Summer Vacation

セリーネス

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誘因6

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夕方、久志と宿題を進めていた時だった。ふとカレンダーを見て『明日はルーが非番って言ってた日だ…』と思っていたその時、突然体が魔力の発動を感知した。
脳内に鈴の音の様な音が鳴った気がして屋上に何か来る!と思ったら身体は既に屋上に向かい走り出していた。
すると、私が屋上に着くのとほぼ同時にルーが魔方陣から現れたのだった。
ルーが来る際に何か知る術は無いだろうか?と思った事もあり、母に聞いてみた所魔力が自分のテリトリーで発動すると体が感知して直ぐに判るわ♪と教えてくれた。しかしどの様に感知するかは個々で違うと言われていたし本当に感知するとはあまり信じていなかったので正直驚いた。
ルーは約束通りイルツヴェーグで有名なお菓子や可愛らしい小物をお土産に持って来てくれた。更に私にはとても美しい琥珀色の薔薇に似た花の花束をプレゼントしてくれた。しかし、私に花束を渡してくれた時少し手が触れたと思った途端ルーは久志を睨み「顔貸せ」とドスが効いた声で久志に言うと、久志の腕を掴み足元に魔方陣を構築して2人だけでどこかに行ってしまった。
私はルーが持って来てくれたお土産の数々を何とか全部持ちリビングに入ると、貴美恵さんがただならぬ雰囲気で東屋に現れた2人を心配していた。経緯を伝え私にも訳が判らないと言うと、私に飲み物を持って行く用事を作ってくれて様子を見に行かせてくれた。
東屋に着くと、意外にも冷静に座って向き合っている2人がいた。飲み物をテーブルに置こうと近付くと、2人の会話が聞こえた。

「ほ~。…俺が汗水流して王都や王宮の警護に当たっている中、お前はサラと4日間ず~っと気持ちの良い汗を流していた。と?」

「あぁ、まあな」

『何の話をしてんの!?』

ビックリしてしまい、危うく久志の方に置いたグラスを倒してしまう所だった。
グイッとルーに手を引かれ、そのまま膝の上に座らされた。

「じゃあ、今夜から俺がサラを独占して良いよな?」

「サラが嫌じゃなければね」

ルーは私の耳に唇を寄せ、低く甘い声で「サラ」と呼んだ。

「…んっ」

「サラ、今夜から俺の家に来ないか?」

熱の籠った吐息と共に優しく囁かれ、下半身に甘い刺激を感じ思わずピクンッと身体が揺れてしまった。

「あんたが休みの4日間だけだけどな」

「……おめぇに聞いてねぇよ」

「……ルー?」

「ん~?」

ちゅっちゅっと音を立てながらつむじの辺りや額にキスを降らすルー。

「何か怒ってる?」

「サラに、じゃないよ。……俺と行くの、嫌か?」

「ううん」

「じゃあ、行こうか」

ルーはそのまま私を横抱きしてサッと立ち上がった。そして東屋から出ると、背中の羽を広げ今すぐにも飛び立とうとするので慌てて止めた。

「まっ、待って!貴美恵さん達に行ってくる事伝えなきゃ!」

「……そうか」

私の事は抱き上げたままリビングの掃き出し窓へ歩き出した。

「グヴァイラヤーさん」

久志に呼ばれ、ルーは不機嫌な顔で振り返った。

「…なんだ?」

「今後の事で相談したい事があるんですが」

「俺も有る。だが、4日後サラを送って来た時にな」

久志はちらりと私を見て少し肩を竦めた。
私としても雰囲気の良くない2人に仲直りをしてもらってからならルーと出かけても良いと思ったが、ルーは私を独り占めしたくて仕方がない様子だった為口を挟めなかった。

「……解りました」

庭からリビングに着くと、心配そうだった貴美恵さんにルーは(私を抱き上げたまま!)4日後の昼頃に私を送って行く旨とお土産のお菓子や小物の事を説明し、花束を私に持たせるとそのまま屋上へ飛び上がった。そして、着地と共に直ぐ様魔方陣を構築し出したのだった。

「……サラ、俺今全然余裕無くてごめんな」

足元の魔方陣が輝き出した時、そうルーが私の耳に口付けながらそう囁くと、私の両腕を自分の首の後ろに絡ませ私の後頭部を押さえた。そして私からの返事を待たずに唇に口付けを落とし、舌を口の中に割り込ませ絡めて来たのだった。

