプレイヤー達が一斉に選曲を完了させる。
そして、次の瞬間生み出された障壁にドラゴンが目にも止まらぬ速さで突っ込んできた!!!
バギャーーーーン!!!
障壁とドラゴンが衝突した音が鳴り響き一気に障壁に亀裂が入る!
だがドラゴンの動きが止まった!
「今だ!!!!!」
カインの叫びと共にドラゴンを挟むように左右から次々と3部隊が飛び込んだ!
「「♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪」」
それに合わせてエミとメロディーがドリーマーオーディションで歌を歌いだす!
曲は『モーニング娘っ子。』の『LOVEマシーン』!
その歌がドラゴンに向かって飛び掛る人々の体に様々な付与を行い強化する!
「行くぞ!!合わせろよぉおおおお!!!!」
そして、最初の2人がドラゴンの左右から手にした武器を同時に叩き付けた!
だが攻撃はドラゴンの闇の衣に塞がれ衝撃だけが波の様に広がるだけであった。
「次だ!4分に合わせて叩けぇえええええ!!!!」
「「うぉおおおおおお!!!!!!」」
最初に攻撃を加えた2人と入れ替わるように飛び掛った2人が流れるLOVEマシーンの4分のリズムに合わせて次の一撃を決める!
更に続けて次の2人、更に次の2人!!!!
左右から完全に曲に合わせて同時に次々と攻撃が闇の衣に叩き込まれていく!!!
「GUURURURURURURURURURU!!!!!」
障壁に止められた体を左右から同時に攻撃を加えられその場に縫い止められたドラゴンは苛立ち始める・・・
動こうにも同時に左右から叩き込まれる衝撃がその場に固定させられるのだ。
だが相変わらずドラゴン自体にはダメージは一切通っていない、波打つ闇の衣は全ての攻撃を防ぎとどめていたのだ。
そして、最後の2人が同時に攻撃を加えた!!!
その一撃をもってしてもドラゴンの闇の衣は破壊されずドラゴンは動き出せると安堵した。
痛みは無くとも不快な衝撃と音はドラゴンに確実にストレスを与えていたのだ!
「まさかこんな力技だとはな」
最後の一撃を受けきったドラゴンは目を見開いた。
正面に魔王サタンが立っていたのだ。
そして、正面のそれを見て驚愕する。
左右から次々と叩き込まれた衝撃が、丁度正面の中央で左右からぶつかり歪に変異していたのだ。
水面の波紋が左右からぶつかる瞬間大きく跳ねるように、ドラゴンの闇の衣は中央が弾ける様に変化していた。
その変化している丁度正面に1人で自分と戦っていたサタンが立っている。
それが意味する事は・・・
「GU・・・GUGAAAAAAAAAAAAA!!!」
「やかましいわ!糞トカゲがぁあああ!!!!!」
丁度左右からの衝撃が中央に到達するその瞬間、魔王サタンの渾身の一撃がドラゴンの闇の衣に叩き込まれた!
その瞬間!バァアアアアアン!!!と破裂音が鳴り響き闇の衣が一気に砕け散った!
「やれぇええええええ!!!!ロクドォオオオオオオ!!!!!」
城壁から下へ他の者と同じ様に落下する魔王サタンが叫び声を上げる!
魔王サタンが飛び込んだ直ぐ後ろ、そこに先行者がコマネチの様な動作で屈伸を繰り返し流れ込む魔力を股間のキャノン砲へと流し込んでいた!
その直ぐ後ろ、そこに2台の音ゲーが並んで設置されていた。
弐寺にロクドー、そしてDDRにアイとマイだ!
選曲は既に完了しており曲は大詰めの部分へと丁度差し掛かっていた。
その画面に流れる譜面を見て誰もが絶句しながら口々にその台詞を吐いた。
「なんSKA・・・あれ・・・」
これがロクドーがガイルの最後の攻撃に必要な魔力を集める最後の方法であった。
伝説の・・・ビートDJマニアⅡDXとDDRのセッションプレイである!
