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第166話 圧倒的サンタクロースの戦闘力
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「うぐぁああああ!!」
右腕をサンタクロースの腹に埋めたままの状態でサンタクロースがその腕を肘と膝で挟みこむように攻撃を加え明の右腕は粉砕骨折していた。
しかし、それでもその腕は抜けずサンタクロースの腹に埋まったまま明は身動きが取れなくなっていた。
「さぁ、地獄の演舞を踊るがよい!メリークルシミマス!」
その状態の明に次々とサンタクロースの打撃が打ち込まれる。
明も左腕でガードをするのだが両手両足を自由に使えるサンタクロースと左腕一本しかまともに動かせない明では手数で勝てるわけも無く次々と明の体に青痣が増えていく・・・
幸いヒナタの部屋を吹き飛ばされたりして壊したりしてないののが救いである。
次々と打ち込まれ顔面は腫れ出し左腕もその攻撃に徐々に耐えられなくなっていく明。
身動きもとれず自分ごとトラップ魔法を発動させてどうにかしようとするのだがこの時間の止まった空間でトラップ魔法が発動しなかったのだ。
まさに万事休す。
それでもその目は諦めずなにか手は無いかと必死に考えていた。
だがその目が気に入らなかったサンタクロースは両手で明の顔面を掴み両手の親指で明の目を潰したのだ!
「がぁああああああああああああああ!!!!」
「はぁーははははははは!!!」
これが子供たちのヒーローなのか?!
これが子供たちに夢と希望を届ける存在なのか?!
きっとこの戦いを見ている人間が居たらそう考えたであろう。
両目を失った明の両耳に今度は中指が根元まで差し込まれた。
「ぶはっ・・・」
目と鼻と口、全てから血を吹き出して明は意識が飛びそうになる。
サンタクロースの指は明の脳の手前まで達していたのだ。
勝敗は決した。
そう考えたサンタクロースの僅かなその隙を明は見逃さなかった。
魔素を纏った左手で抜き手を行いサンタクロースの喉を潰そうと突いたのだ!
既に目も耳も機能しなくなり腹に埋まったままの右腕が唯一サンタクロースの位置を知らせていたので記憶にあるその位置を狙って突いたのだが、それは届かなかった。
サンタクロースの白い髭が明の左手の抜き手を受け止めていたのだ。
そして、まるで生き物のようにサンタクロースの白い髭は明の左腕に巻きつきそのまま締め上げる。
関節を締め付けられ苦痛に歪んで開いた口を見てにやけたサンタクロースはその明の顎を拳で撃ちぬく!
脱力された顎を打ち抜かれた明は脳を揺らされ平衡感覚を失いバランスを失い倒れそうになるがサンタクロースの腹に埋まっている右腕がそれを支える。
だが、既に骨が肘の辺りで粉砕骨折して異様な方向に曲がっているその腕に体重がかかり激痛が走る。
「君は中々、頑張った方ですが所詮人間。私が一体何百年子供達にプレゼントを届けようとしているのを妨害してきた方々と戦ってきたと思ってるのですか?」
そう、サンタクロースは今までサンタ狩りと呼ばれる数々の宿敵と戦ってきた実績がある。
それもただ対等な戦いをしてきたわけではない、今日と言う日に動くのが分かっている為待ち伏せや罠を仕掛けられたり多人数で襲われた事も数知れない。
そんな相手と戦って勝利した上でプレゼントを待っている子供達にプレゼントを届けて回っているのだ。
その時に子供の部屋に血の1滴でも残さないようにサンタクロースは基本的に傷を負わない方法を取ってきた。
この腹に腕が埋まっている通称『ハート様ボディ』もその一つだ。
もはや、考えられる様々な攻撃方法は体験したサンタクロースは考えられる殆どの攻撃への対処法をマスターしていた。
そんな傷を負わない戦闘のプロフェッショナルを相手に一人で素手で挑んだ明など相手になるわけが無かった。
せめてサンタクロースの予想が出来ない攻撃を繰り出せれば勝機はあるかもしれないが・・・
「くくく・・・意識を失いましたか。」
右腕がサンタクロースの腹に埋まったままその腕に体重がかかり脳は粉砕骨折している右腕の激痛を知らせるのだが明は意識が無いのか全く動きはしなかった。
左腕も力が抜けた事で髭から解放されていた。
勝利を確信したサンタクロース、だがその一瞬が明が待ち望んだ一瞬だった。
左手に纏った魔素を極限まで細くしてまるで刃の様にしたそれを下から掬うように切り上げる明!