「んんっ!」

深く絡み付く舌の動きに私は翻弄され、何も考えられなくなった。
そして気付けばルーの家に着いていて、ルーは魔方陣が消え去るのも待たずにさっさとリビングダイニングを出て寝室に向かって歩き出していた。

「…待って!私、出来たら先にお風呂に入りたい!」

歩くのが早いルーに寝室に入る手前で訴えた。

「……サラからは良い香りしかしないし、汚れている様には見えないぞ」

ルーはうなじを嗅ぎ、そのままそこに口付けをした。

「んっ」

「俺もサラの所へ行く前にシャワーは浴びたから汚れてはいないぞ?」

「あの、でも……」

ルーは寝室に入り私を優しく寝台に寝かせ、自分も寝台に上がると上から囲い混む様にして私を見下ろした。

「俺に抱かれるのは嫌か?」

「…嫌なんじゃないの。私も部活から帰って直ぐにシャワーは浴びているんだけど……」

「だけど?」

「4時間位経っているし……その、私を抱くって事は…その」

「うん」

「…わっ、私、前にもルーと凄い事しちゃっているけど!今度こそ、ルーと、つっ繋がるって事でしょう!?だから、少しは綺麗な身体の方が良いんじゃないかなって思いまして………」

恥ずかし過ぎるのに、顔を隠せる物が無いので最後の方はルーの左腕に自分の腕を絡めて顔を隠し蚊の鳴く様なボリュームで喋った。

「…サラ」

「……はい」

「可愛い過ぎ」

両手を付いて身体を支えて見下ろしていたルーは、そのまま私に覆い被さりぎゅ~と抱き締めて頬擦りをして来たのだった。

「ヤバい、マジもう無理。やっぱりこのまま抱きたい。……昨夜まであいつに抱かれていたんだろう?我慢、出来ないんだ」

「あっ!」

言うや否やルーは私のTシャツをめくり、ブラジャーのカップを下にずらして胸に吸い付いた。乳首に強く吸い付いたり舌で転がしながら、両手を背中に回しブラジャーのフックを外し、履いていたガウチョパンツのベルトを緩め下にずらし下着ごと全て脱がされ寝台の下に落とされた。

「……腕、上げて」

一旦顔を上げたルーから両腕を上にする様に言われ、上げるとブラジャーとTシャツを下から持ち上げてサッと脱がされた。

『私だけ全裸にされちゃった!』

「ルー!」

「……ん?」

「あっ、んんっ!……わ、私だけ、あんっ!…脱がされて、…あぁっ!……ん、恥ずかしいよ……」

一糸纏わぬ私の身体に再びルーは顔を近付け、私の脚の間に手を入れ、優しく脚を開かせ私の左太ももの上に跨ぐ様に自分の右足を割り入れた。ルーは私の顔中に口付けをしながら両手で胸を揉み、人差し指と親指で乳首を摘まんだり捏ねたりを繰り返した。彼の手も口付けも気持ちが良くて、私は甘い声ばかりが出て言葉を上手く繋げられない。

「もう少しだけサラを味わったら、俺も脱ぐから……」

ルーはそう言いながら両手で胸を揉み再び乳首にしゃぶり付いた。

「あっ、あ、んんっ!……ダメェ、そこばかりイジメないでぇぇぇ」

眉間にしわを寄せ、必死に快感に呑まれそうになるのを堪える。
だけど、巧みすぎるルーの指はどんどん私を昇らせ、脚の間から愛液が溢れお尻の下まで伝いシーツを濡らした。

「んっ!あ!あんっ!駄目、だめぇ!イッちゃう!イッちゃうの~!!」

ビクンッ!と一瞬身体が跳ね上がり、ダメェェェ!と嬌声をあげてしまった。

「ここだけでイケちゃうのか…。あいつに開発されたのか?」

「……あいつ?……開発?」

はぁ、はぁ、と肩で息をしながらルーを見ると、ルーは私の頬に口付けた。

「ヒサシって奴。……4日間ずっとあいつと繋がってここばかり責められて、こんなにイキやすくなったんだろ?」

まだ敏感に感じてしまう胸と乳首を両手で優しく揉みしだいた。また感じてきてしまい身体がピクンと揺れた。

「ん、…違うよぉ。……久志とはそんなにエッチしてないよ」

「…そんなに?」

「…うん。私、4日前に初めて受け入れた後1日中アソコが痛くて出来なかったの。それに、昨日と一昨日は部活が午前中に有ったし、午後は宿題をやらなくちゃならなかったから昨日と一昨日の夜にエッチしただけだから、ルーの言う開発の意味が判んないよ」