※DDRと弐寺のセッションとはDDR2ndMIXリンクバージョンと弐寺のサブストリームか2ndMIXでリンクしてプレイするスタイルである。
元々人気がそれほど無かった弐寺の生存を行う為の策として行なわれたこのリンク、実は弐寺開発チームがDDR開発チームに懇願して実現したコラボだったのである。
裏話になるがその関係でDDRは弐寺に収録されたほぼ全ての曲を遊べるのに対して弐寺側はDDR楽曲を3曲しかプレイできなかったと言う話がある。
しかし、この3曲は通常プレイでも選べるようになっていた為に弐寺側には全くメリットの無い仕様だったと言うのは知る人ぞ知る秘話である。
ちなみに選曲はどちらでも行なえるのに対して決定だけは弐寺でしか出来なかったのはささやかな抵抗だったのではないかと噂されていた・・・
「うぉおおおおおおおお!!!!」
「「うぉおおおおおおおおおお!!!」」
ロクドーが選んだ曲をアイとマイが後ろのバーを掴んで踏んでいる!
その曲名は御存知!『ska a gogo 』である!
曲の中盤までも結構酷いDDR譜面ではあるがそこは既に突破しラストのアレを必死に地団駄で踏む美少女2人。
誰もがアイとマイの姿に注目する中ロクドーはさり気なくあの酷い譜面をフルコンプレイしていたりする・・・
そう、あの伝説のスカの滝をやっているのだ!
「「「いっけぇええええええ!!!!!!」」」
3人の心が一つに成ったその瞬間、魔力が一気に先行者へと流れ込みその体が黄金色に輝きだす!
それを確認してガイルが叫びスイッチを押した!
「喰らえドラゴン!これが音ゲーの真の力だ!!中華大キャノン!!!!はっしゃぁあああああああ!!!!!!」
その瞬間世界は光に包まれた。
誰もが息を呑むがロクドーはそれを見逃さなかった。
「来た!」
影から影へ地面の影が瞬時に移動しながらこちらへ向かってくる様子を見てロクドーはアリスの名を呼ぶ!
既に名を呼ばれる事を理解していたのかアリスは微笑んで振り返ったロクドーを見ながら顔の横に容器を寄せる。
そう、現在の魔王サタンが傷付いているので戻り次第治療をする為に用意していたのだ。
「ぶはぁっ?!お父さん大丈夫!?」
「ぬぅぅ・・・ここは・・・マイン・・・どうしてお前が」
「ダーリンお父さんを!」
意識のある魔王サタンの容体はかなり危険な状態であった。
疲労もあるが何よりドラゴンの爪の一撃によるダメージが深刻であった。
そこへアリスが駆け寄り手にしたポーションを振り掛ける、しかしそれを見たシレーヌが顔を青く染めて悲鳴を上げる!
「駄目!魔族にポーションは!」
そう、この場に居る人間の誰も知らなかったのだ。
魔族の体を巡る魔力は人間のそれとは大きく違う、その為に人間の傷を癒すポーションを魔族に使用すると魔力の状態が不安定になるのである。
魔力を司る種族、だから魔族と呼ばれる存在である彼等は自身の魔力の状態が不安定になると一気に弱体化する。
そして、傷の深い魔王サタンの魔力が不安定になると傷が酷くならない様に抑えていた魔力が不安定になるだけでなく、体力そのものが落ちるのだ。
「グ・・・ぐぁあああああああああああ!!!!」
傷にポーションが降りかかった魔王サタンは目を見開いて絶叫を上げる!
