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第17話 堕ちる不細工な女神

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『殺す殺す殺す!!!』

不細工な女神がジョンに向かって怒声を上げながら幾度も手を光らせる。
だが呆然と立ち尽くすだけのジョンに変化は一切起こらなかった。

『な・・・何故お前は死なない?!一体なにをやったぁ?!』
「えっと・・・何もして無いんだけど・・・」

実はこの時、ジョンの体はまだ仮死状態であった為にこの精神世界に置いてもあの異世界のルールが適用されていた。
つまり、敵を殺すと経験値が入ってレベルアップするのである。
不細工な女神が怒ったのと同時に飛び出した骸骨の人影。
それこそは死を司る神、死神のリッチであった。
アンデットな為に不死で、あらゆる魔法に耐性が在る死神だったのだがジョンが石化のスキルで石化して殺してしまったのだ。
その為にジョンは一瞬にしてレベルがカンストするのだがここは精神世界、肉体が存在しない為にジョンのレベルは際限なく上がり神の位にまで到達していたのであった。
元々弱小ステータスであったジョンは超大器晩成型の成長をする。
それは不細工な女神が早くジョンが異世界で死んでくれるように仕掛けた罠であった。
その為に肉体を持った状態でレベルアップしてカンストしたとしてもそれ程強くはなれない筈であった。
それが不細工な女神の仕掛けた超大器晩成型のステータスだった為にある一定から異常な成長をし始めていたのだ。
その結果、魔法抵抗もカンストを遥かに超えて神の呪いすらも受け付けなくなっていたのだ。

『な、ならば直接殺してやる!!!』

そう言って不細工な女神はジョンの首に手を伸ばして締め付けた。
だが・・・

『死ねぇ死ねぇ死んじまぇええええ!!!!』

本来であれば神の力は物理法則すらも捻じ曲げる、だがジョンの防御力が高すぎて首を幾ら絞めても毛細血管1本を塞げるかどうか程度の効果しかなかったのだ。
いい加減呆れながら不細工が更に酷くなった顔が目の前にある様子にイラっと来たジョンは不細工な女神の衣類に手をかけて一気に左右に引き裂いた!

「うっとおしぃんじゃ!!!!」

不細工な女神が身に着けていた神具の羽衣、それは神すらも傷つける事が出来ないとされる衣類であった。
それがまるでストッキングの様に左右に引き裂かれてポロンッとたわわなおぱーいが2つ反動で跳ね上がったのだ。

『へっ?・・・ぁぁぁぁぁ・・・いやああああああああああああああ!!!!』

自身の身に起きた事が信じられずに暫く硬直した後、不細工な女神は自分の両手で胸を隠した。
俗に言う手ブラというやつである。
右手で右のおぱーいを、左手で左のおぱーいを隠すスタンダード型ではなく、腕をクロスする事で隠す面積を増やす形で不細工な女神は叫び声を上げる。
だがここに居るのはジョンと自分のみである、この時生まれて初めて女神は恐怖と言うものを感じ取った。
慌てて逃げようとするのだが破かれた羽衣がずり落ちて足にかかりそのまま転倒してしまう。

『きゃぁっ?!』

まるでアニメのシーンの様な上体は地面に付いて腰だけ浮かせてお尻を突き上げる形で転んだ不細工な女神、胸を隠す為に腕を固定していたので顔面から地面に突撃していた。

『あぅぅぅ・・・』
「おいおい、女神さん中々可愛いパンツ履いてるじゃないですか」

羽衣の下は青と白のシマシマパンツであった。
実はこれ、あの死神の趣味でジョンを成仏させたらこの後2人でしっぽりの予定だった為に不細工な女神は履いていたのだ。
そして、アニメの世界に置いてある意味神聖とも言われるこの青と白のボーダー縞パンの魅力にジョンは魅了された。
顔は正直残念過ぎる不細工な女神であるが体はパーフェクトであった。
その顔が隠れ肉体のみが丸見えなその状態、ジョンはそんなつもりは一切無かった筈なのに勃起してしまったのだ。