「……さっきも言っていたが、ブカツって何だ?」

ルーは胸を揉むのを止め、足元に蹴飛ばしていた柔らかな肌触りのブランケットを引き寄せ、汗で冷えた私の身体に掛けて抱き締めてくれた。

「学校、…んと、ルーの所で言う学舎で、放課後に勉強以外を学ぶ活動だよ。スポーツだったり研究だったり色々あるんだけど、私は中等科、…ん~と、11才の頃に新たに入る学舎があるんだけど、その時に剣道って言う剣術を習い始めて、今も学舎で修行をしているの」

夏の長期の休みの間も学舎でその部活があるし学舎から沢山の宿題が出るから日中は忙しかったんだよ。と伝えた。すると、ルーは何故か「はぁぁぁぁ……」と大きな溜め息を吐いた。

「ルー?」

私をブランケットごと一度強くギュウっと抱き締めると、ルーは少し顔を赤らめた。

「……悪い、マジであいつに嫉妬していた」

「嫉妬?」

「サラにラルーラの花束を渡した時に手が触れただろ?あの時にサラの処女があいつに奪われたって判って、頭に血が一気に上った。その後庭であいつから4日間ずっとサラと共に寝起きしていたって聞かされて昼夜問わずサラを抱いたのかと思って余計に余裕が無くなった」

『それって…』

「久志の意趣返しだね」

「意趣返し??」

何故だ?と顔に書いてあるルーの顔がマヌケでちょっと可愛い。

「うん。久志より先にルーが私に色々したから妬いたって久志も言ってた」

「……あ~、成る程な」

ルーはそう軽く上を向いて呟くと、改めて私を見つめ「サランシーラ」と優しく微笑み私の真名を呼んだ。

「あいつに嫉妬した心が狭い俺ですまなかった。さっきみたいにはしない、サラを優しく気持ち良くする。…だから、サラに挿れても良いか?」

そんなにはっきりと言われると、かなり恥ずかしいけど「愛している、サラ」と囁きながら口付けをされると、気持ち良さと嬉しさでルーに触れて欲しくなって下半身に甘い疼きが走る。

「……うん。ルーに気持ち良くして欲しいしルーにも気持ち良くなって欲しい、です」

私は恥ずかしくてやや俯いてそう小さく呟いた。
ルーは素早く起き上がると、服を全て脱いだ。(やっぱり下着は履いてない!)
そして、私に掛けていたブランケットを優しく取り払うと私に覆い被さり両手で頬を挟んで口付けてきた。唇を優しく咬み、舌を中に入れてきて私の舌を舐めたり吸ったりして感触を味わった。
左手で頬を撫でながら右手で左の胸を揉み、顔を右の胸の乳首に寄せ優しく舌で転がし始めた。