だが一瞬驚いたサンタクロースは直ぐに斬激に対する防御を行う!
明の最後の攻撃を読みきったと確信したサンタクロースは体の前面に斬激に対する絶対障壁を張り出したのだ!
これはサンタクロースが数百年前に集団の侍に襲われた時に編み出した防御魔法。
斬激ではこの障壁を超えられず弾かれてしまうのである。
しかし、次の瞬間サンタクロースは驚愕の声を上げた!
「なっ?!」
明はその左手の魔素刀でサンタの腹に沈んだままの自らの右腕を切断したのだ!
そして、サンタクロースは見た・・・
欠片も諦めては居ない明のその瞳を・・・
「この一瞬を待っていた!くらえぇえええええええええええええ!!!」
明の叫び声と共に残された左腕に魔素を一気に集め拳をサンタの腹に向けて握り突き出す!!
先程の絶対障壁は斬激にのみ有効な障壁だったのでそれをまるで無かったかのように通過した明の拳は加速しサンタクロースの腹目掛けて進む!
それを見たサンタクロースはニヤける。
そう、サンタクロースの腹は『ハート様ボディ』で打撃が効かないのだ。
しかし、次の瞬間明の一撃はサンタクロースの予想を超えた。
切断された明の右腕が回転をしていたのだ。
切断の瞬間折れた右腕に魔素を込め切断と共にコーティングと回転を与えたのだ。
そして、明の回転する右腕に左腕でのパンチが魔素の加速と更なる回転をプラスして打ち込まれる!
「ジングルグルベルロケットパーンチ!」
まるでドリルの様に回転する明の右腕はサンタクロースのボディを抉り取る様に奥へ奥へと突き進む!
しかも明の左腕でのパンチはまるでゼロ距離で銃を打ち込む様に突き進む右腕に魔素での加速を加えて追撃をしていく!!
「ばかな・・・こんなばかなことがぁああああああああ!!!!」
そして、明の右腕はサンタクロースの腹を突き破り圧倒的圧力により粉々に粉砕する。
腹部を貫かれたサンタクロースは血を吐きながらその場に倒れるのだった。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・勝った・・・」
明の完全勝利であった。
右腕をサンタクロースの腹に埋めたままの状態でサンタクロースがその腕を肘と膝で挟みこむように攻撃を加え明の右腕は粉砕骨折していた。
しかし、それでもその腕は抜けずサンタクロースの腹に埋まったまま明は身動きが取れなくなっていた。
「さぁ、地獄の演舞を踊るがよい!メリークルシミマス!」
その状態の明に次々とサンタクロースの打撃が打ち込まれる。
明も左腕でガードをするのだが両手両足を自由に使えるサンタクロースと左腕一本しかまともに動かせない明では手数で勝てるわけも無く次々と明の体に青痣が増えていく・・・
幸いヒナタの部屋を吹き飛ばされたりして壊したりしてないののが救いである。
次々と打ち込まれ顔面は腫れ出し左腕もその攻撃に徐々に耐えられなくなっていく明。
身動きもとれず自分ごとトラップ魔法を発動させてどうにかしようとするのだがこの時間の止まった空間でトラップ魔法が発動しなかったのだ。
まさに万事休す。
それでもその目は諦めずなにか手は無いかと必死に考えていた。
だがその目が気に入らなかったサンタクロースは両手で明の顔面を掴み両手の親指で明の目を潰したのだ!
「がぁああああああああああああああ!!!!」
「はぁーははははははは!!!」
これが子供たちのヒーローなのか?!
これが子供たちに夢と希望を届ける存在なのか?!
きっとこの戦いを見ている人間が居たらそう考えたであろう。
両目を失った明の両耳に今度は中指が根元まで差し込まれた。
「ぶはっ・・・」
目と鼻と口、全てから血を吹き出して明は意識が飛びそうになる。
サンタクロースの指は明の脳の手前まで達していたのだ。
勝敗は決した。
そう考えたサンタクロースの僅かなその隙を明は見逃さなかった。
魔素を纏った左手で抜き手を行いサンタクロースの喉を潰そうと突いたのだ!