「さぁて、俺のこと誘ってるんだよな?良いぜ、相手してやるよ」
『えっ?えっ?えっ???ひぃっ!?』

前のめりに倒れたまま起き上がろうとした不細工な女神の秘部にジョンの人差し指が押し込まれた。
縞パンを膣内へめり込ませるようにジョンの人差し指が入って行き・・・

チョロロロロロロロ・・・・
女神の秘部から黄金の液体が流れ出た。

『ひぃっひぃっひぃ・・・』
「おいおい、いきなり漏らすなんて酷い女神様だな」

自分の置かれた状況、最愛の死神の死、地面にぶつけた顔の痛み、そしてジョンにされた性的暴行・・・
それらが不細工な女神の中で一気に溢れ出たのだ。
本来死神に関しては死んだとしても神と言う存在である以上消滅はせずに生き返ることが出来るのだが石化させられた場合はそうもいかない。
死んだと言う概念が形として残っているのだ。

「さぁ、そんな悪い女神様にはおしおきが必要だと思うんだがなぁ!」
『ひぁうっ?!』

パァン!と女神の尻をジョンが叩いた!
縞パンの上から叩いた為にそれ程痛みは無いはずなのだが予想外の痛みに女神は変な声を上げた。
それはそうなのだ。攻撃ではなくおしおきとして叩いたのだがジョンのステータスがやはり異常な高さなので本人の想像以上の威力を持っていたのだ。

『あばばばばばばばばぁああああ・・・』

口を痙攣させながら今まで感じたことの無い痛みが不細工な女神を支配していた。
それでも神の神気により自然回復が始まっているのだが不細工な女神は理解していた。

「それじゃどんどんいこうか」
『ひぃっ?!ひぁっがぁああああああ!!!!』

スパーン!!と再びジョンの平手が尻に叩き込まれ不細工な女神の口から悲鳴が上がる。
今度は縞パンではなく位置をずらして直接腰の下を叩いた為に真っ赤なもみじがそこに出現していた。
そして、ジョンの手が縞パンの上をなぞる・・・

「さぁて、それじゃあ質問タイムだ。俺を戻す気は有るか?」
『あ、あるわけないでしょ!あんたみたいな変態このまま殺しひぃぃぃいいいいいいい!!!』

スパーン!!っと再び尻に叩き込まれる平手。
そして、再び尻を撫でるジョン・・・

「っで俺を戻す気は?」
『あ・・・あるわけ・・・な・・・ひぐぅいいひぃいいいいい!!!!』

パチコーン!!と先程よりも大きな音を立ててジョンの平手が女神の尻を揺らす。
そして、ジョンが尻を撫でるとそれに気付いた・・・

「あれ?お前もしかして・・・これ濡れてるんじゃないか?」
『ばっばか言わないでそんなわけ・・・やぁぁあんひゅううっ!!!』

クプッと再び秘部に縞パン越しに指を入れると中から生暖かい液体が溢れてきているのが直ぐに分かった。

『だっだめぇえええ!!』
「ん?叩かれてこんなに濡らして・・・お前の方がもっと変態なんじゃないか?」
『そ、そんな事・・・無いもん・・・』
「口調まで変わっちまって、もっと正直になったらどうだ?」
『しょっしょうじきにって・・・ひぁああっ!!!!』

パンツ越しにジョンが聖水で塗れたパンツをなぞってそれに触れた。
小さな突起、クリトリスである。

「へぇ!女神様も人間と同じなんだな」
『あっ当たり前でしょ、あんた達人間は創造主様に私達を模して作られているんだから・・・』
「そうかそうか、なら俺と交尾も出来るってわけだ?」
『ひっひぁぁぁ!!!』

