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異世界編

第15話 女勇者堕ち始める

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麻痺して閉じる事が出来ない口内へ無理矢理男根が押し込められる。

「んごお”ッ!!」

舌すらも痺れている事で抵抗する事無く奥まで挿入される男根に目を見開く。
後頭部を両手で捕まれ逃げる事が出来ないまま口内を犯され、麻痺しているので舌では分からなかったが喉の奥に苦い物が付着したのに気が付き先程の事を思い出す。

『出すぞ中へ!』『お掃除の時間だ』

それが喉で味わっている物が何かを理解させた。

「お・・・ゴオお・・・お・・・」

何度も何度も喉の奥を突かれ強制イマラチオを体験させられる女勇者。
生き返ったばかりで胃の中が空なので吐き気を感じても出てくるのは胃液だけである。

「んん”っ?!」

そして、彼女は気付いた。
真央の後ろに立つ全身が薄っすらピンク色で透けた女性に。
彼女はそのまま真央に抱き付く形で甘えだす。

(そうか、今さっき彼女とSEXしてたんだ・・・)

半透明の身体だからこそ内部に漂う真央の精液に気付いた。
そして、真央が半透明の彼女に小さく何かを告げる・・・

「んん”ん”?!?!?!」

それは真央と同サイズの男根であった。
しかも恐ろしい事に体内の精液の一部が男根内部に集まっているのだ。
半透明の彼女はそのまま女勇者の背後へ回りこむ・・・
台の上に四つん這いの姿勢で固定されている女勇者は身動きが取れずこれから行なわれる事に恐怖した。
それはそうだろう、勃起した男根を形作って背後に回られれば行われる事など1つしか思いつかない・・・

「おえ”っ?!」

それは一気に奥まで挿入された。
驚くべき事に処女である筈なのに痛みが一切無く、奥に到達するまで無抵抗だったのだ。
むしろ奥へ押された事で口内を蹂躙している真央の男根が予期せぬタイミングで喉を突いた方が辛かったのだ。

「ぶごォ”お”お”お”っ!!!」

喉を塞がれて隙間から漏れるのは腹部を圧迫された苦しみの声。
だが同時に襲ってくる快楽にも気が付いていた。
溶体族である彼女は自身の体を自由に変化させる事が出来る。
その為真央に言われた通り女勇者の膣内を一切傷つける事無く挿入していたのだ。
つまり、子宮口を突かれているにも関わらず女勇者には処女膜があるのである。

「さて、それじゃあ俺もお邪魔しようかな」
「ふぁ・・・ふぁにふぉ・・・」

気が付けば喉を突かれる事に快感を覚え始めていた女勇者は真央が動いた事に疑問を持った。
真央が動いた事で喉への刺激が落ち着き膣内を走る快感だけが女勇者に伝わる。
だが後ろへ回った真央が何をする気なのかが気になる・・・
しかし、その疑問は直ぐに解消された。

「前は塞がっているみたいだからこっち使わせてもらうな」
「や・・・やふぇて・・・」

真央の指がなぞるそこは不浄の穴。
その指に何かが付着しており、それが指の動きを滑らかにする。
そして、そのままあてがわれ中へと入ってきた・・・

「はぁ・・・ンッ・・・ふぁぁ・・・あっ・・・」

女勇者は自らの口から出た声に驚いた。
舌が痺れて上手く声が出せない状態では在る、だが自分の口から出たのは紛れも無く感じている女の甘い声だったのだ。
これが溶体族のもう一つの特性、女性限定での催淫効果であった。
本来は行為の最中の雌にこの催淫効果の体液を付与して先に達しさせ、途中で止まってしまった雄から代わりに精を頂くと言う種族の特性に使うものである。
しかし、今は真央の指示で女勇者を堕とす為に使用されていたのだ。

「あッ!」

慌てて口から出た喘ぎ声に蓋をしようとするが手も動かせず口も閉じられない。
だから息を止めた。
しかし、それは逆効果であった・・・

「なんだっ?!急に締まりが・・・」

お尻に感じる圧迫感が更に強くなり壁越しに膣内が快感を強く送るようになってしまったのだ。
慌てて呼吸をしなおそうとするも水を塞き止めていたダムに穴が開くと一気に広がるように快感の波が押し寄せてきた。

「ふぁああああああああああああああ!!!!!!」

一気に襲い掛かる絶頂!
止め処なく溢れる愛液!
舌が痺れていようが関係なかった。
頭の中が真っ白になる、それは死ぬあの瞬間に似ているのにとても幸せであった・・・
そして、それは彼女が神への信仰を捨てる打一歩になる事をまだ彼女は知らない・・・
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