目を見開き口を大きく開ける様はその場に居る誰もが絶句した。
「いやぁあああああ!!あなたー!!あなたーーー!!!!」
悲鳴を上げながら寝かされた魔王サタンに飛びつくシレーヌ。
だが、奇跡は彼を見捨てなかった。
「えっ・・・?」
なんと魔王サタンの傷がポーションで癒され始めたのだ。
確かに降りかかった瞬間は魔王サタンの傷口は大きく開き魔力が異常な流れで流出していた。
だが直ぐにサタンの表情は落ち着き顔色が良くなっていた。
「どう・・・して・・・」
シレーヌだけでなくマインも呟く・・・
だがライオルが口にした言葉でその謎は解決された。
「サタンの魔力が変異している・・・そうか、だからドラゴンと戦えたのか・・・」
魔族達の魔力から生まれたドラゴン、それは魔族の魔力を吸収して強くなる。
だがそのドラゴンと戦っていられた魔王は魔力が変異していていたからこそ戦えたのだ。
本来であれば数秒で魔王サタンの魔力は全て喰らい尽くされ絶命を免れなかった。
そして、音ゲーをプレイしていたアイが次のプレイヤーと代わって急いで駆け寄ってきて口にする。
「ロクドーさんの音ゲーをプレイしたからだよ」
そう、アイは気付いていたのだ。
自分達3姉妹が持つ魔力が音ゲーをプレイした事で増加し変化していた事を。
人とは明らかに異質な魔力形態ではあるが、それでも音ゲーをプレイする事で人に限りなく近い魔力に変質していたのだ。
「ぐっ・・・シレーヌ・・・無事でよかった・・・」
「あなた!ごめんなさい・・・」
「いいんだ、それよりも」
体を起こす魔王サタンは自らの胸にシレーヌの頭を寄せて起き上がる。
そして、城壁から見えるそれを睨み付けた。
「あれでも全く効いてないのか・・・」
「サタンさん、と呼ばせてもらいますよ。アレを倒す協力をお願い出来ますか?」
「ロクドー・・・フッ怪我人に無茶は言わんでくれよ」
ロクドーは魔王サタンの事を殆ど知らないが魔王サタンはしっかりと知っていた。
それに気付いているのか気付いていないのか分からないがロクドーはドラゴンを倒すのに魔王サタンの力は絶対に必要だと理解していた。
だからこそマインとアイの父親だとしても気にせずに手を差し伸べる。
それを握り返し立ち上がったサタンはニヤリと口元を歪ませる。
「それで、どうするつもりだ?」
「作戦は既に始まっています。サタンさんには・・・」
そして、ロクドーの口からドワーフのガイルが考えた作戦が告げられた。
「本気か?そんな事で・・・」
「貴方の突破力があれば必ずいけます!」
聞いてみれば無茶苦茶な作戦であった。
だが弐寺をこよなく愛する魔王サタンはロクドーの次に出る言葉に合わせて告げる。
「「最後にクリアラインに届いていれば勝ちです(だ)!」」
そう言い合った二人は笑みを浮かべドラゴンの方を見詰める。
その先ではリュリの矢の爆発の衝撃で視界を奪われていたドラゴンが暴れていた。
だがそれも大分と回復したようでこちらに取り込める魔力を持つ者が集まっているのに気付いて空へ浮かび上がった。
「来るぞ!皆!作戦通りに行くぞー!!!」
「「「「「「オオオオオオオオーーーーー!!!!」」」」」」
カインが叫びそれに呼応するように冒険者、ガム国の兵士、そしてコンマイ国の兵士が雄叫びを上げた!
空気が振るえ、それを開始の合図とするようにタイミングを見計らって音ゲーを止めていたプレイヤー達が一斉に選曲を完了させる。
そして、次の瞬間生み出された障壁にドラゴンが目にも止まらぬ速さで突っ込んできた!!!
バギャーーーーン!!!
障壁とドラゴンが衝突した音が鳴り響き一気に障壁に亀裂が入る!
だがドラゴンの動きが止まった!
「今だ!!!!!」
カインの叫びと共にドラゴンを挟むように左右から次々と3部隊が飛び込んだ!
「「♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪」」
それに合わせてエミとメロディーがドリーマーオーディションで歌を歌いだす!
曲は『モーニング娘っ子。』の『LOVEマシーン』!
その歌がドラゴンに向かって飛び掛る人々の体に様々な付与を行い強化する!
「行くぞ!!合わせろよぉおおおお!!!!」
そして、最初の2人がドラゴンの左右から手にした武器を同時に叩き付けた!
だが攻撃はドラゴンの闇の衣に塞がれ衝撃だけが波の様に広がるだけであった。
「次だ!4分に合わせて叩けぇえええええ!!!!」
「「うぉおおおおおお!!!!!!」」
最初に攻撃を加えた2人と入れ替わるように飛び掛った2人が流れるLOVEマシーンの4分のリズムに合わせて次の一撃を決める!
更に続けて次の2人、更に次の2人!!!!
左右から完全に曲に合わせて同時に次々と攻撃が闇の衣に叩き込まれていく!!!