ジョンが不細工な女神の耳元に顔を近づけて囁く。
飽く迄勘違いしてはいけないのはジョンは生き返る為に女神を説得しているだけである。

『や、やれるもんならやってみなさい!あんたなんかじゃ私は・・・』
「ふーん、それじゃあ止めとくかな?」
『へっ?えっ?いやっでもっ・・・』

ジョンの方をチラッと見ながら不細工な女神は口ごもる。
その様子は明らかに発情し求めていた。
ちなみに分かっていると思うがこの不細工な女神の彼氏は死神であった。
つまり肉体が無く、不細工な女神は未だ処女のままであった。
それが肉体を持つジョンにこうやって苛められて感じもしかしたらと考えているのも無理は無かった。
容姿に自身の無い女神は自らの顔にコンプレックスを持っておりずっと彼氏を作らなかった。
そして、やっと出来た彼氏が皮膚が無い為に顔が悪くても気にしない死神だったのだ。
だが女神にとっては本当は肉体を持った相手と交際をしたかった。
その結果が今の女神なのである。

「ならこうしよう、お前を犯してやるから俺を元に戻す。それならどうだ?」
『えっ・・・いやっ・・・でも・・・あうう・・・』
「俺だって暇じゃないからな、お前が嫌だって言うのなら俺は諦めて自力で帰る方法を探すわ」
『いやっその・・・別に・・・いやなんていってない・・・のよ・・・』

ジョン、実は不細工な女神が触れている地面を淫石に変化させていた。
その為に発情した不細工な女神は気付かない内に誘導されていた。
犯されるのから逃げようとしていた筈なのに、気付けば犯して欲しくなっていたのだ。

「はっきりしないんだったら俺は止めておくよ、それじゃ・・・」
『待って!お願い!私を・・・返しますから大人の女にして下さい!』
「よし、約束だぞ!」

ジョンはその言葉を聞いたと同時に尻を撫でていた手でパンツをずらしてそのまま男性器を挿入した。
ブチブチッと処女膜を破った音が男性器を伝わって直ぐに一番奥まで男性器は挿入された。

『んんっっ!!!んんん~~~~!!!!!』

両目を閉じて唇に力を入れて仰け反る不細工な女神。
処女膜喪失、破瓜の痛みと共に今まで感じた事の無い所にまで男性のアレが入ってくる感覚に身悶えする。
通常なら痛みが前面に出るのだが女神は神気により痛みは直ぐに治まってしまう。
だが性感は痛みではない為に直ぐに強くなる、しかも淫石の効果もあり直ぐに女神に変化が訪れた。

『ひぁあぁんっ奥にぃっ・・・奥にあたってますぅうっ!!』

ゆっくりと引き抜いて一気に押し込んだと同時に不細工な女神の口から出たのは喘ぎ声であった。
しかも2度目のピストンだと言うのに抵抗は既に無くなりスムーズに奥までジョンの男性器を受け入れていた。

「これは・・・想像以上に相性がいいかもなっ」
『ふぁあっしゅごっ!これしゅごひぃいっ!!!』

ジョンの言葉と腰の動きに不細工な女神は一瞬で堕ちていた。
不細工な女神も感じ取っていたのだ。
自分の体がジョンを完全に受け入れた上にその相性が良すぎるのだ。

「ふっふっふっふっ」
『ダメっ!!こ、これぇ・・・おかしくなっちゃうよぉおお』
「いいさ、一緒におかしくなろうぜ」
『いっいっしょ・・・一緒に?いっしょになって・・・くれるの?』
「ははっ意外と可愛いじゃないかお前」
『かっかわいいっ?!』
「うぉっしまっ!!」

その瞬間膣内がキュウッと締め付けられジョンは一瞬にして中へ放出してしまった。
ドクッドクッドクッと中へ流れ込む精液の感覚が2人の体内に流れる・・・
自然とバックから犯されていた不細工な女神は首だけ横を向けてジョンを見詰める・・・
ジョンも自然と引き寄せられるように不細工な女神に顔を近づけそのままキスをした。
その瞬間、女神の全身が光に包まれジョンは挿入したままその光に驚いて体を仰け反らせる!
不細工な女神の中に挿入されていたジョンの男性器は光に包まれた女神の膣内を思いっきり突き上げる!!

『ひぁああああああ!!!』

光の中で絶頂する不細工な女神。
その光が収まり繋がったままのジョンは反撃とばかりに突然唇を奪われるのであった。
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