「あっ……んっ!」

私の身体がまた熱くなってくると、ルーは右手でおへそや脇腹、そして太ももを撫でそっと割り開き右手を股の間に入れ愛液でビショビショに濡れたクリトリスに触れた。

「あんっ!」

ルーの指が軽く触れただけで、身体がビクンッと跳ねてしまった。身体を起こしたルーは、そのまま顔を股の間に入れ、優しくクリトリスに口付けた。

「あぁっ……」

ルーの舌がクリトリスを舐める度に声が出て、膣がきゅッと締まる感覚が走る。

「サラのここは赤くて綺麗だな。それにツンと尖って凄く舐めやすいし良い匂いがするからいつまでもしゃぶっていたくなるな」

舐めたり吸ったりしゃぶったりを執拗に繰り返されて、私はその都度小さく嬌声をあげ腰が揺れた。

くちゅり

膣にルーの指が挿ってきた。太く長い剣ダコが出来た指。中を探る様に動き、くちゃ、くちゃ、といやらしい水音が寝室に響く。

「……あっ!」

「見つけた♪」

ここなんだ♪と嬉しそうに言い、ルーの指がソコを優しく強く責め、同時に舌もクリトリスを更に強く舐め出し私はルーのやる事全てに意識も感覚も持って行かれ、喘いだ。

「あんっ、ルー!……ダメ!イッちゃう!!」

身体中に強い痺れが駆け巡り、下半身が跳ね上がった。

「あぁ……サラのその顔、ヤバいくらいイイな」

まだ膣が痙攣をしている中から指を抜き、ルーは自分の陰茎を膣に宛がいグッと腰を押し進めた。

「あっ!あんっ、んっ!」

イッてしまったばかりでまだ感覚が変なままなのに、ルーの太い陰茎が膣壁をゆっくりと擦れる様に奥へ奥へと進む度に小さな快感に襲われ、私はお腹に力が入ってしまった。

「凄く絞めてっ!あぁっ!サラの中最高に気持ちイイ!……もっと味わいたいけど、ヤバいっ!イキたくなるっ」

そう言うと、ルーはゆっくりと深く腰を揺り動かした。
ギリギリまで腰を引き、ぐいっと奥まで突き私が強く感じてしまう所の全てを刺激する。
私の腰がルーの動きに合わせる様に揺れ出すと、ルーは動きを段々と早め、感じ過ぎてもう互いに言葉にならない喘ぎ声ばかりが部屋中に響き渡った。

「あっ!あんっ!あんっ!気持ちイイ!気持ちイイの~!ルー!ルー!ダメ!またイッちゃう!!」

「くっ!あぁっ!サラ!そんなに絞めないでくれ!あぁっ、あぁっ!!」

ルーの動きが一段と強く早くなった瞬間、私はイッてしまった。そしてイッて中が強く締まり、陰茎を更に奥へ呑み込む様な動きをした膣にルーも達し強く腰を打ち付けながら中に吐き出した。
膣の奥は未だに射精を続けるルーの陰茎が強く震え、中に吐き出された精液で熱くなった。

まだ私の中にルーの陰茎が入ったままだけど昂った気持ちが落ち着き、ルーに中出しされてしまった事に内心動揺した。

『どうしよう!赤ちゃんが出来ちゃう!』

漸く陰茎の震えが止まったルーは、中に入れたままで私のお腹の上に手をかざし、サーヴラーの原語で魔術式を展開させた。
すると、一瞬お腹が熱くなりその後直ぐに中に入っていた熱い感覚が消え去ったのだった。

「……今のは一体?」

中から陰茎を引き抜いたルーに聞くとあれは浄化の魔術式の応用で、望まぬ妊娠をしない為の魔術だった。街中には避妊薬も売られているが、地球人とのハーフの私が飲んで身体に影響が出ないか判らないので、害が無い魔術を使ってくれたのだった。

「サラ、スゲェ気持ち良かった。ありがとう」

改めてお礼を言われると、めちゃくちゃ照れるけど、私も凄く気持ち良かったとルーに伝えた。

「あ~!もう一回ヤリてぇけど、もう遅いから我慢する!……サラ、あっちの奥で風呂に入れるからさっぱりしておいで」

ちょっと元気になりかけた息子を長タンスから新たに出したズボンに入れ込み、ルーは服を着た。
そして私が泊まりに来た時用に、と買って用意しておいてくれていたサーヴラーの女性の寝間着を私に渡してお風呂を案内してくれた。
ルーは、私がお風呂に入っている間にまだだった夕食を用意してくる!と言ってダイニングに向かったのだった。




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




「サラ、おはよう」

声が聞こえてぼんやりと目を覚ました。
すると、目の前にこちらが思わず赤面してしまう程極上の笑顔を振り撒くルーがいた。

『そうだ、昨夜ルーの家に来たんだった』

ちゅっ

「顔、真っ赤♪どうしたの?」

私の額に口付けを落としてルーは私を優しく抱き寄せた。

『私、ルーに腕枕されて寝ていたんだ!』

やけに高さも固さも丁度良い、気持ちのいい枕だなぁ。なんて呑気に思っていた。ルーに抱き寄せられて始めて気付き、更に顔が熱くなった。

「サラ?」

ついでに昨夜の情事も思い出してしまい、茹でダコの様に全身が真っ赤になり、ルーの胸の辺りの服をキュッと握り締めて額をルーの胸板にグリグリと擦り付けた。
すると、腰を強く引かれ、お腹に硬く太く熱いモノを擦り付けられた。

「…サラ、そんな可愛い姿を見せられちゃうと、我慢出来ないんだけど?」

熱が籠った吐息と共に囁き、ルーは私をうつ伏せに返しお尻を高く突き出させた。
そして、下着を脱がすと後ろからクリトリス、膣、更にお尻の孔を丹念に舐め出した。

「あん!あっ!んんっ!あぁっ………ダメェッ!舌を…、あん!入れちゃ駄目なの~!」

わざと割れ目を舌で抉じ開けクリトリスの中で一番感じる所を舐めて刺激し、快感に呑まれ小さくイッて膣から愛液が滴り落ちてきたら、今度は指でクリトリスを捏ね回し続けながら舌を膣に強く出し入れしてジュルジュルと音を立てながら吸い付き、更に愛液を溢れさせた。