「GUURURURURURURURURURU!!!!!」
障壁に止められた体を左右から同時に攻撃を加えられその場に縫い止められたドラゴンは苛立ち始める・・・
動こうにも同時に左右から叩き込まれる衝撃がその場に固定させられるのだ。
だが相変わらずドラゴン自体にはダメージは一切通っていない、波打つ闇の衣は全ての攻撃を防ぎとどめていたのだ。
そして、最後の2人が同時に攻撃を加えた!!!
その一撃をもってしてもドラゴンの闇の衣は破壊されずドラゴンは動き出せると安堵した。
痛みは無くとも不快な衝撃と音はドラゴンに確実にストレスを与えていたのだ!
「まさかこんな力技だとはな」
最後の一撃を受けきったドラゴンは目を見開いた。
正面に魔王サタンが立っていたのだ。
そして、正面のそれを見て驚愕する。
左右から次々と叩き込まれた衝撃が、丁度正面の中央で左右からぶつかり歪に変異していたのだ。
水面の波紋が左右からぶつかる瞬間大きく跳ねるように、ドラゴンの闇の衣は中央が弾ける様に変化していた。
その変化している丁度正面に1人で自分と戦っていたサタンが立っている。
それが意味する事は・・・
「GU・・・GUGAAAAAAAAAAAAA!!!」
「やかましいわ!糞トカゲがぁあああ!!!!!」
丁度左右からの衝撃が中央に到達するその瞬間、魔王サタンの渾身の一撃がドラゴンの闇の衣に叩き込まれた!
その瞬間!バァアアアアアン!!!と破裂音が鳴り響き闇の衣が一気に砕け散った!
「やれぇええええええ!!!!ロクドォオオオオオオ!!!!!」
城壁から下へ他の者と同じ様に落下する魔王サタンが叫び声を上げる!
魔王サタンが飛び込んだ直ぐ後ろ、そこに先行者がコマネチの様な動作で屈伸を繰り返し流れ込む魔力を股間のキャノン砲へと流し込んでいた!
その直ぐ後ろ、そこに2台の音ゲーが並んで設置されていた。
弐寺にロクドー、そしてDDRにアイとマイだ!
選曲は既に完了しており曲は大詰めの部分へと丁度差し掛かっていた。
その画面に流れる譜面を見て誰もが絶句しながら口々にその台詞を吐いた。
「なんSKA・・・あれ・・・」
これがロクドーがガイルの最後の攻撃に必要な魔力を集める最後の方法であった。
伝説の・・・ビートDJマニアⅡDXとDDRのセッションプレイである!
※DDRと弐寺のセッションとはDDR2ndMIXリンクバージョンと弐寺のサブストリームか2ndMIXでリンクしてプレイするスタイルである。
元々人気がそれほど無かった弐寺の生存を行う為の策として行なわれたこのリンク、実は弐寺開発チームがDDR開発チームに懇願して実現したコラボだったのである。
裏話になるがその関係でDDRは弐寺に収録されたほぼ全ての曲を遊べるのに対して弐寺側はDDR楽曲を3曲しかプレイできなかったと言う話がある。
しかし、この3曲は通常プレイでも選べるようになっていた為に弐寺側には全くメリットの無い仕様だったと言うのは知る人ぞ知る秘話である。
ちなみに選曲はどちらでも行なえるのに対して決定だけは弐寺でしか出来なかったのはささやかな抵抗だったのではないかと噂されていた・・・
「うぉおおおおおおおお!!!!」
「「うぉおおおおおおおおおお!!!」」
ロクドーが選んだ曲をアイとマイが後ろのバーを掴んで踏んでいる!
その曲名は御存知!『ska a gogo 』である!
曲の中盤までも結構酷いDDR譜面ではあるがそこは既に突破しラストのアレを必死に地団駄で踏む美少女2人。
誰もがアイとマイの姿に注目する中ロクドーはさり気なくあの酷い譜面をフルコンプレイしていたりする・・・
そう、あの伝説のスカの滝をやっているのだ!
「「「いっけぇええええええ!!!!!!」」」
3人の心が一つに成ったその瞬間、魔力が一気に先行者へと流れ込みその体が黄金色に輝きだす!
それを確認してガイルが叫びスイッチを押した!
「喰らえドラゴン!これが音ゲーの真の力だ!!中華大キャノン!!!!はっしゃぁあああああああ!!!!!!」
その瞬間世界は光に包まれた。
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