既に目も耳も機能しなくなり腹に埋まったままの右腕が唯一サンタクロースの位置を知らせていたので記憶にあるその位置を狙って突いたのだが、それは届かなかった。
サンタクロースの白い髭が明の左手の抜き手を受け止めていたのだ。
そして、まるで生き物のようにサンタクロースの白い髭は明の左腕に巻きつきそのまま締め上げる。
関節を締め付けられ苦痛に歪んで開いた口を見てにやけたサンタクロースはその明の顎を拳で撃ちぬく!
脱力された顎を打ち抜かれた明は脳を揺らされ平衡感覚を失いバランスを失い倒れそうになるがサンタクロースの腹に埋まっている右腕がそれを支える。
だが、既に骨が肘の辺りで粉砕骨折して異様な方向に曲がっているその腕に体重がかかり激痛が走る。
「君は中々、頑張った方ですが所詮人間。私が一体何百年子供達にプレゼントを届けようとしているのを妨害してきた方々と戦ってきたと思ってるのですか?」
そう、サンタクロースは今までサンタ狩りと呼ばれる数々の宿敵と戦ってきた実績がある。
それもただ対等な戦いをしてきたわけではない、今日と言う日に動くのが分かっている為待ち伏せや罠を仕掛けられたり多人数で襲われた事も数知れない。
そんな相手と戦って勝利した上でプレゼントを待っている子供達にプレゼントを届けて回っているのだ。
その時に子供の部屋に血の1滴でも残さないようにサンタクロースは基本的に傷を負わない方法を取ってきた。
この腹に腕が埋まっている通称『ハート様ボディ』もその一つだ。
もはや、考えられる様々な攻撃方法は体験したサンタクロースは考えられる殆どの攻撃への対処法をマスターしていた。
そんな傷を負わない戦闘のプロフェッショナルを相手に一人で素手で挑んだ明など相手になるわけが無かった。
せめてサンタクロースの予想が出来ない攻撃を繰り出せれば勝機はあるかもしれないが・・・
「くくく・・・意識を失いましたか。」
右腕がサンタクロースの腹に埋まったままその腕に体重がかかり脳は粉砕骨折している右腕の激痛を知らせるのだが明は意識が無いのか全く動きはしなかった。
左腕も力が抜けた事で髭から解放されていた。
勝利を確信したサンタクロース、だがその一瞬が明が待ち望んだ一瞬だった。
左手に纏った魔素を極限まで細くしてまるで刃の様にしたそれを下から掬うように切り上げる明!
だが一瞬驚いたサンタクロースは直ぐに斬激に対する防御を行う!
明の最後の攻撃を読みきったと確信したサンタクロースは体の前面に斬激に対する絶対障壁を張り出したのだ!
これはサンタクロースが数百年前に集団の侍に襲われた時に編み出した防御魔法。
斬激ではこの障壁を超えられず弾かれてしまうのである。
しかし、次の瞬間サンタクロースは驚愕の声を上げた!
「なっ?!」
明はその左手の魔素刀でサンタの腹に沈んだままの自らの右腕を切断したのだ!
そして、サンタクロースは見た・・・
欠片も諦めては居ない明のその瞳を・・・
「この一瞬を待っていた!くらえぇえええええええええええええ!!!」
明の叫び声と共に残された左腕に魔素を一気に集め拳をサンタの腹に向けて握り突き出す!!
先程の絶対障壁は斬激にのみ有効な障壁だったのでそれをまるで無かったかのように通過した明の拳は加速しサンタクロースの腹目掛けて進む!
それを見たサンタクロースはニヤける。
そう、サンタクロースの腹は『ハート様ボディ』で打撃が効かないのだ。
しかし、次の瞬間明の一撃はサンタクロースの予想を超えた。
切断された明の右腕が回転をしていたのだ。
切断の瞬間折れた右腕に魔素を込め切断と共にコーティングと回転を与えたのだ。
そして、明の回転する右腕に左腕でのパンチが魔素の加速と更なる回転をプラスして打ち込まれる!
「ジングルグルベルロケットパーンチ!」
まるでドリルの様に回転する明の右腕はサンタクロースのボディを抉り取る様に奥へ奥へと突き進む!
しかも明の左腕でのパンチはまるでゼロ距離で銃を打ち込む様に突き進む右腕に魔素での加速を加えて追撃をしていく!!
「ばかな・・・こんなばかなことがぁああああああああ!!!!」
そして、明の右腕はサンタクロースの腹を突き破り圧倒的圧力により粉々に粉砕する。
腹部を貫かれたサンタクロースは血を吐きながらその場に倒れるのだった。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・勝った・・・」
明の完全勝利であった。
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