「……はぁ、旨い。もっともっと飲んでいたい」

お尻から声が聞こえて、凄く変な感じを受ける。
顔を上げ身体を起こしたルーは、そのまま私の腰を掴み後ろから陰茎を膣に宛がい勢い良く射し込んだのだった。

「あぁっ!!」

パンッ!パンッ!と音を鳴らしてルーは激しく腰を動かし己の陰茎を抽挿した。今まで感じた事が無い部分の膣壁を強く擦られ、更にはグイッと腰を押し付けた時に奥まで一気に陰茎が届き、私は我を忘れて嬌声を上げた。

「あん!イイ!めちゃくちゃ気持ちイイ!こんなの知らなかった~!!………あぁんっ!」

もっともっとルーの陰茎を擦り付けて欲しくて自然と腰が上がり揺れた。ルーに激しく抽挿される度に胸も揺れ、その揺れ動く刺激すら気持ちが良かった。

「……あぁっ、くっ!サラの中マジぐちゃぐちゃで持ってイかれる!はぁっ、絞まる!……サラはこの体勢は知らなかったのか?」

グリッ!グリッ!とルーは腰を舞わして一番奥に陰茎を擦り付けた。

「あん!…あぁっ!…んっ!…し、知らない!久志とは昨日の夜のルーとのやり方しかした事ないのぉ!」

一際大きな快楽の波が襲いかかり、ダメェェェ!イッちゃう~!!と大声で叫び絶頂した。イッた時にぎゅうぎゅうに膣を締め付け、ルーからも「くぅっ!」と呻き声が漏れたが、ルーは私の膣の激しい蠢きに耐える様に腰を押し付けたままじっと動かず達しなかった。
私の身体が弛緩すると、今度は軽く腰を引いて長く反り起った陰茎は挿れたままで私を仰向けに返し、胡座を掻いた自分の上に私を座らせたのだった。
挿れたままで向かい合う様に座ると、私の両腕を自分の首に巻き付け、私の腰を優しく掴むとルーは腰を揺らし始めた。さっきよりも深く入って来る陰茎は私の膣壁を擦り、知らない角度からの快楽に腰を軽く持ち上げられる度にいやらしく愛液を中から溢れ出させた。

「はぁっ……中がスゲー絡み付いて、吸い付かれる……」

軽く上を向いて達しない様に苦悶の表情を浮かべていたルーは、段々と小さく喘ぎ声を溢し蕩ける様な表情に変わり始めた。
私は先程イッてしまったばかりなのに、ルーから与えられる新しい快感に身体が疼き、もう何度も小さくイッていて更に快楽を求める様に自ら腰を振ってしまっていた。

嬌声を上げすぎてもう声が出なかった。グチャッ、グチュッ、といやらしい水音だけが寝室中に響いた。

「悪い、もう耐えらんねぇ。……激しくするぞ」

今までは、私の身体を労ってくれていた様で優しく腰を揺らしていたが、限界を迎えたルーは、抽挿したまま胡座を解き膝立ちをして膣の中を深く抉る様に激しく腰を動かし始めたのだった。

「あん!深い!あぁっ!駄目!またイッちゃう!」

もう何度イッてしまったのか判らなくなった。
ルーが与える快楽に私は夢中になり、きつくルーの首筋に抱き付き激しい快感に呑み込まれた。
そしてルーも同じ様に腰を強く打ち付けて達し、中に吐き出した。

『熱くて気持ちイイ……』

ルーが吐き出す精液が奥に届くのを感じ、ドピュ!ドピュ!と出されて当たる度に私の膣も震え、一滴も溢さない様に飲み干す様に蠢いた。

「あぁっ……サラの中が良すぎて抜きたくない」

ルーは私を優しく寝かせると、お腹に手をかざし浄化の魔術をかけてくれた。
そして膣からズルッと陰茎を抜き出した。

「んっ!」

完全にルーが与える快楽に溺れた身体は、抜かれる瞬間まで陰茎にきつく絡み付き、小さく快感にを与え私を震わせた。

ルーは私を抱き起こすと、私が寝ている間に用意してくれていたのか前にも飲ませてくれた果実のジュースをピッチャーから木の椀に注ぎ、飲ませてくれた。
ゆっくりそれを飲み干すと、身体から来る倦怠感に私は眠くなってしまい、隣でヘッドボードに寄り掛かる様に座るルーに身を委ね目を閉じた。
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